今日もアリガトウゴザイマシタ。
■ビューティフルサタデー。
2013年07月28日(日)
キャンプから帰って来た娘・R(9才)と息子・タク(7才)は疲れ果てていた。
土曜日、嫁は朝早くから仕事に行ったのに子供達はだれている。
「今日はどうする?どっか行って遊ぶ?」
と聞くと
「おうちでゴロゴロするうー」
すんごい気怠い返事が。
「お昼ご飯どうする?」
「なか卯ー買ってきてー」
いくらキャンプ場で全力で遊んで来たとはいえ、だらけすぎにも程があるだろう。夏の土曜日に引きこもりっぱなしなんてもったいなさ過ぎる。少年時代の夏休みは二度と戻ってこないんだぞ…。もし1日だけでも小学校時代の夏休みに戻れるとしたら何万出してもいい。
ということでなか卯には無理矢理連れてった。夏休みの思い出がなか卯というのもどうかと思うが。
夕方になると多少復活してきて
「お祭り行きたい〜」
と騒ぎ始めた。駅前の商店街のイベントがあるのだ。それならなか卯よりは多少夏の思い出のイメージに近い、ということで行ってみた。
Rはヨーヨー釣り、スーパーボールすくいなどをやりたがり、
タクは電器屋が店の前にwiiとテレビを出して10分100円のマリオカートに夢中であった。そのお金はもちろん自分達のお小遣いである。
また、Rは駄菓子屋で売ってそうな、中国製っぽいチープでプラッチック製のすぐぶっ壊れそうなオモチャを欲しがっていたので
「やめなよー。すぐ飽きるか壊れちゃうよ」
こんなものに無駄遣いしてお小遣いを減らすな、と止めようとしたのだけれども
「Rはたっくんと違って、いつも無駄遣いしないからたまにはいいでしょ!」
と涙目に訴えるものだから
「そんなに欲しいなら好きにするがいいさ…」
「やったー」
押し切られてしまった。僕には陳腐なモノでもRには宝物に見えるんだろうね…。タクはポケモンカードだのポケモントレッタだの欲しいものだらけでお小遣いをすぐ使ってしまうのだけれども、Rはコツコツと貯めているのである。
将来そうやって貯めたお金を、僕には陳腐に見えてもRにはイケメンに見える男にぶっこまなければいいのだが…。
雲行きが怪しくなってきたのでそそくさと帰り、嫁も仕事から帰って来て、ほんの10分後ぐらいにものすごい雨と雷がやって来た。
テレビをつけたら隅田川の花火大会が中止になり、樹木希林や高橋英樹がひきつったトークをしており、チャンネルを変えたらNHKでダイオウイカをやっていた。それを観たかったのだけれどもタクにチャンネルを変えられ、何故かラーメンランキングを観させられる羽目になった。
「あしたラーメン食べたい!」
「じゃあ行こうかしら」
見事洗脳されてしまったタクと嫁であった。
そんな1日。お疲れサマー。
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■ホームアローン。
2013年07月26日(金)
子供達が夏休みに入ったので、嫁は子供達をキャンプに連れて行くという。
「昔流行ったアレか?ワンモアセット!!とかいう」
勿論ビリーズブートキャンプではなかった。相模湖プレジャーフォレストという、遊園地とキャンプ場が一緒になったようなところがあるんだと。
嫁の友達とそのお子ちゃまと一緒に約束したらしく、バーベキューやってキャンプファイヤーやって、トレーラーハウスに泊まるそうだ。なんだよトレーラーハウスって。欧米か。普通のホテルなどとは違い、寝台列車に乗るようなワクワク感がたまらん。僕も泊まりたい!しかし悲しいかな、普通に仕事でありお呼びでない。
出発の朝は、娘・R(9才)も息子・タク(7才)もワクワクし過ぎて早起きし過ぎてうるさすぎて僕も叩き起されてムチャクチャむかつくんですけど!取り敢ず別れの朝、浮かれすぎないように、ということだけは言う。
「ま、気をつけてな。ケガすんなよ」
「うん!」
「雨降りそうなのが残念だな」
「おじいちゃん連れてけばいいよ!晴れ男だから!」
孫に「てるてる坊主持ってこうぜ」程度のモノ扱いをされる嫁父が不憫だった。
「パパにもお土産買ってきてあげるよ!パディントンのぬいぐるみ!」
「いわんわ!」
「えーなんでよー」
プレジャーフォレストのイメージキャラクターがパディントンベアなんだそうだ。しかしそんなものもらっても困る。
「パパがパディントンを抱いて寝てたら気持ち悪いだろう?」
と説明すると
「あーそうだね」
素直なタクと
「そんなことないよっ」
気を遣うR。
そんな感じで浮かれまくる子供達に見送られながら出勤した。で、今は仕事から帰って来て誰もいない夜である。誰もいないのはしょうがないし、分かってるけど、なんというか、
「楽しんでまーす」
みたいなメールを画像付きで送ってきてもいいではないか、嫁よ。そういう連絡を夕方頃から待っていたが、ケータイはビタイチ鳴らなかった。
キャンプは楽しいだろうなあ。
僕はおならプして寝る。
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■息子が浴衣DEデート。
2013年07月24日(水)
近所の盆踊り大会2日目。
昨日と同様、僕はオヤジ連中と見回り、嫁は屋台で売り子、娘・R(9才)と息子・タク(7才)は友達と遊ぶことになっていた。
「二日酔いならなかった?」
昨日一緒に飲んでたオヤジ仲間は、ひどい二日酔いで頭がガンガンだったという。誘っていた美人先生にバックれられて荒れてたからなあ…。
そんなことは関係なく、今日も見回りなどをしていたところ、屋台のヤキソバだのフランクフルトだのゲーム券だの、いろいろ差し入れをいただいた。僕はあまりお腹が減っていなかったし、Rとタクにあげようと思った。
しかし小さな公園とはいえ人がごった返しており、いくら探しても全然見あたらなくて、公園を3周ぐらいしてようやくRがお友達の女の子と歩いているのを見付け、ふたりに食べ物と券をあげた。
「タク見なかった?」
と聞いてみたら
「○○ちゃん(ガールフレンド)と遊んでるよ」
なんと、女とデートしてやがったか。やるなあ…。タクはガールフレンドとどんな遊びをしているんだろう、と少し興味が湧いてきた。
で、30分ほどして、タクが○○ちゃんと屋台のクジを物色しているところを偶然見かけた。○○ちゃんが何か当たったようで、タクがそれを嬉しそうに見ている。いい感じじゃねえかこの野郎。
ひたすら盗み見しているだけではただの市原悦子なので、
「やあこんばんは、君達にゲーム券あげるよ」
優しい父親のフリして近付いた。
「こんばんは!」
○○ちゃんは礼儀正しい。そして
「たっくんのほっぺぷにぷにー」
「つっつかないでよー」
ふたりともイチャイチャしておる。どう見てもふたりはデキてる!ふたりして浴衣姿でカワイイね、ってことで
「写真撮ってやるよ」
とカメラを向けると、○○ちゃんは
「よろしくお願いします!」
ビシッと挨拶してもの凄い目力の目線とキメキメのポーズをこちらに向けるではないか!パチリと撮ってプレビューしてみると、タイミングがズレて○○ちゃんが半目に。
「もう一回お願いします!」
よそのお子様に初めてダメ出し喰らってしまった…。で、もう1枚撮り直すとようやく満足の出来だったようで
「ありがとうございます!」
またビシッとお礼を言われたのだった。なんだか凄い慣れてる感じだなあ…と思って後で嫁に聞いてみたら、この○○ちゃんは芸能事務所に入ってて、たまにテレビに出てたりしてるんだそうだ。
タク、そんなレベルの高い子が彼女でだいじょぶなのか…。そのうちテレビの仕事とかで知り合ったイケメンの子役とかに気持ちが移ってしまい、振られちゃうんじゃあないだろうなあ…。
まあせいぜいラブラブの今の時期を楽しむがよい…と幼いカップルを邪魔するのはこれぐらいにして、
「じゃあね〜公園の外出るなよ〜」
本来の見回りに戻った。いや、戻ったフリして距離をちょっとだけ開けて、しばらくコッソリふたりがどんなこと喋ってるのか聞き耳を立ててみたりして。タクも○○ちゃんもどんなことを喋るんだか…とやっぱり市原悦子になってしまったりして。
盆踊りの櫓からは東京音頭が流れて来てふたりの会話が聞き取りにくい!
