今日もアリガトウゴザイマシタ。
■(ネギ)風船おじさん。
2012年06月28日(木)
新潟のアイドルNegicco(ねぎっこ)のライブを観に行った時のこと。
ライブが行なわれたイベントスペースでパフォーマンスをしていたピエロさんに、ネギにちなんでバルーンアートでネギを作ってもらったファンの方がいた。
そのネギがこれ。何故か僕が貰ってしまった。僕も実は作ってもらったのだけれども、緑の部分が一本しかなかった。それだけでも「チョット難しい」と言ってたのに、そのお方は更にバージョンアップしたネギを作らせてしまったのだった。
「かなり難しかったんじゃないですか」
「作ってる途中で風船、何個も割れてたねえ」
とのことで…。
家に持って帰ったら当然の如く娘・R(8才)と息子・タク(6才)のいいおもちゃになっていた。
タクの右肩あたりに、うしろの百太郎みたいなRが。しばらくネギを振ったりしてNegiccoの真似をして遊んでいたが、
「Rね、こういう風船で何か作るやり方知ってるよ〜。こうやってね…」
Rが風船のふくらんだ部分をねじり始めたらボン!と割れてしまった。ああー、ネギの思い出が…。
ネギはおいしくいただけませんでしたとさ。
おまけ。亀戸で見つけた時事ネタ的にタイムリーな看板。
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■ぴゅーっと掘るジャガー。
2012年06月27日(水)
嫁は娘・R(8才)と息子・タク(6才)を連れ、実家のジャガイモ掘りをするため帰って行った。嫁父が庭に植えているのだ。
一泊しかしないので翌日には帰って来る。僕が会社に行ったのと入れ違いぐらいのタイミングになりそうだ、とのこと。嫁父も都内に用事があるのでウチまで一緒に来るという。そこで嫁から注文が。
「お父さんもウチに来るから、布団は片付けてってね!一人暮らしの大学生の部屋みたいにしてかないでね!」
そう念を押された。人を片付けできない人間みたいに言いおって。実際そうだから言ってるんだろうけどさ。
そんなわけでひとりきりの一日を過ごし翌日の朝、ケータイのアラームが鳴って目覚め、それを止めた途端に着信音が。
「パパー。おきたー?」
娘・R(8才)と息子・タク(6才)が電話を掛けてきたのだ。
「起きたよ。君達はもうゴハンでも食べてるのかい?」
「ううん、ねてるー。おイモいっぱい掘ったよー」
のんびりした子供達。土曜日が授業参観だったので振替休日なのである。そんな感じでダラダラ喋っていたらあっという間に時間が過ぎてしまった。うおおおおもうこんな時間!早く支度しなければ!慌てて支度して会社に行く僕。でも嫁に言いつけられた布団も急いで畳んで。
イモ掘った子供達と喋ってたらWhat time is it now?掘ったイモいじるな!なんちて。
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■ちびっ子釣れまくり参観日。
2012年06月24日(日)
小学校の土曜参観に行って来た。
まずは息子・タク(6才)の一年生の教室に恐る恐る行ってみる。教室の前の方から覗いてみると、視線に気付いたタクがニヤーと笑う。先生が「わかるひとー」と質問すると
「はーい!はーい!」
机から身を乗り出して手を挙げて、指されないと
「あ〜あ!」
とブーイングをかます。なんて態度の悪い…。趣を変えて三年生のRの教室に行ってみると、やはりここでも目が合ったRがニヤーリと笑う。ものすごい勢いのタクとは正反対で、Rは絶対に手を挙げない。前日僕がいくら手を挙げろと言っても「やだ」と予告していた通りであった。
賑やかな一年生の授業とは違い、R達は4人の班で地元の地図を作るというグループワークを行なっていて、皆コツコツと作業中で静かであった。そのためタダでさえ発言したりする機会が少ない上に
「では出来たものを班で発表して貰います。班の代表の人がひとり発表してください」
と作品発表タイムでは隣の席の男の子に代表役を押し付けて、
「自分は何も言わないでいいんだもんねー」
というニンマリとした笑顔をまたこちらに見せていた。そういうところはちびまる子並みの狡猾さがある。休み時間になるとRやタクだけでなく、知らない子も何故か飛び付いてきて
「なんかのさなぎがいるのよ〜」
浜ーかよ、みたいなことを言い、アゲハのさなぎやヤゴなどの虫を飼っているコーナーを見せてくれたり
「解雇!」
知らない子にいきなりリストラみたいなことを言われたので、わりとまじでびびったら実は蚕で、手のひら乗せられてたりした。それはそれでびびった。みんな人懐こい子供達である。嫁はタクの同級生に
「えーこれがたっくんのママー?全然似てないねー」
と言われショックを受けていたが、僕はRの同級生の女の子に
「Rちゃんのお父さんて、やさしそうなところがRちゃんそっくり」
と言われ、その子を養子にしたくなった。それを聞いた嫁は
「うまいなー」
そういううまい女っているよなー、みたいな引きつった笑みを浮かべ、呟いていたが。
授業以外ではタクが給食当番だったのでその様子を覗いてみたり、Rの給食時間を覗いてみたけれども、その頃になるとうろついている親は僕ぐらいしかおらず、逆にこっちが子供達からの集中視線を浴び、たじろいでしまった。
また、体育館に集まって防犯教育もやっていた。警察署員による不審者対策の講習。子供達にビデオを見せて、
「好きなモノをあげるなどと言われても絶対に付いて行っちゃダメ!」
という趣旨の内容を教え込ませていた。
しかしその後、タクを含めた周りの子5人ぐらいに
「ポケモンカードあげるからおじさんについておいでー」
と誘ってみると
「行く行く行く!」
ちびっ子、釣れまくり。
Rやタクのクラスメイトやその親御さん達とも話すことが出来、面白い参観日であった。
土曜参観日とかけまして、警察署とときます。
その心は、どちらもふけい(父兄/婦警)がいます!
