今日もアリガトウゴザイマシタ。
■あなたはワタシにもう宇宙。
2013年06月23日(日)
土曜日。
嫁は
「ママさんバレーの試合だから。で、夜は打ち上げだから」
ということで白球を追い掛けて行ってしまったため、僕は子供達と何をして遊ぶか考えていたら、
「こども科学館みたいなところ行きたい」
と娘・R(9才)がリクエストした。ゴールデンウィークに栃木の実家に帰った時、遊びに行った県立こども総合科学館が相当楽しかったのを思い出したようだ。
なのでインターネッツで「こども科学館」と検索したら横浜の洋光台というマイナーな街に「はまぎん こども宇宙科学館」というドンピシャな名前が引っ掛かった。「こども」「科学」の他に「宇宙」というワクワクワードも入っている。これからは宇宙だにょー!宇宙キター!というわけで行ってきた。
ちなみに「はまぎん」とは横浜銀行のことで、神奈川県民なら避けて通ることが出来ない大企業。もともと「横浜こども科学館」という名前なのを、はまぎんがネーミングライツを取得して今の名前になったようだ。誰もが知ってる「はまぎん」なのだから更にダメ押ししなくてもいいのに。
Rと息子・タク(7才)が大好きなプラネタリウムもあり、ワクワクしながら電車に乗ったふたりであった。
到着して入場券を買おうとすると、土日は子供はタダで入れ、大人の料金400円だけ払えばいいという。良心的だ。
「プラネタリウムはご利用ですか?」
と受付のお姉さんがプラネタリウムの投影スケジュールを見せてくれたので、じゃあ14:15の回を…と伝えると
「それでは1,600円いただきます」
「えー!400円じゃあ…」
実はプラネタは別料金なのであった。はまぎんにハメられたー!はまぎんじゃなくてハメギンだよー!いや、お金はともかく、子供達はウットリした表情で投影に集中していたのでよかったが…。解説員が、
「南の空に輝く赤い星、これはさそり座のアンタレスという星です」
と説明すると
「さそり座ってパパの星座だよね!」
僕の左に座ったRが嬉しそうに喋る。
「そうだね。だけどちょっと静かにしてね」
投影中はお静かに、と注意すると
「おならをしたのは、あんたれす!ぎゃはははは!」
僕の右に座ったタクが最低底のダジャレを言う。
「静かにしろって言ったろ!」
スカーレットニードル喰らわすぞおら。
科学チックなプラズマボール。
月面探索チックなメカ。
あっという間に閉館の5時になってしまい追い出されてしまったが、Rとタクは
「まだ遊びたい〜」
ということで隣の公園の遊具で暴れまくった。そこには地元の子供達もたくさんいたのだけれども、
「あっ雨だ!」
ぽつぽつと降り出した雨から逃げるようにサーッとみんな帰って行ってしまった。Rも
「パパ、傘ちょうだい。もう帰ろう?」
と撤退モードになったが、タクだけはひとり雨もモノともせず暴れていたのであった。
雨なのに遊んでるのは、あんただけれす!
にある過ごした
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今日もアリガトウゴザイマシタ。
■駄菓子菓子。
2013年06月22日(土)
子供達が嫁と一緒にコンビニでおやつの駄菓子をチマチマと買ってきた。
この辺は昔ながらの駄菓子屋が一切なく、子供達が駄菓子を買いたいと思うとコンビニしかない。元からなかったのか、なくなってしまったのかは分からないが。
僕が子供の頃、近所には3軒もの駄菓子屋があった。田舎だったが子供の人口が圧倒的に多かったからだろう。こちらも今ではすべてが閉店し、コンビニが幅をきかせているが、当時のことはよく覚えている。
3軒の駄菓子屋はそれぞれ、フジタ、ニシカワ、コジマ(もちろんコジマデンキではない)と呼ばれていて、そのうちコジマが一番レトロでビデオゲーム機もあり、駄菓子屋的設備が充実していた。
設備だけでなく駄菓子屋のババアもコジマが一番駄菓子屋らしく怖くて憎たらしいババアで、憎まれっ子世に憚るの諺通り、200年ぐらい生きるんじゃないかと言われていたが僕が中学生の頃あっさり亡くなり廃業してしまったのでさすがに寂しかった。
