耳鳴りおやじの日記
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2006年02月28日(火) |
イナバウワーの意味.. |
...朝の納豆は上手くて、幸せ....
...フィギャースケートの荒川さんの事を昨日、ニュースでやっていた...
...芸術性と技術力が評価される中で、得点にならないイナバウワー...それを荒川さんは実践した...聴衆は感動し、採点者も素晴らしいと感じたのだろう...
...もし、評価を人間ではなく、機械が行ったらイナバウワーは何の意味もなかったろう...人間が評価するから意味が出てくる...
...大学のお仕事で考えれば研究がフィギャーの技術、芸術点、教育がイナバウワーというところか...優勝するためには技術、芸術点が必要条件だが、評価になりにくい部分は選手としての完成度を高める..十分条件として必要になるのだろう...
....最近、どうも完結している...ここからどのように次の目標を見つけるか...ひとまず、週末家族旅行(?)...
2006年02月27日(月) |
現実と理想のはざまで |
...福祉関係のセミナー...どうもストレスが溜まる...
...何かの資格をもらうためにはだいたい何時間の講義を受けなくてはいけないとか、そういう規程がある...
...講義を聞いているうちに、いろんな問題点が見えてきて、それをどうしようかなんて考えていると、座って聞いている時間が無駄に思えてくる...
...その後のIさんとの話し合いは、その点、ストレスがない..現実的な問題ですれ違いがあっても、本質を理解しているから共感できる...
...福祉活動は最大公約数をどれだけ高めることができるか...という事なのだろう...数字には絶対的な公約数が存在するが、考え方の公約数は変化する...1人の考え方が変わることで最大公約数は一気に増加する...
...論文を捏造してまで権威を保つ国立大学の教授より、地味だが自分のやっていることに”確からしさ”を感じているIさんの方が素晴らしいし、幸せなのだろう...
...3月でひとまず研究の切り替え...ここ10年で一番、気が抜ける時期かもしれない...まあ、ぼちぼちですな...
...セミナー中にブレイカーがとび、これは聴衆に”無礼かあ!”...おやじギャグもここまでくると相手にされなくなる...
...そんな感じで学生との飲み会...昔の学生はとにかく仲が良く、教員がくるまでぎゃあぎゃあ言っていて、なんてやつらだと思っていた...
...しかし、今は逆に静かだ...みんな静かに隅に寄って固まっている...これはこれでなんとなく変である...
...いつのまにか、学生さんが繊細になり、脆くなっている...いろんな人と交流したり、傷つくことを避けて成長している気がする...
...そんな中でも自分を高め、がんばっている学生も少なくない...どんなかたちでも自分に対して自信が持てるようになって卒業して欲しい...
”課題が多くて活動できないんです” ”自分の時間は自分で作れ!!”
....追いコンで”オイコン”でどうする...老いコン(老いたコンプレックス)か...これはだめだ...
...妻が40才になった...なんとなく、複雑な気持ちだ...
...彼女が18才の頃から知っているので、ホント長いつきあいである..半分、兄弟みたいなもんだ...
...家族が本当に成熟するのはこれからなのかもしれない...
...トリノの荒川選手は本当に感動し、金メダルをとったが、やはり4回転ジャンプにチャレンジした安藤選手にも、そのチャレンジ精神に金メダルを与えたい...
...安藤選手が成熟するのはこれからなのかもしれないが、どんな人でも成長するときには失敗を繰り返す...成長を諦めた人は別として成長を求める人は失敗をしなくてはいけない...
...荒川選手が成熟なら、安藤選手は成長過程...それぞれの段階で意味がある...
...今時の若者は成長を求めず、成熟を求める気がする...成熟は求める物でなく、結果である...荒川選手もおそらく気がつけば成熟していたと実感したのだろう...失敗を繰り返し、成長する過程は重要だ...
...4月から新しい研究テーマ...成長するためにはチャレンジし、失敗を繰り返さなくてはいけない...しかし、どうも年には勝てない...やれるところまでやってみましょうか...はあ...
