耳鳴りおやじの日記
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...夜が涼しい...うれしい...秋だ...
...会議があった...新しく出来た学科の先生もいて、まあ、楽しい会議だ...
...”次の会議予定は?”と聞くと、新学科の先生はほとんど予定が詰まっていて、空いている日を探すのが大変な状態...
...ふと、O先生の前をみると、やらなくてはいけないことがリストで書かれていて、終わった仕事がチェックされている...
...とても、忙しそうである...前から思うことだが、忙しい人は仕事をよくやる...
...忙しくできると言うことは心も体も充実していることだ...私にもこんな教授が上にいてくれたらなあと感じる...
...上にいる人と言えば、昔から自分の地位にすがっているひとばかり...
...そんな教授の下についた教員や学生は悲惨である...
...年をとってもがんばっている教授をみると、刺激を受ける....枯れてばかりもいられないか...
...む〜ん、タンパクがとれない...これではウエスタン以前の問題...
...しかし、ひさしぶりの実験は良かった...やはり、手を動かさないと脳が活性化しない...
...研究室の学生がどうやら、夏の勉強合宿に参加したそうで、まあ、いろいろ話していた...
...とにかく、変なエリートばかりだったらしく、こんな人が国を引っ張るのか、と納得?していた...
...しかしまあ、夏休みの長い間、勉強の合宿に参加しようと考える大学院生も超まじめな連中だ...
...要するに暇なのである...だいたい、夏休みは友達や家族とどこかにいったり、学会のデータを蓄積したり、やることが多い時期でもある...
...せっかく、合宿やるなら、海辺でやるとか、山でハイキングができるところでやるとか、いろいろあるだろうが、まあ、都会の暑さを逃れるだけでいいという感覚か...
...こういう学生はむしろ、全然違うことを経験したり、挑戦したりする方が有意義だと思うのだが...
...私が企画するとすれば、体育会勉強合宿...頭だけでなく身体も刺激する事をするけどなあ...朝に5kmのランニング、朝食のメニューの成分を分析させ、カロリーを計算したりする...昼間で勉強、昼食を食べて1時間のハイキング、夕方まで勉強し、そこから筋力トレーニング、夕飯の後、風呂に入り、深夜まで議論みたいな...
...最近の若者にそんな体力ないだろうなあ...というか、これサバイバル合宿...これをクリアしたら就職に有利になるとか...
...飛行機事故...どんな状況でも絶対安全とはいえない...関係する場所だけになんとなく残念だ...
...ひさしぶりに実験...なんか、異常に疲れる...慣れてないし、頭は動いていないし、身体も動かない...
...やはり、人間、やれるときにやらないとやれなくなる...
...とはいえ、ミッションをクリアするためになんとか、終了...
...新しい分野での新しいサンプルを利用しての実験...なんか失敗の予感...
...”気力がなくて”..大学院生K君がため息をつく...実験はそこそこだが、最後の大詰めで泥沼にはいる...
...論文完成のための最後の1割がとてつもなく、大変なのである...
...しかし、がんばれK君...完成した後には必ずいいことがある...
...私も夏ばてなのか、人生に疲れたのか、気力がない...なんか刺激が欲しい...
2006年08月28日(月) |
快適ショッピングモール |
...自動車事故で3人の子供が死亡...なんか、つらい...
...最近、たまたま近くに出来たショッピングモール...
...とにかくでかいのである...日本にこんな大きいショッピングモールがあるのかというぐらい大きいのである...
...ショッピングモールとスーパー、デパートが繋がっているために、まったく外に出ることなく、いろいろ買い物ができる...
...都市部のデパートはとてもいろいろな商品が置いてあり、過密状態である...それに比べて、このショッピングモールはとにかく歩行する道が広い...
...デパートでは商品の種類が多いことがいいこととされるが、歩くスペースが広いというのはとても気持ちがいい...
