耳鳴りおやじの日記
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2006年05月29日(月) シールド

...やっと、ネット接続...スパムがひどいせいか、とにかくネットの状態が悪い...

...シールドという絵本を買って、ひとり喫茶店で読む...なかなか、心に響く話である...

...これは最近、村上龍が出した本で、ちょっと興味があって購入した...

...要するに、人はすべて中心部に弱い部分を持っていて、それぞれのやりかたでその弱さを守っているというもの...

...そのシールドは個人的なものや集団的なものがあるけど、個人的なシールドはそう簡単には手に入れることができないんじゃないかというお話...

...どんな盾でもそれに依存するのは危険である...そもそも人は弱い存在だからこそ、助け合って生きていけるというメッセージか...

...今の格差社会は自分の外のシールド、学歴とかお金持ちとか派閥とか学閥とかが大事でそれがすべてみたいなところがある...

...自分の弱いところに近いシールド...このシールドは自分がなんとかしないと獲得できない、手に入りにくいシールドであるというわけだ...

...大人になるとは、この個人的なシールド、集団的なシールドをいかにバランス良く作り上げていくかということに尽きるかもしれない...

...最近、どうもシールド弱くていかん...まあ、年だし、ぼちぼちいこか...


2006年05月27日(土) 研究者という仕事

...科学者という仕事とかいう本を読み返す...

...こういう本を読むと優れた業績を残した研究者の姿勢というのは、昔も今もあまりかわらないと感じる...

...また、大学の改革で雑用が増え、研究ができなくなったという愚痴も聞かれるし、私もよく思うが、昔から研究者の環境は基本的に良くはない...

...キューリー夫人の研究室は掘っ建て小屋だし、ダーウインはもともと船長の話し相手で船に乗っただけで研究のためではないらしい...

...研究をするというのはどんな状況でも大変なのはあたりまえで、そんな状況で研究を進めるのはそもそも無理である...

...しかし、それを無理と思った時、何もできなくなる...無理と思う段階は人によって違うから、どんな状況でも”やる”と思える人が研究者に向いているのだろう...

...そのためには、誰がなんていおうと、研究は面白いと思える素養がなくてはいけない...これはいつ獲得するのだろう?...

...不思議なことに10年前より研究の面白みを実感している...それだけでも有り難い...

...さて、今日はカレーか...そういえば十年前よりカレーがうまいと感じる...カレーは奥深い...


2006年05月26日(金) やっとつながった

...やっと、ネットがつながった...最近、やたらとつながらないトラブルが多発...

...懇親会だった...いつのまにか、カラオケがなくなった...参加者も減った...とても盛り上がりに欠ける...

...しかも、参加費が高い...料理が美味しければ許すが、それほどでもない...酒の種類も少ない...

...場所代がないのだから、この程度なら3000円程度である...

...それを取りまとめ役の先生に話したら...

...”大学での懇親会は大体5000円くらいということで設定しましたが、高いですか”...

...これは大学が出せる上限の話であって個人の参加費の問題ではない...さえないなあ...

...日頃、あまり接していない先生との会話...こういうところで話をしないとなかなかつながりができない...

...つながることで学部の事情、大学の事情がよくわかる...わかると
次に進める...

...なんとなく、大学が変わりつつあるきがした...うーん...


2006年05月23日(火) ない才能で勝負

...ネットがつながりにくい...

...キャンプの疲労がとれない...年だ...

...最近、”科学者という仕事”という本を読んでいる...

...その中に

”科学者は才能で勝負するが、そのうち才能以外のことが
制限要因になる。最後は才能のないことをいかにカバーできるかが勝負”

...これは本当に納得できる...”頭がいい”ということが研究者のプラス要因だとしても、人間関係が下手では大きくマイナスになってしまう...

...世間的にはノーベル賞をもらった研究者はずば抜けて賢いという感覚だが、その研究者が賢いというより、とてつもなく実験の遂行力が高いとか、要するに頭が良くなくてもバリバリやる研究者が成功したりする...

...ある程度の論文が自分で書ければ後はプライドを捨てそれ以外の才能で勝負する...ってのがいいのかもしれない...

...これができるポスドクとできないポスドクがいる...知り合いのポスドクは、何でもやるといって大学でアルバイトみたいなことをやっていたら、教授の目に留まって”君は博士だろう...そんなことをしてはいけない”といって助手として雇ってくれたらしい...

...人生はどこで道が開けるかわからないのである...

