今日もアリガトウゴザイマシタ。
■酒は飲んでも風邪引くな。
2014年02月26日(水)
日曜日、おっさんソフトボールの練習があり、夜おっさん達と飲みに行き、その後寒い中酔っ払ったまま駅前をうろついていたら…、
翌日、二日酔いと風邪と筋肉痛がいっぺんにやってきた。三位一体のジェットストリームアタックを決めて来やがったので、気持ち悪くて貧血っぽくて手足が痺れてて熱っぽくて全身の関節が痛くて。どれが原因でどこの具合が悪いのか、わけがわかんなかった。
夜、仕事から帰って来てから
「どうも風邪引いちゃったみたい」
と嫁に言った。もしラボラボなカッポーだったら
「あらかわいそう。ワタシに風邪の菌を伝染して早く治して〜」
とか言ってくれて、
「フフ、風邪を引いてるっていうのに、うちのワイフにキスをせがまれて困ったもんだぜ」
と自虐風自慢のひとつでも語れるんだろうけれども、ウチにはそんな愛情は足尾銅山の銅の如く枯れているので
「寄るな!近寄るな!触るな!」
即座に接触を拒否され、娘・R(10才)と息子・タク(8才)にも
「子供達、風邪引きが来たぞ!逃げろ!」
そりゃもう徹底的なエンガチョ扱いをされ、体調が悪く心身共に弱っていたところにさらにむごい仕打ちを受け死にたくなった。
はあ、と溜め息をつきながらエッチラオッチラと、筋肉痛のためか風邪のためか分からない関節の痛みを堪えつつ部屋に入ると
「あ、すぐマスクしてよね、あと寝る時は端っこで壁に向かって寝てよね。勿論マスクしたまま」
と更に追い打ち。マスク強制とかドレミファドンかよ、と泣きっ面に蜂な心境であったが、寝室を追い出されて1人で寝ろ、と言われないだけマシだと思い直した。
「あさってはRの二分の一成人式なんだから!風邪なんか引かせられないの!」
なるほど、そういう事情があってのことか。Rの一生に一度のイベントを僕の風邪菌で台無しにしては一生恨まれるなあ…。
ということで、僕にはマスクして壁際で壁に向かってとっとと寝ることしか許されていないので、とりあえずマスクをした。すると
「パパー」
Rが僕に寄り添ってきてくれた。おお、R、君だけは僕の味方だ…と思ったら
「ここやるの好きなの」
と、マスクのノーズフィッター(鼻に当たる部分にあるハリガネみたく固くなってるところ)をぎゅっと曲げた。で、去って行った。うん、今日のパパには近寄らない方がいいよ…。
で、マスクをして布団に入って、壁と向かい合って寝た。壁際に寝返り打って〜♪と歌ってみると咳き込んでしまった。マスク着用のまま寝ると結構苦しい。
「マスクしたまま寝るのは喉が潤っていいんだよ」
と嫁は言うが喉は潤う前に肺が枯渇しそうである。とかいって、それでも僕はいつの間にか寝たようであったが、朝、起きてみると見事、マスクは口から外れていた。寝ている間に外してしまったようだ。やはり苦しかったのだろう。
「寝た後すぐ外してたよ」
嫁は忌々しくもしっかりチェックしていた。チッうっせーな。寝てる間のことなんてどうにもならないだろ。と言いたいところであったが、ひとつ言い方を間違えると、マスクを外した代わりに生きてる間にデスマスクを作られる恐れがあるのでやめた。
反省してまーす。
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■ソフトボール・オン・デマンド
2014年02月24日(月)
日曜日はおっさんソフトボールの練習の日であった。
とても寒かったので、
「今日のような寒い日に運動するのは体によろしくない。やめるべき」
とサボろうとしたが、同じ都内では東京マラソンが絶賛開催中であり、ぐうの音も出なくなったので重い腰を上げた。
「どもー」
