lucky seventh
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2007年05月30日(水) |
サクラゲンム(途中) |
恐れるものは何もない。
何故なら、君はもう答えを手にいているじゃないか。
サクラゲンム。
「情の怖い女だな。」 その男はケロッとした表情で言った。
あの日、男と知り合ったのは日差しの強い夏の日の中だった。 私は道をゆっくりと歩いていて、男は真正面から歩いてきて 私と男はすれ違った。 ただそれだけ。 そこで男がそんなことを言わなければ −あるいは他の言葉を言っていたのなら 私はきっと立ち止まらず、− この奇妙な男と知り合うことはなかったのだろう。
「よし!お前は今日から僕の嫁だ!!」 まったく知らない赤の他人、しかも今出会った −と、言うには甚だおかしいが。− 私の何を気に入ったのか男はそうのたまい そして私は、何時の間にかこの男の嫁 −と、言っても結婚していないが− になっていた。
「姫神さん、姫神さん」 あれから、あれよあれよという間に連れ去られ 連れてこられたその先で、男 −後に知ることになった男の名前は水無瀬と言う。− 曰く下僕の人たちに自分の未来の鬼嫁だと紹介された。 −鬼嫁。 そう言った瞬間、私も彼らもとても複雑な顔していたことだろう。 言うに事欠いて鬼嫁と紹介する必要があるのだろうか? と、言うかそもそも私はこの男の嫁になった覚えはないが。− そんなインパクト与えたにも関わらず、それから私は いつの間にかここに馴染んでいた。 なれとは恐ろしいものだ。 今では男の奇天烈な言動になれっこな自分を 呆れればいいのか、喜ぶべきかなんともいえない。
2007年05月02日(水) |
ありがとうと、君は笑った。 |
優しい少女は、最後まで僕の側にいてくれた。
わがままで。 おろかで。 子どものままの僕のそばに。
そんなありのままの君が その姿勢に救われました。
処刑台に足をかけ 僕の心は紛れもなく、君と共に。
優しい君 泣かないで
ありがとう。 僕は幸せだったよ。
ナナナ
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