翔のお見舞いに行った。 私の家から翔の住む町まで電車を3本乗り継いで1時間半ほどかかる。 でも実は翔の住む町に今まで1度も行ったことがない。 最後の電車に乗るときはドキドキしていた。 その電車に乗ることすらこれで2回目だったから。
見たことのない景色が広がる。 気持ちが高揚する。
・・・着いた。 ここが翔の住んでいる町。 いつも翔が私の家に行くときに通る所。 ここが「駅に着いたよ〜」って電話してくれてるところなんだろうなぁ。
そうだ。 お見舞いなんだから一応お花買わなきゃ・・・。 そう思って花屋を探したけど無い。。。 結局駅の目の前にあるスーパーで買うことに。 なんだかしょぼいけど、しょうがないか。。。
そこから歩いて病院を探す。 めちゃくちゃ暑くてかなり辛い。 ふらふらと歩きながら、どこで曲がればいいのかわからなくて途方にくれた。 けれど、何か吸い寄せられるようにふと左を見たら遠くに大きな建物。 どういう訳か私はそれがきっと病院だと思い、そこで曲って向かって歩きつづけた。
・・・当たり♪♪
ってな訳で無事翔の入院する病院にたどり着きました^^
でもなんだか緊張する。 病室は大部屋だったんだけど、翔が見当たらない。 なんで?? 間違えたかとうろうろしている私に後ろから聞きなれた声が聞こえてきた。
お〜い、みりあ〜?
翔だ。 後ろを見たら、洗面台のところにいたらしい。 意外に元気そう。
微笑しながら話し掛けてくる翔を見ていると、不意に涙が出てきた。 必死にごまかしたけど、ばれていた。
おいおい、そんなに感動するなって♪(笑)
うぅ〜〜あんまり心配させんなよう〜 元気そうでよかったけどさぁ〜〜(><)
翔のベッドに腰掛けて二人でのんびりした時間を過ごした。 翔と一緒にいられて本当にうれしい。 こんなに翔に会えてうれしいと思ったのも久しぶり。 翔が入院したことは私たちの関係に何か意味があったのかもしれない。
病院の食事をのろのろと食べている翔を見るとなんか凄く悲しくなった。 早く元気になって。 ただそう思うだけだった。
帰り、なんか名残惜しかった。 翔ともっと一緒にいたかった。 もっと距離が近ければ翔のそばにいてもっと役に立てるのに。
翔はいつも私に対してこんな風に思ってたのかなぁ・・・?
帰りに翔のお母さんに駅まで送ってもらったのだけど。 その時にお寿司をご馳走してもらってしまいました(^^; とっても美味しかったんだけど、二人っきりは緊張しますって(汗)。
|