駄菓子を手にワクワクしている娘・R(9才)と息子・タク(7才)を見たらそんなことを思い出してしまったので、しばしノスタルジーに浸っていたら
「あ、当たった!」
タクの叫びで我に返った。マルカワのフーセンガムで当たりが出たのだ。これも懐かしい。小さな細長い紙に、矢が的に当たった絵と「当たり」の字が。
「もういっこもらいに行く!またコンビニ行こ!」
タクは嬉しそうだが、明らかにもっかいコンビニまで行くのをめんど臭がっている嫁が
「あなた連れてってよ、どこの店でもらってもいいんでしょ」
と言う。
「とんでもない!絶対買った店じゃなきゃダメだ!」
僕は再びコジマのババアのことを思い出した。たとえアイスやガムの当たりが出ても、コジマのババアからもういっこ貰うのは勇気が必要だった。必ず
「これ、本当にウチで買ったヤツなのかい?」
思いっきりイヤな顔で詰問してくるのだ。少しでも怯んでしまうと怪しまれるので
「そうだ!」
キッパリ言わなければならない。そうするとババアはようやく渋々交換してくれるのだ。だから当たりは必ず買った店で交換しないといけない。ていうか当たりの紙に「買ったお店でもらってね」と書いてあるではないか。
というわけでタクとコンビニへ。タクのテンションが高くてほっとくと車に轢かれそうなので手を繋いだ。
「コレをお店の人に渡せばいいの?」
タクが素朴な疑問をする。
「そうだよ。ガム一個といっしょにね。行っておいで」
タクはドキドキしながらレジに持って行ったが、
「アリガトゴザマース」
レジの店員は大学生ぐらいのバイトくんで、コジマのババアと比べると拍子抜けするぐらいの事務的応対であった。
ほこりっぽくて、棚の奧にも何があるか分からないような店内と、ババアが幅をきかせる駄菓子屋とは比べるまでもなくあらゆる点において洗練されまくってるコンビニだけれども、あの宝箱の中をまさぐるような楽しみと、にくったらしいババアとのやりとりも、今となってはお菓子だけにいとおかし。なんつって。
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■父の日のおもてなし。
2013年06月20日(木)
日曜日は父の日だった。
僕はウチの中では昼は全自動うんこ製造機、夜は全自動精力発電機としてしか存在感がないので、別にリスペクトされることもないやな、ということでいつもと変わらぬ日曜日として過ごしていた。
夕方、娘・R(9才)と息子・タク(7才)が
「学校の図書館に行く」
と言うので連れて行こうとしたら
「いい、ママに連れてってもらうからいい!」
Rが一生懸命拒否する。
「えー。いつも一緒に行ってるじゃん」
どうせうんこ製造ぐらいしかすることがない日曜の昼下がりだし…と連れて行こうとしたのだが
「いいから、いいから!」
「私が連れて行きます!」
と嫁も一緒になって止めるので、これは帰りに何か買ってくるつもりだな…とピーンときて
「じゃあいってらっさい」
と留守番することにした。
で、1時間後ぐらいに帰って来て
「じゃじゃーん、父の日、コレあげる!」
満面の笑みでRから渡されたのは、ミンティアだった。四角くて平べったい容れ物で100円のやつじゃなくて、最近出たでっかい300円のやつ。
「あー、ありがとねー。ちゃんと父の日してくれるんだ…」
「パパいつもミンティア食べてるからコレがいいって思ったんだー」
「そうかそうか」
Rとタク、自分たちのお小遣いからやりくりしてくれてるのが嬉しかった。子供達がこうして父の日を気にかけてくれていたし、嫁も手助けをしてくれていたので、調子に乗って、嫁もみだらなもてなしをしてくれないかなあ…などと妄想したが、
「別にあなたは私のお父さんじゃないから父の日関係ないし」
どうせこう言われて終わりだろう、とクールな嫁を思い出し、その淡い希望は消えた。しかしその夜、晩ご飯の時に刺身盛りを出してくれたので、嫁の微妙な奥ゆかしさというか優しさに感謝した。
刺身盛りじゃなくて女体盛りだったら…っていやいやいや。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。
■今日も今日とてとしまえん。
2013年06月18日(火)
土曜日の朝から