...退職される先生の飲み会...
...とても良かったのだが、なんとなく寂しい...
...最後の挨拶でいろんな思いを語るのだが、こういう事をやったというものが少ない気がする...
...研究でも定年と共に終わりになってそれで安堵するというものではないとは思うのだが...
...昼間にある共同研究について会議を行ったが、みんなが研究に関して夢があり、とても楽しんでいる...この人たちの定年は良い時を迎えるのだろう...
...団塊教員の退職...どうも最近の状況では寂しいだけで明るい話題がない...
...しかし、ビールと食事が上手かった...これが一番!
...少しずつ軌道に...
...卒論の季節...学生が初めて研究発表する時だ...
...その発表の流れを見ていると、いろいろ考える...話の流れとしてこうすべきであるというところ...また、そのデータを出さない方がわかりやすいと言う場合もある...4年生の段階ではまだわからない...
...面白いのは、ある流れで前後を入れ替えても、それなりに成り立つ場合だ...こういう場合は聴衆に関してどのようなアピールをするか...聴衆の理解度に関係する...
...研究発表というのは、話す方は真剣だが、聞いている人は意外と理解していない...聴衆の人数、理解度でプレゼンを考慮する技術がどうしても必要となる...
...しかし、データが出ていない学生はどうするのだろう...こういうのは先生がだめなら、先輩がサポートすべきだと思うのだが、それが止められている以上、どうにもならない...
...まあ、見守るしかない...どこかのIT企業のように、業績が出ているかのように見せかけるのは絶対やめて欲しいなあ...
...捏造卒論発表...こういう経験者はやばい....
...かなり、回復...
...スケートの安藤選手...プロだなあと感じる...職業的にプロであるとか、そういうことではない...プロ意識が素晴らしい...
...”4回転ジャンプに挑戦する”...世界の大舞台で失敗すれば大きな減点になる4回転ジャンプ...彼女は完璧を目指している...
...昨日、テレビでホテル再建者がプロの条件として...
”完璧を求めている人。おそらく一生かかっても無理だと思っていても目指す人。”...最近、そういう年輩おやじに出会っていないなあ...
...完璧を目指すためには、常に自分に対してチャレンジしなくてはいけない...しかし、最終的なゴールはない...
...どんな職業にもそれなりのプロ意識は持てる...会社に流されず、会社を利用して自分のプロ意識を高めれば、人生の生きがいにもなる...
...しかし、今回のトレノ...女性が大活躍...それもかわいい...男性は...誰だっけ...ほれ...あのスキージャンプの失格になった...頑張ってくれ!
...バナナを食べて運動してセロトニンを増加させる...そしてすこしづつ回復...
...昼から夜にかけては調子が良い...朝が調子よく、食欲が戻ればオーケー...
...半分、更年期障害かもなあ...
...自分をコントロールしつつ、回復する...これはなかなか気持ちがいい...
...昨日の夜は耳鳴りでトリップして脱力睡眠...これが結構、はまる...
...こういうときは頭も体も脱力するのが一番...ぐんにゃり...
...しかし、耳鳴りの事でこんなに不安定になるとは...
....大切なことは耳鳴りがどうのということではなく、精神的な安定だと実感...
...走ったり、歩いたりしてリフレッシュするとかなり落ち着き、食欲も回復...徐々に戻る...
...私のいとこは独身で脳の病気で倒れたが、心細いのではないか...家族や友人の有り難みというのはこういう時に感じる...
...年をとると誰もがいろいろな病気になるが、上図につきあっていくことが大切なのだろう...
...しかし、今から4年前、こんな状態でよく実験し、学位もとったと自分ながら感心...どんな状態もかならず乗り換えられると実感...それがなんとなく自信につながっていたりもする...
...この日記を読んで耳鳴りになっているひと、必ず慣れますよ、ほんと...精神の適応というのは素晴らしい...
...まあ、ぼちぼちですな...
