耳鳴りおやじの日記
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2006年03月31日(金) |
昨日、考えたこと... |
...子供は春休み...これが疲れる...
...退職するS教授と昼食...なんか、最近、テンションが高い...
...退職間近で飲み会が多く、もしかして二日酔い?...それでも、最近のポスドク人事の事で頭を痛めている...
...しかし、このままでは現在のポスドクはすべて路頭に迷うかもしれない...ドクターはとらせたものの、就職につながることがなければ意味がない...
...37才のポスドク家族が心配だ...でも、この家族は他の研究室、そこのボスは何をしている?...
...医学部に就職したY氏...3年間学会発表も出来ない状態で、落ち込みが激しい...
...今の時代、博士まで行くことのリスクを、博士になって初めて痛感しているのではないか...それでは遅すぎる...
...ボスの退職と卒業生の就職難が重なるのは、テンションが下がる...
...しかし、なぜ、S先生はテンションが高いのだろう...テンションが高いのではなくて、もしかして寂しさの裏返しか...
...そう思うと、ますます私もテンション下がる...なんとか、新学期の入学生の顔を見てテンション上げるか(下がったりして)...
2006年03月30日(木) |
弁当屋の女性客... |
...新実験の構想が少しづつできてくる...しかし、上手くいくかは別問題...やってみなくてはわからない...
...夜に弁当屋に行くと、ひとりの女性客が数人分の弁当を買いに来ていた...その姿がとても寂しい...
...これは完全に私の偏見か、女性客の後ろめたさの結果なのか、それはわからないが、なぜか、おたくがアキバで買い物をする後ろ姿に似ていた...
...確かに弁当屋にひとりで買いに来る女性は元気がない...気がする...今の時代、もっと元気に買いに行ってもいいと思うのだが...
...なぜか、”ほかべん”というのは、うちの嫁さんも抵抗があるらしい...なぜだろう...
...なんとなく、ほかべんを買う人種は、金のない男子学生と相場が決まっているからか...
...金があっても時間がなくて疲れているときは、中年女性も買いに来てもいいよねえ...がんばれ、おばさん!
...ほかべんと言えば、冷や飯というイメージだが、私はおいしいと思うのだが...
...おやじになっても、未だに一番安い弁当を探している私...あ〜貧乏性は治らない....ふー
2006年03月29日(水) |
医者って金もらえるねえ... |
...京大の教授が懲戒免職...不正に4500万もらっていたらしい...
...しかし、ホントやくざの世界だ...4500万を平気でもらう神経が、すでにおかしくなっている...
...あまり知られていないことだが、今でも医者の世界は極めて閉鎖的で、医学部だけが他の学部と人事が別だったり、医者じゃないと教授に上がれないとか...白い巨塔そのままである...
...そんな医学部に外部からメスが入りつつある...そんな時代になってきた...今までみたいにやくざでいられなくなってきた...
...莫大な借金を抱える日本がどんぶり勘定ではいられないのかもしれない...京大、東大が模範を見せなくてはいけない...
...まあ、論文捏造といい、国立大学のうみが少しづつ出ている...まだまだ、懲戒免職に関係する教員は山ほどいる...
...たくさん、辞めてもらえば、ポスドクのポストも増えるし、大歓迎だ...
...今のポスドクの給料はもらっている人で、年収500万...4500万あったら9人雇うことができる...もしくはポスドクの研究補助金にすれば、だいぶ助かる...しかし、企業はそんな使い方しないのだろう...
...まあ、いずれにしても、私には無縁の話し...誰かおやじの将来のために金を積んでくれるひといないかな....枯れ枯れ...
...
...阪大と大阪外大が合併らしい...そして、合併後は阪大らしい...要するに大阪外大が消えるということか...
...いずれにしても母校の名前が消えるのは卒業生としては嫌だろう...