「としまえんに行きたい!」
と息子・タク(7才)が叫んでいるので連れて行くことにした。としまえんは近くにある遊園地で、僕らは年間パスを持っていてちょくちょく行っている。今日は嫁がママさんバレーなので僕が連れて行くしかない。
「じゃあ、先に宿題とかピアノの練習とかやっとけ」
終らないと連れて行かないぞ、と脅すと、タクはわりとちゃっちゃかとやるのだけれども娘・R(9才)がトロトロとしている。
「R、早くしないと行けないぞー」
と言ってみると
「うーん、Rはあんまり行きたくないもの…」
そうだった。タクがテンションが高いだけで、Rはそうでもなかったのだ。
タクは最近絶叫系のアトラクションを好み、これまで身長制限などで乗れなかったものを次々とチャレンジして楽しんでいる。一方Rはそういう乗り物は怖いので乗ろうとしないのだ。昔は遊園地といえばすぐ飛び付いてきたのに、成長してくると好みが出てくるなあ…。
しかしRは出掛けるのをめんどくさがっているだけで、行ったら行ったで絶叫系以外だったらキャアキャア楽しむに決まっているのだ。そう思って連れて行ったら案の定その通りになった。
さすがに絶叫系のジェットコースターなどはタクが乗っているのを僕と一緒に見ているだけだったが(ちなみに僕も乗れない。乗ると超吐きそう&貧血症状を起こすのである。ジェットコースターに乗りつつ流しゲロ、という最悪の事態を回避するためタクひとりで乗らせている)、それ以外のアトラクションはふたりで乗って大喜びしていたし、ゴハンも僕が食べていたインドカレーを
「たべたい」
と横取りしてガツガツ食べるほどテンションが高かった。そういえばこのカレー、ネパール人が作っているわりに全然辛くない。家族連れが多いとしまえん利用者向けにそうしたのだろう。インド人もびっくりするぐらい(ネパールだっての)辛くないカレーだった。
ブランコに乗って横回転系アトラクション。こういうのはRは平気らしい。ブランコというより落下傘部隊に見える。東京だよ落下傘、みたいな。
こういう顔を入れる穴がある看板は無視できないお約束。
「ボク、なめくじになっちゃった!」
とタク。
「カラがあるからかたつむりだろ」
「ちがうよ!カラがあるなめくじもいるんだよ!」
「だからそれかたつむりだろ!」
他に記念撮影をしようと待っている親子連れもいる中で、不毛な会話をしてしまった。
また、Rのお気に入りである、全面鏡張りの迷路・ミラーハウスにも入る。。僕らはもう何十回も入っていて、もう全く迷うことなくすいすい進んで行けてしまうようになってしまったが、飽きないらしい。
「ねえねえパパ、ココに入ったっきり、ずっと迷ってて出てこれない人がいるんじゃない?」
Rが都市伝説みたいなことを言っていた
「ははは、まさかそんな…」
と笑いながら答えてたら、反対側からもの凄い焦った顔をしたカップルが
「ちょっと、ぜんっぜん分かんないんだけど。もうかなり歩いてるよね?」
とすれ違い、出口とは全く逆の方向に歩いて行ったのを見て、「ありえなくはないかも」なんで思ってしまった。
このようにふたりとも大はしゃぎで楽しんでいたが、としまえんの敷地内で展開されていたフリマの出店のうち、タクが大好きなポケモンカードが売られているのを見て
「欲しい!」
と言い出して聞かなくなってしまった。タクはポケモンカードとポケモントレッタというオモチャには目がない…。もうそれだけしか見えなくなってしまう。
「君、財布持って来てないじゃん。ダメ」
今日は遊園地に遊びに来たのであり、オモチャを買いに来たのではない。無慈悲に断ると、タクはすんごいベソをかいてしまって
「もういい。帰る」
といじけてしまった。
「ふざけんな!お前が来たいって言うから連れて来たのに、勝手にもほどがある!パパとRは付いてきてやってるのに人をなめんじゃねー!」
さすがの僕もブチ切れて大説教をしたら反省したようで、しおらしくなった。しかし
「じゃあおうちに帰ったらお金返すからパパ立て替えて〜」
おずおずと、しかし執念深くポケモンカードをおねだりするタクなのであった。うーん、カードをエサにすれば何でも素直にハイ、と言いそうだなあ…。しかしあんまりモノで釣るってのはしたくないのだけれども…などと考えながらカードを立て替えてしまう僕なのであった。