...人混みを感じないで多くの商品が見ることが出きる喜び...人が無意識に感じるストレスがないだけで、こんなに快適だと感じる...
...確かに買い物に出るときに、障害となるのは車が混んでいたり、人混みにもまれる事だったりする...特に家族を連れて行くのはおやじは疲れている...
...おやじはだいたい購買意欲はないから、障害となるのはそれ以外のストレスである...
...ショッピングモールにはあまりに快適で買い物をせずに、寝ているおやじすらいる...それほど気持ちがいい...
...まだ、知名度が低いので教えて欲しい人はメールください!
...暑い...しかし、走った...
...昨日、ふとS君の事を思い出してホームページを探ったら、元気そうに世界的な研究をしている姿が出てきた...
...S君はかつて私と同じラボ出身で異色の経歴を持つ人材だ...
...もともと早稲田出身だが、私の関わっている分野に興味を持ち、学位を持ち、アメリカで成果を上げて、それだけでは足らず、イギリスで極めて基礎的で重要な研究を行った...
...ホームページでみるS君は昔とあまり変わっていない感じだった...
...まだ、彼が若い頃、実験モデルの話をしたことがあった...モデルが重要だという話を彼に偉そうに話した記憶がある...うろ覚えだが、私のうちにも泊めたことがあった...
...彼はとても素直だった記憶がある...素直に考える思考はやはり研究には重要である...
...しかし、彼は日本に戻って来れるだろうか?...どんなに優れた医学的な研究をしても、日本では出身学部が文系では採用が敬遠される...
彼の業績は我々の分野では飛び抜けているが、他の領域ではそのような人材はたくさんいる...
...ただ、彼は考えてみると学部卒業後、異分野への挑戦を果敢に行ってきた...英語ができるから、その分楽だったのかもしれないが、それだけでは研究をすることはできない...
...機会があれば彼に会いたいものだ...なんとなく、刺激を受けた...やはり、挑戦者をみると刺激を受ける...
...どうも枯れると刺激が欲しくなり、カレーを食べにいった...?
...また、中学生が家に火をつけた...とにかく、おかしくなってきている...
...ひさしぶりにタンパクをとる...どうも、この取り方おかしいなと思いながら実行...どうも溶けていない...
...昨日、たまたま師匠のK先生の退官記念冊子を見ていたら、T大学に移られたのが、43才の時...なんとなく感慨深い...
...読み返すと、いろいろ学ぶことがある...
”卒業した学生は自分の研究室を誇りに思ってくれるだろうか”
...そんなことを考え、実行されてきたK先生は本当に素晴らしい...大学は教育だ...なんて言っているうちはダメなのかもしれない...
...大学教員は人格的に”教育者”であればそれで十分である...私も昔は授業をたくさんもって教育やれとか言われたが、アホらしくて話にならない...
...少しでもK先生に近づきたいのだが、まだまだだ...む〜ん...
...水金地火木土天海..迷...迷ったあげく、冥王星消滅...
...実験プロトコールを作成...しかし、どうも納得がいかない...まあ、一度やってみないとわからないからとにかく実験をスタートさせる...
...どこかの大学が廃校になるのだという...研究者情報をみると2000年から勤めた人がいる...10年もたたずに解雇か...
...どうも、人ごととは思えない...大学が消滅する時代だ...しかし、新入生が来ない大学なんて嫌だろうなあ...学内は荒れるに違いない...
...今後、少子化が進むと、子供のいなくなる県が増え、最終的に東京、大阪、神奈川、愛知しか、残らないらしい...
...今でも産婦人科不足状態なので、もう、地方では産めなくなる...
...地域密着型大学と言っても、そこに子供がいなければ大学には来ないだろう...地方の無名私立大学から潰れていくか...
...解雇された教授は大学にいるから偉いだけで、放り出されたらただのおやじである...放り出されてもなんとかできる能力をつけておかないとだめなのかもしれない...
...秋の気配...しかし、夏ばて...