踊りおーどるなーら、ちょいと盗聴音頭、よいよい。なんつって。
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■アバンチュール盆ダンス。
2013年07月23日(火)
近所の公園で盆踊り大会が行なわれた。
僕を含め、小学校の父兄繋がりのソフトボールチームオヤジ共数名は、見回りと横断歩道付近の交通整理をやっておった。嫁も屋台の売り子に駆り出され、娘・R(9才)と息子・タク(7才)は友達と公園内を跳び回っていた。
狭い公園に人がわんさか。自転車の整理とかしながら見回りをしていると、よく僕らオヤジ達と一緒にソフトボールをしてくれるイケメン先生がいた。
「どーもーお疲れ様です」
先生は元教え子だという浴衣姿の女子中学生達に囲まれハーレムを築いていた。放流した稚魚が戻って来て入れ食い、みたいな感じでいいなあ…。更には小学校1の美女との誉れが高い音楽の先生も一緒にいるではないか。缶ビール片手にいい感じである。
あんま邪魔しちゃ悪いね、と思いハーレムを離れると、ちょうどRがこちらに向かって走って来て
「イケメン先生と音楽の先生来てるの?どこ?」
と聞いてきた。じゃあ連れてってやる、とRの手を引いてUターンすると、なんと、僕の他の見回りオヤジ共がみんな音楽の先生の前に集まってきてるではないか。
「やだなー、かじりんさんも来ちゃってイヤラしいなあ〜」
いやいや、何を言う早見優北天祐。僕は娘が会いたいって言うからね…。オヤジ達はみんなデレデレ顔でなんとみんな握手までしてもらってる。アイドルの握手会じゃないんだから…と言いつつも僕もしてもらってしまったので同じ穴のオヤジ。
オヤジのひとりが「先生、飲みに行こうよ」とか誘っており、音楽の先生も多少酔っ払っているのか、えー、どうしよっかなー、とか、ソフトボールのマネージャーやりますとか、ノリのいいことを言っていた。
イケメン先生も、僕も彼女もこの後空いてるっスよとか言ってるので、じゃあ盆踊りが終わったらよかったらどうですか、という話になった。
ただあんまりここでサボってるのもアレだから、ということで話を中断し、再び見回りに散った。しばらく僕は横断歩道付近で緑のオバサン的なことをしていたら、一番熱心に誘ってたオヤジがすっ飛んできて
「ホントに飲みに行くって行ってるよ!だから行こうよ!」
一緒に行こう!来い!と興奮気味に誘う。
「ホントに来るんですかあ?」
僕があの先生の立場だったら絶対イヤだけどなあ…。エロオヤジの群れ、しかも全員父兄なんて一番タチ悪いだろ…と疑っていたが、
「だって行くって言ってたもん!」
とムキになるので、じゃあ行きましょう、と返事をしておいた。
それからしばらく。再び勧誘オヤジがすっ飛んでいて
「音楽の先生、帰ってたよ!イケメン先生と一緒に!」
「あ〜あ、やっぱり」
「行くって行ってたんだよ!予定もないって言ってたしさあああ!」
オヤジはメチャクチャ怒っていた。
「たぶん、僕らあのイケメン先生にダシにされたんでしょうよ。オヤジキモイよね〜とか言いながら今頃居酒屋かラブホでも行ってるっしょ」
「うおおおお!むかつくー!」
「独身同士なんだからいいじゃないっすか」
「とりあえず飲み行こう!」
「えー」
というわけで、盆踊りが終わってから、飲みに付き合わされたのであった。始めから最後まで「帰りやがってー!」という愚痴を聞かされつつ…。
ちなみに音楽の先生を取り囲んでデヘデヘしているさまは、近所の奥様方多数に目撃されていたらしく、オヤジ達の株が大いに下がり、あんたら何やってんの、と激おこされてしまったのであった。下がった株はもう戻らない。
すなわち、覆水盆踊りに返らず。なんちて。
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■まつり湯特別企画「Negicco大生誕祭」
2013年07月21日(日)
Negiccoのライブを観に、娘・R(9才)と息子・タク(7才)を連れて浅草のスーパー銭湯「まつり湯」へ。
7月20日でNegicco結成10周年なのだ。
まつり湯前で愛のタワー・オブ・東京スカイツリーとの記念写真をパチリ…って変な看板があああ!ここで撮るの3回目。
まつり湯は浅草六区の商業ビル「ROX」の7F・6Fにある。朝9:30に着いたのだけれども、既に50人ぐらいの列が出来ていて、どんどん長くなる。その間、ファン有志の方々が精力的に集められていた、Negiccoメンバーへの10周年お祝い寄せ書きに僕らも書かせていただく。子供達が書いているのを覗いてみると、Rは
「わたしも8月で10才だよ!」
タクは
「ぽんちゃだいすき」
と書いていた。タクはぽんちゃ好きなので、ぽんちゃ宛の色紙にしか書かないという徹底ぶり。先日、新宿でのサイン会でもぽんちゃに大好きアピールをし、
「ぽんちゃのどこが好きなの?」
とNao☆ちゃんに聞かれて
「丸いところ」
と答えてNao☆ちゃんとかえぽを大爆笑させ、ぽんちゃを泣き笑いさせた経歴を持つ。後でネギラジ内でネタにしてもらい、「許す」と言ってくれたが…。
ライブの会場となる宴会場は、あまりにも並んでいる人が多いため時間前倒しで中に入れてくれて、開いた直後にはもう座席は9割方埋まっていたのではないだろうか。
「部長部長、とりあえず乾杯しましょう!」
「賛成のかんぱ〜い!!」
という掛け声が幾度となく繰り返されつつ順調に酔っ払いが製造されて13:30、満を持してイベント開始。司会はお馴染み安定と信頼の進行・立川吉幸さん、と佐々木孫悟空さん。ちなみにタワレコ物販は安定の可愛さWADAさん。
Negiccoはまつり湯ハッピで登場。(この直後撮影禁止指示が飛んだ。ダメならダメであらかじめ言って貰えないものだろうか。土壇場で言われてもガッカリ感がハンパないし、デジイチとかレンズとか三脚って結構重いんですけど。この1枚だけ許して下さい)
