耳鳴りおやじの日記
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2005年05月31日(火) |
阪大捏造事件に関して... |
...世界的な研究論文がねつ造されていたそうだ...それも、実験試料すらない...
...世界的に有名な研究室からのねつ造は、世界から見れば日本の研究に対する不信感を生み出す...かなり重大な問題だ...
...Y大御所教授によれば、教授の資格は、論文を出す責任を負うと共に研究データの正確な管理だという....
...この捏造事件は筆頭著者とボス教授の説明が異なっているらしい...これは大変な問題だ...
...実験データ、論文を出すために焦ることは多々ある...しかし、その時にブレーキをかけてくれる人は必要だ...そのために教授はいる...
論文の数にこだわるばかり、データの真実性、妥当性を見失う瞬間はある...論文評価至上主義は、研究者の倫理観すら失わせる力を持っている...
...論文の前にデータがあるというあたりまえの事を意識できるか....これはひとごとではない...自省も兼ねている...
...阪大のボス教授も未熟だったんだろう...この代償は大きすぎる..
...脱線事故といい、捏造事件といい、成果主義が生み出す弊害が見える...失敗してもデータが出なくても、組織に最低限支えられているという実感がなければ、人は正常に生活できない...
...そんなあたりまえのことをしっかりできない今の世の中...おやじのイカリ爆発である...そういえば、イカリソースはブルドックソースに吸収されるし(それは関係ないか)...
2005年05月30日(月) |
犬も歩けば棒にあたる... |
...昨日は長男の誕生会...とにかく、私がどんなに忙しくても、嵐になっても地震が来ても、津波が来ても...
...”誕生会だけは絶対やる”と言っているものだから、子供たちの気合いはすさまじい...誕生会の準備から始まっての歌や踊りまで、こっちがそろそろ疲れてくる感じだ...
...週末からの疲れがどっと出て、しんどい...年である...
...家族の事でも仕事のことでも、”ひとまずやる”事が好きである...何かやろうとすると、そんなの意味ないとか無駄だとか、できるのか...責任は誰がとるのか...なんてぐだぐだ言うヒト(T先生とか)いるが、そんなことはやってみなくてはわからない...
...大御所のY先生は研究者の能力のひとつは運だと言う...運を得るためには、行動しなくては得られない...特に大学では教員の行動は自分で起こさなくてはいけない...犬も歩けば棒にあたる...これが大事だとY先生も話している...天下のK大学生にそんなことを説いている..
...少なくても犬より歩き回らなくてはいけない...犬に負けて居られない...
...おやじも歩けば溝にはまる...最近はそんな感じか...溝にはまれば、また、はい上がれば良い...おやじはそれで磨かれる...
K大学で講演を依頼され、話をさせていただいた...
...しかし、いきなり、パワーポイントが映らない...せっかく、パソコン持っていたのに...なんとか、別のパソコンで映したが、大事な図は映らないし、字はずれるし...最悪...
...不思議なことに、会場の用意などを教授ひとりで行っている...普通は学生や他の教員に手伝ってもらうと思うのだが...また、K大学の先生は誰も来ていない...こんな事ってあるんだろうか?
...また、集まった人数もまばらだ...この地区の凋落ぶりがよくわかる...ひとつの派閥で意味なく、かたまっているとこうなるんだろう.. ...集まる目的が発展的ではなく、政治力にすがろうとするとこういう結果になる...
....それでも、いろいろな方から話を聞けたのはよかった...
2005年05月28日(土) |
猫の皿とおやじの高級時計.. |
昨今、おやじの雑誌が増えて、かっこいいおやじがこうだとか、こんなものを買うと渋い、なんてステレオタイプが作り上げられている...
...そもそも、日本のおやじはさらしまいて、ビール飲んで野球見ていたらいいのである...イタリアのかっこつけおやじになんてならなくていい.. ...外国ではつるっぱげおやじがむちゃくちゃ持てるが、日本ではまずむりだ...文化の違いがある...