...ひさしぶりに卒業生が訪れてくれた...今年、海外脱出ということで来てくれたらしい...申し訳ない!
...スキー合宿の時も、就職を勝ち取った卒業生がいたが、就職を得ると言うことは、現実問題として学業成績が良いこととあまり関係がない気がする...
...おやじ達に良い意味でも悪い意味でも”面白いやつだな”と思わせる個性が求められる...じゃないかと思ったりする...
...じゃあ、学生時代にどうしたら面白いやつになれるか...簡単だ...勉強も課外活動もしっかりやる...それだけだ...これはあたりまえの事である...
...最近、どうも受験対策だの就職対策だの、がたがたうるさいが、簡単に考えれば、勉強も課外活動もしっかりやればいいんじゃないか...
...親や塾が効率良い方法だとマニュアル化して入試が上手くいっても、それは生きる力にはつながらない...
...もっと挫折し、悩み、回り道するものじゃないかな...そんな経験をした学生が”面白い”と評価される気がする...
...私も面白いおやじになるよう、精進します!(もういらん?)
2006年03月27日(月) |
かっとびおやじ... |
...ある研究室のスキーに参加...いろいろな意味で刺激を受けた...
...とにかく、やんちゃな子供がそのまま大人になったような先生...
...それも半端ではない...
高速にのれば、かっとび走行...”どけどけ〜”で追い越し車線140Km...
スキー場につけば、かっとび滑走...ついていくのがやっと...
土日は、どこかに行っているらしい...とてもついていけないパワーだ...
...そして、夜の宴会...偶然にもうちの大学に非常勤で来ている先生とばったり...盛り上がって、ワイン一升瓶飲み干した...
...だいたい、それから卒論生のセミナーじゃあ!とかいう事になるから 頭はぐるぐる...しかも眠い...
...かっとびおやじも聞いている間に”ぐあー”といびき...先生っ!
...世間は狭い物で、なんと留学の事でお世話になったA先生を良く知っているという...
...”あのおばさんはホントわからんわ”...その気持ち良くわかる!
...研究のこと、実験のことも十分に話ができて大満足!
ひさしぶりに家族のことを忘れて、滑走ざんまい!...
...こんなかっとびおやじはみたことない...
”人生はがんがん楽しまなくては損だよ”...Sおやじに続き、このおやじにも完敗...凄すぎる...
2006年03月24日(金) |
会議...会議... |
...昨日は、初めて出る会議2つ...
...大学の学生さん...知らないところでいろいろ苦しんでいるのが良くわかる...サポートを怠るとアキレス腱が切れる事もあるため、必死である...
...まあ、いろいろ意見をもらえて良かった....
...そして、すぐに次の会議...主な議題とは別に、事務部長が、うちの取り組みに食いついてきた...
”こういう大事なことを、もっと学内でアピールしてください” ”学部長とか、話してますけど..ねえ” ”そうですか...ははは”
...ははは、じゃない!この大学はどんな連携を取っているんだ!
...と言っている間に、事務部長がわざわざ自宅からメール...
”この事案を是非、学長、学部長会議に上げたいのでご協力願いたい”
...GPプログラムなんてことになったら、忙しくなるなあ... ...頼むから、もうひとり雇ってよ>たぬき事務部長...
2006年03月22日(水) |
野球サムライ、ベースボールを制す.. |
...休日、ひさしぶりに娘と過ごす...そしてWBC観戦...
...野球そのものの面白さだけでなく、日本の野球の実力やナショナリズムもあって、元気がでた...
...日本全体が個人主義になり、他人の事は知らない...自分だけが良ければいいという風潮の中で、日本の原点との言える”和”を重視し、戦って熱くなる...
...そんなことが、再び”かっこいい”と日本全体が感じたのではないか?...それこそ、日本人の血であると思う...
...バットを持つ日本選手は、さながら”刀を持つサムライ”で、力で押してくるアメリカに、日本流の”技””巧みさ”で勝利した試合だった...