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■サンカンサンカン授業参観。
2012年06月23日(土)
水曜日。
会社で残業しちゃ行けない日だったのでとっとと帰って来て、娘・R(8才)と息子・タク(6才)の添い寝をしていたら一緒に爆睡してしまった。
木曜日。
この日は夜9時頃帰ってきたが、子供達は布団に入っていたもののまだ起きていたので、添い寝をしたらまた一緒にガーガー寝まくってしまった。二日連続で10時間ぐらい寝てしまった。しかしまだまだ眠いしまだまだ眠れる。
一方で夜は誰よりも遅くまで起きて夜なべして、朝は誰よりも早く台所に立っている嫁にいつ寝首を掻かれるか心配である。
それはそれとして、添い寝をしながら子供達と話していたことは土曜参観のことである。土曜日、授業参観なのだ。タクは一年生なので、小学校での授業の姿を見るのは初めてである。おそらく幼稚園の時と同じようにお調子者な感じで適当に目立つような挙手などをするのだろうが、問題はRである。
「土曜日パパ観に行くからさー、ちゃんと先生が当ててくれるように手を挙げてね」
「やだ」
積極的に発言しなさいと言っても真正面から思いっきり断るんである。
「なんで挙げないの!」
「恥ずかしいから!」
普通、授業参観というとみんなハイハイハイハイ超うるさく手を挙げるものではなかったか。出来るだけ親にいいところみせようとして…。しかしRは毎年逆なのだ。とにかく目立つことがキライなRは堂々とアピールを拒否する。
「みんな手を挙げてるのにひとりだけ黙ってる方が恥ずかしくないか?」
「いいの!」
こういう子って担任からすると目立たなくて掴みづらい児童なんじゃないかと心配してしまう。同じことをしても目立たないから評価されないとか…。
Rが手を挙げるところを横断歩道以外で見たいものである。
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■インディアン嘘つかない。アニメキャラ年取らない。
2012年06月22日(金)
夜、子供達が寝静まった後、嫁とぽつぽつ話をしていた。
横で寝ている娘・R(8才)と息子・タク(6才)の顔を見て、ああ、Rってもう小学三年生でタクは一年生なんだなあ…大きくなったなあ…と改めて思った。そしてふとあることに気が付いてもの凄く驚き、思わず嫁に言ってしまった。
「おい、考えてみたらRってちびまる子と同じ学年じゃん!」
「ええーっ!」
嫁も驚いたようだ。
「まる子だけじゃなくて、はまじとか永沢とか藤木とかあの辺のともタメだぞ!」
「そういえばそうだよね…」
いつの間にかこんなに大きくなってしまったんだなあ…。永沢とか藤木が息子だったら結構イヤだな…。
アニメの登場人物は年を取らないので、いつの間にか自分が追い越してしまった時のショックは大きいモノである。もう遙か昔のことであるが、アナゴさんが僕より年下だと知った時はショックでかかったなあ…。そのうち
「ええっ!波平って僕より年下だったの!」
ってことになる日もそう遠くはないのだろう。波平の年いくつだか知らないけど(ぐぐってみたら54才らしい)。
そして、そのショックは自分だけではなく子供についてもそうだったんだなあ…。Rはちびまる子と同じだけれども、タクはクレヨンしんちゃんを追い抜いた。これもわりと時の流れを感じさせる大きな出来事であった。今ではコボちゃんと同じである。
そのうち更に大きくなって、ふたりとも成人した暁には
「やだなー、サザエさんより年上になっちゃったー」
などという言葉が聞けることになるのだろうか。それまでサザエさんってやってるんだろうか。余裕でやってそうな気がするけど、水戸黄門も終わってしまったので油断は出来ない。
まあ僕は波平の年まで…と言ったら短すぎるので、まる子のおじいちゃんぐらいまで生きられれば満足である。そしてRとタクに看取って貰えれば言うことはないなあ。でもこのようなアニメの年の話ばっかりしてたらそんなことも叶わなかったりして。
親のアニメに会えない。なんちて。
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■パンツモーニング。
2012年06月20日(水)
いつもの朝。
なんでか知らんが息子・タク(6才)がいつまでも朝ごはんを食べていた。有閑マダムの気怠いランチのようにもったらもったらと、ちゃぶ台返しをしたくなる勢いで苛立たせる。当然僕だけではなく
「なにやってんのー!はやく食べなさい!ていうかもういい!食べなくていい!」
誰よりも嫁がブチ切れており、ここ数年で一番イヤな空気の朝となっていた。このところゴハンを食べるのが遅過ぎて嫁がプチキレ、というパターンが多すぎる。どうしてだろう。運動が足りないのであろうか。