2006年02月17日(金) |
落ち込み...そして復活... |
...嫌な耳鼻科に行く...どうもトラウマになって精神的に不安定になる...
...検査をすると昔の耳鳴り側の聴力が落ちていた...もう別に話ができたらいいのだが、やはり落ち込む...
...不思議な物で考えていないと別にどうでもいいのだが、難聴、耳鳴りの事を考えはじめると、とめどもなく落ち込む...
...ちょっとこの気力ではマラソンを走る元気がないので、ひとまず今回は断念...しかし、20km近く走れるようになったので、また元気な時に再挑戦...
...あまり眠れなかった(嫁さんによればよく寝ていたと)が、とにかく考えてもしょうがないので、やるべき仕事、目標を確実にこなすことを考える...そのうち、早くも精神的に少し復活...やはり、耳鳴りおやじに成り立てとは違って復活が早い...
...今日もぼちぼち頑張りますか...
...論文セミナー...とにかくややこしい論文...
...もともとのモデルが”?”なので、それから引き出せる結論の解釈が難しい...
しかし、無難な研究デザインで無難な結果を出すのはあたりまえで、こういう厳しい研究デザインからそれなりの結果を出して評価の高い国際誌に出せる能力はすごい...
...論文紹介していると著者の苦労とエネルギーが伝わり、私もまだまだだと反省...人の事をとやかく言っている場合ではない...
...おそらく、修士の学生までよくわからなかったのではないか?しかし、それは私の説明能力不足...説明のスキルを向上させなくては...
...”難しかったんじゃないですか、この論文”とボスに言われて、”老化防止です”と私...
...まあ、それはそれとして、研究室の雰囲気が最悪ムードへ...来年度から大丈夫だろうか...
研究室の女の子が不満最高潮...おやじの私に”どうおもいますう?”っていうが、気持ちはわかるが、枯れた私をいじめないでください...
...おやじはいろいろ辛い...
...T先生が教授に上がるんだそうだ...自分の事を棚に上げれば、これは相当ひどい...
...大学には昇任規程があって、その規程では教授に上がるためには学位に相当する業績がなくてはだめだと記載されている....自費出版1報と紀要で学位相当と我々の分野が判断されたわけだ...ずいぶん、なめられたものだ...
...私が知る限り、怪しい大学以外、この業績で学位をとれる人はまずいない...大学が勝手に昇任させるのはいいが、恥知らずもいいところである...
...他の分野では教授になるべく、頑張っていながら助教授で終わる先生が多いのに、こんなやり方でT先生が教授になれば、他の分野からの批判も加速する...そんな分野はいらないよという話になる...
...もう、やくざ教員は辞めてくれ...本当に...
...2月に入ってからホントストレスだらけ、反対からも耳鳴りがするし....
...やくざ教員が辞めないなら、私がもうこの大学辞めようかな...行くところがないか...それとも隠居するか...縁側でお茶をすすっていたほうがまだましだ...がっくり...
2006年02月14日(火) |
中途半端なハーフパイプ |
...どうも、最近、反対側からも耳鳴りがするなあ...まあ、もう慣れたけど...
...トリノのハーフパイプ...面白いが、それだけって感じがする...どうも競技として成熟していない感じだ...
...たとえば、スキーだと人によって滑り方が全然違う...同じモーグルでもうまくずらして滑っている人もいれば、ずらしすぎて滑っている人もいて、ジャンプも見応えがあり、面白い...
...ハープパイプはなんとなく、フィギャースケートに似ているが、フィギャーほど華麗ではない...中途半端なのである...
...そもそもボードにあまり魅力を感じないせいかもしれない...スキーと比較すると滑りの広がりがないせいかもしれない...
...スキーなら、ボーゲン、パラレル、ステップターン、片足滑り、ショートターン、ウエーデルン、ずらし滑りと、かなりいろんなことができる...スキーがしたくなってきた...3月には家族と離れてひさびさのスキーだ...
...ちょっと待てよ...スキーの前にマラソンじゃないか...おやじの体は持つのだろうか...う〜ん...