...かっこいいと思う女も、最近ではブランド志向が強く、その人が実際にどんな人物かなんてどうでも良く、医者か社長と嘘をつき、ブランドの時計をしていれば、男はそんな女に持てることになっている...
...つるっぱげのおやじが金に困って質屋に行って、高級時計を買ったとたん、女に持てることってあるんだろうなあ...
女は少々小汚くても、高級時計を見て金持ちだと勘違い... おやじは、高級時計で自分が判断されて居るとは思わない...
おやじは”なんか、この時計をつけているだけで若い女にもてるんじゃ、ほほほほ”とばかりに高笑い....
....昨日の虎と龍の”猫の皿”落語...そんなことを思ってしまった...高級時計買おうかなあ...
2005年05月27日(金) |
人間として成長するために... |
...この日記を読んでいるファン(勝手にそう思っている!)から、メールを頂いた...嬉しくて、あと100年くらい生きることができそうである...しかし、まだ、風邪が治らない...
...昨日は、とある福祉の集まりに行った...
...年齢を重ねれば、そこそこ人のために何かをすると考えるようになるのか、おじいさん、おばあさんが多い...
...しかし、世の中には若いうちから、福祉活動に積極的に参加している人も多い...
...こういった福祉の社会では、人を”排除”しないように考える...研究の世界では、人をどれだけ排除しながら業績あげるか、上を目指すかという事を考える人が多いため、こういう会に出ると世の中、”競争”だけで 物事は回っていないと感じる...
...学位を取ったり、業績あげたり、権威を誇示したりできるのは、研究者として偉い人なのかもしれないが、人間として偉いかどうかは別問題である...
...最近の子供たちを見ると、大人の影響か”勝ち組負け組”という話が飛び交っている...勉強できれば勝ち、良い大学に受からなければ負け..そんなことばかりだ...
...飛び級にしても、勉強ができるからなんて理由で上がるが、教育はそんな物ではない...
...競争の激しい研究の世界でも、研究業績だけで物事を判断する人よりも、それは仕事の一部として捉えている人の方が評価が高い気がする...
...結局、仕事、研究業績は、第三者的にはすごいと感じられても、身近な人間関係ではあまり関係なく、もっと人間的な部分でつながって居る気がする..
...自分の仕事や地位などのキャリアをすべて取り払ったときに、何が残っているか...そこには個性、生き様があり、それは人によって様々である...それを認め合えることで繋がることができる...
...教授と教授ではなく、おやじ同士としてどうつきあえるか、それが人間として重要なことだ...
...だから、私はおやじになる、なるんだ!(もうなっていますから)
2005年05月24日(火) |
好きなこと、努力すること...か... |
...昨日読んだ雑誌に、研究を続ける心構えみたいなことを書いている人がいて...
”好きなことをする、努力する、だけです”と書いている人がいた...
...当たり前だが、なかなかできることではない...なぜなら、好きな事をするには様々な障害がある...それを乗り越えるためには、数年かかるかもしれないし、数十年かかるかもしれないからだ...また、お金ももらえないかもしれない...”好きなことをするための努力”が必要になる...
...好きな事をできるようになったら、そのために努力する...しかし、現実は甘くない...結果が出ない状態、失敗の連続、そんな事で、嫌になったり、挫折を味わったり、することは日常茶飯事である...
...”好きなことを続ける努力”をしなくてはならないのだ...これも実は大変なことだ...
...”俺には天職があると思うんで、会社やめます”って最近の若者は言うけど、好きなこと=天職ではない...おまけに、辞めてどこかに行ける補償もない...好きなことも努力もしていない...こんな連中が日本には溢れかえっている...
あたりまえのことを行うのは難しい...が、そこから逃げていると、中身のないおやじになってしまう...枯れても芯のあるおやじになりたいなあ...おやじ改造計画は続く...
2005年05月23日(月) |
ゆっくりとした日曜日... |
...少しずつ体調回復...授業があると倒れることができない...
...昨日は、ひさしぶりに何もない1日だった...体調も悪かったので、家にいた...