...日本が勝利したとき、野球がベースボールに勝ったと感じた...日本の技術は決して弱くはない...
...不思議と王監督に対しては”品格”という言葉が似合うし、イチローもそんな王監督を尊敬しているようだ...スポーツの世界で品格を得るためには、何か別の事が必要なのかもしれない...
...日本代表を見て、学生時代にある大会で総合優勝した時を思い出した...そんな熱い思いを思い出させてくれた事に感謝したい...
...素直に感動できた決勝戦だった...
...思い立って神戸へ...家族で中華料理...やはり上手い...
...日本が韓国に勝った...イチローはとても嬉しかったのだろう...
...しかし、イチローが本当に勝ちたかったのはアメリカではないのか...アメリカでプレイし、活躍してもどうしても越えられない人種差別...そんな抑圧された気持ちをいつか晴らしたい...そんな気持ちがあったのかもしれない...
...とにかく、最近のアメリカは本当にモラルのない国になってしまった...ブッシュのせいか、国民性か...そんな国に追従するイギリス...しかし、EUはしらけている...
...日本人はもっとアメリカにチャレンジすべきである...アメリカは思うほど強くはない...
...チャレンジと言えば、ライブドアの株を買った”ユーセン”...
”馬とフェラーリは買うな”という社長...ホリエモンと同じ社長であるにもかかわらず、性格は全く違う...42才らしい...こういうおやじは好感が持てる...
...いずれにしても本当に活躍できる人は”芯”がある...これは努力をすることで見えてくる...
...努力しない若造、フリーター、ニート...負け組だと思う前に、努力する...それだけだ...
...そろそろ、新学期...どんな入学生か...毎年楽しみ!
...今週は飲み会が多かった...週末はゆっくり...
...ある先生が他の大学に移るようだ...まあ、それは普通だが、その先生が所属する大学から引き留められているらしい...
...そんな事が今まであったなんて話は聞いたことがない...どんなにノーベル賞クラスでもそんなに引き留めない...
...なぜ、そんなに引き留めるか...その先生は産学連携で莫大なお金を取り、特許もたくさん持っている...こういう先生は大学にとってとても必要な人である...
...いつのまにか、論文をたくさん書くひとより、その大学にお金を落としてくれる先生がもてはやされるようになってきた...この傾向は今後益々強くなるだろう...
...しかし、分野によってはそんなにお金をとれない分野もある...そんな分野が益々軽視され、金がとれる先生のみを重宝する時代になるか...
...金がとれる先生ねえ...無縁だ...そこらへんに落ちている金を拾ってこようか...発想が寂しい...
...そうか、最近、映画みていないなあ...と思う...
...そこで、いろんな意味で節目だし、妻と映画もいいかなと思って見に行った...
...ここ、10年くらいで映画を見たのはおそらく2回ぐらいしかない...久しぶりに行った映画はとても楽しかった...
...子育てが一段落し、妻と行く映画は、たいしたことではないが楽しめた...
...映画の題名はイーオンなんとか(英会話ではない)で、初めはアクション物かなと思ったが、見ているうちになかなかメッセージがある映画だった...
...今回のドラマはどうも面白くないので、こういう時は映画を見るに限る....
...そろそろ、授業開始...エンジンも少しずつかけましょうか...
...コンパに参加...え?追い出されるの?...ということで、挨拶を求められることに花束までもらった...
...S教授が”ちょっといこうか?”と誘うので、いそいそと2人で2次回にいく...
...やはり、スナックか...久しぶりである...入った途端、S教授がハイテンション...
...年を経てから女を連れ込むのはラブホテルではなく、普通のホテルがいいとか言う話をスナックのママとその友達(おばさん)とで長々議論...
...そこまでは良かったが!盛り上がって友達おばさんと手をつなぎながらカラオケ...さらにハイテンションになって...