2006年08月24日(木) |
捨てることができる幸せ |
...お世話になった教授の家に家族で挨拶に行く...やっと区切りがついた...定年退職された後にばたばたしていてタイミングを逃していた...
...贈り物に万年筆を選んだ...ドイツに留学されていたことも考え、ドイツで老舗の万年筆、それも1900年前半から変わっていないデザインを選んだ...良い物は世代を越えて伝わる...教授もそんな業績を残せた人だ...
...ロシアの数学者グリゴリー・ペレルマン氏がフィールズ賞をいらない、もらいたくないと言って姿を消したらしい...正解がわかればいいのだという...こういう世紀の発見はこういう人から出てくるものだ...
...冥王星を太陽系の惑星から外すとか外さないとかは、なんかどうでもいいことである...調査の精度が上がって今後、多くの惑星が見つかればそれでいい...それだけのことである...
...サイエンスとはそんなにややこしいことではなく、極めて単純明快なことである...
...非常に複雑な現象や一見、ゴミと思われる現象からコアとなるものを見つけだし、それを磨き上げる過程...そこから出てくる結果はとても単純なことである...
...これで長いことやってきたテーマを捨てることができた...捨てることが出きる幸せは大きい...捨てることができれば新しいことができる...後は体力勝負か...きつい...
...面接出張する大学まで出てきたか...教員も大変だ... ”そこまで、してくれるなら入学してやる”...そんな生徒ばかり集まる...
...学会中、暇だったので”10年後の日本”という本を買って読んでいた...
...格差、治安、教育問題と様々な事が予想されている...その中で教員が不足することが記述されている...団塊世代の大量退職で少子化でも不足するのだという...
...当然大学も必要となるが、最近のポスドク問題で博士課程に行かない連中が急増している...必要となる時期にまた、博士進学が増えたとしても需要に追いつかないのではないか...
...大学教員が必要となった時期に大学はどういう人材をとるだろうか...と考えると、よっぽどの業績がある年寄りならまだしも、ほとんど若手ドクターである...
...じゃあ、今、30代のポスドクの行き場はどこになるのか?...正直なところ厳しい...
...企業もドクターの古株なんていらないから、とらないだろう...
...それで、提案だが、今の30代ポスドクは研究以外の活動を活発にやるべきだ...
...たとえば、教員免許状を取るとか、初等中等教育の非常勤をやるとか、教育活動を積極的にやって教育業績を高めておくのである...
...これはセイフテイネットである...
...そんなことを考えているポスドクは皆無だろうなあ...はあ...
...学会で出張...何もしていないが疲れた...
...宿泊場所はカプセルホテル...これは本当にいい...とにかく、居心地がいいのである...
...一端、中に入ってしまうと完全にキャッシュレス...備え付けのガウンを着て、裸足で風呂へ行けるし、そのまま、カプセルに入り寝ながらテレビが見れる...おやじ達が山ほどいるが、基本的に1人で利用しているひとが多く、静かにしている...
...要するに裸おやじの溜まり場みたいなところだが、変な安心感があって面白い...
...学会にいくと必ずカプセルでばったり会う先生がいて、
”あ、どうも” ”いつも会いますね、ふふふ”
...学会でまったく議論なんかしていないのに、カプセル仲間で仲良しである...まさにおやじの楽園...
...夜は旧友と飲んだり、ひとりで飲んだりしていたが、都会にはない信頼感というか、そんな雰囲気を感じた...
...ふらふらしていると、駐車場に椅子とテーブルがある...その前にいくつか店があるのだが、少し離れていて、食い逃げしようと思えばすぐ出来てしまう...これは都会ではむりな設定である...
店のおやじに
”食い逃げとかないですか?”聞くと ”全くないねえ”
...中心部以外は農家...その人たちが中心部に飲みにくる...それで支えられている飲み屋街...お互いに支えられている気がした...
...信頼感で成り立っている町は居心地がいい...