「R、もう行こう。タクは後から来い」
このままでは僕も娘・R(8才)も遅刻になってしまうのでとっとと先に行くことにした
。もう外には一緒に行く子達が待っているので
「タク、窓から顔を出して『先に行ってて』って謝りなさい」
と言わせるようにしたのだが
「えー…恥ずかしい」
何故かそこが恥ずかしがるポイントであったようでモジモジして動かない。そうこうしているうちにますます時間は過ぎていくので
「あーもういい!」
ということでとっとと外に出たRが「たっくんは遅いから先に行こ」とお友達に説明し、出発することにした。すると
「いってらっさーい!」
窓をガラッと開けて、着替え中でパンツいっちょうのタクがぶんぶんと手を振っているではないか。
「たっくん、ぱんつまるみえー!」
「あ、ぱんつまんだ!やだー!」
当然Rとお友達からはおバカにされていた。「先に行ってて」って言うのは恥ずかしくてパンツ一丁は恥ずかしくないというのか。6才児の基準はサッパリ分からん。それにしても朝から我が子の額縁ショーを観る羽目になるとは。
僕は、なんだか子供達が背負うランドセルよりも重い物を背負い込んだ気分になったのであった。
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■父の日。
2012年06月19日(火)
日曜日は父の日であった。
娘・R(8才)と息子・タク(6才)が超ニコニコ顔で
「パパ、ちちのひー!プレゼントー!」
手作りのプレゼントをくれた。折り紙で作ったバラの花束と、熱烈なお手紙。
「パパ、いつもありがとう♥
パパ、大大大すき♥♥♥
バラ、Rがつくったよ!
また、あそぼうね 」
ううう…こんな言葉、いつまで言ってくれるのだろう。大事に取っておきたいと思う。ていうかよく考えると、バラの折り紙もお手紙もいずれもRが作ったものであり、タクは何にもしてないんだなあ…。まあいいけどぉ。
そして夜には嫁が刺身の盛り合わせを出してくれた。先月の母の日にはろくに嫁になんのもてなしもしていなかったのに…。いや、結構悩んだのである。しかし何か贈ろうとしても
「ワタシはあなたのお母さんじゃない」
とかひねくれたことを言ったり
「モノより時間が欲しい。家事から開放された自由な時間を…」
などと溜め息混じりで言うので、
「じゃあ何かお手伝いしましょうか?皿洗いでも…」
と恐る恐る訪ねると
「結構です!」
あんたにやらせると余計手間かかるわ、ぐらいの勢いではねられるし、踏んだり蹴ったりなので、そっと小さなカーネーションの花束を買って子供達からってことでふたりから渡したのみに留まってしまったのである。
「僕は君のお母さんじゃないのにすいませんねえ…」
等、ちょっとチクチクしたことを言いつつも美味そうなので素直にいただこうとすると、
「スーパーで買ったんだけど、父の日用の『おやじ盛り』って商品名だったよ!」
「えー!」
全裸の女の子を仰向けに寝かせ、体の上に刺身を盛る。これを「女体盛り」と言うが、そのオヤジバージョン的なビジュアルを想像してしまい一気に食欲が失せた。
そしてその隙を狙って最近寿司の味を覚えつつあり、食べられるネタの種類が徐々に増えつつあるRとタクに赤身やトロなどの僕が好きなネタを次々と食べられてしまっていた。ま、父の日なんてこんなものか。
こうなったら子供達が寝た後は乳の日に趣向を変えるしかないな、と思いつつも、そしたら嫁がマグロでってやかましいわ。
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■ハガキの使いやあらへんで。
2012年06月18日(月)
「新聞取ってきて」
「はーい」
朝、郵便受けに入っている新聞を取ってくるのは息子・タク(6才)の役目である。取ってくるだけで中身はコボちゃんとポケモンのコーナー以外は興味はないようだ。ただ
「オウムって何?」
などとちょこちょこ内容を聞いてくるようになってきている。一方、新聞係と関係ない、娘・R(8才)も今日に限っては郵便受けをちょこちょことチェックし、
「パパ〜。郵便受けに何か届いてるよ〜」
とニヤニヤしながら言ってきた。
「はいはい」
どうせいつものDMとかだろうと思い、別に見なくてもいいやとスルーした。しかし1分おきに
「パパ、郵便受け見てよ!」
Rがしつこく言ってくるので、これは何かあるな、とさすがに僕も感づいた。もしかして、デリヘルなどのエロ系チラシでも入っているのか?、と。「もっこりひょうたん島」とか「デリえもん」とか「どこでも!ド!あぁ〜ん」とか…。そんなもの子供達の目に触れさせてはいけない。
ちなみに全て実在する、またはかつて実在した店名である。