...この時期は、夏を迎える準備時期だ..ということで、9月までの予定を立てた...実験も結果が出ていないと、予定も大きくかわる...しかし、研究とはそういうものである...
...まあ、夏までがんばろうということで、大きな事を入れようと考え、家族1週間の旅を企画した...車で1週間ジプシーのように移動するのだ...これを一回、やってみたかった...1000kmぐらいか... ...この過程には、海、温泉、祭り、花火、川遊び、虫取り、魚釣り、ハイキング、グルメ、テーマパークが含まれている...
...独身の時にはあまり意識しなかったが、家族を持つと大きな船に乗って航海している感触がある...お互い助け合いながら、どこかに向かっている...人生とは旅である...だから、面白い...
...来年には本当に家族で半年ぐらい旅に出る予定だが、研究はさておき、家族で旅が出きるうれしさがある...知り合いのMちゃんも日本で新ボスとけんかして、ドイツの旧ボスに戻るらしい...機会があったら、一緒にビールでも飲みましょう!
...まずは、体調回復!
...新歓だった...体調のせいもあるが、気分が悪かった...
...まず、座敷じゃないこと...主将に聞くと、”来てみたらこうだった”...人数を聞いて、”座敷じゃありませんがいいですか”ぐらいのことが、言えないのかあ...店のもの!
...そして、乾杯...ビールがぬるい...ドイツかここは!...と思ったら、むちゃくちゃ、冷えたビールもある...冷えたビールとぬるいビールがごちゃまぜなのだ...どういうつもりだ!
...そして、つまみの量が少なすぎる上に、80才を越えるOBが来てくれたのに、揚げ物ばかり...最後の30分間は、学生は飲み物だけ...
...老齢OBは日本酒が好きなので、熱燗を頼んだら、燗ごと熱い...おそらく、電子レンジで温めたのだろう...最悪...
...老齢OBもさすがに、気分が悪いのか...店長を呼びだして説教...すると、こともあろうに、そのOBだけに焼酎と刺身サービス...基本的に学生の集まりなのに一部の老齢おやじだけにサービスしてどうする...こういうときは学生全体に何かしてあげるべきじゃないのか...ずれている...
...そして、OBを前に下を見て黙り込んでいる学生...何か不満でもある???せめて、横の友達と話したら??
...おまけに、来てくれるはずのコーチも来ない...それも連絡無し...体調が悪いのに参加したのはコーチと約束したからなのに...
...もう少しでキレそうになった...危ない...おやじはスパークすると怖いよ...それでも店長に
”全部タダにするか、学生全員に3品つけるか、どっちかにしないと、学生課通じてあんたの店、使えないようにするよ”...それ、営業妨害...
...今週は講義がつまっている週だった...おまけに体調が悪い...
...以前は、講義をしているときに”なぜ、こんなところにいるんだろう”って思ったものだったが、最近はそんな気もしなくなってきた...おやじになってきたということだろう...
...講義ではレジメというか、こういうことを板書しようというメモを持っていっている...ところが、昨日は、そのメモを忘れてしまった...講義の最初に気づいたのだが、まあ、しょうがないと思って、授業をした...
...こういうとき思うのは、授業で講義する内容が、何かを写した物ではなく、自分で考えた物、興味を持っている場合、メモがなくても話せるということである...暗記はしていないが、なぜか、覚えているのだ...
...授業ではうまく話そうとか、丁寧に話そうとか考えるのも重要だが、結局、教員自身が面白いと感じていると、学生には伝わる気がする...
...学生が教員から得る情報は講義内容というより、その内容を伝えるしぐさ、熱意も含めたものだと感じる...
...要するに、教壇で燃え尽きなくてはならないのだ(?)...しかし、それも若いうち...おやじの私はすでに燃え尽き症候群...
...そういえば、昨日、事務の人から、 ”先生は、若いタイプですね”と言われた...若い...ではなく、若いタイプ...微妙である...
...若いタイプおやじの燃え過ぎ講義...暑苦しい...
...
