今日もアリガトウゴザイマシタ。
■だれかおれをすきになれ
2012年04月28日(土)
息子・タク(6才)のクラスは男の子の方が多いのだという。
男女ペアでダンスとかすると必ずホモペアが出来てしまうので可愛そうである。大人になってからそういうことをすると有料になってしまうというのに。
「好きな女の子はいるのかい?」
タクはまだ女の子よりうんことかの方が好きな年頃かなあと思いつつも聞いてみたら
「いるよ!」
あっさり即答だったのでびっくりした。
「へえー誰だい?」
「ないしょ!」
どっちみちタクのクラスメイト女子は誰ひとりとして知らないから名前を教わったところで分からないことには変わりないのだけれど。
「どんな子?」
「背が2番目にちっちゃい子!」
そんな話をしていたら、横で聞き耳を立てていた娘・R(8才)がニヤリと笑った。
「2番目の子でしょー。分かっちゃった!」
さすが3年生。1年生のメンツもよく知っているのだろうか。そして僕に
「パパも名字は分かるはずだよ。PTA会長!」
ヒントを教えてくれた。PTA会長は僕も認識があったので、
「ああ、じゃあ○○さんのお子さんってことか」
と答えたところ
「ぶっぶー!違うし。○○は一番小さい子だよ!」
タクに思いっきり否定されてしまった。うわー。R、頼りねえ…。結局名前も分からずじまいであったが、授業参観の時のお楽しみとして取っておこうと思う。
そういえば幼稚園の時も好きな女の子がいたのだが、だからといって一緒に遊ぼうとか喋ろうとかそういう気配が全然なかった。照れて避けてるというものでもなく、道端でバッタリ会った時もあったが、
「やあ」
という超シンプルな挨拶をするだけだったので
「もうちょっとお喋りとかしないのかい」
せっかく好きな子と会ったんだからもっとアタックせい、と余計なお世話を焼くのだが
「は?なんで?」
タクは本当に素っ気なかった。初恋とかそういのではなくて単に「なんとも思ってない他の子達よりは好き」なだけなような気もする。そんなタクも結局のところは、
「まあ、タクが一番好きな女の子はRちゃんだよな」
僕、今、うまいことを言ったせ、みたいなしたり顔で言い放ったところ
「えー」
ギャハハハ、と笑いながら突っつき合い始めたので、ケンカも絶えないが仲良い姉弟だと思う。
やんちゃなタクは片想い。優しいRは弟思い。巨乳の嫁は乳重い。
すいませんひとつだけウソつきました。
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■バスの踊り子。
2012年04月27日(金)
お風呂で娘・R(8才)が踊っていた。
おケツを父に向けてただひたすらに踊っていた。もうこういう姿を見られる時間はあまり残されてないのだろうなあ…と寂しくなりながらも、やはり裸で踊る姿はマヌケであった。
「なんだいその踊りは」
とりあえず聞いてみると
「えーっと…年長の時、お遊戯会で踊ってたやつ」
「あー、そういえば」
Rの幼稚園では年1回、クラス全員で踊りを披露するお遊戯会があって、年少の時は「しずくちゃん」というアニメのテーマソングに合わせて踊り、年中の時はPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」であった。で、年長の時は…
「あれ、年長の時は何の曲だったっけ?」
「なんだっけ?忘れた!」
僕もRも、Rの踊りを湯船に浸かって冷ややかな目で見ていた息子・タク(6才)も忘れていたのである。
「年少年中の曲は覚えてるのに。一番後の年を忘れちゃうなんて変なの」
「踊りは覚えてるのにな」
Rは両手でハートマークを作る。そうそう、決めポーズがそれだったよな。Rが手のハートを僕に近付けながら言う。
「練習してた時ね、このハートのポーズをするとね、男子に『こっちにハートむけんなよーキモイ』って言われたんだよ〜」
ほほう。きっとその男子は萌え萌えキュンとなってしまったに違いない。
「きっと照れてたんじゃないのか」
「そうかな〜?」
などと練習風景の話まで思い出されているのに、肝心の曲がなんだったのか、全く思い出すことが出来ない。モヤモヤとしたままお風呂を出て
「なんだったっけ?」
と嫁に聞いたら
「今夜はブギーバック!」
あっさり答えが返ってきた。そうだ。そうだった。昔そんな曲あったね、ぐらいの薄い印象な上に、スチャダラとオザケンのオリジナルではなくて最近の変なカバーバージョンだったため、記憶に残っていなかったようだ。
しかしその時その時の担任のチョイスだというが、どういう判断で選曲していたのだろう、と今更ながらに思うのであった。
Rはパジャマになってからも再び踊り出したので、
「今度は何の踊りだよ!」
いい加減寝る時間だろう、とメッとしたところ
「ムシキングサンバ!これは、2年生の時、6年生を送る会で踊ったんだよ!」
「はあ?」
卒業生を送る、というわりとシリアスな場面でムシキングサンバ〜?どんなんだか知らないけど、曲名の字面だけでイロモノ臭プンプンではないか。小学校になってもやはり選曲基準は謎である。
今夜はヨメーをバックしたい。
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■やく○印嫁。
2012年04月25日(水)
「ほらほら、早くしなさい」
朝、子供達が遅れないように急かす嫁の声がきんきんと響く。1分おきに「早く食べろ」と言わない限り、貴族かお前らってぐらいのゆったりとした食事のペースだから常にケツを引っぱたいてないとすぐ遅刻する状態である。