カードだけに言うことを聞かせる切り札ってか。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。
■髪を切った娘に。
2013年06月14日(金)
娘・R(9才)が髪を切りたいと言ってきた。
いいですなー。髪を切った私に、違う人見たいとーって松田聖子か!でも季節的に夏の扉を開けてーって感じではある。
嫁もRの髪が伸びてきたから短くしたいと言っている。
「どのぐらい切ってもらえばいいかね?」
僕はRをセレブな美容院(実は1,000円床屋)に連れて行く気だったのでそう聞いてみたら
「ギリギリ後ろで結べるぐらいの短さ。前はぱっつんでいい!めんどいから」
そんなことを言う嫁であった。結局僕は用事があったので嫁が連れて行って、戻って来たら本当に前髪がぱっつんになっていた。
「Rちゃん、パッツンカワイイねえ」
と見とれていたら照れたのか顔を伏せてしまった。
「えー、ちゃんと見せてよう」
「やーだ、パッツン、はずかしい」
いつの間にか女の子らしい恥じらいを身に付けているではないか。
「かしゆか(Perfume)だってパッツンでカワイイじゃないか」
「かしゆかとRはちがうもん」
「そうだねー。違うねー。Rの方がカワイイもんねー」
Rが顔を上げてもらうためにとにかく褒め倒していたら、だんだん効いてきたのか、少しだけ顔を上げてこちらをチラッと上目遣いで見た。そしてまた伏せてしまった。
「なんで見せてくれないのー!」
「あのね、ふつうにしていて、それでたまたま見えた、っていうのならいいの。でもずっと見られると恥ずかしいの」
なんだか抱き締めてやりたいぐらい可愛くて仕方がなかったのだが、照れ照れRを落ち着かせるためにここは一歩引くことにしよう。
わっかいむすめが、ぱっつーん。
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■夜間のパパは、男だぜ。
2013年06月11日(火)
小学校の父兄達が集まるソフトボールチームの試合があった。
今日は練習試合で、隣の小学校のチームと対戦。場所はウチらの小学校で行なった。相変わらず相手が勝ったり、こっちが負けたりの試合展開で、途中、わざわざ見に来て下さった校長の前でホームランを打たれ、しかもそのボールが教室のガラスを直撃、というアクシデントもありなかなか劇的な試合であった。
子供達からしたらこんなオヤジイヤだろうなあ…。オレ達の教室になにしてくれちゃってんのっていう。
夜はそのまま飲み会に突入。みんな酔いが回ってくると、今日の試合の話よりシモの話題が増えてきて、夜のバットはどこで振ってますか的な話に移っていった
とある人がどこどこのキャバクラ、またある人はどこどこのエッチな店、と、それぞれお気に入りの夜のバッティングセンターがあるようだが、やはり地元は避けているようだった。
チームには生まれも育ちもこの街の人が多く、僕のような栃木から流れてきました、みたいなよそ者は少ない。生粋の地元人はどこでどんな目が光っているかを警戒する。だから地元のいかがわしい店で遊ぶのは避ける。
しかし僕は違う。どうせよそ者だっしー、ということでそういう縛りはないのだ。だから
「こないだ、あそこの地下の怪しい店行きましたよ」
と言うと
「ええええ!」
みんなから驚かれてしまった。「あそこの地下の怪しい店」というのは、一見キャバクラ風の看板が立っているが、実はオッパブ(おっぱいが鑑賞できる大変みだらな店)ではないか、と噂されている店のことである。
「あそこ行ったんですか!で、どうでした!」
「オッパブでした」
「うおおおお!よく行ったなあ!すげーよ!」
ソフトボールは超ヘボい僕なので、今まで言われてなかったけれども、今日初めてメンバーから「スゴイ」と言われた。
しかしオッパブはオッパブでも、出て来たのはボストロールみたいな感じだったのでひどいものであった。ひどすぎる体験だったため、日記のネタにする気すらおきず、だからここにも書いていない。
だからみんなにも