慌てて郵便受けを漁ってみたら実際はそんなものはなく、その代わりによく見たことがある筆跡のハガキのようなものが入っていた。
「ね、入ってたでしょう?パパへのハガキ」
ようやく僕が見つけたので嬉しそうにニコニコするR。言うまでもなく、これはRの手作りハガキなのだ。表面にウチの住所、僕の名前、そして差出人のRの名前。裏を見ると
「パパへ。父の日にはプレゼントがあるよ!Rより」
と書かれていた。いやーん、Rのじらし上手。
「そっかー。予告ハガキを届けてくれたんだね。ありがとう…」
父思いの娘心やちゃんと住所も書けるようになっていて成長しているところなど、感動ポイントが高いハガキだな…と目頭が熱くなりかけたが、よく見ると、ハガキの郵便番号を書く四角の欄に書いてあった番号は、
「Rちゃん、これ、郵便番号じゃなくて電話番号でしょうが!」
せっかくしっかり成長してるなあと感心していたのに。そういうボケがやっぱり頭の中がお花畑のRらしいといえばらしいのだが…。
「いいの!わかちこ!」
Rはちっちゃいことは気にすんな、と懐かしいネタを持って来て揉み消しに必死になっていた。
「せっかくだから直しなさい」
「やだ!」
まあ、悪ガキよりハガキの方が可愛くていいか…。
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■もしもピアノがひけたなら。
2012年06月17日(日)
娘・R(8才)と息子・タク(6才)をピアノのレッスンに連れて行った。
子供達が小さい時にやっていたリトミック教室のヨピコ先生に教わっているのである。僕はふたりが教わっている間、隣の部屋でレッスンのやりとりを聞きながら待っていた。
まずはRのレッスンでは、ノホホンとしたRと、そのRに輪を掛けたようなノホホンお嬢様系のヨピコ先生のふたりのノンビリとしたやりとりが聞こえてきた。Rがやっている曲は「貴婦人の乗馬」であり
「Rちゃん、貴婦人をイメージしてみようか。貴婦人って分かるかなー?Rちゃんのキャラじゃないけどね!」
って先生一言多いわ。また、
「楽譜を見て”うーん”って考えてるようじゃダメよ〜。指が勝手に動くようになるようにならなきゃ」
全体的に「考えるな、感じろ」的なレッスンだったような気がする。替わってタクのレッスンになると
「楽譜をちゃんと見てやりましょう!」
姉弟でもまるで逆。タクは本当に何度言ってもコレが直らない。「のだめ」みたいなヤツだ。ただ、前回までなかなか弾けなかったところがあり、先週嫁にビシバシ鍛えられて泣きながら練習していたが、今日ようやく先生の前で上手に弾けたので、そこは褒められていた。
「こないだまではなんで出来なかったのかな?」
と聞かれるとタクは
「えーと、うんこが出そうだったから」
ひどすぎるウソをつくので僕はもうタクを置いて帰りたくなった。タクにとっては、うんこよりベソかいて練習することの方が恥ずかしいらしい。
「ママからは『泣きながら必死に練習させました』ってメール来てたけどなー」
先生にはお見通しだったが。そんな感じでふたりのレッスンが終わり、ヨピコ先生とちょっと話していると
「発表会のプログラムが出来ましたので持ってって下さい」
来月行なわれる発表会のプログラムを渡されたので、めくってRとタクの順番を確認する。Rの発表曲は先程の貴婦人のなんたらで、タクの演奏曲は「手品師」である。
「タク、ピアノやるついでに手品もやったら?ハトを出す練習でもするか?」
「それいいかもねーあはは」
などと話していたら、
「ボク、ハト出せるよ!」
と調子こいたことを言うので、ウソつけ、と煽ったら、
「ホントだよ」
とかぶっていた帽子を取り
「帽子は英語でハ(ッ)トだよ!はい!ハトが出ました!」
ドヤァ…と満面の笑みを浮かべた。
「やっだー、おもしろーい」
ヨピコ先生はオオウケしていたが
「残念だが、野球帽なのでハットじゃなくてキャップだぞ」
「えー!」
取り敢ずダメ出ししておいた。しかし瞬時にネタを切り返せたところは褒めておいてやろう。
ハットしてGOOD。なんちて。
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■サインはR。
2012年06月16日(土)
「サイン考えたからえらんでね」
と、チラシの裏にびっしりと、娘・R(8才)が考案した彼女自身の様々なサインが書かれていた。そのほとんどがひらがなや漢字を崩しただけで、ミミズが道路でひからびているようなものばかり。卒塔婆に書いてあるサンスクリット語の出来損ないにも見える。耳無し芳一のボディペインティングってこんな感じだったのかしらん。
しかしよく見ると中には女の子らしく「♥R」みたいなハートマークやアルファベットをちりばめたものもあり、ちょっとホッとする。