...学会が終わって時間があったので、無料貸し出しちゃりんこで、この町を散策...ロゴ入りままちゃりでおやじが走るのはなんか恥ずかしいが、それはそれとして、いろいろ見て回った...
...祭りと農業と信頼感で成り立っている町...これでいい気がする...
...あれ?学会で何聞いたんだっけ?...まあ、いいか...
...台風が近づいてなんとなく、涼しい...秋?
...Y先生のブログで最近の京大、東大気質の話をしていたが、考えすぎて何も出来ないエリートが増えているのかもしれない...
...私のおやじもそんなやつだが、どんなに頭が良くても行動に移せないと意味がないことは多い...むしろ、考えずに動く方がまだましかもしれない...
...いずれ、年をとって動きたくても動けなくなるわけだから、動けるときに動く...
...動物はそもそも行動を起こして報酬得るものだ...人も高尚な思考にばかりが重要視されるが、まず行動ありきで、その効率を考えるときに思考が求められる...だけだ..
...最近、身体が動かなくなってきた...しかし、動かないともっと動けなくなる...
...頑張れるのは30代までか...はあ、枯れる...
...子供達がクーラー嫌いになる...私だけクーラー...暑い...
...35才ポスドクからメールが来た...実験試料をくれということらしい...彼はまったく異なる研究をしているが、ひっかかって来た遺伝子の発現部位が私の研究領域と重なるのである...
35才ポスドク...最近の負け犬女のフレーズは”恋も仕事も崖っぷち”らしいが、ポスドクも35才を過ぎると崖っぷちになる...
...女性なら35才ポスドクはさらに状況が悪い...これは現実である...女性研究者を増やそうという話は多いが、それを積極的に進める先生方が女性に人気がない...要するに本気ではない...
...男性でも女性でも研究者としての負け犬とはどういう状況なのだろう...一般的に負け犬女も食べてはいける...しかし、ポスドクは食べてはいけない...
...35才ポスドクとはすでに崖から落ちているのかもしれない...ポスドクのS君もなんとか助けたいが、どうにもならない...
...そういえば、地学のT先生は40才前で就職した...35才以降のポスドクがどのような基準で採用されたか、しっかり公開するべきだ...
...そうじゃないと、研究一筋のポスドクが泣きをみる...大変な時代だ...
...長男が朝から吐いた...体調を崩したか...
...お盆なので、近くの博物館に行く...この博物館は昔から訪れてみたかったところで、やっと念願が叶ったという気持ちだ...
...無料だったが、なかなか静かで良いところだ...子供達も楽しそうで良かった...
そのあと、義理の弟のところに遊びに行く...ホームページではきれいに映っているが、実際いってみると古びたマンションで自宅兼仕事場として頑張っていた...
...仕事の方は順調で自分の好きなことでお金をもらっているから、幸せではあるが、長期的にはリスクが高いと言える...
...体重は落ちているが少し不健康で、頭のてっぺんに円形のハゲがあった...幸せな選択ではあるがかなり苦労しているのだろう...
...たった一度の人生だから自分の好きな事をやればいいという話は多い...
...私自身もかなり好き勝手にやってきた方だから、その考え方はとても理解できる...
...しかし、多くの場合、”本当に好きなこと”に迷いがないかといえばそんなことはない...
”自分は何が好きで何をやりたいか”ということは、極めるとわからないのである...
...金はもらえなくても、好きな仕事ができればいいという考え方もあるが、金がなくてはできないこともある...
...そういう意味ではM君も本当にしたいことでお金をもらっているわけではない...客のニーズや価格設定など、考えなくてはいけないことが多くある...
...今後の発展に期待したい...
2006年08月15日(火) |
大学教員はキャバ嬢であるという話 |
...ひさしぶりに研究室に行く...お盆で誰もいない...そんなところだったかなあ...
...昨日のテレビで最近のキャバクラ事情をやっていたが、ものすごい高価な酒を飲んだり、一気飲みしたり、なんか、こんなことをホストクラブでもやっていたなと...