「そりゃオッパブですけどね、出てくるのはボストロールですからね、危険です。あの地下への入口は、まさにドラクエのダンジョンへの入口ですわ」
と注意しておいた。あなたたちのような生まれも育ちも23区内で、当たり前のように土地も家も持っていても、地元のみだらな店には行けまい。でも僕は固定資産なんてなんにもないけど、自由に行けるもんねー!初めて地元民に勝った気がした。勝ったところでボストロールだけど…。
「はー…あなた、よく行ったなあ。すごいよ!イイよ!いいよ!」
何故かメンバーのひとりから何度もしつこく絶賛されすごい気に入られてしまった。ボストロールは避けるが、今度地元の元EKD48(キャバクラ)あたりには一緒に行こうかなあ、と。同じクラスにいる子供の親である。
酒が入る前は、自分の打てないヘタレッぷりを反省し、バッティングセンターで練習しようかなあ、などと真面目に考えていたのに。
バッティングセンターじゃなくて○ッティングセンターに行ってしまいそうである。
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■追っかけ授業参観。
2013年06月09日(日)
娘・R(9才)と息子・タク(7才)が通う小学校の授業参観日であった。
朝から嫁がカヤカヤと言う。
「私はRとタク、半分ずつ見ますから。あなたはあなたの見たいようにどうぞ。あなたと一緒に行動しませんから。でもたまたま一緒になっちゃったらしょうがないけど」
「なんだそりゃー!」
僕、すごいエンガチョ扱い。まあ嫁のことはどうでもいい。今回の授業参観で最も重要なことは、Rの二時間目に音楽の授業があることである。
音楽の時間は、担任ではなく、あまちゃんに出てくるアキちゃんに似た新任音楽教師が受け持つ。その可愛さは僕を含めた父兄達の間に轟いていた。
学校に着き、まずタクの教室に行くと
「うわー、なんか来た…」
というニンザリとした苦笑いで僕を迎えるタク。しかし僕の目を思いっきり意識し、まず僕の顔を見てニヤーとしてから手を挙げて、先生に当てられて答えて褒められて、そしてまた僕の顔を見てドヤ顔、ということを何度か繰り返し、ほぼ百点満点の出来であった。
次の時間はいよいよRの音楽の時間。音楽教室に行くと僕と同じようなオヤジがそこかしこに。何人かが知り合いのオヤジで、
「アキちゃん先生ばっか見てちゃダメですよー」
「何言ってんすか、見るに決まってるでしょ」
「ちゃんと自分の子を見ないと」
「ていうか、あなたの子クラス違うでしょ」
とか教室の後ろでヒソヒソやっていると、嫁を含めそれぞれの奥さん方がこちらを虫を見るような目で見ていおり、何見てんのよーッ。
音楽の授業は「琴の練習」というなんとも優雅なもので、「さーくーらー、さーくーらー」と、カワイイ先生とカワイイ子供達が一生懸命練習しており、先生に当てられたRが発表していたのが今日一番の見どころであった。
ええかっこしいのタクと違い、Rは絶対自分から手を挙げないタイプ。
「今年は自分から手を挙げてね」
毎年そう言っても
「やだ」
開き直って堂々と拒否している。なので、先生から当てられない限りオイシイ場面が見られないのだ。ナイスアキちゃん先生。
アキちゃん先生の授業が終わり、オヤジ共がゾロゾロ教室を出て行くと、いつの間にかタクの教室の方に行っていた嫁とすれ違った。
「イケメンの先生に挨拶しちゃった、キャー」
お前人のこと言えないだろ。
そんなわけで4時間の授業が終わり、子供達と一緒に帰ってきて
「はーお疲れさん」
とくつろいでいたら、嫁から
「これヨロシク」
1枚の紙をひらりと渡された。「保護者の皆様のお声をお聞かせください」という学校からのアンケート用紙であった。
「えー、感想書かなきゃならないのー?アキちゃん超カワイイぐらいしか書けないよ」
「それだけでもいいから書いてよ」
超適当なことを言う嫁。んなわけねえだろ。
琴の授業の優雅さが心の琴線に触れました、とでも書こうか。琴だけに。なんちて。
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■出会ってから数十回目の誕生日。
2013年06月08日(土)
朝、目が覚めると嫁の誕生日だった。