と僕を含めたオッサン達が学校の校庭に集まり、練習を開始する。正直なところ、ソフトボールが大好きで入ったわけではなく、むしろ体動かすのキライだし勿論ソフトボールもオッサン達の中でトップクラスのヘタクソなんだけれども、ご近所との繋がりを大切にしているため下手でも続けている。
「パパー」
しばらくすると娘・R(10才)と息子・タク(8才)がやって来た。校庭で遊びたかったらしい。追いかけっこをしたりうんていによじ登って遊んでいた。
やがてオッサン達は練習の合間の休憩となり、ちょうど備品のグローブが余っていたので、タクに
「キャッチボールするか?」
と誘ってみると
「うん!」
なんか子犬が全力でボール遊びするような食い付きのよさでニコニコと得意げにボールを投げたりキャッチするではないか。
そういえば、僕の父親は僕と弟とキャッチボールをしたかったらしく、わざわざグローブまで買い与えられてよく外に連れ出されたものである。しかし前述のとおり僕は体動かすのが大嫌いだったため、嫌々やっていたらある日
「魚が死んだような目をしてるな」
と父親にブチ切れられてしまったことがある。で、今は僕が父親なのだけれども、イヤイヤやってるぐらいだから当然タクにもそんなことをしたことはなかったのだけれども、タクはこういうのが好きみたいである。
もっとこういうことをやってやってればよかったなー、とすまない気持ちになる。タクの性格は僕よりも僕の父親に近いところがあるので、好きなんだろうなあ…。一方、
「Rもやる?」
と聞くと
「やんない」
即答。Rは僕似のようだ。
そんなわけでオッサン達及び子供達と体を動かしつついい気分になれても、やっぱり早く練習切り上げて飲みに行こうぜ、と思う僕なのであった。
校庭ではヘタクソでも飲み屋では皇帝になりたいのです。
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■弐番目のユキカキ。
2014年02月22日(土)
■給食給食嬉しいなー。
2014年02月20日(木)
子供達は
「おしゃべりしてないでさっさと食べなさい!」
と嫁から言われているにもかかわらず、
「ねえパパー、聞いてー」
と話しかけてくるので、おっかなびっくり答える僕である。
「あのねー、びっくりした、っていうことを『びくった』って言うんだよ」
「ふーん」
娘・R(10才)が学校でよく使われるスラングのの解説をする。
「あとね、ちょっと待って、って言いたい時は『ちょとまち』って言うんだよ」
え、「ちょ、待てよ」じゃないのか。それはキムタク限定か。
「じゃあパパも教えてやる。最高にイケテルことを『チョベリグ』って言うんだよ」
「へー」
Rは素直に聞いていた。学校で流行るといいなあ。
ダラダラと食べるRの一方で、食べるのが早い息子・タク(8才)は、とっとと食べ終わってもう歯を磨いていた。磨きながら冷蔵庫に貼ってある給食の献立表を見て、
「明日、『揚げ餃子』だって。やったー!」
と喜ぶ。え、揚げ餃子と言えば僕も大好きだった給食メニューではないか。僕が子供の頃の給食に揚げ餃子がよく出ていたのは餃子帝国・栃木ならではのメニューだと思っていたがそうでもないらしい。大量生産するには焼きより揚げの方が早いからなのかも。
そういえば、練馬大根が有名なここ・練馬区の学校給食では「練馬スパゲッティ」というメニューがある。大根おろしとツナ・刻みノリのパスタらしい。子供達はよく
「ちょーおいしい」
と言っているので気になるのだけれども、既にオッサンの僕には食べる術がない。以前、授業参観の時に、今後の要望等書いてくれ、的なアンケートがあったので、近所のオヤジ数人と
「給食を子供達と食べたい」
ということを書いて出したのだが有無を言わさず却下された。当たり前だ。ここで
「それぐらいいいじゃんかよー!」
とゴネるとモンペになるんだろう。そんなわけで
「パパも練馬スパゲッティ食べたいなあ…」
君らが羨ましいよ、と言うと