....どうも、今年のローテーションは悪いのか、調子がでない...
....昨日、朝慌てて出勤、嫁さんの寝坊で朝がなかったので、近くの店で納豆定食..”ごちそうさまあ!”
....電車に乗っているとき、”あれ?金払っていない”...払っていないのに、先払いと勘違いして、そのまま出てしまった...まったく、ぼけている...
...慌てて、嫁さんにお代を届けてもらった...店員は笑っていたそうだ...
しかし、もう少しで”某助教授、納豆定食で無銭飲食、逮捕”とヤフーニュースに載るところだった...
...どうせなら、もっと高いものを注文しておけば良かった...
...おやじもそろそろ、ぼけが始まっている...世代交代かなあ...
...昨夜の番組がおやじの育休について...
...少子化対策でおやじに育休とれということらしい... ...結婚して子供を持っていない夫婦に聞いたら、
”子供を育てやすい環境ではない”という....
...まあ、こういう問題を議論するといつも嫁さんの機嫌が悪くなる..
ただ、まず言えることは”少子化”と”育休”は関係ないと言うこと...
”子供を育てられない夫婦”は仕事が忙しいのであって、どちらかがしょうがなく”育休をとる”...
...それで、じゃあ、2人目作ろうか?という気持ちになるだろうか?
...子供をつくるために仕事を犠牲にするという発想がある限り、基本的に少子化は解消しないと思う...
...だから、逆に子沢山の夫婦に”なぜ、子供を作るのですか”という理由を聞いてそこから出発すべきだ...
...女性の社会進出は当然だと思うが、制度や日本の文化を無視して行動するといろんな人に迷惑をかけると思う...
...女性の抑圧された感情は簡単には理解できないが、少なくても回りを無視して大義名分で動くのは、今までの男性社会と全く同じである...
...育休とって子育てするおやじもいれば、結婚して子育てに専念するおばはんもいる...それでいいんじゃないかなあ..
...育休10%ではなく、家族朝食10%の方が少子化にきくんじゃないかなあ?
...最近、大学の第三者評価が盛んだ...その中で、研究業績などの後悔が盛んだ...
...少し前では考えられないことだが、今では大学の先生の情報はとても簡単に手に入る...国立にしても私立にしても、同じ土俵に載せられている...
...その中で、最近、審査論文と非審査論文で分けてポイント化している大学がある...
...審査論文とは外部審査を必要とする論文で、これがおやじとしては普通だと思うのだが、世の中にはなぜか、非審査論文のみを持っている人がいる...
...紀要とかがそれに該当する...
以前、ある先生に
”紀要なんかいらないんじゃないんですか”って食ってかかって大激論になったが、最近、その先生と話したときに
”やっぱり、いらないね、紀要は”って言っていた...
非審査論文って、言い換えれば自費出版みたいなもので、良くおやじが ”我が人生”とかなんとかで、まとめるのと似ている...
...”我が20代””我が30代””我が40代””我が50代”で4報だ..家族も入れて”我が妻”で5報、飼い猫も登場して”我がにゃんこ” で6報だ...ネコの手も借りたいところか...
”我が人生”を1報書くくらいならレジェクト100報の方が意味があるかもしれない...
...うちの某K先生が海外研究(別名海外旅行)に行って、研究リポート(別名旅行記)を書いたと喜んで渡してきたが、どこどこの国の若い子はかわいいという内容だった...捨てた...
...そんなことを、しっかりやろうなんて今頃、国は動いているんだから、遅い!
2005年05月16日(月) |
福祉活動で考えること... |
....ある福祉活動に参加してきた...
...活動を行っている人たちをみると、本当によくやっている...やりがいを感じているのだ...
...しかし、その一方で心配な事がある...自分の仕事はこのエネルギーでおこなっているんだろうか?そんなに多くのエネルギーを様々な事に注ぐことはできないと勝手に考えている...
...福祉活動はあくまでボランテアである...ボランテアにかける情熱が仕事にかけるエネルギーを越えてはいけないと思う...