その甲斐あって、今日はわりと早めに家を出た娘・R(8才)と息子・タク(6才)。そのためいつも一緒に家を出る僕の方が油断して遅れてしまった。家の中にぽつんと取り残された僕。そして台所に嫁。
じゃ、まあ、子供達の目もないことだし、とりあえず嫁尻でもなでとくか、とひとなでしたところ
「さわんじゃねえ!」
「ひいッ!」
もの凄くドスの効いた声で怒られてしまった。さっきの子供達を急かすキンキン声じゃなくて地を這うようなダミ声。まるで石神井公園の池に沈められそうな…。
「君はヤク○か」
僕はヤク○と結婚した覚えはないのに、と愚痴をこぼすと嫁はテヘペロな感じで流す。溜め息をつきながら靴を履いて玄関の扉を開けようとすると、脇に古新聞古雑誌ダンボール等が積み上げられていた。
「今日は資源回収の日か。でもさわんじゃねえって言われたからほっとこ」
とトボけてみたら
「あぅ!うそうそ!外まで持ってってもらえるとありがたいのですが…」
急に猫撫で声になった嫁。
「さわらしてくれたら持って行くよ」
「えー!それはない!」
「そしてやらしてくれたら…」
「それはダメ絶対に!」
ちっ。何故嫁はそう頑なに拒むのだ。朝からやるやらないの話しをしてもしょうがないので、持って行くことにした。量が多かったので
「R−!タクー!手伝え!」
外にいた子供達を召喚した。タクはまかせろ!とばかりに凄い勢いで持って行ったが、Rは
「玄関まで戻るの嫌。パパ持って来て」
などとほざいて超やる気なし夫であり動こうとしなかった。ああ、蝶よ花よと、箸より重い物を持たせず育てたのが悪かった…、と反省し、
「おらーとっとと持てー!」
嫁を真似してヤク○声で脅して持たせた。そして仲良く3人で回収場所へどすんと置いた。ああ、がさばるゴミを捨てるとスッキリするね!
ちんこも用済みっぽいから捨てたほうがいいのかな…。
家の中に取り残されてしまった。
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■赤ペン教師梨本小鉄。
2012年04月24日(火)
ベネッセによる執拗な絨毯爆撃の如きDM攻撃に
「やりたいやりたい!」
遂に陥落した息子・タク(6才)が進研ゼミによる通信教育を開始した。1回目の答案を送ったところ、その結果が帰って来た。初めて見る赤ペン先生による添削。
「よくできたね」
「がんばったね」
とてもキレイな字と優しい文章でタクの答案を褒めている。ところどころに「コラショ」というベネッセキャラのイラストまで描いてある。そして最後に
「なお先生より」
と書いてあって、なんだか僕の方が切なくなってしまった。これって恋なのかしら。「なお」というと、僕はNegiccoというアイドルグループのファンなので、そのリーダー・Nao☆ちゃんをイメージしてしまうのである。
NegiccoのNao☆ちゃん。(つのだ☆ひろと同様に☆印は不可欠らしい)
Nao☆ちゃんが赤ペン先生だったら僕も是非始めたい。チャレンジ1〜6年生まで全部受講したい。でも実際は「なお」は「なお」でも「ちあきなおみ」とかそっちの方に近いんだろうな…などということを妄想していたら、
「Rもやりたいな…」
娘・R(8才)が純粋な気持ちで羨ましそうな目で見ていた。
「うーん、でも君がどうせやるなら公文とか塾の方がいいと思うんだよね…算数苦手だし」
と言い聞かせたらシュンとなってしまった。そもそも学校の宿題だけですごい時間をかけておりアップアップなのだ。
そんな姉の羨望の眼差しを思いっきりスルーして
「パパ、コレパソコンでやって」
赤ペン先生の回答と一緒にパスワードが送られて来ていて、それをベネッセのサイトに打ち込むと特別問題とおまけゲームが出来る仕組みになっていた。
特別問題と言ってもただのなぞなぞみたいなのがほとんどであったが、タクは楽しそうにやっていた。そしてそれもまたRにとってはとても羨ましかったようで、
「ううう…やっぱりRもやりたいいいいい!」
うわああん!と泣き出してしまったのでビックリしてしまった。タクとは違い、ワガママなことを滅多に言わないRがここまで強く主張するとは…。
「何で泣いてるの?」
台所にいた嫁もすっ飛んできたほどだ。そもそもなんでタクだけ進研ゼミをはじめたんだっけ…。
・去年の暮れ頃から新1年生向け(すなわちタク向け)のDMがしつこく来ていた。
・僕も嫁も当然無視していたが、タクが付属のアニメDVDなどを見ている内に陥落。
・あまりにもしつこくダダをこねるので「自分のお金でやれ!」ということで、お年玉からさっ引いて申し込み。
そうだ。もともとベネッセはタクをターゲットにしたDM攻撃を展開していて、それにタクが思うツボ的に引っ掛かったので渋々認めたのであった。オモチャじゃなくて勉強のことだし…とか、ついこちらもダメと突っぱねる力が弱くなってしまう。
Rにもやらせる気持ちは更々なかったが
「本当にやりたいの?」
「うん」
「タクは1年生だからまだ半分遊びみたいな楽しい問題ばっかりだけど、3年生だと違うよ?ホントの勉強だよ?」
「うん」
「宿題が倍になるぐらいに思った方がいいよ!君、学校の宿題だけでもアップアップなのにやれるの?」
「うん」
「そこまで言うなら申し込むけど、出来なかったらすぐ辞めるからね!あとタクと同じで、君のお年玉からお金はもらいます!」
「いいよ!」
ということですぐさま僕はネットで申し込みを開始していた。やっぱり娘の涙には弱いなあ。
なんだかベネッセのステマ記事みたいな日記になってしまったが逆である。きょうだい揃って餌食になってしまったことが非常に悔しい。
タクより年下のお子様を持つみなさん。ベネッセのDM攻撃を食い止めるには
「DVDが入ってるけど、これぐらいはみせてもいいかしら」