「作ればいいじゃん。簡単だよ」
そんなに食べたいのに何故それをしないの?と目を丸くしたRに言われてしまった。いやいや、給食で食べるのがいいんじゃないかあ…。
給食と言えばノスタルジックな思い出に浸れるけれども、それは思い出補正である。決して美味しいメニューだけだったわけではない。むしろ美味しい方が少なかった気が。給食以外では人生先にも後にも見たこともないメニューかつ、本気で殺しに来てるだろ、ってぐらいマズイもののあった。
あと未だにトラウマな思い出もある。何の野菜かは忘れてしまったが、緑の葉っぱが入ったサラダが出た時があった。「いただきます」をした直後、
「ぎゃあああああ!」
何人かの悲鳴が上がった。葉っぱの中にカタツムリが紛れていたのである。自分のにはなかったが、それでも吐きそうになってしまった。当然教室中が大パニックになった。
「よかったじゃん!エスカルゴだよギャハハ」
中にはそう軽口を叩く者が被害者をブチ切れさせて更にカオスになり、さすがに担任が回収して混乱を治めていたなあ…。あの頃はよく何かが入っていたなあ…。
キュウショクでチョウショックなんちて。
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■ホワイトバレンタイン。
2014年02月18日(火)
息子・タク(8才)が同級生のガールフレンドからバレンタインチョコをもらって喜んでいた。
タクと娘・R(10才)の小学校では、学校内への食べ物の持ち込みは禁止で、そのルールはよく守られているらしい。なのでウチまでチョコを持ってきてくれたRの友達もいた。雪で道がひどいことになっていたのに、ありがたいことである。Rもチョコを渡してお互い交換。
今時のバレンタインって、女の子同士の交換が主流なのだろうか。Rが作ったチョコは全て女の子の友達宛だったのでそう考えてしまう。どこぞの男子に渡そうものなら、僕がハナクソを混ぜておくところである。
で、タクである。以前、タクにラブレターをくれた仲良しの女の子がいるのだけれども、その子がチョコもくれた。親に似ずモテる。
かわいい巾着袋の中に、手作りのチョコが入っていて、ちっちゃい子でも自分で作るんだなあ…偉いなあ…と感心してしまった。実際見た目もカワイイ子なので
「今のうちに結婚しようって約束してしまえ!」
とせっついたところ、
「いや、そういうんじゃないから」
思いっきり否定されてしまった。
「なにー!好きじゃないのか?」
「好きだよ。でも、そういう好きじゃないから」
うーん。昔、好きだった女の子に告った時にそんなことを言われたような記憶が。まさか我が息子の口から聞こうとは思わなかった。
「君のことを好きなカワイイ子なのにもったいないなあ…」
「でもね、今、あの子が好きなのはボクともうひとりの男の子がいるんだよ!」
「ええっ」
カワイイフリしてあの子わりとやるもんだねと驚いてしまった。それって二股じゃないか。タクがそういう風に素っ気ないから愛想尽かされかけてんじゃないのか。
「で、そういうタクは誰が好きなんだい」
あんないい子に言い寄られてもその気にならないなんて、一体お前は誰が好きなんだ、と聞いてみたら
「教えない!」
おのれもったいぶりおって。すると、この話をずっと聞いてたRが
「あ、わかっちゃった。○○ちゃんでしょ」
と口を挟んだ。
「ちげーよ!Rちゃんこそ、××が好きなんだろ!」
「ちがうよー」
「うそつけ!」
「ホントだよー。××ってどんな性格かわかんないし」
いつの間にか僕は話の流れから外され、ふたりでギャーギャー始まってしまった。きっとタクが一番好きな女の子って、Rなんだろうなあ。
そしてRが好きな男の子は、いつかできるのだろうか。もしかしてもういるのだろうか。何か分かる手がかりのようなものはあるんだろうか?