子供達の目もあるし、面と向かって
「おめでとう」
とはなかなか言えないもので。トゥー・シャイ・シャイボーイな僕はなんだか照れてしまう。だから夜、仕事から帰って来て子供達が寝た後、
「お誕生日おめでとうジュテーム」
耳元で熱い吐息と共に伝えよう、年の数ぶんのバラの花でも買ってくるか、自称10才だから10本でいいやケケケケ、とか妄想しつつ、普段通り出勤の準備をしていたら
「パパはどうしてママに『お誕生日おめでとう』って言わないの?」
息子・タク(7才)に猛烈に抗議された。いやほら僕、トゥー・シャイ・シャイ・ボーイだから、とはとても言えなかった。恥ずかしがってるオヤジなど気持ち悪いだけだ。こんな状況で言ったところでアホみたいだが、タクが「ボクが大正義」みたいなドヤ顔で言え言え言うので、
「おおお、お誕生日オメデトウ」
仕方ないのでキョドリながら嫁の前で言ったら
「息子に急かされて言われても…チッ」
案の定舌打ちされてしまった。いやいや、あなたの旦那さん、シャイだから取っ付きにくいけど、本当はいい人なんですよ。
「ボクはちゃんと言ったよね。ママ、おめでと」
親父を踏み台にして、ボクイイ子アピールをするタクは、満面の笑顔でいつもよりほっぺたがツヤツヤしていた。嫁も、
「たっくんは本当に肌がつやつやだねえ」
うんこを見ているような視線を僕から離し、一転してパッと笑みがこぼれさせていた。僕はもう一度、誕生日おめでとうと改めて言ったのだけれども、タクを笑顔で眺めるだけで、特にノーリアクションだった。
オメデトウと言ったらゼロカイトウだった、というお話でしたとさ。
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■奥様はバイキングクイーン。
2013年06月05日(水)
日曜日、嫁の誕生日にはまだ早いが、お祝いをすることにした。
嫁の希望でバイキングの店で晩ご飯。ここは野菜たっぷりでヘルシーな料理を売りにする店で、ヘルシーという免罪符を得てガツガツ食いまくっている女性客が多いのが特徴だ。
たまたま僕が座った席の向かい側に、たったひとりでもの凄い勢いで食べている女の子がいた。ギャル曽根か、みたいな。
もの凄い勢いで食べるのはウチの嫁も同じで、
「私、全部のメニュー食べる!」
と宣言して次から次へとさまざまな料理を持って来ては食っていた。僕もチャレンジしようかなあと思ったけれども、野菜たっぷりでヘルシーを謳っているだけあって、オクラだのレッドピーマンだの僕が大嫌いなのがそこかしこにあったので、あっさり諦めた。なので肉中心の料理をチョイスして席に戻ったら
「始めに野菜を食べないと太るんだよ」
フッ、と嫁にバカにされた。おのれ、僕が肉を食べるのは、お前を犯す精力をつけるためだ!肉だけに憎い。
ただアレが嫌いコレも食べられない、と言っているのは僕だけで、娘・R(9才)と息子・タク(7才)は普通に楽しそうに食べていた。この子達もたくさんのおかずが選べるバイキングが大好きなのである。もうワクワクしながら料理を運んで来ては食べている。
「はいー、残りあと30分」
「えー、早い!」
この店は90分制であった。まあ90分あれば余裕っしょ、と当初は思っていたものの、実際食べ始めてみると全然時間が足らなかった。あと30分欲しい…。
嫁は焦り出して未だ食べていない料理を運ぶのを急ぎ、子供達はお腹一杯になってきたようで箸の進み具合と料理の減り具合が鈍っていたので、
「もうデザートに行ってもいいよ。今お皿にある中でどうしても食べられないのはパパが食べてもイイよ」
と言うと
「じゃあコレ全部食べて!」
Rもタクも残り物を全部押し付けてデザートを取りに行きやがった。更には嫁も
「ゴメン…コレ…私、ひとくちだけ食べるから残り全部食べて」
と来たもんだ。しょうがないので美味しく処分すると
「おっしゃ全メニュークリアー!」
ひとりで達成感をあらわにして喜ぶ。まあ今日はこの人が主役ですし。
子供達はデザートは別腹のようで、ニコニコして持って来た。Rはパンナコッタを選んでいたので
「なんてこった、パンナコッタ」