などとは思わないことである。お子様の手に届かない、目に付かない内に闇に葬るべき。エロDVDと同じ扱いである。
泣く子とベネッセには勝てぬ、というお話でしたとさ。
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■世に変質者の種は尽きまじ。
2012年04月23日(月)
娘・R(8才)と息子・タク(6才)は開放図書(学校の図書館を一般開放している)にて本を借りている。
土曜日か日曜日に行っているので、たいてい僕が一緒に付いて行くのだけれども、よく考えたらタクも小学校に上がったことだし、もう付き添わなくてもいいのではないか…と考えた。
タクが幼稚園の頃はさすがに親が付いていく必要があると思う。暴走したチョロQのようなタクをRだけで抑えるには無理がある。しかしもうタクも1年生であり、行き先は小学校なので、いつも登校しているのと全く変わりがないのだ。
そんなわけで初めてふたりだけで行かせてみようと考えていたら、区から来る防犯メールにて気になる情報が入ってきた。
「下校中の女子児童に『パンツ見せろ』というオヤジが現われたから注意せよ」
要約するとこんなことが書いてあったのである。これでは目を離すわけにはいかないではないか…。この情報はRとタクも知っていて特にタクは
「パンツ見せろってオッサンがいたって先生が言ってたよ!」
と得意気に話す。
「うん。君達も気をつけような。登下校は絶対ひとりになるなよ。知らないオッサンには近寄るなよ。」
でもタクは男の子だから大丈夫か…いや、可愛い男の子を狙ったオヤジ情報もままあるのでやはり用心するに越したことはないだろう。更にタクはパンツ一丁になって歌って踊る、
「パンツマン」
という情けないタイトルの曲を作詞作曲しており、パンツ見せろとか言われたら喜んでパンツ一丁になりライブがおっぱじまりかねない。それはそれで心配なのでやはり今日の開放図書も僕が付いて行った。
ほんの少しだけ雨が降っていたので傘を差して歩く。勿論パンツ見せろオヤジにはエンカウントせず、顔見知りのオバサンひとりとすれ違っただけの、のどかで平和な道のりであった
図書室の中もほんの数人いるだけの、静かでまったりとした時間が流れていた。たまたまRと同じクラスの女の子がいて、ヒソヒソクスクスと図書室だから静かにしつつも何か楽しそうに話しをしながら持って来た本の返却と、新しい本を貸出の手続きを済ます。
「ありがとうございました」
帰り際に挨拶をして傘を取り帰ろうとすると
「降ってましたか?」
受付の女性に聞かれたので
「ほんのすこーしですね」
と答えて扉を開けようとしたら
「でも雨の音強くなってるよ」
Rが耳を澄ませて言う。そういえば「サーッ」という、細かい雨が当たるような音が聞こえる…と思ったけれども、それは扉の上で回っている換気扇の音なのであった。
「R、その音はこれだ」
僕らのやりとりを聞いていた受付の人は笑ってしまい、Rは
「わかったよ!かえろ!」
恥ずかしそうに外に飛び出して行った。しかしなんで出入口の扉の上に台所みたいな換気扇が。
子供達に登下校は気をつけるように喚起せん、ということなのかしらん。なんちて。
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■もしもピアノをやめたなら。
2012年04月22日(日)
娘・R(8才)と息子・タク(6才)はピアノを習っているのだが、
「ボク、ピアノやめたら何やろうかなー」
タクがそんなことを言い出したのでビックリした。
「もったいないからやめない方がいいよー」
僕自身もタクのように幼稚園の頃エレクトーンを習っていたが、ちょうど今のタクぐらいの時にやめてしまったのである。それを後悔しているのもあり、せっかく弾けるようになっているのだからやめないで続けてもらいたい。
タクはどうしてやめてたくなってしまったのだろうか。
「つまらなくなっちゃった?」
「そういうわけじゃないけど、他のことがやりたいかなーって」
「だったら続けていた方がいいよ。せっかく上手になってきたんだから」
「うーん」
タクはしばし考えていた。そもそもタクがピアノを始めてみようと思ったキッカケは何だったのだろうか。ピアノが好きだ!とか上手になりたい!という動機があれば、こんな大した理由もなくやめたいと思うことはないはず。すると
「もともとボクがピアノ始めたのは、発表会した後で何かプレゼントをもらえるからだったんだよ!」
なんと、そんな細かいところがツボだったとは。Rの方が先にピアノをやっていて、最初の発表会を見ていたときにRがいろいろお祝いをもらったことを記憶しているのだろう。しかし動機がそんな不純であるのなら、説得するのも楽である。
「ピアノが上手になると女の子にモテちゃうよ〜」
「えっ」
「モッテモテだよ〜。将来バンド組んだりしたらキャーたっくん素敵ーって女の子にモテモテになって、ママよりずっと可愛い人と結婚できるぞ」
ということを力説したら
「わかった」
あっさり納得したようだ。ピアノを学び、音楽を学び、某TKのように楽曲を提供したアイドルや自グループのメンバーを食い散らかすことが出来るし、作詞も学べばおにゃんこクラブとお○んこできたりする。デスメタルギャグマンガ「デトロイト・メタル・シティ」において「音楽は人を殺れる」というセリフが出てくるが、音楽は女を犯れる。ついでに印税ガッポリで親の老後もよろしく哀愁。
そんなわけで今日も素直にピアノの練習をするタク。
今弾いてる曲と同じで、タク自身もC調で良かった…。
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■モヤさまブラボー!