あんまり10周年の実感がないというかえぽ、今日を新たな始まりとしたいというNao☆ちゃん、10周年の日を1分でも1秒でも長く味わいたくて、2時間ぐらいしか寝てないという寝不足ぽんちゃ。
その後、まつり湯の社長が登場し、10周年のお祝いの挨拶。Negiccoがまつり湯で演るようになったきっかけは、仕事で知り合いになったネギプロ(運営)のオバタさんが社長に持ち掛けたからだという。
まつり湯はスーパー銭湯だからお客が来る目的が違うし、お客さんが全然入らなかった時のメンバーへの悪影響を心配して考えてしまったのだが、ひとりでも多くに見てもらいたい、というオバタさんの熱意に押し切られた、等々の秘話が紹介され、花束贈呈。
その後メンバーがひとりひとり挨拶して、ぽんちゃが
「こんなに集まってくれて…」
感極まって号泣。つられてNao☆ちゃんも号泣。かえぽも泣いてはいないけれども、そんなふたりと観客達を優しく見守っていた。
既にこれまでのまつり湯ライブとは全然かけ離れた内容だったが、更に獅子舞が登場してスペシャル感に拍車がかかる。浅草らしいめでたいモノ、ということだが獅子舞ならNegiccoライブでもよく見かけるぞ、と思ったら
案の定よく見かける方にフォーカスが当たってしまった。
縁起物なので…ということで、Negiccoの3人が獅子舞に噛んでもらって邪気を払う。最後列で気配を殺して観戦していたタワーレコード・嶺脇社長も壇上に呼ばれ、噛まれていた。口の中におひねりを入れると
「すごい!社長なのに1,000円ですよ!」
吉幸さんにネタにされていた。なお、かえぽは何を入れたかは「ひみつ」、ぽんちゃはよく見えなかったが、うまい棒を突っ込んでいたらしい。
この後は吉幸さん孫悟空さんのトーク、Negiccoをステージ上に座布団敷いて座らせて早口言葉対決など、若干ゆるーい空気と時間が続く。なお、早口言葉で優勝したのはかえぽ。
ここで誕生日ケーキが登場し、吉幸さんがケーキに火を付け、メンバーに消してもらいましょう、としたところで
「ちょっと待った!」
ねるとん紅鯨団ばりのちょっと待ったコールを叫び、ファン代表ねべさんが客席から登場した。メンバーの前で感謝状広げ、泣きじゃくりながら読み上げて颯爽と手渡した。ちなみにねるとん紅鯨団は、かつてここROXにあったスタジオで収録されていた。
それから女性ファンお三方から花束と寄せ書きを手渡し。もうステージの上も下も至る所で号泣。メンバーは受け取った後一旦引っ込んだけれども、奧から
「きょわわわわ!」
とも
「ひょええええ!」
とも聞こえる歓声が漏れていた。ちなみに後回しになって消されたケーキのロウソクの火は、吹いても吹いても
「肺活量よわ!」
なかなか消せず3人が目を白黒させていて可愛かった。
この日限定発売の大生誕祭記念タオル。
ライブの前にこれだけのイベントがあって、ライブが始まったのは15:30過ぎ。いきなり「ねぎねぎRock 〜私をお家に連れてって〜」「恋するねぎっ娘」の連続ねぎ曲で初心に返ったような選曲。かえぽが
「『恋するねぎっ娘』は、この曲だけで引っ張ってた時期があって、歌いたくない時期もありましたけど、今日歌えて良かったと思います」
という10年の付き合いのデビュー曲について、正直な気持ちを見せていて好感が持てた。MCではかつて機材トラブルの時に場を繋ぐためにやっていたというNao☆ちゃんとぽんちゃのショートコントも披露。
「君、何部?」
「剣道部」
「わたし、耳たぶ!」
シェー!
面白いとか面白くないとかそういう次元を越えていた。タクは大爆笑していて、
「ボクのおばあちゃんデブ!」
とさりげなく祖母をDisる。お年玉もらえなくなるぞ。
かえぽもシェーをやれ!と迫られていたがかえぽ断固拒否。あと幽体離脱もやっていた。YOUTUBEでしか観たことがなかったけれども、生で見られるとは…。こちらの幽体が離脱しそうな芸だった。
曲は「僕らはともだち」から再開。ここでメンバーが客席を練り歩く。この曲はサビで客同士が手を繋ぐ、というお約束があるのだけれども、ぽんちゃがお客さんと手を繋いでいて、羨ましく思ってたら僕らの目の前にぽんちゃが移動してきて、
「ぽんちゃが来た!ぽんちゃだー!」
タク大喜び。ぽんちゃは「来てくれたの?」という感じで笑ってくれて、タクとRにハイタッチしてくれた。タクには頭ナデナデも。
続いて一転して最新曲「アイドルばかり聴かないで」、からの、まつり湯でやることが多いタオル振り回し曲「トキメキ★マイドリーム」銭湯だけに、タオルがつきものでしょうってか。
そこから「FallingStars」に繋がれ卑怯なほどの涙目になり、最後は「パーティーについて。」で大盛り上がり。
アンコールも「ネギさま!Bravo☆」がちょっとズッコケ気味で始まって、「圧倒的なスタイル」で観客がラインダンスで繋がった。この曲が終わってからしばらく、拍手と歓声が長い間途切れなかった。言葉に出来ない感激と感謝がダダ漏れになり、ただ漏れるがままひたすら拍手をした。
改めて3人からのメッセージはかえぽから。ステージの上から見ると、酔っ払いだらけに見えるのか
「お酒のせいか分からないですけど、柔らかい表情で観てくださって…」
とニコニコ話すと
「ゴメンナサイ!」
出来上がった女性ファンから叫び声が上がったが、それにもニコニコして
「いいですよ、いいですよ、アルコール消毒大事ですからね」
と。理系のかえぽが言うと、アルコール消毒も酔っ払いの燃料という意味じゃなくて、本来の医療的な意味のアルコール消毒に聞こえてくるから面白い。
「10周年だからワー、じゃなくこれからも末永く応援よろしくお願いします」
かえぽいいこと言ったー!