というダジャレを教えながら食べさせた。一方タクのデザートは…。何やら薄い茶色の粉がどっさりと…ってそれ、きな粉じゃないか。白玉あんみつ用のきな粉だけを山盛りにして持って来たのである。
「なんできな粉だけそんなに!」
「ボクはきな粉が一番好きなんだよう!」
スプーンですくって嬉しそうにきな粉をなめる我が息子は、なんだか妖怪油舐めのように思えてきてしまった。
僕はというと腹八分目でいこうと思ったけれども、嫁や子供達から残り物を押し付けられ結局はお腹パンパンに。最後に鉄観音茶をすすってくつろいで、帰ろうとしたところ、
「苦しい、ダメだ」
嫁が動けなかった。
「ムチャしすぎだろ」
「あの時唐揚げを2個食べてしまったのがいけなかった。ひとつにするべきだったね」
「はあ」
時間も来たのでお店を出た。Rはいろんなものが美味しかった、と喜んでくれたが、タクは
「ボクはねえ、きな粉が一番おいしかった!」
とてつもないことを言って僕を悲しませた。
帰り道は電車で。苦しすぎて動きが鈍い嫁をからかいながら乗っていたが、僕は急に激しい腹痛に襲われた。汚い話で申し訳ないが、早くどうにかしないと、電車内テロリストになってしまう予感が。マジでなんてこった、パンナコッタ。
「ちょと、ゴメン、お腹痛いから途中下車するわ…」
嫁にこそっと言って、途中の駅で降りてトイレにすっ飛んだ。個室に空きがなかったらもう待てないだろう、というイチかバチかレベルの危険度だったので祈る気持ちでトイレに飛び込んだ。幸いなことに誰もいなかったのでハレルヤ。
僕が一番節度を持ってマイペースで食べていたつもりだったけど、僕が一番ムチャ食いしていたのかなあ…などと思ってみたり。
で、遅れてウチに帰ってきたら
「パパ、急にいなくなっちゃったから迷子になっちゃったのかと思ったよー!」
Rとタクにからかわれた。
汚い話で重ね重ね申し訳ないが、(う○こが)ぶりり途中下車の旅である。
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■買い物ブギ。
2013年06月04日(火)
娘・R(9才)の水着やら、嫁の洋服や靴やらを買いたいのだ、ということで、大江戸線のドン詰まり・光が丘にある「IMA」というショッピングセンターに出掛けた。
「IMA」は「イマ」と読み、変な名前、と思っていたのだが、最近は
「どこ行くか、IMAでしょ!」
というギャグが出来るのでわりと気に入っている。早速嫁に言ったらガン無視された。息子・タク(7才)にさえ苦笑いされた。
さて、嫁とRが水着を買いに行っている間、僕はタクのお守りである。タクはこの時をチャンスとばかりに大好きなアーケードゲーム「ポケモントレッタ」があるオモチャ売り場に一直線。僕はタクがゲームしてるさまをぼーっと見つめていたのであった。
1回100円で、ポケモンのデータが入ったチップが出て来るこのゲーム。カードゲームと同じで、レアで強いヤツがあって、みんなそれを狙うのだけれどもなかなか手に入らないのである。なのでタクも今回は全然レアなのが出なくて悲しそうな顔をして
「もっかいだけやりたいよう。100円ちょうだい?」
とおねだりしてきたが、心を鬼にして断った。すると
「見るだけならイイでしょう?」
他の子がやっている様子を横からじーっと眺める地蔵と化してしまった。まあ、迷子にならないだけいいか…と好きにさせてやると、嫁とRが戻って来た。嫁は今度は自分の靴を買いたいということでまた離れて行ってしまった。
今度はRがオモチャ売り場で欲しいものを物色。「なめこ」グッズがたくさんある「なめこコーナー」で動かなくなってしまった。息子はポケモンで、娘はなめこで、姉弟地蔵の誕生である。
「なめこ欲しいの?」
「うん」
「どれが欲しいの?」
「迷ってるの。でもなめこの何かが欲しいの」
Rはかなりの時間粘った後、なめこのメモ帳を買うことに決めた。もちろん自分のお小遣いで買うことが前提なので、お値段は157円。30分熟考して157円。とてもカワイイ。
この時点で、IMAに来てから相当な時間が経っていて、そろそろ嫁の買い物も終わっているのではないか、と思って靴売り場に行ってみたら
「こちら履いてみますか?」
「はい」
まだ試着の段階だったー!