おそらくウチにあるきゃりーぱみゅぱみゅやNegiccoやとちおとめ25等のアイドルのサインを参考にしたものと思われる。ていうかそれらを見て自分もやってみたくなったのだろう。それにしてもいつの間にか増えたなあ…アイドルのサイン…。
サインひとつひとつの横にそれぞれ□印のチェックボックスがあり
「いいのにチェックを入れてね」
とのことだったので
「これがいいかな」
ひとつ選んで返してやると、嬉しそうにチラシをしまい込んだ。
「で、どこでサインを使うの?」
と聞いてみると
「えーと…」
本気で何も考えてなかったらしい。
「アイドルになるの?」
「やだ」
将来Rが売れっ子アイドルになったら、僕はそのサインを真似して代筆する内職でもしようかなあと思っていたのに。
子供達が寝た後の夜、嫁の体をぺたぺたタッチしていたら
「うっざい!」
いつものように手をはじき返された。僕の求愛サインは届かないようである。
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■カフェお礼。
2012年06月13日(水)
休みの日の朝は、嫁がコーヒーを入れてくれる。
アサイチのコーヒーは苦いのがよい。そう、人生のように…なんちて。
この日もいつもならば、そっと僕の机の上になみなみ注いだコーヒーカップを置いてくれるはずだった。ところが
「ガン」
なんか金属っぽい音が。今朝は缶コーヒーのようであった。何故缶コーヒー…しかも冷たくもなく熱くもなく、常温の…。まあいいか、と思って飲んでみると甘ったるいし薄い。
缶をよく見てみると「カフェオレ」だった。既にコーヒーですらない。
「あ、それね…」
これまで無言で缶カフェオレを運んだのみの嫁が初めて口をきいた。
「うん?このカフェオレがどうかした?」
コーヒーじゃなくてごめんね、とでも言うのかと思ったら
「それ、どらっぐぱぱす(近くのドラッグストア)で39円!」
ドヤア…という顔で誇らしげに語った。なんだというのだ。買い物上手のワタシスゴイ、と言いたいのか。
「へ、へえ…安かったねぃ…」
本当はコーヒーがよかったんだ、なんて口が裂けても言えなかった。文句があるならコーヒーぐらい自分で入れろ、だからね。何もいわなくてもそっと出てくるだけでありがたい嫁である。
ただコーヒーもカフェオレも同じ扱いをしているところが惜しい。あまりにも惜しい。似ているようで郷ひろみと若人あきらぐらいの差があるのだ。コーヒーが欲しいと言った人にカフェオレを出すのは昔からトラブルの元である。
カフェオレ詐欺。なんちて。
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■スイーツ・チャイルド・オブ・マイン。
2012年06月12日(火)
先週、嫁の誕生日があったのだが、その際ケーキを買わなかったので
「おたんじょうびはケーキを食べなきゃいけないんだよ!」
と娘・R(8才)と息子・タク(6才)が一揆を起こした。ごめん。忘れてたわけじゃないんだ。その日は寿司を食べることになっていたので、更にケーキまで食べるかどうかは誰かに言われるまで黙ってるか、と敢えて買わなかったのだ。(余計ひどい)。
結局1週間遅れで言われたので買いに行くことなったわけである。
「君も行きますか?」
と嫁に聞いたところ
「もちろん!選びたいからね!」
聞くまでもなかった。
「じゃあソルボンヌ(仮名)かデパ地下でも行くかい」
近所のわりと高級で、店主がCCBみたいなメガネをかけているケーキ屋か、デパ地下をうろついて決めるのも楽しいのではないか、と提案したら、
「子供の舌にはもったいない!工事コーナー(仮名)でいいのよ!」
容赦ない嫁の鶴の一声で工事コーナーに向かったのであった。早速ショーケースの中のケーキを舐めるようにじっくり品定めするのはRと嫁の女性陣。
男達はというと、タクは必ずモンブランなので即決。僕は年のせいか、もうケーキとかそういう甘いものは受け付けなくなってしまったので食べない。
「お決まりでしたらどーぞー」
手持ち無沙汰っぽい店員さんがオーダー用紙とペンを構えて待っているがなかなか決まらない。5分ほどして
「…決まった。私はフルーツタルト」
「Rはねえ、…えっと、さとうショコラ」
「ガトーショコラだろ」
「うん、それ」
ようやく決まったので店員にその品々を伝えると
「やっぱりR、ティラミスカップにするううう!」
「おい!」
目移りしまくりで優柔不断な乙女心で店員さんを振り回すRであった。
ケーキを食べたのは夕食後。あれほど騒いだわりに、ほんのちょっとしか食べられかった。お腹一杯になってしまったようだ。
「あしたたべる!」
「はいはい」
嫁は嫁でフルーツタルトを食べていたが
「フルーツにするんだったら千疋屋で買えばよかったな」
とか言ってるし。工事コーナーでいいって言ったのは誰だー!