チョコだけに、好きな人ができた時の兆候なんつって。
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■ときめいている女の子、気にしないフリ男親。
2014年02月16日(日)
夜、娘・R(10才)が寝る前に
「パパ、チョコあげるー」
とバレンタインチョコをくれた。Rだけじゃなく嫁も息子・タク(8才)も作ったのだった。そういえばタクがマーブルチョコで飾り付けをしたいというから、僕が買いにパシらされたこともあった。いったいどんな風に作ったのだろうと思っていたが
どん。これらがR達が作ったチョコの一部。マーブルチョコがカマキリの目のようになっているのがタクが作ったチョコ。こう来るとは…斬新だ。その他はRが作ったチョコクッキーだ。かじったら悲鳴を上げそうな顔をしたものもあってちょっと不気味だがまあよい。
嫁のチョコパイは撮る前に食べてしまった。作ってもらってなんだが、オッサンにとってはりチョコパイよりオッパイの方が好きだ。
子供達が寝た後、まずタクのを食べてみたら、マーブルチョコも、それにくっついているチョコも、まあ、そのまんまの味。
で、Rのクッキーを食べてみると、口の中で砕けて、なんか異様にパッサパサである。口の中の水分が全部持って行かれる感じ。ひたすら「粉」を噛んでる感じ。どうにか「粉」を飲み込んで、
「これ、すごいね…」
と嫁に率直な感想を述べてみたのだけれども
「今年は特に気合いを入れて作ってたんだけどねえ」
と笑っていた。Rはお友達にも配っており、皆僕のような思いをしてしまうのだろうか。でも本人にはそんなこと言えないよなあ。
翌朝、
「パパおいしかった?」
とRとタクが食らい付いてきたので
「うん、よくできたね」
「やったー!」
イエーイ、とふたりとも大喜び。やっぱり本当のことなど言えるはずないじゃないか。来年に期待することにしよう。できばえを一喜一憂するのも子供の成長をうかがえる楽しみのひとつと言えよう。
また来年も作ってくれるといいなあ。
嫁はチョコパイじゃないほうのパイで4649。
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■息子ポケモン父ノケモン。
2014年02月15日(土)
仕事中、嫁からメールが来たので見てみると
「あしたポケモンセンターにつれてって たく」
息子・タク(8才)が打ったと思われる文面であった。そういえばポケモンセンターでカードバトルのイベントがあるとか言っていたのを思い出した。
タクはポケモンカードが好きで、なけなしの小遣いから買ったり栃木の僕の母を攻略して買わせたりして集めている。
「ボクの最強デッキはこれだー!」
とか叫びながらカードを選りすぐっていたし、よほど行きたいのだろう。
翌朝、
「パパ、行くんだぜ」
早々にタクに叩き起こされ、浜松町にあるポケモンセンターに向かう。
「さんかする人が多すぎて出来ないかもしれないから早く行くんだ!」
タクの気合が入りすぎて開店30分前に到着してしまった。ポケモンカードバトルは10:00〜10:50、11:00〜11:50…というように、1時間ごとに受付して、50分の時間内にチビッ子同士で対戦するものらしい。
開店時間が来るまでタクはワクワクしながら待っていた。既に僕らの前に来ている親子連れもいて、カードファイルを開いている子供のチラチラ覗いたりするタクを眺めながら、僕は不安であった。
タクは、ポケモンカードバトルは今まで仲良しの友達ひとりとしかやったことがない。ルールもどこまで把握しているか未知数だ。ひとりよがりのルールで相手を困らせたりしないか…見知らぬ子とちゃんと仲良くやりとり出来るのだろうか。
また、かなりの負けず嫌いなので、負けると泣いてブチ切れたりするので、もしよそさまの子の前でそんなことをやらかしたらすぐさま連れて帰るつもりだった。
やがて開店時間となり受付が始まった。タクが心配していたほどではないが結構な人数の参加者が集まり、会議室みたいな会場のテーブル席が埋まってゆく。保護者たちは端っこの観覧スペースに追いやられたので、我が子をボーっと見ている他ない。ヒマである。ただし、スタッフがみんなカワイイ女の子ばかりなので、それだけが救いだ。彼女たちはルール説明やチビッ子たちの取りまとめをテキパキとこなし、
「分からないことがあったらお姉さんに聞いてくださいねー」