...ところが、なかなか進みにくい福祉活動がこういう情熱家に支えられていることも事実である...かたちはどうあれ、何もしないよりは有り難いことだ...
...活動を活発化させると、その意義を忘れがちになる...昨日もその問題提起を少し聞いた...
...福祉活動に入りつつ、客観的に見ていく努力をしていこう...
仕事から帰ろうと思って電車に乗ると、偶然にもN先生...お元気そうだ..
...”ちょっと一杯いかない?”という魔の誘い.. ...”少しだけなら”という心のブレーキ...
...実験があったので、本当に少しだけという事だったのだが、飲んでいるうちに、どうでも良くなってしまう...
”今日は飲みましょうか?”....飲み過ぎ....
...しかし、N先生、家に帰っても誰もいないそうだ...おまけに同じ部署には飲みにいける友達先生がいない...寂しい...
...奥さんに”映画行こうか”といって断られたそうだ...
...N先生の状態の背景には、家族の背景がある...気がする...
...プライドやキャリアも必要だが、それは人間の魅力の一部である..
...時にはプライドやキャリアを脱ぎ捨て、生身の人間になり、家族なり友達とつきあえる心が必要だと思うのだが...
...不思議とプライドやキャリアにすがって生きている人は、そういう人に好まれる...人間的に合わなくても一緒にいられる...
...プライドやキャリアに勝ち組負け組はあっても、人間の相性にはない...自分に合う人間はどこかにいるのだ...
...うちの嫁さんはどうだろうか...(ため息)
...実験結果が出た...さらに蹴落とされた気分だ...
...真実がそこにあるにしても、それをどう整理し、浮き上がらせるかというところが求められるが、なかなか、今度のテーマは手強い...
...すでに、他のグループから論文も出ており、結果のオリジナリテイがないとダメである...さて、どうするか...
...しかし、結果は非常に奇妙だ...to be or not to be...
...それは真実か、それとも辿り着けないためのプロセスか...
...ふと浮かんだ発想からアプローチし、ほんの少しの確実な真実から入り込む...真実は真実を引きだし、体系化した真実を露出させる...
...そのきっかけとなる真実をどうも引き出せない...おやじの葛藤は続く...
昔、S教授にY教授が
”正直ですね”と話したそうだが、これは後になって究極の誉め言葉であることがわかってきた...
Y教授は、正直でいることの重要性を説いているが、現実的にはデータの解釈や論文数のこだわりなど、様々な思いが巡って、正直であることの重要性を忘れかけてしまう...
正直と似ているかもしれないが、”正論”という言葉がある...これは、一般的には誉め言葉でない気がする..
しかし、研究や教育に対してだけでなく、人間関係においても、正直であることや、”現実離れ”しても正しいということを伝えようとすることは、最終的には多くの人の理解を得るのではないかと思う..
あたりまえの事をあたりまえのように行うことは、難しいと考えがちだが、長い目で見れば少ないコストで多くの仕事ができると思う..
”こうあるべき”という信念から逃げずに、”できる”と思って正直に実行することは、大切な事だ..
....そんなことを最近は忘れかけている...反省...
なんか、この時期、ばたばたである...やはり、この時期、連休はいらない...サンプルを機械にかけているあいだに雑用、会議...
...別学部のT先生...新しい本を作成されたようで、一冊頂いた..でも、これって研究図書じゃないです...授業用として学生さんに買わせるんですか...ねえ
”この本を買わない奴は単位をやらない”とか..しなければ良いですが...部数は大事ですが、その点、お願いしますよ!
...知り合いのMさん、マンチェスターから日本に戻ってきたと思ったら、また、戻ることに決めたそうで、日本の研究環境が悪いんですね...イギリスに行く前に、昔一緒にいったラーメンやでも行きたかったんだけどねえ..
...いずれにしても、皆さん、忙しく働いてますな...私はぼちぼちやります...連休疲れが戻るのは、7月くらいになりそう...ぐったり...
2005年05月09日(月) |
母の日...レストランへ |
....実家の母は弟の嫁さんの赤ちゃんの世話...