2012年04月21日(土)
嫁が学童保育の役員会に行っている間、ヒマだったので子供達と散歩をした。
商店街に入ると
「なんか臭い。焦げ臭い」
と娘・R(8才)が言う。実も昨晩も僕は仕事帰りにここを歩いていて、もの凄い勢いで走って行く消防車に遭遇した。超急いでいたのに思いっきり踏切に通せんぼされて悲惨な感じであったが、火事があったのである。
身を寄せ合っているような4軒の店舗が焼けており、消防署員が検証をしていた。
「君達も火は気を付けようね…」
まだ火を扱わせることはさせないが、いい機会だと思い火事の恐ろしさを教えていると、
「パパー。中が真っ黒焦げだよ。こわい…」
Rがウンコ座りで中を覗いているではないか。パンツ丸見えで。気を付けさせることが他にもいくらでもあり過ぎる。
火災現場を後にして歩いていると
「パパ!顔がある!」
地面を指してタクが言う。地面から地底人が這い出てきたか、と思ったら
なるほど、鳩が豆鉄砲喰らったような顔がそこにあった。子供の着眼点ってスゴイな…。
ちょうど小腹が空いていたところに「とろ萬」なるお店が。おまんじゅうの店らしい。すぐさま嫁の分も含め買ってしまった。
ウチに帰ると嫁も帰っていたのでみんなで食べる。
どーん。
スタンダードなつぶあん。饅頭というよりもモチモチでお餅を食べているようであった。とろ萬の名前の由来がこれなのか。
こちらはRが食べている「とろたま」と呼ばれている磯辺焼き風。中はタマゴの黄身が!Rがこぼしまくって嫁に怒られていた。あと撮り忘れたが豆乳クリームなるクリーミーな味わいなものも、5〜6個は平気で食べられてしまいそうだ…。とろ萬、アド街が来たら薬丸印の新名物になるであろう。嫁もおいしそうに食べていた。
夜性的な意味で「とろマン」もいただきたいものである。
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■お鼻ほじり虫。
2012年04月20日(金)
人目を気にせず豪快なほじり具合に定評がある、ハナクソホジラーの娘・R(8才)が今日もほじっていたようで、
「そーやってほじらないの!何回言えば分かるの!」
と嫁に注意を受けていた。
「鼻の穴でっかくなっちゃうよ!もうたっくんより大きいじゃない!」
息子・タク(6才)の鼻の穴と比べるのもいかがなものかと思うのだが。
「は、ボク?」
タクもまさかRのハナクソほじりから急に話を振られるとは思わなかったのだろう、キョトンとしていた。確かにRのほじりはパワフルかつワイルド。運動会などで見に行くと必ずやっているから、学校でも余裕でほじりまくっているものだと思われる。
「まったく、カワイイ顔してるのに台無しじゃないか…」
可愛い振りしてあの子、わりとやるもんだねと言い続けているのだが、当の本人は
「でへへ」
言われ続けたこの頃、生きるのが辛かった…わけではなく全く堪えておらず、てへぺろ(・ω<)な感じである。
そんなRに注意を払っていたところ、急にタクが指を伸ばしてやって来て
「パパ、ハナクソあげる〜」
指の先にはとても子供のものとは思えないとんでもないハナクソが!
「うわああああ!ふざけんな!こっちくっつけんな!捨てろ!」
「やだ!」
そんだけデカイなら捨てたくない気持ちは分かるが。
「じゃあ元あったところに戻しておけ」
「パパの鼻の穴に入れていい?」
「なんでだよ!」
「しまっといて」
「パパの鼻の穴はお前のタンスとかじゃないから」
タクはしぶしぶティッシュにくるんで捨てていた。隙あらば父親に擦り付けようとする。おそろしい子!
そんなわけでなかなか鼻ほじりはやめられない子供達。そのうち鼻ほじり娘&息子は、すねかじりにクラスチェンジしていくんだろうなあ…。
僕も夜、どっかをいじるのが止まりません。
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■宍戸錠剤。
2012年04月19日(木)
風邪を引いた娘・R(8才)は嫁に連れられて病院に行ったそうだ。
「どうだった?」
と嫁に聞いてみたら
「まあ、風邪なんだろうけど」
既に熱は下がっていたので、わりと今更感がある診察だったようだ。それでも薬はちゃんともらってきて、今朝も飲もうとしているところを見た。しかしRは何やら泣きそうな顔をしている。
「どうしたんだ?」
と見てみると、Rの薬は錠剤であった。
「シロップや顆粒だけじゃなくて、そろそろ錠剤も飲める年頃でしょう」
ということでドクターがそう判断して処方された薬らしい。Rは生まれて初めての固形の薬をなかなか飲み込めず、苦労しているのであった。そんなに難しいものなのか?