...餅つき大会があった...おやじ連中が少なく、少し頑張ってついた...しかし、なんでおやじが少ないんだろう...
...と、よくよく見渡すと、おやじだけではない...おばさん連中もいないのだ...要するに小学生低学年の子供達が親なしで来て遊んでいるのだ...
...まあ、それが普通..と言ってしまえばそうなのかもしれないが、どうも私の感覚では理解できない...せっかくの餅つきである...親も参加して楽しんだらいいと思うのだが...
...今の時代、金があればスクール、塾とたくさん行かせることができるが、家族の時間は金では買えない...そういうことを大切にすべきだ...
...最近、トリノでモーグルを見て、スキーがしたくなった...山に1ヶ月くらいこもりたいなあ...おやじになるとそれもかなわぬ夢である...マラソンチャレンジぐらいにしておこう...
2006年02月12日(日) |
静かなひととき... |
...今年から平日の休みをなくして、そのかわり日曜日をしっかり休もうと考え、出勤...
...今週、セミナー発表なので論文読み...しかし、二日酔いで頭回らず...
...ようやく読み終えたが、”ふ〜ん、そうなの”と納得しつつも、なんとなくしっくりこない...インパクトファクター4ぐらいでも、こんなものかと変に納得...
...しかし、久しぶりに静かで楽しい時間を過ごした...休みでざわざわしていないし、実験と結果とそこから得られる生命の尊さに思いをはせながらの論文読み...
...”このデータをこの著者はこう解釈するのか”と驚いたり、”それはおかしいやろ”と文句を言ってみたり、まあ、そんな事を続けるのが研究者というものだが...
...この雑誌に出したと言うことは外人はこのモデルを受け入れることが難しいということなんだと深読みしたり...楽しい....
...論文も1回読んだ程度では何もわからない...論文のぼやっとした全体像がみえるだけである...これではわかるとは言えないし、人にも説明できない...しかし、今日は二日酔いで頭もぼやっとしている...
...まあ、読んだということで納得してひとまずカレー...そう、週末はカレーである...???
2006年02月11日(土) |
二日酔い...おやじの友情... |
...飲み過ぎで二日酔い...
...昨日は大学院時代の友達と知り合いのK先生とで飲み会だった...
...知り合いの先生のボスと学生達もきて大盛況...楽しいひとときだった...
...今から15年以上前にこのボスのところに学位の件でお話に行ったことがあり、とても懐かしい気持ちになった...
...K先生は42才で教授、そのボスもまだまだ健在であったが、私と友人が訪ねて来てくれたことをすごく喜んでくれた...
...かなり異端な事をやって当時はかなりいろいろな人からバッシングを受けていたのだろう...そんなところに初めて実験の件で訪れたのが友人のO先生だった...その後、私も訪れたが、そのことがとても嬉しかったらしい...
...K先生の言葉で昔印象的だったのが、”時間がかかっても実験の結果が出ることが楽しいんですよ”...今だからこそ、受け入れられた実験手法だが、今から15年前は難しすぎて私も全くわからなかった...そんな実験を”楽しい”と感じるK先生はとても素敵だと感じ、また不思議に思ったものだ...
...こういう学術的な面白さを大学時代に感じることが、その先のエネルギーにつながるのだろう...ただ単に有名大学を卒業し、偉い先生に頼み込んで大学の先生になるというだけでは、その先のエネルギーは生まれない...
...昨年度のK先生の話を聞いても昔と比べてとても成熟した印象をもったが、どんなところにいても着実に成果を残していくことが、最終的に世間から認められる近道なのだろう...
...実際にそういう先生が40代でしっかり教授になっている...大学もしっかりやっている先生をしっかり評価するように変化してきたわけだ...
...世間的にとても有名になっているK先生の話も出たが、あまりいい印象は持たれていない感じだ...人を押しのける事や傷つけることでのし上がることは決して正当な評価にはつながらない...
