lucky seventh
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2007年11月18日(日) |
寝物語をいたしましょう。 |
いつも途中で寝てしまう 話の続きを教えてください。
寝物語いたしましょう。
あなたを愛しているから、思い出になります。
「紅茶でいい?」
「うん。」
そう言って、照れた自分をごまかす様に あなたは部屋をでていく。 頬が熱い。 あんなこと言ってくれるなんて思わなかった。 「結婚しよう」 そう言って、笑ったあなた。 夢物語のような、そんな甘い甘い話し いつか いつか 大人になってあなたと添い遂げられたらどれほどの幸せだろう。 永遠を誓い合っって夫婦になって 子供が生まれて家族になる。 だけど…
ぽすん。
座っていたベットの上で倒れる。 天井を見つめて
「愛してるよ」
目を閉じて、そっと呟く。 すべてを閉じるように…
(しばらくこのままで…)
そう思って自嘲する。 起き上がり、横にある本棚を見つめ 目に映ったその本をとる。
(勝手にごめんなさい。)
心の中でそう謝って ぱらぱらとめくる ふいに机に置いたまんまのノートからページを一枚めくり ペンをとって言葉をのせる。 すぐに書き終わったそれを確認して 四つ折りにして
「あなたを愛しているから、思い出になります。」
本にそっと挟んで、元に戻した。
「愛してます。愛しています。 だから、どうか今だけは醒めないで下さい。」
将来、私と別れたあなたが ほんの一時でもいい これを見て私を思い出してくれたのなら 私はそれだけで幸せなんです。 未練がましくて ごめんね。
ナナナ
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