「私も小さい頃そうだったよ。錠剤って飲み込めないから苦手だったわ…」
と嫁もそういう経験があったらしい。
「まじで?僕、小さい頃から錠剤大好きだった…」
一方僕は錠剤はいくらでも流し込めたのでそんな苦労は知らず、逆にすぐ溶けて変な味が広がってしまう粒の薬が大嫌いであった。今でも緊張する。
ドクターマリオみたいな、いろんな色したカプセルもデザイン面から見ても大好きだったしなあ…。ああ、Rや嫁と同じ気持ちを共有できない…。
しかしRは日々成長しているようで、翌日、
「あのねえ、おくすり1個やっと飲めたよ〜。あとも1個チャレンジするよ」
ただ単に錠剤ひとつ飲めただけで満面の笑みで喜ぶのが可愛いっていうか幼いっていうか無邪気っていうか。これからはお子ちゃま向けのシロップ薬や粒状の薬だけでなく、固い錠剤も苦にせず飲んでいって欲しい。
良薬口に固し!なんつって。
胃の薬とかけまして、白いパンツとときます。
パンツシロんでパンパンパン!なんつって。
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■小1イケメンランキング。
2012年04月18日(水)
息子・タク(6才)が学校のクラスメイトのことを話していた。
ちょうど新しい仲間の輪が広がってゆくタイミングのようで、楽しいらしい。
「じゃあ、クラスのカッコいい男子ランキングをはっぴょうします!」
「えー…」
小学生男子の誰がイケメンか、とか、わりとどうでもいいランキングなので馬耳東風に聞き流しとこう…と思ったら
「第1位!○○君!第2位!××君!」
ズラズラと同級生の名前を列挙していく。まだ入学して1週間ぐらいしか経ってないのに、もうクラスメイトの名前を殆ど覚えているようで、それってすごくね?と感心して聞くようになってしまった。
「ところでタク、君自身がなかなか出てこないけど君は何位なんだい?」
「えっとー!ボクは15位!」
タクのクラスは確か35人だと聞いた。そのうち男子が半数だとしても…結構下の方ではないか。謙虚なのか、それとも彼なりの客観的な視点なのか。ただタクはかわいこぶりっこなところがあるので
「君はカワイイって言われたほうが嬉しいんだよな」
「うん!」
カワイイ男の子ランキングを作るとすると自分を1位にするのかもしれない。
ただ、僕は殆どタクのクラスメイトを知らないのでこのランキングが適正なのかどうか判断するすべもないのだが、そこは娘・R(8才)がチェックを入れてきた。
「1位の○○君は分かるけど、2位の子は目がギョロッとしてて怖いよ!」
頭がお花畑のようでも見ているところは見ているようで、いくら小さくても女の子らしいチェックが入っていた。
タクとRが男の子の品定めばかりしていたので飽きた僕は
「カワイイ女の子ランキングもあるの?」
と聞いてみたら
「あるよ!1位!▲▲ちゃん!」
当然のようにおっ始まったので
「ちょ、ちょっと待て。じゃあタクはその1位の子が一番好きなのか?」
真っ先に出て来た女の子が好きに違いない、と思ったら
「違うよ。だってまだあんまりしゃべったことがないから、どういう子か分からないじゃない」
「そ、そうだね。中身が大切だね」
見た目に惑わされないあたり、さすがである。誰に似たんだか。タクがどういう目で女の子を見ているか、もう少し知りたくなり、1年生の次によく知っているのは、R繋がりで3年生の女の子だろうと思い、
「じゃあ3年生の女の子で一番カワイイのは?」
と聞いてみたら
「それはRちゃんだよ!」
タク即答。それを聞いてまんざらでもない笑みを浮かべるR。タク、世渡り上手すぎるだろ。
源氏物語における雨夜の品定めならぬ、タクの品定め。ランク付けしてドヤ顔しているのもいいが、品定めしているつもりが逆に自分も品定めされている、というのが
世の定めでございます。
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■元気ハツネツ!