....おばさん達と”チュー”....決してほっぺではない...
...百戦錬磨の私でもこれは参った....さすが恩師....
...そして、時間になると”さ!帰ろうか!”...引き際も早い...
おやじの極みである...凄すぎる...
...いろいろ教えてもらいました...この恩師には完敗である...
...あの大学はとうとう移転を縮小...しかし、バタバタしてるなあ...
...あるセミナーに参加...今後の就職状態について知ることができた...
...セミナーを受けて、今、なぜ多くの会社が優秀な若手を採用しているかがやっとわかった...
...面白いことに、一般の会社員もキャリアが求められる時代らしい...想像していた以上に終身雇用制は崩壊している...
”雇われる能力”が求められるらしい...これって私たちの業界の発想と思っていたが、むしろ大学社会よりも流動性があるらしい...
...しかし、まあ、現実はいろいろどろどろした人事があるようだ...なかなか平均値では判断できない...
...こういう話は本当に面白い...不安産業に向いているのかな...
...老後に不安産業に転職とか!...だめか...
...講演のあと、ひさしぶりに昔のメンバーと再会...
...華々しい教授の講演とは裏腹に卒業生の就職難...
...35才を過ぎるとポスドクさえも断られる現実...受け入れる研究室が業績を求められるようになり、昔より若くて優秀なポスドクを確保する傾向が強まっている...妻子を抱え、どうするのだろう...
...医学部に行ったポスドク...学位は取ったものの、研究成果は出ず...極めてハイリスクな研究であるため、数年かけても論文が出ない可能性すらある...任期制の導入が迫っている...しかも、業績にかかわらず、教授に上がれない...だから、医学部はやめとけって言っていたのに、今になってわかってきたようだ...
...研究は大学の柱になると主張する教授...しかし、現実を無視することは出来ない...
...ただ、教授は若い頃、”研究は命がけでやれ”と叩き込まれたらしい...それは今の時代でも変わってはいけない...問題は命がけで業績を上げたドクターが正当に評価されていないことだ...
....少子化の波で雇用問題は解決しない...卒業生がとにかく幸せな人生を少しでも歩けるように願うだけしか、できない...
...おやじはホントに無力である...
...ライブドアの上場廃止...金で心は買えると話していたホリエモン...金がなくなればさっさと心は離れていった...まさに、ホリエモンの言うとおり...
...金では買えないものに、恩師の存在がある...人生には何回か分岐点があるが、その道しるべになってくれた人でもあった...
...その道に入ってみると、それは険しい道ではあったが、途中でくじけては、せっかく道を作ってくれた恩師に申し訳ない...そんな気持ちで続けてきたこともある...
...道しるべをしてくれた時期に
”後はあなたががんばるだけです...私は知りません”...といばらの道に背中を押された...
...世話になった人に対してはどんな人も大事にしたいものだ...
...恩師も新しいチャレンジをするようだが、これもまた次のエネルギーになる...
...枯れてばかりもいられない...今日はもうひとりの恩師の会...
2006年03月13日(月) |
生活あっての仕事... |
...とうとう、国家公務員の宿舎にメスが入った...
...これは、国立の教員にとっても大変な問題である...そもそも国立の先生がある程度、裕福なのは専用の宿舎が安いからだ...
...少々、汚くても若い頃に1万ぐらいで住めたら、貯金もできる...そんな事ができるからこそ、国立の先生は裕福だった...それがとうとう崩れた...
...任期制、安月給、研究費の削減...こんな状況で優秀な人材は集まるのだろうか?
...ある女優が”生活あっての仕事ですから”と発言していたが、この意味を多くの研究者は考えなくてはいけない...
...今、国立大学教員の魅力はどこにあるのだろうか...
...ポスドクから正社員になって半年で辞めてポスドクに戻ったS君...35才からのチャレンジはいいが、心配である...