続いてのぽんちゃは本日3度目の号泣。
「みんなとはNegiccoメンバーになる前からの付き合いだけど、こうやって一緒にいれて幸せです、ありがとう」
とNao☆ちゃんと抱き合って大泣き。かえぽにも後ろから抱き付いたのだけれども、かえぽは棒立ちのままノーリアクションクールビューティー。
Nao☆ちゃんも引き続き表情をくしゃくしゃに。
「こんなに来てくれてびっくりしたし…このメンバーで来れてよかったね」
と泣きながら話す。
「もうひとり、お礼を言いたい方がいて」
と呼ばれたのがマネージャー熊さん。
芸能スクールがなくなって後ろ盾がなくなった時に、誰もNegiccoを引き取ってくれなかったけど、ひとりだけ手を挙げてくれたのが熊さんだったとNao☆ちゃん。
家族と同じぐらい、辛いときも楽しい時もいつも一緒に居て、熊さんが泣いたのは初めて見た、とぽんちゃも大泣き。熊さんもステージに上がって男泣き。
「本当にありがとうございます」
控え目にひとことだけ言って照れ臭そうにすぐ引っ込んでしまった。いつのライブだったか忘れたが、やはり熊さんに感謝の気持ちを述べたメンバーが、熊さんにステージに来るようにオイデオイデをしたのに、絶対上がろうとしなかったことがあって、その時は裏方に徹してるんだなあ、と思ったが、今日はさすがに感極まるものがあったのだろう。
もう完全に結婚披露宴の「お父さん今まで育ててくれてありがとう」状態になってしまった。
Nao☆ちゃんとぽんちゃで、熊さんや嶺脇社長や、楽曲提供者connieさんや、アルバムを作ってくれた方々や、様々な人に感謝の気持ちを述べながらふたりとも滂沱で収拾が付かなくなってしまって、
「かえぽー!」
ひとり暖かい目でその様子を見守っていたかえぽに客席からコールが飛んだところ、
「ほんとに素敵な10年間でしたよね…えっへへ」
よいまとめの言葉をいただいた。それからふたりが立ち直って
「夢を叶えた人は夢を諦めなかった人!」
「それを私達が証明して見せます!」
と声高らかに宣言。そこでもう一度嶺脇社長がステージに呼ばれ、まつり湯でNegiccoを観ることになったきっかけを語る。
「子供がラインダンスしてるって聞いて、そりゃ観に行かなきゃなと思って」
字面だけみると猟奇的な発言に、かえぽが急に顔を隠してうずくまる。かえぽが、今日ここで初めて泣いた!と思ったら嶺脇社長の言葉がツボにはまって声を殺して大爆笑していたらしい。
最後はダブルアンコールで「ネガティヴ・ガールズ」。ちょうど歌詞の内容が先程の「夢を叶えた人は…」「それを私達が…」の言葉に繋がっているようで、だからこの曲を最後に持って来たのかなあ、などと考えつつ伝説のまつり湯ライブは終了した。
ちなみに握手会ではRは
「わたしももうすぐ10才」
Negiccoとタメ年をアピール。タクはまたNao☆ちゃんに
「ぽんちゃが好きなんだよね?どこが好きなんだっけ?」
と言わされ
「まるいとこ」
言わされるがまま同じことを言ってしまったが
「いいのよー」
ぽんちゃに許されていた。おいしいヤツ。
握手会が終わるまで観ていようとしたら、子供達が近所の盆踊り大会で友達と一緒に遊ぶ約束をしているのだ、とかでやむを得ず帰ることにした。早く言えよ!
今度は12周年、Negicco年女祭をまつり湯でやって欲しいと思ってみた浅草の夕暮れ。
【セットリスト】
01.ねぎねぎROCK 〜私もお家に連れてって〜
02.恋するねぎっ娘
03.僕らはともだち
04.アイドルばかり聴かないで
05.トキメキ★マイドリーム
06.Falling Stars
07.パーティーについて。
E1.ネギさま!Bravo☆
E2.圧倒的なスタイル
WE.ネガティヴ・ガールズ!
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■もうだめ?カンタービレ。
2013年07月20日(土)
娘・R(9才)と息子・タク(7才)のピアノの発表会があった。
Rは3回目、タクは2回目だが、衣装がキツキツになってしまったということで、買い換えなければならなくなってしまった。もちろんデパートのブランドもんを買えるほどお大尽ではないので、近所のリサイクルショップで調達。
何着かある中でRが選んだのは真っ白のドレスであった。純白の乙女…。
僕はほとんど練習している姿を見てないのだが、あまり順調にはいってなかったようで、ただ当日の朝、嫁が練習させてみたところ、僕でも分かるぐらいスラスラと上手く弾けてしまっており、
「なによー!上手く出来るじゃない!いや、たまたまかも…もうベストプレイが出てしまった…」
などと嫁をどぎまぎさせつつ出発。
タクはいつものお調子者キャラはなりを潜め、かちかちの表情になっていた。
「緊張してるんだ」
さすがに大舞台になるとドキドキするらしい。一方で
「Rは緊張してる?」
と聞いてみたら
「べつに」
こちらは対照的にポヤーンとしていた。さすが頭の中がお花畑のR、こういう時は周りを見えない&読めないだけあって、平常心でいられるのかも。
この日は栃木の母も前日からウチに来ており、一緒に見ることになっていた。いよいよタクの番となり、嫁はビデオを、僕はデジカメを構え、母はその横で見ていた。
舞台の袖から出て来たタクは、まず舞台中央にバミッてあるところでお辞儀をしなければならなかったが、それをすっ飛ばしてピアノの椅子に直行してしまった。
「うわあ…」
思わず溜め息が漏れた僕と嫁。タクは椅子の高さを調整していたスタッフの人に戻されて改めてお辞儀をしていた。
この時、司会者が名前と簡単なプロフィールを読み上げるのだけれども、タクは
「大金持ちになりたいです」
と書いていたらしく、それをそのまんま読まれ、
「うわははは」
ウケを場面ではないにもかかわらず、タクの時だけ笑い声が起こった。後でビデオを見たら嫁の隣に座ってた爺さんの笑い声を思いっきり拾っていたし。
肝心の演奏は、序盤でちょっとつっかえてしまったけれども、中盤からは尻上がりに調子がよくなりラストまで見事な演奏であった。いや、大したもんだ…と目から熱いモノがじわじわと込み上げ…と思ったら
「なんだかさー、涙が出て来ちゃうわー」
母が既に涙をボロボロと流しておった。ち、先越されたわ。母はこの感動をタクにうまく利用され、この後ポケモンカードを5袋も買わされるハメになる。
タクが終わった後、程なくしてRの出番がやって来た。親の欲目もあるけど、真っ白なドレスに身を包んだRがグランドピアノを前にすると、どこぞのお嬢様のような感じになる。タクは大金持ちになりたいと紹介されたが、Rはなんて言われるのやら…と固唾を飲んで見守っていたところ、
「言われなかった!なんでー!」