いろいろ悩んだが動物実験を決意...施設も作る...そしてやる...師匠のK先生もこんな気持ちだったのかと思い、計画!


2006年05月22日(月) キャンプ...

...依頼されて大学のキャンプに参加...

...申し込んだ学生の4割がキャンセル...まあ。そんな感じだ...

...とにかく、まじめな学生ばかり...こんな学生だけなら授業は楽である...

...キャンプの管理人はなぜか髭を生やしている人が多い...今回も素男性スタッフはすべて髭を生やしていた...やはり、野外の男というイメージか...

風呂に入ってうだうだしていると、事務の人がやってきて..

”ちょっと、用意させていただきました”という...きたか、夜のお茶会...

...学生部長など日頃、話さない人たちと話すことができた...学生部長と教務部長は仲が悪いとか、こんな企画は最近になって通るようになったとか...やはり、こういう場は大学を知る上で必要だ...

...驚いたのは、一緒に来た若い先生が、私の近所に住んでいたということだ...それもほんとに近い...びっくりだ...

...疲れた...おかげで熱が出始めた...最近、身体弱くなってきた...


2006年05月20日(土) ネットつながらず

...どうもネットの接続状態が悪い...日記も書きづらい...

...ひさしぶりにカレー...おいしかった...それで幸せ!


2006年05月19日(金) プロ意識

...国家公務員にフリーター枠?...なんか泥沼である...

...ゆとり教育だの大学院拡充計画だの小学校からの英語だの、とにかく、文部科学省のやることは基本的に間違っていると考えた方がいい...

...論文を眺めていると、むむむ...これは私と同じ事を考えているボスがアメリカにいたことが判明...それも女性だ...

...科学は国境を越える...同じ事を考えているひとがどこかにいると思うだけで楽しい...

...最近、どうも気力が失せているが、この分野に足を踏み入れるか...それとも辞めるか....

...不思議と研究をするときに論文をつくるためとか、実験がかっこいいとか、昇進にいいとか、そんな理由を考えるとやる気がなくなる...

...意欲の原動力は”知りたい”という好奇心だけだ...一生かかってもわからないかもしれないが、その過程が楽しい...

...最近、プロフェッショナルというテレビ番組があり、その最後に
”プロ”とはみたいな問いかけがある...

...みんないろんな事をいうのだが、最大公約数的に捉えると

...”自分の仕事に妥協できない”というのがプロだという感じだ...

...そしてとても自信があるのかと思えば、決してそうではなく、常に不安を持ち、また、完璧なものなどできないとも感じている...

...そんな人にとっては常になんらかの壁を自分なりに持っている気がする...多くの壁にぶつかり、失敗を重ねながら自分を強くしている...そして強くなった自分はいつのまにか、その壁を越えている...そして新しい壁に...

...どうも私は根がしつこいせいか、難しい壁をじっくり壊すのが好きである...

...しかし、意欲が減退...どうしよう...


2006年05月16日(火) 少しづつ回復...

...どうやら、歯が欠けて感染したらしい...少しずつ回復...

...体重が1週間で2キロも落ちた...萎縮だ...こういう場合、脂肪は落ちない...

...”国家の品格”を読んでから作者のおやじはなかなかやるなと感心しているが、いろいろと考えさせられる...

...たとえば、市場原理...作者の藤原さんによれば国民は学習しない...だから、市場原理はよくない...一部の(本当の)エリートが判断しなくてはいけないのだ...

...たとえば、お金持ちが幸せ、東大、京大に入ればいい、学力を早いうちからつけさせる...という市場原理が働く...そうなると、公立も私立もその市場原理に基づいて教育内容を変化させる...

...小学校の教育プログラムからパソコンやら英語やらそんなものはいらない...これはおばさんやおじさんのコンプレックスが子供に託されている...習い事でやるのは自由である...しかし、国家をあげてやるのはおかしい...

...藤原さんのいうように、しっかりやるべきは国語である...美しい日本の言葉、そして表現、文化を学ぶこと...

...どんなに忙しくても、子供が寝る前には絵本を読んであげる...これも非常に重要だし、早寝早起き朝ご飯...

...”勉強する時間があるなら外で遊べ”ということだ...

...はあ、少し元気になってきた...そういえば娘から手紙をもらった

”最近、おちこんでいるね。でもすぐ治るから”...絶句...


2006年05月15日(月) 口臭測定器

...休日診療にいく...近くにあるのは本当にいい...

”これは膿がたまっていますね”ということで、口の中を切って膿を出した...でろでろと出た...楽になった...