2012年04月17日(火)
真夜中、ふと目が覚めた。
左側に寝ている息子・タク(6才)がむっくり起き上がってゴソゴソゴソゴソ布団の周りを探っていたのだ。この物音で僕は目覚めたらしい。
タオルを口元でふんふんするのが大好きなタクは寝る時もタオルを離せない。寝相が悪いため、寝ている間にタオルが離れてしまうとこのように探しているのだ。よくあることである。ほぼ頭の中は寝たままで、ただタオルが恋しい本能だけで動いているので、声を掛けても返事はない。
首尾よくタオルを見付けたタクは、何事もなかったかのようにコロンと寝転がって再び眠りについた。僕も再び寝ることにしよう…としたところ、こんどは右側で寝ている娘・R(8才)が動いた。
「あつい!」
掛け布団を蹴っ飛ばしたのである。
「暑いかもしんないけど、おなかぐらいまでは掛けておこうね」
と布団を掛け直して、汗を拭いてやろうとしたところ、なんか妙にRの体が熱い。おでこと耳たぶを触ってみたらやばげな感じ。
「げほげほ」
嫌な感じの咳も追加だ。この咳、そういえばここ数日していたよなあ…ということで
「ちょっと熱測ってみな」
体温計を渡してみた。結果、
「ひえええ!38度4ぶうううう!」
そりゃ暑いはずだよなあ…。僕らの物音で嫁も「まじで?」と目を覚ました。
「今何時?」
「3時40分」
「うあー。Rに来たかー」
あちゃー、みたいな悔しさを見せる嫁。Rには具合を聞いてみたところ、特に頭が痛いとかだるいとか気持ち悪いといった症状はないらしい。とりあえず今出来ることは寝るしかないので
「お茶飲んで寝な」
麦茶を一杯飲んで、Rはすぐに眠ったので僕も眠りに落ちたが、何度かRの咳で目が覚めたりしていた。
翌朝、意外にもRは
「でへへへへー」
スッキリした顔で起きて平熱に戻っていたが
「学校はお休みのほうがいいなあ」
咳は相変わらずだしな、と僕は判断した。しかし僕は仕事だし、嫁もパートでどうすんべ…とりあえず嫁が勤務先に連絡を取っていたところ
「あ、休んでいいですって言われたよ」
所属長から許可が出たとのこと。そしてその理由が
「私の知人で、病気の子供をひとりで寝させていたら亡くなったという案件があったので…」
なのだそうだ。お、重過ぎる…。嫁職場のありがたいご理解にて医者に連れて行けることになった。ひと息ついたところで
「それにしてもあなた、よく気付いて起きたね。地震でも気付かないくせに」
嫁が意地悪なことを言う。それは娘への愛です…と言いたいところだけれども、単に子供達と一緒の時間に床に就き、たっぷり爆睡ぶっこいていたからに過ぎない。
ちょうど前の晩、キムジョンウンが演説をしただの、パレードにミサイルが登場しただの、北朝鮮のニュースがやっていたんだよなあ…。あれが良くなかったのかも知れぬ。
発熱と朝鮮半島はよく似ているのである。
どちらも38度を越えると危ないでしょう。なんつって。
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■きらっきらっきらっきらっスタースター。
2012年04月16日(月)
嫁に
「クリーニング屋に行ってコート出してきて」
と命じられた。
「君らも行くかい?」
子供達も一緒に散歩がてらぶらぶらしてみようかと誘ったら
「行く」
「行かない」
息子・タク(6才)は付いてきて娘・R(8才)はピアノの練習中だったので行かないという。よい子である。
商店街を歩いていると、イースターのイベントということで、アクセサリー等のアーティストな人達の屋台が出ていた。中には
「あなたのお話をお聞かせください。聞き屋」
なる代わったボランティアも。とっととクリーニング屋に行って出すものを出して、いろいろ見物することにする。
屋台の他には大道芸人の姿も。筒の上に乗り、
「これは練習したことがないんですけどね…」
などと話しながらバランスを取る芸を披露していたら
「練習しないことをなんで本番でするの?」
と小学生に冷静なツッコミをされて苦笑いしていた。
「僕の名前は『ビィト』と言います!覚えてってください!」
最後に名前を書いた紙を出して自己アピールすると
「ビィト…たけし…?…クククク」
僕の横で一人で呟いているオバサンが恐ろしかった。野口さんかよ。
また歩いていると子供のゲームコーナーが。商店街のおじさんが輪投げとかスマートボールとかをやらせてくれる。
「やりたいよう」
とタクが言うのでやらせてもらう。夕方近くだったのでもう店じまいの時間だったらしく、
「もう終わりだからそこに残ってるお菓子好きなだけ持ってっていいよー」
ゲームをやった子供達に配られていたらしい、しかし未だにどっさり残っているよっちゃんイカとかアメとかチロルチョコ等を持ってけ、と言われ
「ではありがたく…」
Rと嫁の分もいただいた。
じゃあ僕らもそろそろ帰りますか、と、再び商店街を歩いていると、ところどろこ風船を持っている子供達が目に付いた。
「風船、どこでもらえるのかなー」
とタクが欲しそうに言うのだけれども
「もうそろそろ終わりっぽいからなあ…」
既に配られ終わっているのかもしれないよ…などと話していたら、どこからともなく中学生ぐらいの可愛い女の子が風船を持って歩いて来て、
「君、風船いる?」
とタクにくれるではないか。
「ありがとー!」
なんという優しい子だろうか。しかし、さすが年上の女の子から「カワイイ」と評判なタクだけはある。
そんなわけで、なんかこう、地元の商店街の、ゆるーい感じのイベントっていいものである。イースターのイベント、と言うけれども、結局イースターってなんだっけ、と毎年思うのだけれども結局すぐ忘れてしまうのであった。
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■あいつはあいつはかわいい。
2012年04月15日(日)
朝の子供達の登校時間。
「おはござっす」
娘・R(8才)のお友達兄妹が歩いて来、小6のお兄ちゃんがペコリと挨拶をする。しばらく見ない内にガンガン背が伸びているようで、もう僕なんか抜かされたのではないだろうか。いいなあ。もうボーボーなんだろうか。僕にももう1度成長期が来ないかなあ。
そのお兄ちゃんが息子・タク(6才)に向かって言う。
「たっくんてさー。6年の女子にカワイイって言われてるよ」
「まじで!」
本人より親の僕が驚いてしまった。当のタクのリアクションはというと
「ふーん」
ちょっとニヤニヤしたぐらいであまり大きなものではなかった。多少テレがあるのかもしれないが、タクがカワイイと言われても、タク本人が一番カワイイと興味を持っているのはポムポムプリンと幼稚園で同級生だったユウキ君(男の子)だから、まだ女の子に対してどうこうという意識はあまりないのかもしれない。
ウチに帰ってから嫁に
「タクは6年生にカワイイと評判らしいぜ」
と伝えてみると
「そういえば最近一緒にRと帰って来る○○ちゃんも『たっくんカワイイ』って言ってたよ」
おお、6年生だけじゃなくて3年生にまで。さすがにそこまで言われたタクは
「えへへー。うれしい。ボクカワイイ?」
と上機嫌になったようで、カワイイキャラ作りを意識するようになるかもしれない。これを機に
「パパ見てー」
と言いながらお尻を出すような野原しんのすけ的キャラは控えてもらうとありがたいのだが…。
カワイイと言われているウチにガンガンお姉さんに甘えておくがよい。僕の知っている人は、小学校中学校共上級生女子にカワイイカワイイとチヤホヤされていたが、時の流れを経て今やただの薄汚いオッサンになっている。すいませんウソつきました。僕の知っている人じゃなくて僕自身です。
それこそ子役タレントがあっという間に旬が過ぎて、大人になったら「あの人は今」的な扱いになるように、とにかく稼げる内に稼いでおくのだ!
