息子・タク(10才)がポケモンカードゲームの大会に行きたいというので連れて行った。
場所はパシフィコ横浜。参加者はちびっこから大人まで、千人ぐらいいるんじゃないだろうか。とにかくたくさんいるため遅く来るとゲーム卓に座れず待たされることになる。決勝トーナメントには先に6連勝した者が16人しか進めないので、待たされるのは不利なのだ。
まさか決勝に進めるとは思っていないけれども、せっかく来たのに待たされて限りある開催時間を浪費するのはもったいないので、朝5時半に起きて電車に乗った。で、終わるのは夕方5時。タクはそれまでずっと遊べるからいいけれども、僕はやることまるでなし。休日まる1日潰れることになる。ヒマな時間をどう潰すか。気が遠くなるけれども僕も覚悟をそれなりに決めてきた。
「ねえパパー。ヨッチャン達来ないよー」
タクのポケモンカード仲間、近所のヨッチャン兄弟とそのお父さんがなかなか来なかった。一緒に来ようと約束したわけではないが、会えたら会いましょう的なゆるい約束をしていたのだけれども、確かに遅かった。メールしてみるとお父さんから返事が来て
「すいません。上の子が電車酔いで途中の駅で休憩してます…」
あらー。そうなんだよねー。子供だから体力にも気を遣わないといくら早起きしても体が持たないことがある。タクも今はテンションが高いけれども絶対後になってバテて来るはず。
そんなこんなで開場時間となり、タクは無事待たされることなく席に座りカード対戦スタート。対戦しているところは参加者以外立ち入り禁止なので、タクの姿は小さく見えるけれどもどんな戦いをしているか観れないんである。
なのでとっととゴザを敷いて暇つぶし開始。ウチから持って来た小説などを読んでみる。そのへんをうろついてみる。意味もなく退場して再入場してみる。あああつまんなーい。
会場をヨチヨチ歩きまわっているピカチュウだけが僕の心の癒しであった。可愛すぎて握手とかしたいと思ったのだが、ピカチュウにまとわりついているのは僕以外はちっちゃい子ばかりだったので、それなりに接触して大人しく引き下がった。
タクは1時間ぐらいで戻って来た。1戦目は勝ったけれども2戦目で負けたという。
「もっかいチャレンジして来いよ」
まだ時間があるし、もう少し勝ち進めるはずだ。しかしタクは
「もーいーよ。あとはヨッチャン達と一緒に組んで遊びたい」
なんともう決勝進出のチャレンジを放棄。別にタクのために来てるんだからタクがやりたいことをやればいいんだけど…。
やがてヨッチャン親子もようやく合流し、午後はタクとヨッチャン兄弟と3人組になり、3人組グループ同士が対戦する団体戦を楽しんでいた。
「すいません、私もちょっとやってきますんで…」
ヨッチャンパパは僕と違いカードゲームにはまっている人なので、彼も対戦しに行ってしまった。で、やっぱり僕だけがひとり暇つぶし。
あまりにもやることないし…子供のために休日まる1日潰しているわけだし…ちょっとぐらい飲んでも…仕方ないな!
ということでコンビニでサントリー角ハイボール缶を数本買いこんだ。入場・再入場時には必ず警備員による持ち物チェックを受けるが、酒は持ち込み禁止ではなかった。よかった!でもさすがにおおっぴらには飲めないのでハンカチで缶を隠したりしてこそこそと飲む。やがていい感じになって来た。
どれくらい時間が経ったろうか。子供達が戻って来た。おっと酒缶を隠さないと…とわちゃわちゃしてたらヨッチャンお父さんも戻って来て
「顔真っ赤ですね。飲んでるんじゃないですか!」
あっさりばれてしまった。
いやいやいや、アナタガータのカードゲームにちなんで、コレが僕の暇つぶしの切り札なんですよ。なんちて。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。娘・R(12才)と息子・タク(10才)が
「パパ、誕生日プレゼントなにがいい?」
と聞いてきた。
「なんでよ」
「11月じゃん」
そうか。もう11月なのか。11月は僕の誕生月である。我が子達の質問でなければ即座に
「おっぱい」
とリクエストしたいところだがさすがにそうはいくまい。
通勤用のカバンがボロボロだから新しいの欲しいな、とも思ったけどそれも子供に買える値段ではない。なので
「じゃあパパはラーメン好きだからラーメン一杯ご馳走してもらおうかな」
と振ってみると、
「ラーメン?いいよ!千円ぐらいだよね!おごるよ!」
と言ってくれた。
「まあ千円まではいかなくて700円か800円ぐらいだよね〜」
と話したところでハタと思い直した。小学生にとっての千円、またはそこまでいかなくても700〜800円というのはかなり高価なのではないか?このことである。
少なくとも僕が小学生の頃は千円といえば大金。常に駄菓子屋で50円のアイスを食べたいがお金がないので30円のにせざるを得ない…とか考えていたレベルなので、千円なんて文字通りケタ違いであった。
その頃と今は物価の変動があったとしても、千円って未だ今のちびっ子にとってもかなり大金のはずである。なので
「お店のラーメンじゃなくてカップラーメンがいいや。『蒙古タンメン中本』のカップラーメンをプレゼントしてくれ」
と訂正リクエストすると
「え、それでいいの!すごい辛いやつだよね!」
僕は蒙古タンメン中本のメチャ辛いカップラーメンは以前からよく食べていて、
「食べてみるか?」
「ヤダー!辛そう!」
子供達と何度もこういうやりとりをしているので子供達もよくわかっている。なのでリクエストも話が早い。
「うん。中本のカップラーメンでお願い。200円ぐらいだよ」
「わかった!」
「ただしセブンイレブンでしか売ってないからな!気をつけろ!」
「えー!そうなの!」
そんな注意事項を告げるとタクはよくわかった、と納得した。
そんなわけで我が子のプレゼントも楽しみなところであるが、本能の欲求に任せたプレゼントも欲しいところである。すなわち冒頭でも述べたおっぱい。
ハッピーバースデー(おっぱいを)チューチュー。
なんちて。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。