などと呼びかけるので
「はーい、彼氏いますかー」
と聞きたかったんだけど、朝っぱらからそんな酔っ払いみたいなノリはキツかった。しかもわが子の前で、さすがに、それは。
超真剣勝負のタク。心配していたようなことはなく、和やかに相手の子とバトルしていて一安心した。50分の間に3回、相手を変えてバトルしたら終了で、お姉さんからポケモンカードが1枚入った袋をもらえてタク大喜び。
待ってる間、ホントにヒマ中だったよ…。
「3回のうち2回勝ったよ!」
相手にも勝てたことで上機嫌になっていた。
「次の回もやる?」
とお姉さんから聞かれると
「やりたい!」
即座に答えるのでまあいいか。やらせてやろう、と11:00〜の回にも参加。今度は1勝2敗で負け越してしまったらしく、
「もう一回やりたい!」
悔しさを滲ませていた。サクッとやらせてサクッと帰るつもりだったんだけどなあ…いつまで経ってもキリがないと思い帰ろうとしたら、タクが涙を流して
「やだ!」
足から根が生えたように動かない。まあ、お友達の前ではあくまでフレンドリーな態度で、いじけなかったところは褒めてやろう。そこは成長した。だから、まあ、もう一回だけやらせてやろうかなと。そしたらお姉さんが
「ごめんねー。次の回はもういっぱいなんだよー。次の次は1時からね」
1時間待たなければならないという。それでもいい、とタクはパッと顔が明るくなり
「ちょうどいいよ、ゴハン食べようよ」
お前が仕切るな。機嫌が直ると超調子がよくなる。じゃあメシ食うとこ探すかね、ということでポケモンセンターの外に出て、浜松町駅方面に戻る。JRの高架をくぐるとデニーズがあったので入ろうと思ったらゲロ混みで諦めた。
「お腹空いたよ。なんでもいいから食べたいよ」
「だから待てっつってんだろ探してるんだから」
タクは一歩歩く度に機嫌が悪くなる。君はまだ食えてないだろうが、パパは君に振り回されて休日1日潰されて思いっきり割り食ってるよ!おかげさまで。
で、浜松町駅を過ぎて桜田通りを渡ったところにあった蕎麦屋に入って食べた。お腹が膨れるとまた機嫌がよくなるタク。本当に分りやすい。
1時からの回はまた2勝1敗で満足したバトルだったようで、ようやく帰ることが出来た。
帰ってからタクは嫁に
「お昼食べる時にね、パパにすごい歩かせれたんだよ」
とまるで僕が虐待したかのように訴える。
「うそつけあの蕎麦屋まで徒歩3分ぐらいだぞ!」
蕎麦を食べられるまでの空腹が余程辛かったのか。体感時間がえらい長かったようだ。
息子の遊びに付き合い、休日まる1日潰されて文句を言われては割に合わないなあ…。
パパと蕎麦よりはママのそばがいいってか。
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■かまくら激おこ。
2014年02月14日(金)
嫁が何かに取り憑かれたようにかまくらを作った日の夜、彼女は
「夜中、イタズラで壊されたりしないかな」
などと心配していた。道路に面したところに作ったのだが、作っている間通りすがりの人が10人中10人、必ずこっちを見ながら歩いていった程の目立つ代物である。
酔っ払いが蹴っ飛ばしたり
「カキ氷じゃー」
とか叫んで放尿するとも限らない。ていうか僕だったらやる。そんなことを考えながら寝た翌朝、出勤する時に見たかまくらはほぼ原型を留めていた。おお、無事だったか、と会社に行き、夜に帰ってきてから見てみると、多少崩れたり痩せた感はあるものの、まだまだ健在であった。嫁を安心させようとして、
「よかったね、まだ残ってるよ」
そう伝えたのだが、思惑に反して喜ぶどころか非常に暗い表情になっていた。というのも
「隣のおじいさんに怒られちゃった…何作ってんのよって…」
「えー!」
かまくらからじわじわと溶けた水が隣の家の前まで流れ、凍結する恐れがあり危ないからだと言う。しかもガッツリ雪を盛ったものだからいつまでたってもなくならないし、
「崩そうと思ったけどガチガチで私の力では無理」
と忌々しい表情で言われたのだという。あの少し崩れたのはそれだったのか。
いつもは色素沈着、じゃなかった冷静沈着な嫁であるが、今回に限っては雪のせいでオチャメし過ぎてしまったようだ。嫁は情けないような恥ずかしいような、最近あんまり見ないような恥じらいの表情を見せた。僕も共犯だけど。穴があったら入りたい。
穴がなければかまくらに入ればいいじゃない!