Rは何故か名前しか呼ばれなかった。司会者にスルーされてしまったようだ。言えないことしか書いてなかったのだろうか…。
そんなヘボいハプニングはあったが、Rは平常心が良かったのか、構えてたこちらが拍子抜けするぐらい危なげなく見事に弾き切った。終わって席を立つと同時に「ニヤー」と笑ったドヤ顔がなんとも嬉しそうだったことよ。
発表会終了後は頑張ったふたりを褒め称え、また、母はちょうど誕生日でもあったため、併せてお祝いの意味を込めてホテルの料亭で会食。ある程度「でもお高いんでしょう?」と覚悟はしていたモノの、やっぱりそんな感じで。
僕はピアノは弾けない代わりに、お値段にちょっと引いてしまったとさ。
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■Negicco出演。下北FM『アイドル、音楽、たまに舞台』
2013年07月19日(金)
新潟発J-POPアイドルユニット「Negicco」の、10年目にして初めてのアルバム「Melody Palette」のリリースイベントが今週から毎日行なわれているが、悲しいことに残業続きの僕は行ける目途が立たなかった。
しかし本日22:00から、下北FMという地域FMの収録に登場するとのことで、これなら間に合うなあ、ということで急遽収録現場の下北沢のライブハウスに行ってみた。
駅を降りて歩いているウチに、余裕で迷う。しばしうろついていると他のNegiccoファンの方と合流して一緒に探してようやく到着。
フロアに入るとまだNegiccoの前の収録が行なわれていた。僕は観客席の後ろの方で待機していたら、すっと扉が開きNegiccoのメンバーが入って来たではないか!
ひえー、と手を振ったら返してくれたのでもう帰ってもいいぐらいの満足感。メンバーはすぐ引っ込んで、22:00直前にステージに登場。観客は30人前後だろうか。
「10秒前…」
進行の声がかかると、ぽんちゃがニコニコしながらに指を折ってカウントダウンする。で、22:00ジャストに番組開始。
並ぶ3人の姿を見て、かえぽが随分背が高い気がした。急に背が伸びたのだろうか(んなわけあるか)。ぽんちゃは
「YOYOYOー!」
とか
「よっしゃっしゃーっす」
とかまんまサ上とロ吉のアオリをしたり、司会のアヤコさんを
「あやこぉ〜(語尾上がり)」
とか、普通にアイドルオタクがガヤッてるようなことを言ったりしてテンション高め。
Nao☆ちゃんは相変わらず
「何を言う早見優北天祐」
を皮切りにいつものヘボナイスダジャレを生放送なのに堂々と展開。
「オッケー牧場」
と挙げた手がぽんちゃのマイクに当たり、マイクがぽんちゃの口にゴン!と当たるハプニングも。タンスにゴン。ぽんちゃにゴン。しかしそこでもNao☆ちゃんは
「ドンマイケル」
これでもかというぐらいに昭和ギャグをぶっ込む。更に
「なるほど、なるほどザワールド」
とか言って会話が止まってしまった時は、
「ちょっと古い番組ですかね」
ぽんちゃがフォローしていたが、Nao☆ちゃんのダジャレ、全部古いだろ!あと、
「海とか行きます?」
と司会のアヤコさんに聞かれると
「日本海に住んでいるので…」
魚かよ、みたいなことを言って総ツッコミを受け、自分でもしばしツボってたのが可愛かった。
放送中のトークは、番組のプレゼントキーワードということで、「好きなかき氷のシロップ」をテーマに盛り上がっていた。ぽんちゃはバナナが好きだという。そんなん見たことない、と思ったら、
「今はあるんデスヨ〜」
とウフウフと微笑む。
「どういうところが好き?}
とNao☆ちゃんが聞くと
「バナナ食べてるみたい」
そのまんま。バナナ食えよ、みたいな。
「まあバナナシロップかけてマンゴーの味がしたらびっくりするけどね」
とアヤコさんが言っていたけれども、もし僕がNao☆ちゃんだったら
「びっくりマンゴー」
絶対こう叫ぶのに、と思いつつNao☆ちゃんの表情を伺っていたけれども、遂にそのひとことは出て来なかった。ざんねーん。
Nao☆ちゃんはブルーハワイが好きだと言っていた。しかし舌が真っ青になるのでライブ前には食べられない、という話。これは大宮のステラタウンでも
「ブルーハワイのジュースを飲みたかったけど…」
と言っていたなあ…。懐かしい。
かえぽは黒蜜にきな粉、抹茶などがいい、と和風攻め。新潟に有名なかき氷店があるという。僕は壇蜜に金粉がいいかな。
司会のアヤコさんは大学時代に宮崎に住んでいたので、鹿児島の「しろくま」や宮崎の「くろくま」(黒蜜がかかっているという)を紹介していた。新潟にも有名な熊さんがいるけど。
出番は15分弱程度で、ライブもなし。それでも久しぶりに見ることが出来てよかったなあ…と、他のファンの方々とゾロゾロと外に出ると、ちょうどメンバー達も出るところであった。
そして出口で僕らを待っていてくれて、握手してくれるではないか。とても疲れているだろうに、なんと優しい…。みんなと握手を終え、会場を後にするメンバー達を見送った。
「僕らも動かないと。僕がが見えなくなるまで、あの子達いつまでも手を振ってるから」
誰かがそう言ったので僕らも駅に移動し、途中の居酒屋でお疲れ様会。
僕はぽんちゃに
「また、たっくん(ぽんちゃ好き息子)連れて来てね」
と言われたので、土曜日の「まつり湯」に絶対連れて行かなければなるまい…。
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■続・オスマン・サンカン。
2013年07月18日(木)
小学校の授業参観日記の続き。
娘・R(9才)の教室をチラ見した後、息子・タク(7才)の教室に再び戻ろうとしたところ、今度は隣のクラスの扉がガラッと開いた。
「や、こんにちは!」
隣のクラスのイケメン先生であった。僕を含めた父親達のソフトボールチームに助っ人参加してくれている攻走守揃ったナイスガイである。
「あーどもーお疲れ様です」
と挨拶すると
「見てってくださいよ!」
先生は僕を床の間に上げるぐらいの勢いで教室の後ろの扉を開けてどうぞどうぞと勧める。自分の子がいるわけでもないのになあ…と躊躇しながらも、嫁がこのイケメン先生のファンなので、あとで自慢してやれ、と思い直して教室に入った。
Rと違うクラスではあったが、知っている近所の子どもたちがチラホラ。そのうちのひとりが宿題を忘れて怒られており、見てはいけないものを見てしまった気分。僕の存在に気付いて
「なんでRちゃんのクラスじゃなくてこっちにいるの」
という目で見られたりしてやはり肩身が狭い。大丈夫、誰にも言わないから…と目で語ったが伝わったかどうか。ていうか後でRに言っちゃったんだけど。そしたら
「あの子いつもだよ」