...ホストクラブにしてもキャバクラにしても、売り上げが目標である...できるだけ、金持ちをそそのかして金を出させる方がいいわけだが、若いうちならまだしも、年寄りになって、こんなばかなところに足を運ぶ気持ちがわからない...
...こういうのをみると、今の世の中、バカなやつが金持ちになりすぎで、それに便乗するどうしょうもない女が増殖しつつある気がする...
...昔はもう少し、義理や人情でこういう店は繁盛していた気もするが、今は消滅している気もする...
...どうも、こういうのを見るとがっくりする...面白くないのである...
...ただ、少し面白いと思うのはキャバクラのシステムだ...経営者はキャバクラ嬢と黒服を管理している...黒服はキャバクラ嬢が気持ちよく仕事できるようにサポートしなくてはいけない...もし、黒服がどうしょうもないやつなら、キャバクラ嬢はやめるだろう...そうなると経営者にとっても都合が悪い...
...これは、最近の大学経営者も見ならって欲しい物である...大学教員はキャバクラ嬢である...職員は大学教員が気持ちよく教育や研究に没頭できるよう配慮しなくてはいけない...経営者は職員の行動を監視し、教員に迷惑をかけるようなら辞めさせるくらいの事をしなくてはいけないのである...
...募金キャバクラというのがあったら面白いのになあ...売り上げの2割くらい、災害復興や恵まれない子供に寄付するようにすればいい...
...だいたい、月に500万とか若い女にあげるものではない...
...日本は平和すぎる...
...帰ってきた...疲れた...
...越前、富山、長野、名古屋のルート...素晴らしい思い出だ...
...まず、越前の海水浴場、日本にこんなに水の綺麗なところがあるのかと思わせるほど素晴らしかった...しかも、磯があり、魚が泳ぎまくり...”海だあ”と叫ぶ子供達...連れてきて良かった...
...夏だ、日焼けだということで、何もつけずにいたら、後で大変なことに...やはり、日焼け止めはいる...
そのまま、富山へ...山間の温泉へ...のどかな風景がなかなかいい...夜は花火、祭り...そういえば墓参りを忘れていた...
...ゆっくりしていたかったのだが、次の日は黒部へ...昔、大学入試の時になかよくなった友達の実家がある...どこかなと思いながらふらふらしていると、たまたま入った店の名前が昔の友達の姓だ...
”もしかして、息子さん、T大学受けていませんでしたか?” ”そうですよ、今は東京に住んでいるのですよ”
入試で知り合い、結局、彼は落ちてしまって別の大学に進むことになったが、今でも良く覚えている...
...そして、白馬へ...ここはいい...田舎でありながら整備されている...白馬と言えばスキーだが、夏の白馬も最高だ...
...リフトで八方の上まであがり、ハイキング...素晴らしい眺めだ...近くにおいしくて安い店を発見...ひとつ、開拓できた...
...そして、なぜか、名古屋へ...古い温泉宿だったが、地元のおやじたちが浸かりにくる...温泉といえばカラオケ...1時間1000円で唄い放題...家族で楽しんだ...そして手羽先を食べに行く...
...このチェーン店、名古屋では200店ほどあるが、大阪では1店しかない...不思議だ...やはり、名古屋に来たら手羽先である...
...いいかげん、疲れたので大阪へ...大阪に入る直前で渋滞に巻き込まれる...
...完璧な計画が最後に渋滞に巻き込まれるとは...む?そうか今はお盆だ...お盆であることを忘れていた...くやしい
...しかし、まあ、無事に帰ってきた...親孝行して家族サービスしていい夏休みだ...こういう思い出は一生残る...そう思えばかかった費用は安い物だ...が、ボーナスがなくなった..痛い...
...新しい先生が挨拶に来た...専任にしてあげられなかった悔しさも感じる...
...新しい先生の前ボスも、うちでがんばることを喜んでいるようなので、有り難いことである...