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■いざカマクラ。やれカマクラ。それカマクラ。
2014年02月13日(木)
前回の日記の続き。
雪が積もった日曜日の午後。
息子・タク(8才)の買い物に付き合った後、ウチに帰ると、嫁が
「私、かまくら作りたいんだよね、かまくら」
などとほざいていたので、いざ鎌倉オツカレ、とか適当に流していたらどうやら本気らしく、スコップを抱えて外に出て行った。
僕は僕で雪かきはしなきゃならないなと思っていたので、やはりスコップを振り上げてザクザク雪をすくって僕らが歩く導線を確保する。
嫁は雪をせっせとかき集め、ボタ山のように積み上げていた。本当にかまくらを作る気らしい。僕はとりあえず郵便屋さんとか生協さんが配達しに来ても困らないぐらいに雪かきをし終えたので、なんだか嫁が気になってしまい、
「高さはそれぐらいでいいから、あとはもっと厚みをつけたほうが」
とか、嫁のかまくら作りを手伝ってしまった。ケーキ入刀と子作り以来の共同作業である。そのうち娘・R(10才)と息子・タク(8才)や、近所の子供達も集まってきて超ワクワクしてるし。
で、完成したのがこちら。Rとタクぐらいだったらふたりで入れる程度のかまくらが出来上がった。子供達も集まり、かわりばんこにかまくらの中に入り、
「写真撮ってー!」
と、スマホを僕にぶん投げて来たり。小学生でも高学年になるとスマホ持ってるんである。
「んー、もう暗くなってきてるから、あんま綺麗に撮れないかも」
既に時刻は午後5時になろうとしていて、もう暗闇がどんどん近付いてきていたのだ。すると嫁は、じゃあもうやめようか、と言うどころか
「キャンドル立てたら綺麗かもー!」
とかメルヘンなことを言うので、キャンドルジュンかお前は、とツッコミを入れたのだけれども嫁は聞く耳を持たず、
「あなた、ライターどっかにない?」
ロウソクを用意し、ライターは僕に調達させ、かまくらの中で点灯した。
で、その結果がこちら。モデルはR。
そんなことをやっていたらますます暗くなてしまい、
「じゃあそろそろおしまいにするよ〜」
近所の子供達共々、家の中に入ろうとしたら
「ああああ、洗濯物ウチの中に入れるの忘れてた…」
あまりにも雪だるま作りに熱中し、重要な家事を忘れてしまったようである。ベランダに、はひらひらと無情にはばたいている洗濯物があった。
だからと言って、茶目っ気たっぷりの嫁を責めるつもりはない。いくらでもかまくら作りに励んでもらいたい。僕もかまくらについては手伝うつもりである。近い内、すき家の上にあるお店にも、
ってそれはかまくらじゃなくてキャバクラである。
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■三歩以上の散歩。
2014年02月12日(水)
雪が積もった日曜日の朝。
「ボク、ポケモンカード買いに行きたいんだ」
なにもこんな日に行かなくてもいいじゃない、と思ったのだが
「前から決めてたんだ」
決心は固く、雨が降ろうが槍が降ろうが雪が降ろうが行くつもりらしい。しかも近くのコンビニとかじゃなくてわざわざ離れたトイザらスに行きたいのだという。そこの方が種類が多いらしい。
そんなわけで電車に乗ってトイザらスへ。
「コレとコレとコレと…」
じっくり物色するタクをせっついて無事購入完了。さあ帰んべ、と店を出ようとしたところ、嫁から電話がかかってきて
「R(10才の娘)とタクの手袋買ってきて」
という指令が飛んできた。毛糸の手袋はあるけれども、水を通さない手袋を買ってこいという。何故かというと、思いっきり雪遊びするためだという。手袋を売ってそうなところはトイザらス付近にはなく、隣駅の街に行かなければならなかった。ひと駅ぶんだけ電車に乗るのもなー、ということで