....しょうがないので、うちの嫁さんも母だから、家族で食事に出かける...
...洋食が食べたいというので、近くの洋食屋へ...どうもここは全体的に中途半端である...
...かなり昔から開店してなんとかやっているようだが、全体的な雰囲気は良いのだが、電話の音がけたたましく鳴り響いたり、食事の量が少なすぎたり、食事の出し方もバラバラだ...
...常連客に依存すると、殿様商売になり、良いサービスが見えなくなる...
...昨日、テレビで母の弁当シリーズをやっていたが、手作り弁当って究極のサービスだと感じた...
...どんなに勉強ができなくても、スポーツができていなくても、母は自分のために、お弁当を作ってくれるという実感...言葉のないコミュニケーションである...
...最近の私のお弁当はおにぎり2個...海苔もなければ具も同じ...それでも、おやじは今日も頑張る(涙)
2005年05月08日(日) |
5月の連休はきつい.. |
...やっと、今週が終わった...連休というのは、我々の業種にとっては結構きつい...
...木曜日まで3連休で、金1日、土曜日では一週間休みみたいな物である..こういう状態はストレスなので、思わず6kmウオーク、7kmラン..
...そして、毎日、夜、家族と食事...うれしいのだが、これを365日やっていたら、業績は出ないと思った...業績を出すには、とにかく、何かを犠牲にしなくてはいけない...悪いなあ、子供たちと思って..
”仕事をしないで、毎日一緒に御飯食べるのと、仕事をしてたまに食べるの、どっちがいい?”
”仕事をして、たまに食べるの!!”嬉しい反面、ちょっと寂しい...
...しかし、よくわかっています..うちの子供たち...
家族が理解しているなら、体力が続く限り、がんばりましょう..おやじはまだまだ、踏ん張らなくてはねえ...
...昨日は、連休明けの研究発表会...そして授業...
...研究発表会はいつも刺激的だが、最近、どうもネタが面白くない...
...全体的に結果が出ていない上に、議論が少ないせいかもしれない...私も含めて、もっとエキサイテイングな物があればいいと感じる..
...私自身も研究テーマが短期間仕事なので、難しい部分があり、なかなか、腰据えてやりにくい部分も抱えている...
...分子の仕事は実験に成功しても論文にならないので、逆に論文にするためには何が必要かという個人内の葛藤が重要だ...
...某Y先生の日記でも、優秀な研究者は”問題解決能力”ではなく、”問題設定能力”だなんて、議論してしたが...
問題設定には、論文に必要なオリジナリテイをどうするか、競合している研究者との関係をどうするか、さらには、どのような実験とどのような結果が必要かということ、そして、それを実際に実験できて結果が出せる遂行力が求められる...
やみくもに研究して、失敗して、なんとかする”問題解決能力”は、たいしたことはないのかもしれない....
...今頃の学生さんにも”重要と思われる研究テーマを設定しなさい”という課題で、だいたいの勉強ぶりがわかるのかもなあ..
...しかし、これが結構難しい...枯れおやじになるとさらに難しい...
2005年05月06日(金) |
鉄棒ができない子供たち... |
昨日は、なぜか、同じマンションの住民に呼ばれて、パエリヤ大会.... 久しぶりに食べると美味しかった...
....ひさしぶりといえば、息子に逆上がり指導...おやじがなにやら、教えてると、必ず公園の子供たちがやってくる...
...”逆上がりやってみい”といって、出来たのは1割...
逆上がりができないなら、と、おやじが見本で、プロペラ、飛行機、けあがり...”すっげー”と子供たち...
鉄棒のバリエーションが少なすぎる..ということは、鉄棒で遊んでいないのだ...鉄棒の上からジャンプ...これもおやじが一番だ...
...たち幅跳びとか、何か体で競うこともしていない...これでは体で何かを達成できるという感覚が乏しくなるのも無理がない...