せっかくケーキを買ったんだから、つけるのはクレームじゃなくてクリームにして欲しいものである。
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■サラリーマンの皿洗いマン。
2012年06月11日(月)
日曜日の夕方。
まだ昼飯で使った食器が洗われていなかったので、嫁から皿洗いを命じられ、することにした。嫁は買い物に出掛けていった。
皿洗いをしながら、娘・R(8才)と息子・タク(6才)の宿題を見てやったりしながら、お風呂を洗ってお湯を入れて
「さあ入るぞ〜」
風呂に入る準備をしていたところ嫁が帰って来た。
「ちょっと!まだお皿洗いが終わってないじゃないの!」
「え」
嫁に怒られた僕は慌てて台所に戻ると、まだ泡がついたお皿が残っていた。うっかりしていた。子供達から宿題の分からないところを聞かれたりお風呂のお湯を止めたり、いちいち皿洗いを中断しているうちに、すっかり終わったつもりになってしまっていた。
「ごめんごめん。あとは水で流すだけから水に流してくれよ」
再びじゃぶじゃぶと皿洗いを始めたのだが
「そんな格好でやらなくていい!もう早くお風呂入って!」
これまた嫁に怒鳴られて気付いたのは、僕は既に下半身裸だったのである。
「まあいいじゃん」
と嫁をなだめようとしても
「そんなものぶら下げながらやられるとものすごい目障り!」
昔はよくお世話になっていたものに対してなんという言いよう…。僕はそそくさと下半身を隠しながらとっとと子供達とお風呂に入ったのであった。
にわとりは3歩歩くと忘れるというが、
僕はちんぽ出すと忘れるようである。
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■笹の葉、伯母伯母。
2012年06月10日(日)
新潟・柏崎の伯母が名物笹だんごを送ってくれた。
十何年も前の父の葬式以来全然会っていないのに、この時期になると毎年送ってくれるのである。あんこが苦手な娘・R(8才)は食べようとしないが、息子・タク(6才)は食いまくっている。剥がした笹にまみれてパンダのような有様に。
「これはね、新潟の名物なんだよ」
と説明すると
「にいがた!ねぎっこ!」
僕の洗脳のせいで、子供達の頭の中では新潟と言えば第一にNegiccoとなっている。
Negiccoとは→
こちら「毎年パパの伯母さんが送ってくれて…」
「おばさん。ぷぷぷ」
オバサンという言葉に何故か大受けウケしていたので
「いや、お姉さんに対してのオバサン、という意味じゃなくて、パパのパパのお姉さんをそう呼ぶんだよ。親戚!」
と説明。
「君達からすると、やっちゃんとあっちゃん(それぞれ僕及び嫁の弟)は『叔父さん』っていうんだよ」
「ふーん」
タクは既にどうでもいいようで、生返事をしながら笹だんごをがぶがぶ食べていたが、R何かもの凄く深刻な表情で笹を見詰めている。そして
「そのパパのおばさんて…しんでるの?」
と大真面目な顔をして聞くものだから思わず笑ってしまった。
「死んでないよ!殺すな!」
失礼だろうが、ということでお礼の電話をして声を聞かせたのであった。
笹だんごだけに、ささいなことでは怒らないようにしよう…。
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■安眠の安眠による安眠のための朝。
2012年06月07日(木)
平日の朝は、僕はギリギリまで寝ているので子供達より遅く起きる。
この日、何故か目覚ましのケータイアラームが鳴る前にふと目が覚めてしまったので、もうちょっと寝る時間があるはずだ、と再び目を閉じるのだが、息子・タク(6才)の喋る声がうるさすぎた。
「ねえねえ、パパの"いきび"のマネやるよ!ぐおー!ぐおー!」
「ぎゃはは!」
僕の"いきび"はすごいらしい。タクのモノマネを見て娘・R(8才)が大笑いしていた。まったく、僕がいないところでは何を言われているか分かったものではない。そんなわけで僕と一緒に寝たいと思っている女性の方は、いびきがすごいらしいのでご了承ください。そんな人いないけど。
そして話し声はまだまだ続き、
「もう7時になったかな?」
というタクの声に
「パパのケータイが鳴ってないからまだでしょ」
との嫁の声。そう、僕が目を覚ます時間である。すると僕の枕元に近寄るタクの気配があり、パカッと僕のガラケーを開け
「あー、パパ、モバゲーやってるー」
人のケータイをいじりまくるではないか。(実際はモバゲーではなく、他のサイトなのだが)。いじりまくられてエロ画像とか発掘されても困るので
「おはよ」
たった今起きました、という態でガバッと起き、ケータイをタクの手から引ったくった。するとタクは