...研究者として教育者として幸せな状況とはどういうことか... ...私も良くわからないが...まあ、いいか...
2006年03月12日(日) |
仕事のスタイルは生き様という話 |
...昔から良く知っていたK先生との飲み会...ちょっと疲れていたが、楽しかった...
...昨年度の学会でも素晴らしいプレゼンを行っていた...その素顔に触れることが出来た...
...”研究のスタイルは、その人の生き様ですよね”...とK氏...
...同じ領域、同じ分野の研究でも、その研究のやりかたは人それぞれである...派手なテーマに取り組み、適当に論文化する人もいれば、地道にひとつのテーマを追いかけて、そこから新たに問題点を見つけて論文化するものもいる...
...K氏は、特に派手な事はやっていなく、ただ、実験が楽しく、綺麗な実験を行う事に専念されてきた...その取り組みは、正に生き様である...
...研究に限らず、仕事でも人によってその取り組みかたは人それぞれである...文句ばかり言って適当に仕事をする人もいれば、黙々とこなす人もいる...それは仕事ぶりはまさに、その人の生きている姿である...
...最近、どーも体がつらい...節目の辛さか、飲み過ぎか...
...人事が蹴られた...全くひどい話だ...
...”人事は理屈ではない”とI教授は話していたらしい...こういう人は、自分の感性に合わない場合、すべて屁理屈として考えるのだろう..
...最近、大学の目玉になる先生が出ていく事になった...昨日、業者が来て、この事態を”もったいないことをするなあ”とぼやいていた...
....業者の方が大学の事を良く知っている....世界を代表する研究者を逃がすなんて...どうしょうもない...
...自分の分野はかなり悲惨だが、大学全体が少子化の影響で少なからず影響を受けている...
...知り合いのポスドク達は35才...不思議と以前より、大学人事のモラルが低下している気がする...大変な時代である...
...とにかく、今はやれることをやるのみ...か...
2006年03月10日(金) |
外人のポスドク... |
...飲み過ぎて頭が痛い...ひさしぶりだ...
...研究の件でK先輩に会う...違うバス停で降りて、ひどい目にあった...
...Kさんは相変わらず元気だ...組織の問題、研究の事などを話した...そして、米国からポスドクのお兄ちゃんが来てセミナーをした...
...とにかく、良い機会なので英会話の練習...最近、英会話をしているせいか、なんとなく慣れてきた...
...その後、飲み会に参加...外人を囲んで2時間、英語だけ...きつい...学生も来たが電子辞書付き...ある学生は2時間の間、ほとんど話さなかった...
...とにかく、つまみが出てこないので、酒をのみまくって、その勢いで外人と会話...
...英会話はまあいいのだが、彼の興味の幅の広さに感心した...日本のポスドクであそこまで興味の幅がある人はなかなか見あたらない...研究も斬新で様々な実験手法を用いて行っている...素晴らしい...
...もう少し、研究の話をしたかったのだが、酔っぱらってきたのと、そのポスドクを連れてきた先生が英語でおやじギャグ連発...そんな状況はきつい...
...しかし、日本の大学の状況は良くない...我々の分野はもっと厳しい...そんな寂しさとはうらはらにおやじ教員の英語でのギャグは熱い...
...疲れた...
...午前中、セミナー...上手く進んでいるのもあればそうでないものもある...みんな頑張っている...
...しかし、頑張っているからと行って論文になるとは限らない...そんな焦りだからかもしれないが、最近、キレルケースが多い...
...”こんな状態じゃどうしたらいいかわかんない”とセミナー中に言われたYさん...セミナー中にボスに投げられたら、いくらドクターと言えども不安が大きくなる...
...独法化で教室経費が半分になり、ますます業績をあげないと学生指導もできない...旧ボスもいるが、沈黙を保つ...
...今更ながらボスの重要性を感じる...知り合いのI先生と共同研究の件で話したが、ボスの機嫌が悪いので無理だという...