カワイー子供も、オッサンになったら卑猥ーなんである。
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■あなたの声が聴きたくて。
2012年04月14日(土)
「おはよう」
朝、嫁に挨拶したら
「おはよーございます…」
寝起きドッキリの冒頭の挨拶のようなウィスパーボイス。いや、ウィスパーボイスとかカヒミ・カリィ的なオサレな感じでは全くない。ただのしゃがれ声である。どーでもいいけど、カヒミ・カリィとかけまして、寿司屋に必ずあるものと解きます。そのこころはサシミ・ガリーってやかましいわ。
「どうした。風邪か」
「ママの声が枯れてる!」
「ママ大丈夫?」
僕を含め、娘・R(8才)も息子・タク(6才)も大騒ぎである。
「いやー、風邪じゃないんだけどね。のども痛くないよ。でもここ何年か、必ず年に2、3回あるんだよね…」
ちょっと辛そうに、かすれた声で話す嫁。ただひたすら声が枯れるだけの症状が起きるらしい。風邪引いたとか喉を痛めたとかそういうことは全くないのだと言う。
「そうなのか?医者行ってくれば?」
「いえ、そういうんじゃない」
アイドルのライブとか行って声張り上げてんじゃないのか?ってそれは僕である。
「声変わりだったりしてね。そのうちのどぼとけが出てくるんだきっと」
ひひひ、とほとんど声にならない声で嫁は自虐的に笑う。喉チンコが出来る人に僕はちんこを突っ込んでたのか。やだなあ…。
この症状はどうやらほっとけば数日で治るんだとか…ホントかよ。、過去にもここ数年そういうことがあった…とか言われても僕、全然気付かなかったけどなあ。ただ僕は嫁が髪を切っても半年ぐらい余裕で気付かなかった、とかひどい実績とかあるから、自分の注意力なんて全くあてにならないんだけど。
ほっとけば治る、というので、本人がそう言うのでほっといて仕事に行き、夜
「どお?声出た?」
「あい」
あ、ホントに朝よりちょっと声が出てる。
「子供らも心配したでしょう?」
「別に。なんも。朝以上のことは言ってこなかったよ」
子供達はわりとドライなんだな…。風邪じゃないって言ってたからそのまま信じたんだろうけど。
声が出ない状態、とかけまして、落ちたらすごく臭い穴と解きます。
その心は肥だめー!…。声ダメー…。
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■捨てる紙あれば拾う紙あり。
2012年04月13日(金)
朝、仕事に行こうとしたら
「そこにあるの持ってって!」
玄関にドサッと置かれている新聞や雑誌の束を回収場所に持って行けと嫁が言う。
古新聞古雑誌古女房ってか…と持って行こうとしたら以外と量が多い。
「Rとタク。手伝え」
娘・R(8才)と息子・タク(6才)にも一部持たせることにした。
「えー!」
と言いながらもエッチラオッチラと持って行く。
僕が住む地域では、普通に紙ゴミの回収日はあるけれども、それとは別に月2回、地元の資源回収業者が新聞・雑誌・ダンボールに限り回収しているのだ。
リサイクルのためには普通の紙ゴミの日よりも、この月2回の資源回収日に出す方がエコであり地球に優しい。地球と恥丘には優しくすべきなのだ。
ゴミを出す場所もいつもと違い、ゴミ置き場から道路を挟んで向かい側になる。資源回収日になると回収場所を示す黄色い案内板が出ているので、そのそばにドサドサとと置く。
「パパ、置いたよ!」
「はい、ありがとう」
これでミッションコンプリート…と思いきや、僕らを見ていた人物がいた。
「梶林さん!」
僕らが住む貧乏長屋の大家さんであった。なんだ、何か用なのか。家賃払い忘れてるとか…いや、今月はちゃんと払っているから大丈夫だ、などとビクビクしながら
「おはようございます!」
とりあえず爽やかに挨拶すると
「今日は紙ゴミの日じゃないよ!それにゴミ出すところもそこじゃないよ!」
と注意されてしまったではないか。えー。だって嫁がが出せって言ったんだもん…。Rとタクも「どゆこと?」という目で僕を見ている。
「いえ、今日は紙ゴミの日ではありませんが、月2回の資源回収の日でして…」
こんなこと僕なんかより毎朝ゴミ置き場を掃除している大家の方が熟知しているだろうに…と釈迦に説法な気持ちになりながらも弁明したら
「え、そうなの?」
意外なことに「ホントに?」みたいなリアクションをかまされた。ちょうど
「こちらは資源回収車です。9時までに指定の場所にお出し下さい」
と、資源回収の軽トラがのろのろと巡回して来たので
「ほら、回収車が来ました」
そう大家さんに説明したところ、