「ボク、本屋さんに行く!」
「Rもー!」
まだまだ相当な時間がかかりそうだったので、同じフロアにある本屋に行ってしまった子供達。仕方がないので僕も付いて行くと
「パパ、こっち来て」
Rが僕の手を引っ張る。何か買って欲しい本があるのだろうか…とRに手を引かれる方へ歩いて行くと、
「ほら、コレ」
Rが欲しいのはビッグダディの本だった。
「なんでだー!」
大家族に憧れているのだろうか。僕にもっと兄弟を作れということなのだろうか。そりゃ子作り作業は大大大好きだけれども、嫁の意見も…っておい。
「あ、なめこだ!」
Rはなめこの本を見付けてすぐさまそっちに行ってしまい、Rの真意は聴けないままとなった。そのうちブックオフに溢れるだろうからそしたら買ってやらないこともないよ…。
みんないろんな欲しいものに目移りしているが、そういう自分は全く欲しいものがないことに愕然とした。オッパイとか売ってりゃいいんだけど…。みんなが物色しているのをぼーっと眺めているだけ。なんだろう、このつまんなさ。
どこ行くか、IMAでしょ、じゃなくて
何やるか、HIMAヒマでしょ、になってしまった。
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■タワーレコード・Negiccoミニライブ&握手会(秋葉原)/握手&ハイタッチ&サイン会(新宿)
2013年06月02日(日)
5月30日(金)のタワーレコード秋葉原店と、31日(土)のタワーレコード新宿店でのNegicco「アイドルばかり聴かないで」のリリースイベントを。
秋葉原は19:00開始のところ、19:15の到着したら既に最後の曲の最後の場面(「圧倒的なスタイル」で、ラインダンスも終了し、「ハイ!ハイ!」と声を掛け合ってるところ)だったのでほとんど聴けず。店内に設けられたイベント用スペースに、観客がギュウギュウに詰まっていて、メンバーの姿もほとんど見えず、なのでテンションが真っ逆さまに落ちてデザイア。すなわち中森アキバ。なんちて。
しかし曲が終わって挨拶になるとみんなすすーっと座りだし、ステージが見えた。その中には掟ポルシェさんご家族もいらっしゃって、
「Negiccoをずっと見ていて下さってる掟さん」
とメンバーから紹介されて照れた表情の掟さんが可愛かった。掟さんはトレードマークのサンバイザーをかぶり、ちっちゃい息子さんをダッコして握手会にも参加されていた。メンバーに声をかけられて照れ照れになってる息子さんもまたとてもカワイイ。
この日は枚数限定で、CDを買った人はメンバーを撮影したチェキをもらえた。Nao☆ちゃんか、ぽんちゃか、かえぽか、または3人全員写ったものか、それはランダムで。
チェキ配布の話になると、Nao☆ちゃんが昔の悲しい思い出を話す。お父さんが古いピンポン玉をたくさんもらってきたので、これにサインを書いて、ライブ中に投げたら、傘で跳ね返されたり踏み潰されたのが残っていたり、ということがあったという。
もちろんこの日はそんなことはなく、チェキはあっという間になくなってしまった。
僕のはNao☆ちゃんだった。神棚に捧げたいレベルの可愛さ。
最後の挨拶で、今日は初めて来たという人が多くて嬉しい、ということも語っており、どんどん新しいファンが増えていって欲しいと願いつつ後にして、土曜日。
(セットリスト)
01.新しい恋のうた
02.アイドルばかり聴かないで
03.圧倒的なスタイル
土曜日の新宿店のイベントは、ライブはないけれども、CD1枚で握手会、2枚でハイタッチ&サイン会。
この日僕は娘・R(8才)と息子・タク(7才)を連れてった。子供達がNegiccoを見るのは正月のまつり湯以来。
参加者は階段に並んで待つ。列は新宿店の7階からどんどん伸び、僕らが並んだ時は9階の踊り場であった。けっこう暑い。ところどころに扇風機が置かれていたが、焼け石にネギ。
僕らの順番が回ってくると、
「たっくーん!」
とぽんちゃが笑顔で息子に手を振ってくれた。
「え、なんでボクの名前知ってるの」
息子は驚いていた。それは、僕がたびたび
「うちの息子がぽんちゃ大好きで」
と話のネタにしていたから、というのは内緒で。それでもそのことをちゃんと覚えていてくれるぽんちゃの記憶力には驚く。Nao☆ちゃんはサインをしながら
「どうしてぽんちゃが好きなの?」
噂好きな近所のオバチャンのような口調で聞いてくる。タクは
「丸いから」
と答えてしまい、Nao☆ちゃんとかえぽが大爆笑。ぽんちゃは泣き笑いのような表情で
「やせなきゃ…」
とうなだれてしまった。ホントにスイマセン…。
かえぽは「ぽんちゃをよろしく」と書いてくれた。
一方Rは恥ずかしがり屋なので、ずっと
「アーイドルばかりきかないでー」
と鼻歌歌っていたくせに、Negiccoを前にすると極度に緊張し、ほとんど喋れない地蔵と化していた。以前、まつり湯での握手会の時も、恥ずかしいと叫んで逃げてしまい、柱の陰に隠れてしまっていたがが、今日はハイタッチ出来ただけでも上出来かと。
サインをもらった後、まだまだ列は続いていたが子連れだったため撤収。あれだけの人数の握手、サイン、本当に頭が下がる思いである。
電車の中でも鼻歌を歌いながら帰りましたとさ。あとタクへは説教タイム。
「『太ってる』って意味に思われちゃうから、女の子に『丸い』って言っちゃダメ」
「じゃあ、まん丸」
「もっとダメ!」
「ボクは顔が丸いぽんちゃが好きなんだ!」
すいません、許してつかあさい…。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。
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