とのことで。先生も大変だなあ。で、いくら先生が見て行けと言っても見ているのは僕だけだし、自分の子供もいないし、という、どアウェイの中、居られるのは10分間が限界だった。授業の区切りを見計らって、どーもー、とサヨナラした。
寄り道をしてしまった。僕はタクの教室に戻らなければならなかった。何故なら、タクのガールフレンドはどの子か見定めるためである。タクには熱烈なラブレターをくれた女の子がいて、その子といい感じなのだという。僕はどの子か知らないのでタクに教えてもらうつもりだったのだ。
ちょうど休み時間になったので、
「おいタク、彼女紹介しろよ」
と捕まえたところ、タクは僕の腕を引っ張って合わせてくれた。みぎわさん系かと思ったら、なんと、ちっちゃくてカワイイ女の子ではないか。上手くやったなコイツ…。
「これ、ボクのパパだよ」
「こんにちはー。いつもありがとねー!」
と挨拶してみると、パッと笑顔になって
「きゃー、そっくりー」
キャアキャアはしゃぐではないか。
「えー。そう?」
思わずハモって照れる僕ら親子。
「そっくりだよう。このへんとか」
彼女はそう言ってタクのほっぺたをツンとつねった。
「なんだよう」
お返しに彼女につねり返すタク。
「やったな」
またつねる彼女。で、またつねり返すタク…って、イチャイチャしてんじゃねえよう、おい。なんだか見てるのがアホらしくなってきたのでとっとと帰ろうかと思った。
なんだかやけに息の合った、付き合いの長いカップルのようで驚いてしまった。タクめ、女の子の扱い方が上手いのではないか…。始めは郵便局のことをよく調べてたことに感心していたがそんな気持ちも吹っ飛んでしまった。
この子は早く結婚相手を見付けてくるのかもしれない。それまで孫の名前でも考えながらのんびり待つことにするか。
郵便局なだけに、ゆうちょ(郵貯)うに構えて。
なんちて。
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■オスマン・サンカン。
2013年07月17日(水)
息子・タク(7才)の授業参観に行って来た。
嫁は残念ながら仕事なのでひとりで…。
タクの学年は、お仕事見学ということで、なんグループかに分かれて近所のお店を訪ねていろいろ研究したのだという。その内容を参観日の授業で発表する、というもので
「きんちょーする」
お調子者のタクも学校に行く前から緊張していた。
実際に行ってみると、教室の机をゴトゴト動かしグループ毎にブースを作っていて、
「いらっしゃいいらっしゃい!」
見に来た僕らに向かって呼び込みをする子供達。僕は取り敢ずタクのところに座る。タク達のグループは郵便局に行ったらしい。その様子のことを紙芝居に描き、またダンボールで郵便局内のジオラマを展示していた。
「はじめます!」
タクは紙芝居を読む役で、郵便局を尋ねたときの様子や局員とお話したことなどをスラスラと説明。わりとうまくやっている。また、これは後で担任から聞いたことだけれども、タクは
「どんなことを考えて仕事してますか?」
と質問して
「いい質問だねえ。お客様が喜んで帰ってもらえるようにって考えて仕事してるよ」
と褒められて喜んでいたという。僕としては一番お金を預けている人の名前とその金額は、とかそういうゲスいことを聞いてみたかったが。
紙芝居が終わると、
「最後にクイズです!郵便局のココには何が置かれていたでしょう!」
ジオラマのある区画を指して問題を出す。僕や他の親達はATMとか植栽とか答えるのだけれども、みんなブッブー。
「もう降参だよ。答えは?」
「機械です!」
「…は?なんの?」
「わかんないけど、なんかの機械です!」
ずいぶんザックリした答えだなあ、おい。
今回の授業参観はタクの学年のお仕事見学発表会がメインだけれども、他の学年も見てよいことになっていた。
せっかくなので娘・R(9才)のクラスも見るつもりだった。しかし悲しいことに、見に行くことをあらかじめRに言ったところ、ものずごく恥ずかしがって、
「見てもいいけど、廊下からチラって見るだけにして。教室の中に入ってじっと見ちゃダメ」
と強く念を押されてしまった。たので、そーっとRの教室に行き、扉の窓から覗いてみると、ちょうどRと目が合ってニヤーと笑われた。他の子達も僕に気付き、珍獣を見るような視線が集中してきたのでとっととズラかろうと思ったら、ガラッと扉が開いて
「どーぞどーぞ、見てってくださいよ!」
なんと、中から校長先生が出て来て僕を誘うではないか。校長先生も見回っていたのか?
「イヤー実は…」
と僕が戸惑うと
「ほら、あそこにいますヨ」
とRの居場所を指差してくれる。校長先生は今年の春に着任したばかりで、数えるぐらいしか会ったことがないのに、僕が誰の親かを分かってくれている。凄いなあ、と感心しながらも、
「実はこれこれで…」
中に入るなと言われているのだ、とコソコソ説明したら、
「あっはっは、そうですか、いやあでも見てってくださいよ」
笑いながら去って行った。ハツラツとしたいい先生だなあ…。
校長だけに絶好調ってか。
なんと、この日記は続きます…。
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■モテモテ王国。
2013年07月14日(日)
嫁が息子・タク(7才)の担任と面談したのだという。
いつもお調子者のタクが、小学校ではどのように過ごしているのか、担任の目にはどう映っているのか、興味深いことである。
「どんなこと言ってた?」
と聞いてみたら
「えーと、たっくんはモテます、って言われたよ」
「は?モテます???」
担任の話によると、最近国語の授業でタクの苗字、ってうかウチの家族の苗字に使われている漢字を教えたのだという。仮に苗字が「山田」だとすると、「山」を習った、みたいな。その後、小テストの問題用紙を配り、その中で
「『山』の漢字を使って文章を作りなさい」
という問題を出して回収したところ、ある女の子が
「『山』田くんが好きです」
と答えていたのだという。
「小テストで告白するなんて、斬新だなあ…」
親はパッとしないのに何故息子はモテるのか。それが最大の疑問だ。
「お前はホントにモッテモテなんだね…」
素直に感心したのでそうタクに告げると
「そうだよ、ボクを好きな女は3人いるぜ!」
既に女を100人ぐらい食ってそうな、妙に貫禄のあるドヤ顔で答えた。
「それはなんで分かるんだ?」
「○ちゃんと△ちゃんはラブレターくれたし、もうひとりは多分ボクのことを好きな態度だから」
いやホントに偉そうだなコイツ。あんま調子こいてるとそのうちその女の子達から総スカン喰らうぞ。
そんなわけで「タクはモテる」ことが分かった面談であったという…ってそれじゃタダの世間話じゃないか!他になんか話さなかったのか!