...いつもの歯医者もいいが、この歯医者もなかなかいい...たくさんの機械がある...

...口のトラブルで3つの歯科に行ったが、レントゲンの取り方がすべて違った...休日診療の歯科はとにかく最先端ぽい機械だった...

...歯医者さんというのはここ20ー30年くらいで一番変わったのではないか...と思うことがある...

...機械に頼る部分もあるので金があり、新しく病院を立ち上げる時、最先端の機械を入れるなんてことはあるのだろう...

...なんとなく、気になったのが”口臭測定器”...なかなか、身内でも口が臭い場合、指摘しにくいものだが、この機械を使えば、おやじも安心して?測定できる...

...しかし、臭いという曖昧なものをどう数値化するのだろう...それとも、臭いと判断した場合、音声で”臭いで”と話すのだろうか?

...確かに若いOLの可愛い声で”口が臭い〜”と音声で出たら測定者のダメージは大きい...しかし、これは商品化できる...

...最近、口臭が気になっている職場のK先生....私はわからなくてもこの機械を使えばわかるかも...どうですか>K先生


2006年05月14日(日) 治らず...

...未だ、腫れたまま、飯もまともに食えない...

...来週の講義までにはなんとかせねば...一体どうゆうこと?

...厄払いをしてもらわなければという気になる...

...しょうがないで、くだらない村上龍の本と堅い”国家の品格”をしずかに読む...

...国家の品格がとてもベストセラーになるのは、現代の合理主義が日本人にほんとにあわないのだろう...

...論理的に合理的に考えれば、人を納得させられる...しかし、それだけだと、結果的に生産性は低下する...

...情緒という意味不明な価値を大切にできるか...そんなところか...

...たとえば”大衆酒場”という酒場が消えないのは日本人にこのスタイルがあっているからだとおもう...そこには情緒があり、論理性はない...か...

...アメリカには大衆酒場はない...論理には矛盾があり、それを主張できるのはその国が絶対的に強くなくてはいけない...

...日本は先進国だが弱い...そんな国民が論理性だけで幸せになれるはずがない...

...ああ、しんど...休日診療にいこう...





2006年05月13日(土) 熱が出てきた

...リンパ腺が腫れて顔が変形...おまけにぎっくり腰...おじいさん、まっしぐらである...

...ちょっと寒気がしたので調べてみたら微熱...腫れから来ているのかも...

...これでは授業も辛い...なんとかならないか...


2006年05月12日(金) 腫れている

...顔が腫れている...はあ...

...とにかく、腰も痛いので寝たきり状態...これはかなりつらい...将来はホントに寝たきりにならないようにがんばろう...

...おかげでドラマはたくさんみれたし、ゆっくりできたが、外に出ない生活は嫌なものだ...

...一気に年を取った感じだ...がっくり...


2006年05月11日(木) 最悪

...歯医者、仕事、歯医者...でなんかさらにしんどくなる...

...虫歯ではないが、とにかく痛いため、炎症を起こしているとのことで
神経を抜くことに...

...若い歯科医が”どうしましょう?”と最終的に判断を委ねてくる...こういうところは経験のない先生は自分の判断が出しにくい...

...今までも噛めなかったので抜くことになったが、本当の悪夢はそこからだった...

...神経を抜いて麻酔が切れてから、あれ、痛い...とにかく、腰も痛いので、一晩、寝る...

...痛い!なんと左半分が腫れている...神経除去のダメージが強かったか...しかし、その薬がない...

...また、歯医者へ...最悪...なんかどんどん悪くなる...


...職場の先生、頑張って...カレー喰いたい...


2006年05月09日(火) 辛い...

...歯医者に行ったが歯が痛い...しみる...ずきずき...どうしよう...腰も痛いし...口内炎もあるし...ゴールデンウイークの疲れが体にきたか...長い休みのせいだ...

...40歳以上のメタボリックシンドロームが増えているらしい...とにかく、体にくる....

...長年の研究習慣のリズムが崩れていることも影響しているか...

...弱っている...


2006年05月08日(月) ありがとう大地、ありがとう太陽、命よありがとう

...COEの採択大学が半分になり、配分された金額が倍になるのだという...研究型大学と教育型大学という区別がはっきり出てくる...
...さて、研究型大学とはどこだ?...数年後は旧帝大だけか...
...後はすべて教育型大学のレッテルを貼られるか....

...この前、キャンプに行ったときに子供達が草で船を作り、川に流していた...”うわー””ぐへー”とか歓声があがり、とても楽しそうだった...