...イギリスのボスは研究業績に加え、人間的にも良好な人が採用されるという...
...もし、自分がポスドクの身分でどこかに行くとすれば、おそらく、業績を出している中堅の大学にするだろう...条件のさほど良くない中堅大学で業績が出ているところは、ボスの力量が高いと考えられるからだ...
...ポストの流動性が高まる今後の大学では、ボスの役割は極めて重要になる....
...娘に”ぼくちゃん劇場”を話して笑わしている場合ではないのである(娘によると、この話は夢に出てくるくらい面白いらしい...ふー)
...ウイニーで情報漏洩...なんで、こんなソフト入っているんだ...管理が甘すぎる...
...ある雑誌を読んでいると、本の紹介記事があって、最近話題らしい”通勤電車で座る技術”の話が載っていた...
...これは素晴らしいと思った...まず、日頃の生活を観察し、そこからデータを整理できること...それから、目的が単純でなじみやすい内容だと言うこと...
...これ、イギリスでも評判になったそうで、新しい発想は国境を越えて理解される...
...金や学閥でしか動けない研究者は、こういう本を参考にすべきである...
...しかし、この話、映画になるそうでしかもラブストーリー...こうなると逆におかしくなる...
...私もくだらない日記書いていないで、本になりそうなブログをやろうかな...”耳鳴りおやじの嫌み”とか...誰が買うか!
...イナバウワーの事を書いたら、アクセスが7倍になった...びっくり...読んだ人はあまりのくだらなさに失望しただろうが...
...福祉のセミナーに参加...とにかく、私が一番若い...こういうところに参加すると、頭がリフレッシュされていい...
...英会話もだいぶ慣れた...4月から心機一転...新しい先生とのフリートーク...英語で話をすることだけでも、リフレッシュ...
...昨日のレッスンで使ったテキストに”ストレス”回避法の事が書いてあった...
...誰かとおしゃべりする、外に出てぐるぐる歩く、違うことを考える...これはまさに昨日の私である...
...今週は急に昔の先輩と会うことになった...学会で会ったときは久しぶりで、頭もかなりはげ上がっていて髪の毛は減ったが、その分、研究の成熟度は増している...昔から尊敬できる方であり、研究能力も高い先輩だ...
...少しの間、うろうろしながらエンジンかけましょうか...
...嫁さんも40才になったとたん、疲労が出てがくっと来ている...
...40才というのは人生の折り返し点か.....
...昨日は旅行の疲れでダウン...しかし、ひとまず予定だけは入れておく...
...考えてみれば、お世話になったボスに一度、手みやげを持ってお礼しなければと思った...家族旅行ばかり考えていてもだめだ...
...ボスの退職によって新たな研究室運営が始まるわけだが、予想以上に学生の不満は大きい...びっくりした...
...必要以上の締め付け、公私混同、頻繁に起きる予定、方針変更...最近は物忘れも激しくなっている...どうしたのだろう...
...確かに今の大学は10年前よりストレスが大きい...そのつけが教員に来ているのはわかる...
...ボスの研究能力が極めて高くても、ひとりでは他のラボと競争できない...せめて、研究意欲を維持させないと自分の首をしめることになる...
...まして、分子の仕事は9割が失敗である...そんな仕事を持続させるためには、工夫が必要である...
...しかし、これだけは自分で乗り越えていかなければならない...そのためには酷なようだが、一度生産性が落ちる時期も必要ではないか...
...まあ、人ごとではないですな...個人の研究能力だけで研究室は活性化しない...ということです....
....私も少しずつやっていきましょうか...
2006年03月05日(日) |
匠の地..伊賀というところ... |
...マラソンを断念したので、その分、家族サービスで小旅行(?)..
...伊賀へ行ってみた...それが伊賀いといい(まずはおやじギャグから)...