...同じ部署のK先生は大学の理事長に”かっこがつかないから教授にしてくれ”と直談判に行ったらしいが、呆れてしまう...こういう教員をとった大学にも大いに責任をとってもらいたいものだ...
...友人のO氏の行動力、謙虚さに改めて刺激を受けた...こういう友人を大切にしたいものである...
...”お互い、もうおやじだぜ”とO氏...そう、それが今までやってきた我々の結論である(?)...体は枯れるが友情は固い...
...なんとなく、耳鳴りをしている反対の耳も鳴っている...体調が悪いせいか...年をとるとなんかいろいろ出てくる...
...ちょっと興味があり、”バカの壁”を読んだ...脳科学者という肩書きだから、書いてあることは確からしいと読者は感じるのだろうが、要は個人の感想である...しかし、この感想はとても私に通じるところがある...
...個性は主張しなくても身体がある限り、存在する...精神性の個性にはあまり意味がなく、共通性を認識させるようにすることが大事...ってなところ...
...要するに、個性を伸ばしなさいなんていらなくって、友人の気持ち、親の気持ちをわかるようになるほうがずっと大事...まあ、こんなことは昔のおやじがあたりまえに言っていたことだ...
...そもそも個性というのは家族や友人を意識するから出てくるわけで、意識の共通性を確立できない連中は、ただの身勝手な連中である...それは個性ではない...
...まあ、いずれにしても、人間形成には順序が必要で、子供の頃に個性だなんだというのはおかしい...子供は大人が準備した仕事、課題をしっかりやっていればそれで十分である...
....しかし、今週はほんと忙しい...耳鳴りもそのせいか...
2006年02月09日(木) |
言葉の力ってねえ... |
...マラソンのトレーニングもいいが、寒くてどうにもならない...
...指導要領の方向性がゆとりから言葉の力ということらしい...どうしても詰め込みには戻りたくないらしい...一番てっとりばやいのは、全国のパソコン教育を廃止し、小学校に電卓などの機器類をすべて禁止することだ...しかし、言葉の力とはなんだ...次に失敗したら”愛の力”になっていくんじゃないのか...
...子供の体力も最近、ミニマム(ってなんで英語?)を焦点にしているが、言葉を重視するのも学力のミニマムを求めた結果なのかも...
...それよりも、最近の子供の気力が低下していることが問題ではないのか...そもそも人間はシステム化されているわけだから、知性、感情、意志、すべてが関係する...
...ロボットにこういう人間の精神活動を植え付けるのは難しいと言われるが、それは当たり前のことで、こういう精神活動は個々で活動するわけでなく、他人とのコミュニケーションで育つものだからだ...
...逆にこの活動こそが人間らしさということになろう...
...なんか、偉そうな事書いて疲れた...仕事行こう..
...マラソンに向けて20km近く走る...さすがに体重が減った...おまけに突風が吹き荒れてその逆風で飛ばされそうになった...
...海外脱出取りやめでカリキュラムの調整...おまけに懇親会だ、退職記念だと打ち合わせ、会議にばたばたしていている...
...やっと、人事書類も提出...さてどうなることやら...
...退職パーテーに呼ぶ名簿も出来つつある...このパーテーは私が今まで参加した中では学術的に最高の人たちが訪れるパーテーだ...緊張するがなかなか楽しくなりそうだ...
...大学の教員というのは、紆余曲折、海千山千の人生を送りつつ、最終的に退職の時にどのように扱われるかで、その人となりがわかる...
...教授になれずに講師、助教授のままであったり、学生を抱えていない教養の先生であったり、教授で学生を抱えていても学生や社会に評価されていないなら、現実的に派手なパーテーは開けない...
...今度、退職する教授は研究業績も素晴らしいが、形にはならない教育業績も素晴らしい...発起人の”教育者としての教授を記念誌で強調したい”という発言もそれを裏付けている...
...”おれは教育をがんばっているんだ。だから教授にしろ”というどうしようもない教員がいるが、教育業績の評価というのは本来、自分から主張するものでもなく、昇進に直接関係する絶対条件ではないのかもしれない...