面談というより縁談だなこりゃ…。
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■葉っぱふみふみ。
2013年07月12日(金)
朝、僕は会社に、子供達は学校に、と家を出ると、息子・タク(7才)が木の葉っぱをプチプチとむしっては口につけようとしているではないか。そんなマヌケな姿を見て、
「君、葉っぱ食べるの?」
通りがかりの中学生の女の子がクスクスと笑って去って行った。ああ、美少女が颯爽と歩いている姿はいいなあ…。と、あんま見詰めていると練馬区の防犯メールのネタにされて発信されてしまうので、改めて葉っぱと戯れる息子に視線を戻す。
「何やってんだ。葉っぱ食って繭でも作るのか?」
と僕もタクに聞いたら
「うらあ!違う!」
立て続けにツッコミが入ったせいか怒っていた。
「じゃあ何やってんだ?」
「草笛!」
タクは葉っぱを適当に折って唇に当て、ふーっと吹いた。すると…
「ぺーぺーぺー、ぺーぺぺーぺー」
おおおっ、ぽっぽっぽ、はとぽっぽのメロディが出ているではないか…。
「って、口で言ってるだけじゃないか」
「だって出来ないんだもん!パパ出来る?」
「出来ん」
草笛なんてレトロなこと、実際やったことないわー。昔のアニメか青春ドラマでしか見たことないわ。
「どうやったら出来るん?」
「うーん」
なんかコツがあるんだろうけど。とりあえず九九を極めると上手くなるとか。
葉っぱ64。ちょっと強引なオチ。
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■ハッとして!POOL
2013年07月10日(水)
ものすごい暑かったので、子供達を連れてとしまえんのプールに行くことにした。
嫁は残念ながら仕事である。
出来るだけ早く出掛けようと思い、ダラダラ朝ごはんを食べている娘・R(9才)と息子・タク(7才)のケツを引っ叩くが、なかなか笛吹けど踊らず。準備が億劫なようで、いくら早くしろと言ってもノロノロし、しまいには
「別にプール行かなくてもいいし」
とかほざき出した。
「目先の準備がやりたくないだけだろ!」
とかギャーギャーやりながらようやく11時ごろに辿り着いた。やはりプールを目の前にすると
「はやく入ろう!!早く!!」
先ほどのネガディブ発言など手のひらを返すように大はしゃぎし出すふたり。としまえんのプールは波のプールや流れるプール、その他何種類かあって、Rとタクの意見はいつも合わない。
「Rは流れるプールで遊びたい!」
「ボクは波のプール!」
ココに来ると必ず喧嘩になるんだよなあ…。
「パパはどっちがいい?」
えーと、露出度の高い女の子が多いほう(なんて言えない)。あーだこーだ揉めてるのをほっといたら、タクがジャンケンで勝って最初は流れるプールで遊ぶことにしたようだ。
「まてー!」
「やだよー!」
青春ドラマにありがちな、波打ち際で「早くわたしを捕まえて(はあと)」そのまんまの鬼ごっこをするRとタク。ちょっと僕も青春時代に戻りたくなった。
僕は、子供達が溺れないように一応見張ってはいるのだが、ドンドーンとしたおっぱいが近付くとどうしてもそっちに目が行ってしまう。おお、あれこそはパイオツ・オブ・ザ・イヤーではないか、いや、あっちのほうがより張りがあって…とか品定めをしていたら
「あ、かじりんさん!」
「おお、山田さん!」
近所のご一家と会ってしまって慌てた。地元だけあって知ってる人に遭遇する率が高いことを忘れていた。エロ目でキョドっていたら絶対ヒソヒソ言われるよなあ…と、脂汗が出た。
以前の日記にも書いたが、としまえんプールの広告は毎年変なノリである。年増のおばさんを集めて「TSM48」(としま48)とか、消臭力のミゲル君を使って「ミゲルオヨゲル」とか。
で、今年は「とし」繋がりでトシちゃん。広告だけかと思ったら
等身大パネルがわりと点在していて、トシちゃんが見守るプールを僕らは泳ぐ恰好だった。トシちゃんの足元のプールを通り過ぎる時に、僕の横で既に水の中で合体してんじゃないかってぐらいベタベタしたカップルが流れて行った。まさに抱きしめてトゥナイト。トゥナイトどころか、いつ抱くの、今でしょ、みたいな。
泳ぐとお腹が空くもので、昼飯はたらふく食べた。更にトルコアイスの屋台もあり、中東系のイケメン兄さんがびよーんとアイスを伸ばしているのを見て
「アレ食べたい!」
Rとタクふたりとも騒ぎ出した。
「うーん、じゃあ帰る時に買ってあげるよ。おやつの時間にちょうどいい」
と約束したのでその場は治まった。
またしばらく遊んでいると夕立を予感させるあやしい雲が出て来たので
「そろそろ帰ろうぜ」
と呼びかけた。「まだまだ遊びたい!」と嫌がられるかと思ったら既にふたりともヘロヘロで全力で遊び尽きた感じであり、素直にプールから上がった。
「じゃあトルコアイス買ってー」
「はいはい」
約束通りトルコアイスふたつください!、と屋台の兄さんに言ったら
「スミマセン、ウリキレデス」
「あら…」
途端にRとタクが泣きそうな顔に。たかがアイスで泣くことはないだろ、と思ったがあまりの落ち込みように
「スマン、違うアイス買ってやるからさ…」
ものすごい罪悪感に襲われる僕であった。
トルコだけに、おスマントルコ…。
ちなみにウチに着いてから20分後に土砂降りになった。危なかった…。
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■星に願いを。
2013年07月09日(火)
七夕の日、子供達は笹の葉に短冊を結び付けていた。
願い事を一生懸命考えたらしい。どんだけビッグな願い事なのかと思ったが、娘・R(9才)のを見てみると
「来週のピアノの発表会で間違いなくひけますように」
一生懸命考えたわりにはちっちゃ。目先のことで頭がいっぱいらしい。そして息子・タク(7才)のは
「ポムポムプリンと同じベレー帽をかぶりたい」
というこれもつつしまやかなものであった。ウチの子達は質素なんだなあ…。いつかこの手に、つかむぜBIG MONEY、とか、