...宿泊施設も厚生年金関連で、これがまた、極めてリーズナブル...最近、サービスを向上させて来たのであろうか...簡素なイメージがなくなった...ホテルのような綺麗さで一つの部屋に多く泊まれば安くなるという設定で、素泊まりも可能...感動したのが、夜に布団を敷きに来てくれる...さすが、厚生年金施設...高齢化社会にマッチしたサービス...朝食込みで5人、2万円を切るんだから、また泊まろうという気になる...
...この施設...全国的にアイススケート場がついていて、これまた、面白い...誰かが提案したのだろう...
...そして、伊賀と言えば世界的に有名な忍者文化...忍者屋敷...これを見て最近はやりのリフォームブーム...匠の技...とかいう原点は”からくりやしき”から来ていると実感...
...忍者ショーでは、子供に受けるギャグ満載の縁起...子供がうけると親も嬉しい...
...そして、先日、テレビチャンピオンで大活躍した職人のいるファームへ...山里の小さなファームから出たソーセージ、ビールが世界的な評価を得ている...素晴らしい...
...まさに伊賀は忍者文化からくる匠の町...日本人の持つ匠の技をもっと向上させるものづくり、ひとづくりをすべきではないのかあ!
...そんな話を夜の飲み会(またか!)で話していたら、女子学生が
”忍びで行きましょうよお”...くのいちは怖い....
...新分野への移行...大変だが、とても心地が良い...
...世界的な研究動向がわかり、米国とヨーロッパでは研究の内容も姿勢も違う事に気づく...
...ヨーロッパの研究は、明らかに米国を意識しているが独自のスタイルをとっている...過熱化した米国の論文を冷静にみて、再検討している論文もある...彼らは彼らで米国とは異なる研究を模索して実践している...自分たちの研究にプライドをもってやっているという雰囲気が論文から伝わる...
...その点、アジアはどうだろうか...日本は...どうも米国かぶれしている気がする...米国と同じ土俵で勝つことばかりを意識しすぎなのではないか...
...日本はそろそろ、日本らしい研究をしていったらいいんじゃないか...アジア全体の学会レベルをあげて東洋らしい研究をすればいい気がする...
...私も枯れてきたので、そろそろ”わびさび”の研究らしきものをやろうかなあ...さらに枯れそう...
...おそらく、ここ10年で一番、暇な時期ではないだろうか...
...研究分野の切り替え、ボスの退職、海外脱出の予定変更...
...よく考えると、今年は国際学会が多い...少なくても2つ入っている...
...そして秋にもうひとつ、入れようかと考え始めた...どうせなら家族で行ってやろうか...近いし...
...発表演題を出せるだろうか...これが実は大変である...研究環境が十分整備されていない状態でなんとかなるかという不安...
...しかし、自分の好きなテーマでお金をもらいながら研究できる仕事は他にはない...これはとても幸せなことである...
...この幸せな環境にいながら何もしない教員がいるんだから、おかしなものである...
...4月に向けてだんだんテンション上げていきますかあ...
...なんとなく、ゆっくり過ごしてみた...心地がいい...
...研究室のストレスがピークに達しているので、卒論生だけ除いて、一部だけ連れ出して飲みにいく...
...とにかく、予想以上の荒れぶりだ...このままでは研究室として成果が出ない...
...修論が終わったハワイ風の学生と家族の話になった...父親がいないことを知っていたので、なんとなくその理由を聞いた...
...すると、なんと例の墜落事故で失ったという...まだ、彼は3才だったから、おやじの顔は覚えていないという...
...幼い子供を抱えて奥さんはどんな思いをしたのだろう...また、家族を思い、父親はどんなに無念の気持ちだったか...自分の事として考えるといたたまれない...
...そんな彼はドクターを目指し、頑張っている...自分を育ててくれた母を喜ばす意味もあるのかもしれない...
...是非、彼には頑張って欲しい...陰ながら応援してます(ほんまに陰や)...
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