...まあ、とにかく忙しい...雑用で疲れているのか、走って疲れているのか...わからない...
...家族カニツアーから帰ってくる...寒気が押し寄せて大変な事になった...どうしていつもこういう展開になるのか...
...子供達がなぜか、朝早く出るのが好きで、しょうがないので5時に出て走る...恐竜の博物館にひとまず向かって見学...この博物館はすごいと子供以上に感動...参りました...
...途中から7人乗りレンタカーに乗り換えて、母を乗せて越前へ... ...最近出来た建物に宿泊...すごい...リビングから日本海が一望できる...これはまいった...
...そして、地元おすすめのカニ旅館...
”予約してくれたんで勉強させてもらいました”と20畳のぐらいの部屋を貸し切ってカニ料理...参りました...
...なんと大人3人子供3人でかに10ぱい、刺身大盛り、カニ雑炊つきって、参りました...食べきれない(でも食べた)...しかもべらぼうに安い....本当に参った...
...夜に雪が降って路面凍結...朝に出発しようとしたら車がスリップして崖に落ちそうになっている...山をおりるときに本当に緊張... 嫁が”落ちるときは家族一緒よ”と余裕の笑顔...アイスバーンと嫁に参った...
...帰りにスキーをして帰宅...頬を赤くして眠っている子供達のかわいさに参った...
...これでこの冬は思い残すことない...疲れた...
...マラソンに出ると決めるとなんとなくプレシャーがかかって...いい感じ(?)
...K大学で教授人事に不透明さがあるということで助教授が裁判を起こした...これはなかなか面白い...
...だいたい、人事は不透明である...業績だけでは決められない...助教授の”人格”を教授連中が”不適格”と判断すればどんなに業績があっても昇進できない...しかし、大半の企業の人事に比べればかなりましである...
...K大学の場合も選考した教授は助教授より若く、さらに外から連れてこられた教授はもっと若い...長いこと、K大学に勤務した先生からすれば、納得がいかないのだろう...
...とはいっても、人事は教授ひとりで進められるわけないから、この助教授はよっぽど業績がないか、嫌われているか、のどちらかだろう...
...昇進審査も納得がいかないと裁判を起こされる時代だ...ホントぎすぎすした時代である...
...同じようなことがO大でもありそうなので、こんな裁判がいろんな大学で起きるんだろうなあ...
...しかし、解雇されているわけではないし、嫌なら他の大学に移ればいいだけの話...裁判を起こした事実で他の大学からも嫌がられるリスクを考えれば、よっぽどなんらかの理由があったのかも...
...教員が事務職員を名誉毀損で訴えられないかな...なんて...
2006年02月01日(水) |
大学教員という職業... |
...コンタクトを取っていた教授からメール...別のところを紹介するとのこと...ボブスレーのように急転しないかな...無理か...
...ひさびさに実験再開..やはり実験は楽しい..ちまちま実験..ぼちぼち論文というのが、理想である...
...2月中旬には新しい分野に入るきっかけになりそうな飲み会もあるし、3月には興味ある分野の先生とのスキーもある...いろんな人と交流を持ちながら自分の研究を深め、高めて、それが教育に生かされれば言うこと無しである...
...ある雑誌に”後悔しない生き方をしたい”といって急に登山家になった女性の談話が載っていたが、根本的に大学にくる人間は研究と教育を深めることが自分の生きがいにつながっていないとだめなんだろう...
...アカデミックポジションで、教授としての権威を振りかざすことや給料の高さで入ってきた人がとにかく多くて、それが実現すれば後悔しない生き方だと感じている...
...知り合いのN先生は学位を持っているが、なんかわけのわからない非認可の大学から学位をもらっていて、それを恥ずかしげもなく、履歴として公開している...教授になることが目的ではなく、教授として成長することが目的であるはずなのに...
...まあ、人のことを言っていてもしょうがないので、ちまちま実験しよう...これが一番幸せ...
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