「雪を見ながら歩いて行くか」
「うん!」
雪がもさもさ残る道をえっちらおっちら歩く。タクは楽しそうだ。
途中、とある商店の前にあったかまくらの中に入ってみたり。
隣駅前に着くとモアイが出来ていたり。すげー。
「やったー、ボク、ひと駅ぶん歩けたー」
タクは自力で歩いて来たことに満足感を覚えていた。そんなタクを褒めつつ手袋売ってそうな店をいくつか当たってみると
「品切れです」
「いやー、昨日から飛ぶように売れて」
僕らのような人達がわんさかいたようで。ていうか僕らが遅過ぎか。お店を廻っていく度にタクが疲れて
「ねえまだー?もうないんだから早く帰ろうよ」
と機嫌が悪くなる。
「お前の手袋探してるんだろーが!」
「じゃあポケモンカードひと袋開けていい?」
何が「じゃあ」なのかよく分からなかったが、あまりにもうるさいので先程買ったポケモンカードのうち、ひと袋を開けてもいいよ、と答えた。不機嫌なのは開けたくてウズウズしていたこともあったからだ。すると
「やったー。すごいのがでたー!」
レアなカードが出たらしく、コロッと機嫌が直ってしまい、
「早く次の店いこーぜー」
とい見事な手のひら返し。お調子者としては日本で五本の指に入るかもしれない。
手袋だけに。なんつって。
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■我永遠に氷をアイス。
2014年02月07日(金)
今日も今日とて仕事から帰って来ると、玄関外にプッチンプリンの容器が数個置かれていた。
中には水が入っている。おそらく子供たちの仕業だろう…と思ってウチの中に入ったら、
「パパ見た?実験してるんだ!」
息子・タク(8才)が嬉しそうに話す。
「今夜は寒いから氷が出来るだろうな」
すでに外は結構な寒さだったので、思惑通り凍ってくれるだろう。しかしタクが期待していたのは
「結晶を見るのが楽しみ!」
このことであった。雪の結晶が出来ると思っているらしい。
「いやー…あれじゃあ普通の氷が出来るだけだと思うよ…」
と言うと
「できるもん!気分が悪くなった!」
ヘソを曲げて布団をかぶって寝てしまった。最近難しいなあ…。
翌朝、
「やったー氷が出来てるー!」
嬉しそうにプリンの容器から氷をポコンと取り出していた。
「どうだい、結晶は…」
と覗き込むと
「フン!」
ものすごいメンチを切って僕をガン無視。最近こういうことがよくあって本当に難しいなあ…。ちょっとしたことでもすぐ機嫌を損ねられてしまう。反抗期なんだろうか。君だって僕と嫁の愛の結晶なのに。
氷だけに、冷たい対応。なんちて。
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■わっかいむすめが、せつぶーん。
2014年02月06日(木)
仕事から帰って来ると、玄関の前に豆が散らばっていた。
豆まきをやったらしい。ウチに入ると
「おびはそと!オラー!」
と息子・タク(8才)がタックルしてきた。そんな仕打ちされちゃあ鬼の目にも涙だよ。
娘・R(10才)とタクは恵方巻きを食べようとしているところであった。節分イベント真っ盛りって感じ。
「ねえパパ!東北東ってどっち!」
Rが方位磁石を手のひらに載せながら僕に聞く。用意したはいいが見方が分からないようだ。だめじゃん…。東北東というのは版画とかで使う…ってそりゃ彫刻刀だ。
「こっちだ」
と見方を教えてやると、ふたりは素直にそっちの方角を見てもぐもぐと恵方巻きを食べ始めた。
「おいしいかい?」
と聞くと、タクが不機嫌そうに、チラシの裏に
「おいしい」
と殴り書きして僕に見せた。恵方巻きを食べている間は喋ってはいけないと言うしきたりを忠実に守っているようであり、食ってる時に話かけんじゃねえ!と顔に書いてあった。誰だこんなマヌケな風習流行らせたの。セブンイレブンか?
