lucky seventh
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青い星 見上げた 夜空の下に星が流れた。
この星に生まれて。 ブループラネット
ユキとサクラ
何となく、始めってあったのその日から 彼女と彼女は、自分達は何だか似ているなぁと そう、思っていた。
出会いは何のことはない。 中学校で出会い、クラスが同じで 苗字の最初のひらがなが同じだったから 席が前後だった。 そんなただありふれた出会いだった。
ただし、思いのほかに気があったのは 話してみてすぐにお互い分かった。
お互い、一緒にいると きっと、自分達は将来大人になった時も こうやって隣で笑いあったり、時には喧嘩して そして仲直りをするんだと 漠然とそう思っていた。
あの日、サクラが倒れるまでは…
自動ドアをくぐり白百合を抱えた黒髪の少女が なれた順路を歩き、お馴染みの重い病室のドアをあけた。
「サクラ」
黒髪の少女が彼女を呼ぶと 薄茶色の髪の少女は はんなりと笑ってこたえた。
「ちぃーっす、ユキちゃん!」
ベットの上で敬礼して応えるサクラ 手を上げる動作に片にかかった薄手のカーディガンが 肩からずり落ちる。 どうやらサクラは今日も体調が良いようで ユキはにっこりと笑いかえした。
「おうよ。 こんにちわだねー、サクラさん。」
ほらよ。土産だよ。 ぽいっと投げ渡すように手に抱えていた白百合を サクラの膝に落とすと、サクラはありがとねん。と微笑んで しげしげとそれを眺めていた。 どうやら存外お気に召したようだで、それが分かったユキは 食べられないからね。と、チャカしてみたりした。
「そんぐらい分かってるよ」
むーっとむくれてサクラはジト目でユキを見る。 からかうとすぐに反応するサクラが面白くて、 ユキはいつも、ついついボケたからかいをしたくなるのだ。
それがここ最近の二人の風景だった。 何も変わっていない。 場所が学校→病院になっただけで 二人のこれからはずっとずっと続いていく。はずだった。 そう、もう分かっている。 病名は聞いた。 何だかいやに小難しくて、細かい名前はもう忘れてしまった。 否。 忘れたかったし、知ったところで意味がないのだ。
だって、もう助からないという事は変わらない。 彼女は死ぬのだ。
そしてコレは、彼女が死ぬまでを綴った物語り。 メグル、忘れえぬ日々…
ナナナ
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