...そういえば、K先生があるテーマで
”データは出るのだけど解釈ができない”
という話をしていたが、生理的な現象ならともかく、分子的な現象を解釈するにはかなり広い知識のバックグランドがいる...
...解釈ができない原因を夏ぼけの頭で考えていたが、バックグランドを広げるためには多くの分子系の論文を読みこなせなくてはいけない...
...読んでないと言うよりは読みこなせないという問題があるのではないかと感じた...
...確かに生理学出身のボスでは分子の話はわからない...生理と分子は考え方も論文の書き方も根本的に違うのではないかと感じるようになった...
...分子の考え方を広げる活動を地道に続けるしかないか...それが一番かも...はあ...運動しすぎで夏ばてが加速...何しているんだか...
...女性監禁とか、浜辺に釘とか...なんか、とても根暗な事件ばっかり...どう考えてもおかしい...
...録画していたプロフェショナルを見た...
40代後半のおやじ連中が、夢中になって仕事をしている姿をみると、かなり刺激になる...
...レスキューロボットを制作している人の話が放送されていたが、20代後半は釣りやゴルフ、スキーに明け暮れた毎日だったらしい...
...しかし、ある留学先で得た研究者との出会いが、その後の生き方を変える...おやじになって自分の好きなことを一生懸命やれる環境にあることは幸せなことである...
...30代まではなんとなく元気だが、40代からは元気になるために仕事をしているようだ...
...やはり、おやじは熱い方がいい...暑い夏に熱いおやじ...いいねえ!
...亀田が勝った?...あんな八百長で...だから、ボクシングは嫌いだ...
...と、朝になって気づいた...昨日は知り合いの先生と飲んでむちゃくちゃ酔っぱらった...なぜか、K先生と飲むと酔い過ぎる...
...世界は狭いもので、午前中に別のところで話していた内容が、K先生との話でも出てきた...
”なんか、M先生に研究のことで問い合わせがあったみたいよ” ”え!それ、今日の午前中に聞きましたよ、M先生のことだったのか?”
...いろいろなつながりがあり、その中で話が回っている...面白い物だ...
...長いこと、自分の分野を離れていると、その領域の弱さ、はかなさが見えてくる...その中で喧嘩したり、悪口を言ったりすることは自由だが、そのエネルギーが外に向かないと領域の発展はない...
...若い研究者はもっとチャレンジできると思うが、それも少ない...
なんて事をK先生とぐだぐだ話した...
...午前中には若手のI先生と話したが..
”自分の居場所がない。研究したいのかな”とぼやいていた...
...若手がこんな感じでぼやく分野であってはならないのだが...
...15年前に純粋に研究の面白さを語っていたK先生...そういう若手がたくさん増えないと分野として弱くなる...
...自分より少し上で研究領域が似ている先生との話は面白い...
...だから、飲み過ぎたか...ぐだぐだ...
...T先生とはもう10年以上のつきあいがある...
...ひさしぶりにお会いしたが、やはりおやじ風になっていて時の流れを感じた...
...息子の進学についていろいろ聞いているうちに大学の話になった...大学によっていろいろ事情が違うということがよくわかる...
...日本では何々大学、何々学部卒というのが”信頼”される...だから、就職もそういう信頼感で採用が決まるみたいなところがある...
...T先生の大学でもいろいろあるらしいが、日本の大学が意味のない”信頼感”で教員を採用し、成長させなかったつけがいたるところにある気がする...
...京大や東大に入っても卒業率を5割ぐらいにすればいいのではないか...大学院の卒業も一定の論文を出さないと絶対卒業させないとか、博士になってもポスドク期間に成果をあげないと教員になれないとか、そんな基準があってもいい...
...そして、そのスクリーニングの段階でこぼれ落ちた学生を救うセイフテイネットもしっかり準備する...それでいい気もする...
...最近の天候もすっきりしないが、大学の組織もすっきりしない...はあ...
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