「夜遅くにゴハン食べてるから太るんだよ!」
いきなり何の脈絡もなく、思いっきり心にグサッと突き刺さる言葉を吐くではないか。
「なんだそれは!誰が言った言葉だ!」
タクが思い付いた言葉とも思えず、誰の受け売りだ、と聞いたところ
「ママ」
「ああ、そう」
子供達は僕のいないところではモノマネぐらいで済んでいるのかもしれないが、嫁は相当いろんなこと言ってるんだろうなあ…。別にいいけど…。寝起きにデブ宣告される僕。
これを寝耳にデブ、といいます。
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■皿っ皿の皿さーてぃ。
2012年06月06日(水)
たまには美味いものを…ということで寿司を食べに行った。
回らない寿司屋に行くと首も回らなくなるので回る寿司屋である。以前、何回か行ったことがある回転寿司屋は美味いのだけれども、
「いらっしゃいませぇー、ヤー!」
板さん全員が何故かダチョウ倶楽部のようなポーズで客を出迎えるのが多少痛々しいので、別の店に行くことにした。
混むことを予想して早めに行ってみたらそれがちょうど良かったようで、僕らは待たずに席に座れたが、その直後にわんさか客がやって来てあっという間に20人ぐらい並んでいた。
「ボクは、エビとマグロとサーモンを食べる!」
「Rも!」
Rとタクは徐々に食べられる寿司ネタが増えてきたので得意気だ。小さい頃は玉子、納豆巻、稲荷、といったリーズナボーなものばかりで助かっていたが、今はそれらを見向きもしない。
徐々に好みのネタが高級化しており、まだエビとかマグロとか言っているウチは可愛いが、そのうち大トロとかウニとか言い出すんだろうなあ…。僕と嫁だって食べないのに。というか、もうトロとか脂っこくて食えん。
「ボク、6皿食べたもんねー!」
タクはたくさん食べられたことも自慢のようだ。あと数年後は倍ぐらいになってるんだろうなあ。ちなみにRは可愛く3皿だった。ちょっと少なすぎなような気もするが。
普段小食の嫁も寿司は別腹のようで、矢継ぎ早に僕に注文させ、白身を中心に食べまくっており、皿のタワーがずんずん…と2棟程高くそびえ立った頃に
「何で締めようかな〜。そうだ、シマアジ!」
との指令が出たので板さんに注文すると
「すいません、シマアジ切れちゃって…」
「えーっ」
嫁、わりとマジで落ち込んでいた。
寿司屋さんもこのブログと同じようにネタ切れ気味のようである。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。
■ハッパトルサンデー。
2012年06月05日(火)
日曜日の昼前ごろ。
休日も開放されている小学校の図書室に行く。
娘・R(8才)と息子・タク(6才)が本を借りているため、その返却と新たな本の貸し出しのためである。
図書室の扉を開けると、係の人、おそらく誰かのお母さん以外は誰もおらずひっそりとしていた。
「どもー」
「こんにちはー」
「こんちくわ」
僕ら3人、それぞれバラッバラな挨拶をしてRとタクは本を返し、新たに借りる本を探す。僕はヒマなので本棚などを眺め、「シナの五人兄弟」とか懐かしい本を見つけておおおっと驚いていたりしていた。
急に、どばーん、と扉が開いた。Rと同じクラスの男の子が入って来た。この子はよくこの図書室で会う。本を借りるわけでも読むわけでもないどころか、仮面ライダーの変身グッズとか全然関係ないものを持って来たりしていて、とりあえず図書室にいてなんかグダグダしているのである。
この子のように、Rもタクも僕が引率せず、子供達だけで来させてもいいのでは…と考えるのだが、いつもそう考えているうちに
「○○三丁目で、女子児童のジャージを脱がそうとする男が現われました」
というような防犯メールが区から送られてくるので躊躇してしまうのである。わりとこの手の情報は多く、月1〜2ぐらいはあるように思う。今週の変態さん、みたいな感じである。特に近所での出没だととてもRをひとりで外に出す気になれない。
で、その男の子なのだが、わりとタクのような飄々とした子なので、
「やあ」
と軽く小突いてみると、その子の手の甲に
「くわ」
と書いてあった。
「くわ…桑の葉か!蚕のエサ?」
「そうだよ」
R達の学年は蚕を育てている。休日は家に持って帰っており、僕もその姿を見た。彼は校庭にある桑の木から葉っぱを採ることを忘れないよう、書いておいたのだそうだ。
「Rも採ってってやれば?みんなで行こうぜー」
というわけで本を借りた後、桑の木まで走って行った。校庭では学童野球の練習が行なわれており、
「ふふふ、懐かしいなあ、僕もあんな頃があったなあ」