...そういえば、昔私もそんな遊びをしてとても楽しかった気がする...しかし、今は当たり前だが楽しいと感じない...

...今の遊びと言えばゲーム、お稽古事みたいなことが主流だが、草で船を作って流れる様子をみて感動すると言う経験は本当に必要だと感じる...

...この子供の経験が感性を育て人を成長させる...これが大人になるということかもしれない...

...ゲームにはゴールがある...しかし、それは人がつくったものだが、自然にはゴールはない...あるのは神秘さだけだ...

...これが好奇心につながる...学問の基礎はそこにある気がする...

最近、ドラマの影響でうちでは家族で...

”ありがとう大地、ありがとう太陽、命よありがとう”といって食事に入る...これはいい...

...この言葉の中に”ありがとう”が3回もある...ありがとうが言えない子供にはこれがいい...

...しかし、どうもうちの家族は変である...まあいいか...


2006年05月07日(日) 人事のゆくえなど

...福祉活動に参加...なかなかいい雰囲気...

...とある学術的なパーテーに参加...とても盛況でびっくりした...

...おそらく、この中で一番のはずれものなのだが、とにかく、多くの人と長くつきあっていると、お互い友達であることが大事になって、お互いの分野の違いは気にならなくなる...

...恩師や偉い先生は、この30年を生きた...が、これからの30年は違う...参加した多くのポスドクは、来年この仲間と顔を合わせることができないかもしれない、無職になるかもしれないという恐怖と戦っている...複雑な心境に違いない...

...あるポスドクが人事について私に相談したいのだという...旧帝大に就職できないのなら、東京または大阪の私立の方がよっぽどいいと言っていた...

...まさにその通りである...独法化とは私立になることと同じだが、学生対応などが未整備で、最近では教授が裁判で訴えられる事もあるという...

...おこちゃま世間知らずの大学院生が、ちょっとプレッシャー受けたぐらいで来なくなる...それを指導力不足と訴えられたらたまらない...

...東大のTさんとも久しぶりにお会いし、マニアックな議論もできた...

Tさんは世界的な研究論文を数本出している...が、若い東大ポスドクにはかなわないという...39才で任期つき...きつい...

...ポストが激減し、世界的な研究をしても東大京大出身じゃないと就職しにくい...

...以前は自校出身者や天下りに厳しかったが、独法人化の人事緩和でエゴまるだしの採用が平然と行われている...

...旧帝大は自校出身者を採用してはいけないというルールを作らなければ旧帝大の教授はすべて旧帝大出身者になる...

...京大の女性問題で飛ばされた教授も私立なのに自分の門下を採用...その先生とも会った...

...恩師はそんな旧帝大の派手な道とは違う道を歩み続けた...ずば抜けた業績があるわけではないが、皆から慕われ、旧帝大の教授も敬意を表していた...学歴格差の中でどのようにこれから生きていくかというモデルを示してくれたことは、とても良かった...

...恩師の最後の言葉は、おやじの夢である...これは熱い...

...また、カラオケに誘ってください>恩師...


2006年05月06日(土) 腰が痛い...それでも仕事

...キャンプで堅いバンガローに寝て腰が痛い...子供は痛くないらしい...肩もいまいちだし....枯れているなあ....

...”人の人生は自作自演”...とあるコメンテーターが話していた...

...仕事だけでなく、何かやりたいことを計画し、実行すればいいきのかも...簡単なことから難しいことまであるが、一歩前に進めれば自分の人生を作ることができる...

...たった一回の人生...この瞬間は戻らない(日記を書いているばあいではない)...やりたいことをやろう...

...ということで、腰が痛いが出勤...論文を読む...この論文はとにかくインパクトファクターが高く、画期的で今の研究の流れをつくっている...

...しかし、あれ、これって培養系じゃないか...なんか、実験の結果をごちゃまぜにして議論してないか...と文句を考えながら読む...

...この画期的な論文をどれだけの人が理解して読んでいるのだろう...

...たとえば、ある実験データ...なぜ、このデータが必要なのかという事が理解できなくてはいけない...私も理解できないことが多々ある...AさんとBさんが関係がある...友達なのか、恋人なのか、親子なのか...人間社会では知りたくて当然のこと...

...それを証明する実験...みたいなものか....そしてこれが証明できて一歩完成度の高い研究が成立する...

...そのためには金も大型機械もいらない...