...よく見てみると、彼らは腕の筋力が著しく低い気がする...逆上がりはまず、自分の体を鉄棒にまきつけるために、体を引き寄せる動作が必要だが、それができないのだ...これでは全然ダメだ...
...また、鉄棒ができることは、日本の文化である..米国の校庭に鉄棒はないからだ..
それで、おやじは”鉄棒ができないやつは、勉強なんてやる資格がない..小学校を卒業させないぞう..日本児童は鉄棒ができなくてはダメ”...
...おびえる近所の子供たち、そして、それをしっかり聞く娘...
頑張れよ、わが子供たち!
2005年05月05日(木) |
こどもの日...連休中... |
....去年に引き続き、太子町へ...連休なのに余り人が居ない..
...カーナビで二上山登山口を指定すると、変な所に連れて行かれた..
...気を取り直して、出発しようとすると、なんとハンドルがロックして居るではないか..いろいろやってみたが、全然だめである...
...とうとう、JAFにコール...情けない...しかたがないので、木陰でお弁当...
...でも、子供たちは楽しそうだ...天気も良く、草木は元気..山もあったので、探検したりと大喜びだ...
...今日のこどもの日だが、最近の子供の体力は低下しているという..親が子供をいろんなところに連れて行かなくなったこともあるが、若手が都市部に集中し、さらに子供をあまり作らなくなったことも関係しているかもしれない...
...この前、奈良へ行って来たが、そこに何故かついてきた近所の暴れん坊ガキンチョは”かえるを触ったことがない”らしい...
...勝ち組だ負け組だと塾に行かせたりするよりも、親が子供と正面から向き合う機会を増やす事が重要じゃないかなあ...日常生活には学ぶべき事はたくさんある気がする...
...国語で春の日の内容で朗読があっても、経験がなければ心がこもらないだろう...多くの経験は子供の勉強内容を深くする...
...昨日は、N先生家族とバーベキュー...うちのSちゃんの暴れん坊ぶりにびっくり...
...そんな連休中...
....ポスドクが去年で2000人増え、1万2500人に達したという...その半数のみが常勤扱い...8%程度が40才以上だという...過酷な状況だ...
...ここまでくると、博士になることと、就職することは別に考えなくてはいけなくなる...
...この日記も、結構”博士崩れ”でサーチしてくる方が多く、なんか、心が痛む...
...多くの偉い先生は、博士にさせることのみを仕事と考えている気がするが、就職先を開拓し、紹介していくことも大学教員の仕事にしたらいいのではないか...
...業績あれば就職できるよという無責任な指導...この難しさは教員本人が自覚しているはずだ...あえて現実に目を向けていないだけだと思う...昔とは状況が違うのだ...
...最近、K君が論文を投稿したがリジェクトだったらしい...昨日会ったら身も心もぼろぼろだった...
...厳しい世界だから、それを乗り越えると新しい世界が見えてくるが、それだけでは飯は食えない...苦しい状況でしっかり仕事ができる人にしっかりしたポジションを与えていかなければ、いけない...それが難しければなんとか努力するのが教員の仕事である気がする...
...仕事をしていない教員は早めに退職するか、給料を半分にして若手教員を雇えば良い...そちらのほうがどれほど大学のためになるか...
...若親父は家族も背負って、この厳しい世界を生きていけるか?
2005年05月02日(月) |
うちの子、元気やなあ... |
....昨日はSOのプログラム...子供たちが大暴れ...楽しそうである..
...終わってから、最近、建設中の実験室で食事...危ない薬品を使うようになったらだめだからねえ...近いうちにバイオハザードのステッカーを貼らなくてはねえ..
...家に帰ってからダウン...しかし、体を使った後は心地よい....それでも子供たちは元気...大騒ぎで遊んでいた...
....私が実験で出た後も、大騒ぎ...後、5年もつかなあ、この状態...中学になったら無理やなあ...
...しかし、家族で過ごした記憶は一生残るだろう...それが大事である...おやじは連休合間に実験...気合いが抜けるなあ...
...まあ、明日はハイキング...頑張ろう...はあ、五月病...
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