…とノスタルジックな気持ちになったが、よく考えたら僕、学童野球なんてやってなかった。
男の子は早速葉っぱをプチプチともぎり採る。
「ねえねえ!茎からなんか白い汁が出てるよ!」
うーん。この子が中学生ぐらいだったら
「へっへっへ、大人になれば君の体からも…」
とか下ネタをぶちかましたいところだが、まだちょっとやめとこう。それこそ僕がメールに載る。一方でRはぼーっと見詰めているだけだったので
「Rも採れば?」
と言ってみたら
「パパ採って」
自分の手は汚したくないタイプなのか。蚕に名前まで付けて可愛がっていた癖に…。白い汁がイヤなのだろうか。
「ほら、可愛いお蚕さまのために持ってってやんな」
「やだー。パパが持って行って」
本当に何故そこまで避けるのか。
桑だけに、桑ず嫌いってか。
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■桑桑どうぶつランド。
2012年06月02日(土)
朝、目が覚めると娘・R(8才)が枕元で僕の寝顔を覗いていた。
「パパ?」
「なに?」
「解雇」
「ええっ!」
「解雇なのよ」
「ええええっ!」
「これ見て」
とRが差し出す箱を開けてみたら、青々とした葉っぱの中に、チマチマと動く小さな虫が。
「蚕か」
「うん」
ああビックリした。何故寝起きに、しかも娘からリストラされなければならないんだ、と起き抜けにパニックになってしまった。心臓に悪いよ。蚕は学校で与えられた課題のようだ。
「葉っぱがしおれてるから、取ってきて」
とRはムチャ振りをする。
「葉っぱならなんでもいいってわけじゃないんだぞ。いきなり言われてもどこに桑の木があるかなんて知らんぞ」
「桑の木は学校にあるよ」
「じゃあ自分で取ってこいよ」
本当にちゃんと育てられるのか心配になってきた。今はカワイイが大きくなったらグロくなるだろうしなあ…。子供ちんことおっさんちんこぐらいの差はあるぞ…。
そしてRは今この蚕の名前をどうしようか迷っていた。
「プリンは?それともプリ子は?」
息子・タク(6才)が執拗に名前の案をポンポン出しているが
「たっくんはポムポムプリンから離れてよ」
タクの大好きなポムポムプリンにちなんだ名前しか出さないので却下されていた。
「蚕の観察日記をつけるのよ」
とのことで。ちなみに嫁が測ったら1センチ6ミリであった。早く大きくなって東京タワーにマユを作ってもらいたいものである。これからどんな蚕の観察日記になるのだろうか。
僕もせいぜい解雇オヤジの観察日記とか記されないように頑張ろうっと。
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■熱は下がりゴミは捨てる。
2012年06月01日(金)
息子・タク(6才)の発熱は、朝になったらあっさり36度台に戻っていた。
「ママ〜、今日ボク学校休むのォ?」
「熱がないのに休む理由はないねえ」
そんなとぼけた会話を聞きつつ僕も身支度をする。玄関に嫁がまとめたゴミがあったのでそれを持って家を出ようとすると
「ちょっと待って!ちょっと待って!」
嫁が何か書かれたA4ぐらいの紙をこちらに見せながら走って来た。ちょうど「勝訴」みたいな感じである。「勝訴」じゃなくて「勝新」って書いた紙を持って走ってる人、ってネタが昔どっかで見たな。どうでもいいけど。
何が書かれているのだ、と目を凝らしてみたら僕らが住む貧乏長屋の大家からのお達しであった。
「ゴミは必ず決められた場所に置くこと!道の向かい側には絶対に置かないで下さい」
ゴミの出し方についての注意であった。ゴミ置き場は長屋の前の道路脇にあるのだが、道路を挟んだ向かい側にもある。そこは当然向かい側に住む人達用であり、僕らが置くべき所ではない。しかしそこに
「長屋住人の誰かが捨てているのを向かい側の人が目撃して、それで大家が怒られたんだって」
そう説明しながら大家が店子を回って通知文を配っていたのだそうだ。勿論僕はやってないし、娘・R(8才)やタクと一緒に登校する子供達もゴミを置いて行くけれども、手伝わされ感たっぷりなので、わざわざ離れた所には持って行かない。そんなことを嫁に説明すると、
「一応大家がご周知願いますって言ってたので」
「一体誰が何のために…」
「さあ」
もしかしたら、大家はよくゴミ置き場の整理をしているので、見られたくないゴミを捨てたかったのだろうか。すんごい性的にマニアックなグッズで、もう使い古したヤツとか。散々見飽きたエロ本とか。
抜けないゴミの日。なんちて。
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