純白のメルセデス、プール付きのマンション、最高の女とベットでドン・ペリニヨンとか、ないんかねえ…。実際僕の人生はは純白のママチャリ、ヤモリ付きの貧乏長屋、閉口の女とベッドでドン・ガバチョ、ぐらいが関の山なんだけど…。
ちなみにポムポムプリンのペレー帽参考画像。彼はポムポムプリンが大好きなのだ。
Rは願い事はささやかだが、他の短冊にいろんな絵を描いていてなんだかとてもカワイイ。
「ねえパパも短冊に願い事書いて?」
Rは僕にも短冊をぺしぺしと叩いて渡す。君達の健康と幸せが一番さ…と思ったら
「家族全員の健康と幸せを」
的なことは既に嫁が書いてしまっていた。
「うーん、他に思い浮かばないからいいや」
と逃げようとしたのだけれども
「書いてよ!」
なかなか離してくれない。本当は思い浮かばないどころか、とてもじゃないけど短冊に書けないようなドエロな願い事しか浮かんでこないのだ…なんてことは言えない。
「あとで書いておくから…」
ということでその場は逃げた。
夜になると、タクは「おまじないの本」という、Rが持っていた本を読んでいた。女の子が喜びそうなウソ臭くてテキトーなおまじないがたくさん書いてある本だ。そしてとあるページを確認した後、本をそっと閉じ、
「ベガ、アルタイル、願いをかなえてください」
そう叫びながら夜空に向かって手を合わせていた。頭大丈夫か。
「タク、ベガとアルタイルってなんだか知ってるか」
「知ってるよー。こないだプラネタリウムで見たよね」
一応頭は大丈夫らしい。タクの説明によると、
「このおまじないは、好きな人と両思いになれるんだよ!」
ということらしい。
「ふーん、タクの好きな人って誰よ」
「おしえない!」
「○○ちゃんだろ」
以前タクに熱烈なラブレターを寄越し、タクもまんざらではなく仲良しになったという○○ちゃんの名を挙げてみたら
「ちがうよ」
「えー!仲良しなんでしょ?」
「○○ちゃんとは、ふつうの仲良しのお友達」
「お前、サラッとすごいこと言うね」
親と違ってモテる男は言うことが違うなあ…。後で嫁に探りを入れてみようかしら。
「タクに好きな女の子がいるらしいぞ。○○ちゃんじゃないらしいぞ」
「ええっ。誰かしら?」
みたいな。七夕に井戸端(会議)。なんちて。
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■投票は夜の七時。
2013年07月07日(日)
昨日、渋谷で買い物を済ませて帰ろうとしたら、ハチ公前で某参議院選立候補者が演説をしていて、ものすごい人だかりが出来ていた。
その人に投票する、しないは置いといて、これだけの人の足を止めるというのは凄いことだな、と感心したが、人混みのせいでなかなか駅にたどり着けないので感心したのを撤回。駅前じゃなくてイチマルマルキューでメロリンーキューしてろ!と思った。
さて、投票と言えば息子・タク(7才)である。このところ毎朝起きるなり
「投票しろ!」
とうるさい。お前は○○学会かってぐらいしつこい。もちろん○○党に入れろ、というわけではなく、サンリオキャラクターの人気投票の話である。
タクはサンリオキャラクターの中ではポムポムプリンが大好きである。いつも一緒にぬいぐるみと寝ているし、いつも「プリンカワイイ。プリン好き」と言っているお陰でガールフレンドからも「プリンくん」と呼ばれている。ちんこもげろ。
そのポムポムプリンに毎朝、1日1票、ネットで投票するのが日課になってしまっている。
「パパ、この投票はなんにちまで?」
「七夕の日までだってよ」
「じゃあそれまで続けて」
というわけでこれは投票の締切りの7月7日まで続けさせるハメになってしまった。このお尻に「*」印、すなわちアナルマークがある黄色い犬に投票し続けて、タクに一体何の恩恵があるのかよく分からぬ。将来アイドルグループのCD付き投票券をドカ買いしたりしなければいいのだが。
投票しろしろという演説に交通を妨げられたり、毎朝出勤前のクソ忙しい時に急かされたりする。
これを風評被害ならぬ投票被害といいます。なんちて。
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■オヤジ元気で留守がいい。
2013年07月04日(木)
仕事から帰るのが早い日が何日か続いた。
「ただいまー」
玄関で靴を脱いでいると
「待て!まだ入るな!」
娘・R(9才)がすっ飛んできて、僕の体に鼻を押し付けてフンフンとニオイを嗅ぐ。
「よし、パパのニオイだから本物のパパだ。入っていいよ」
警察犬かお前は。息子・タク(7才)は僕を見て
「なんで帰りが早いの?ヒマなの?」
と露骨にマユをひそめる。なんて失礼なヤツだ(その通りだけど)。親の顔が見たいわ。
寝る時間になるとRが
「ねえパパ、明日も帰り早いの?」
と聞いてきたので
「うん。多分早いよ」
そう答えると
「やったー。じゃ明日も一緒に寝よう?」
すんごい嬉しそうなので僕も思わずニヤけて顔が緩んでしまう。
「そんなに一緒に寝るのがいいのか?」
「うん。だって安心するんだもん」
「そうかそうか」
僕、顔が土石流。ニヤけっぱなし。
「じゃあ今日も一緒に寝ようか!」
と、みんなで寝っ転がると、Rは僕の腕にくるくると巻き付いて寝るんである。まるでダッコちゃんのように。これが「安心する」という体勢なのだろう。面白いことに、既にRが寝静まった後に僕が隣に寝る時でも、Rは寝ながら巻き付いてくるのだ。形状記憶合金か。
僕がそばにいて安心、というよりも、単に抱き枕的な扱いなのかも知れないが、それでも嬉しい花いちもんめ。こうやってベタベタとまとわりついてくるのも、もうあと何年もないだろう。やがて思春期を迎えて
「一緒に寝るとか、まじキモイんですけど?」
などと言われる日は確実に近付いている。そうなったら僕は泣き崩れてひとりで寝るしかない。せめてそれまでは思う存分娘との惰眠を貪ろう。正直ちょっと暑苦しいんだけれども。
抱き枕が濡れ枕になる日まで。
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