「あなたも食べる?」
と嫁に言われたが、
「いらん」
僕は普通のゴハンが食べたかった。巻き寿司はあんまり好きじゃないし、何よりも流通業界の露骨な策略には乗らねーぜ、というひねくれた気持ちがあった。恵方巻きに群がったほぼ10日後にはチョコに群がって、忙しいこって、と。しかし
「パパ、全部食べられないからRの食べて?」
Rは恵方巻きを半分しか食べられないと言うので、さっちゃんかおまえは、と思いつつも可愛かったのでもらって食べてしまった。中のネタは玉子焼きとか桜でんぶとか入った、僕の一番キライな太巻きのタイプであったがまあよい。
一方タクはマグロとかサーモンとか海鮮ネタぎっしりの恵方巻きをモリモリ1本食べ切った。どうせならそっちの方がよかったなあ…。
「Rもたっくんみたいなのにしなかったの?」
明らかにタクのネタの方が高そうだったので思わず聞いてしまったら
「マグロより玉子焼きの方が好き」
単に好みの差だったらしい。
そんなわけで、ポリシーに反して恵方巻きを食べてしまった一方で、誰も僕の性的な意味での恵方巻きを食べてくれませんでしたとさ。
僕の恵方巻きのネタは何かというと、勿論下ネタである。
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■ナンカヨーカドー。
2014年02月01日(土)
あれは綱島温泉でアイドル・Negiccoを観てた帰りのことじゃった。
「パパー、ポケモンカード買ってよ〜」
息子・タク(8才)がおねだりをしてきた。
「よし、買ってやるぞ」
Negiccoを観た後の僕は非常に気分が高まっており、全てウェルカムである。タクはそこをタイミング良く突いてきた。
綱島駅に向かっていた足を方向転換し、ポケモンカードが売ってそうな店を求め、綱島の街をうろつく。僕は以前、隣駅の大倉山というところに住んでいたことがあり、その時たまーに綱島に来た記憶が断片的に残っており、20年ぶりぐらいにミッキー安川の看板を見て懐かしく思った。
少し歩くとイトーヨーカドーが見えてきた。ここにオモチャ売り場があれば、おそらく買えるだろうと思って入ってみると、果たして3Fにあった。しかもポケモンカードだけではなく、タクが大好きなポケモントレッタという1回100円のアーケードゲームもあるではないか。
「なーんだ、あるじゃん、へっへっへ」
タクは「君、意外と胸あるね」みたいなセクハラオヤジ的な笑みを浮かべる。なんでこんなイヤらしい笑い方すんの。そしてその笑みのまま僕に
「アレもやりたい」
と更におねだりをかます。普段だったらフザケンナ自分のお小遣いでやれコラと突っぱねるところだが、Negiccoを観た後の僕は(以下略)2回ほどやらせてやってしまった。そしてポケモンカードも2袋買ってやってしまった。
もちろんタクばっかりにいい思いさせるつもりはないので、娘・R(10才)にも
「君もなんか欲しいものがあれば」
と聞いてみたら
「ない」
とのことで。Rはオモチャというよりはカワイイ文房具やシールが好きなんである。キディランドとかに連れて行くと目を輝かせて何十分も物色する。しかしここはただオモチャ売り場で、あまりそういうものはなかった。
Rの偉いところは、ココじゃ欲しいものが見付からないからキディランド連れてけ、とか言うのではなく
「またこんどでいいよ」
と奥ゆかしいところである。絶対忘れずに埋め合わせしなければ…。
そんなわけで買い物は終わったので電車に乗って帰る。ウチに着くまで待ちきれなくて、
「開けていい?」
ポケモンカードを開封したくてしょうがないタク。いいよ、と言うとタクはドキドキしながら袋を開け始めた。カードの中にはランダムで5枚入っており、
「この中には絶対EXカードが入ってるはず!」
などと言っている。EXカードとは、レアでキラキラした、すなわちビックリマンチョコで言うところのスーパーゼウスみたいな大当たりカードである。
「さー、それはどうかねえ」
と適当に答えていたら
「あ、ホントに出たー!」
本当に引き当ててしまった。タクは有頂天である。
「Negiccoと握手した手でカード選んだからだよきっと…」
さりげなく洗脳する僕。そしてRは冷静に
「でもさー、出たからいいけど、出なかったらたっくんいじけてたよね」
ちょっとだけ意地悪な笑みを浮かべて言う。その通りだ。いつも期待しすぎて中身がショボいと、せっかく買ってやったのに喜ばれるどころかいじけられてしまうのだ。だからあんまり買い与えたくないんだけど…。
カードだけにカドな期待は困ります。なんちて。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。
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