...今の状況で一歩進めるためには意外となにもいらない...多くの失敗経験と生み出す知恵があればなんとかなる...実はこれが大事なんだろうなあ...

...枯れてもあきらめずに頑張るか...腰痛!


2006年05月05日(金) 名張へ...

...アメリカの公立学校から炭酸飲料が消えるらしい...80年代から肥満者の割合は3倍増らしい...日本の方がずっといい...

...連休前にスタッフ会議...苦しい時代だが前に進み続けないといけない...おやじの老体をむち打って頑張らなくては...


...むち打って家族サービス...念願の名張へ...近い!楽しい!

...どうでもいいけど、バンガローが急斜面...登るのがとにかく大変...近くに川があって魚がいるわ、ヘビもいるわ...

”ここではおもちゃがなくても楽しい”とでかい声のこうじろう...

...山を登り、川で遊び、自然を感じる経験は子供には大切だ...これを家族で体験することが重要だと思う...

...金を払えばどっかの団体が自然体験させてくれるだろう...しかし、それではだめである...

”家族でバーベキューが楽しい”とうるさいこうじろう...

格差社会で塾だ勉強だと追い込まれている子供達は、親が子の幸せのためという理由で金をつぎ込んでいるが、常に不安感に悩まされている気もする...

...教育の基本は学校や塾ではなく、家族であるというあたりまえのこと...実はおやじもおふくろも子供からいろいろ教えられる...

...しかし、疲れた...連休はまだまだ続く...


2006年05月02日(火) 15年ぶりの飲み友達

...ゴールデンウイークの谷間...

...昔の学生が訪ねてきて一緒に飲んだ...15年ぶりだろうか?

...若い頃にこの連中とは良く飲みにいった...その頃の経験が今の自分を作っているのだという...

...少々頭が良くても現場に生きる人間には関係がない...人と向き合える基盤がなくては仕事はできない...らしい...

...最近、昔良く遊んだ?学生が訪ねてくる...仕事を持って家庭を持って突き進んできたが、少し過去を振り返る時間が出てきたのかもしれない...

...若い頃は人間性という曖昧なものに否定的であったが、最近、なんとなくわかるようになってきた...年をとったものだ...

...”商談を成立させるのは女をくどく事と同じです”...という...女を口説けない男は商談も成立させることはできないか...私ではだめだ...

...人間性とは何か...といえば、ノンバーバルコミュニケーションなのだろう...と思うことがある...

商談を成立させることも、女を口説くこともいきなり”つきあってくれ”ではだめだ...言葉に発しなくてもその状況を作り出す能力...それが大事...

...この人間性を磨くにはどうしたら良いか...

”自分と違う人と語り合う”...これでいい...これって大学の世界でも必要な能力だと思う...

...自分と身分も立場も違う人とつながる意識をもてることが大事なのだろう...

...最近、どうも説教くさい...嫁さんに怒られっぱなし...がっくり...


2006年05月01日(月) ポスドク就職作戦...

...どうも最近眠たい...暖かくなってきたからか...

...Y先生のブログをみていると、最近少し考え方が変わってきたようだ...

...ほとんどの博士が日雇いで、将来を悲観している...博士が100人住むなんとかではないが、本当に厳しい...

...どうしたら、いいんだろうといつも考えるのだが、いくつか私なりに策がある...

...まず、ドクターを出たらさらに異分野ドクターを取るのである...論文が数本あるより、ダブルドクターの方が就職しやすい....

...そして、35才まで研究以外にMBAやTOFEL800点以上などの資格をとる...

...当然、一週間フル回転である....大学は学歴も見るが資格も大きな判断材料だ...

...35才になっても就職がなかったら潔くアカデミックポジションを捨て、企業就職を目指す...

”君は博士なのにMBAも取得してるのかね、面白いねえ”...と評価はいい...就職できる可能性も高くなる...塾講師も給料がいい...

大学は就職なくても、社会はあるていど好景気で転職も盛んだから、35才でも可能性は十分ある...

...それでもだめなら、企業をおこすか、人手が少ない産業に飛びこむ...都市部は人口が増えているが、地域は逆に人手不足である...

...少し意味が違うが、農産物をつくることに従事すればいくらか充実感がある...

...35才で違う職種についても大学や研究所にこだわりたい人は、仕事以外に自費で研究して論文を書き、学会賞を狙う...論文よりも賞の方が大学の印象はいい...

...しかし、一番深刻なのはそういう危機感がないままに現在ポスドクになっている人だ...どうしよう(続く)


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