「ふーん、とにかく紙ゴミ回収の日とは別ってことね?」
「そうです」
大家さんは僕らが出したものが軽トラの荷台に載せられていくさまをシゲシゲと眺め、納得したのか家の中に引っ込んで行った。ああよかった。不法投棄親子の誤解を受けるところであり、Rとタクにも僕が正しいことが証明された。
夜、家に帰ってから
「まさか大家さんが知らないとは…」
嫁にこのことを話すと
「資源ゴミの回収日って、回覧板で知らされるんだよ!」
その回覧板は大家から回ってくるわけで。
「ま、僕らがココに来た時から相当のおじいちゃんだったから…」
もしかしたらそういうことなのかもしれない。
月2回の古新聞古雑誌回収日。
僕も月2回ぐらい嫁の前で古ちんになりたい。
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■1年生になったら。
2012年04月12日(木)
息子・タク(6才)のランドセル姿はまだ新鮮だ。
幼稚園の制服のイメージが強くて、未だに「あれ、なんでランドセルしょってんだ?」と違和感を覚えてしまったり。まさに今がピカピカの1年生なのだろう。
今朝も子供達と途中まで一緒に歩いて行くため、登校グループが揃うのを待っていたら、見慣れぬ制服を着た女の子が。
「おっ。めぐちゃんか。おはよう」
つい先月まで6年生で、一緒に登校していた近所の子・めぐちゃんであった。中学生になったのでいっしょに行くこともなくなり、今月初めて姿を見たのであった。
「1年生同士そこに並んでみて。いいねえ〜」
タクとめぐちゃんを並ばせてみると、ふたりとも小学校と中学校の違いはあるが初々しくてイイ!ま、ご近所のご令嬢を前にこんなことを書くのもアレだけれども、僕はロリコンなので制服大好きなのである。しかしめぐちゃんの制服を見ると、セーラー服じゃなくてものっすごい野暮ったいブレザーであった。正直栃木の田舎の、僕の出身中学の方がまだましなんじゃないかってぐらい。制服好きの僕でも全くそそる要素が見付からない、ある意味奇跡の制服。
勿論そんな制服のこだわりなどを言えるはずもなく、少しでもエロロリオヤジを臭わせる発言をしたらたちまち村八分にされる恐れがあるので、無難な褒め言葉をかけるに留めようと思い、、
「いやー、新一年生だねー。フレッシュだねー」
ついそんなことを口走ってしまった。フレッシュて。オヤジか。いや、オヤジだけど。結局どっかしら危なそうなオヤジっぽい発言しかできないんだな。若さ溢れる子供達の前だと、僕のくたびれ具合が目立ってしまうわのよのさ。
全員が揃ったので出発。最初の十字路のところで僕は子供達と別れる。タクも幼稚園時代はここまで見送りに来てくれることがよくあった。僕らと別れるとタクはUターンしてウチに戻るのであるが、
「じゃあ行ってくるね。お前ら頑張れよ」
とバイバイした後、タクはウチに戻って猛ダッシュするではないか。
「タク、戻るんじゃない!学校行くんだろ!」
いつまで幼稚園児気分なんだ!と引き留めるとピタリと止まり、
「ふふふふ、わざとでした」
くるりと振り返りニヤリと笑って戻って来た。ちっ。初めから僕を焦らすつもりで…。
「親をだますとお尻ペンペンだぞ!」
悔しかったのでお仕置きしようとしたら
「きゃああやめてー」
娘・R(8才)達のところへ逃げて行ったが許すつもりはない。すぐさま追いついて2、3発喰らわしておいた。
「親をだますとうんこもらすんだぞ!」
ついでに適当に思い付いた迷信を記憶に埋め込ませる試みも。
ぴっかぴっかのー、観念せい!なんちて。
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■こんにちねりねり。
2012年04月11日(水)
息子・タク(6才)は1年生になった。
入学式とオリエンテーションの様子を嫁に教えて貰ったところ、タクは1年1組になったらしい。というかひとクラスしかないのだ!1年生全部で35人。しかも何故か男の子の方が6割以上おり男女のバランスが悪い。集まりが悪い婚活パーティーのようだ。東京23区の中ではヒエラルキーは低いが人口は多く、70万人もいる練馬区なのに…。
僕が子供の頃は、人口2万人のド田舎町だったけれども、子供が多くて小中学校共、僕の代で学校が分裂した。その上で45人ぐらいいて教室がパンパンのクラスが5〜6個あったからなあ。
高齢化社会は思いっきり加速しているようである。政府は一刻も早くビッグダディを各都道府県に100人ずつ配置すべきだ。
そんな少子化社会とは全く関係なく、オリエンテーションにおいて、みんなが持ち物を広げてひとつひとつ確認していたのを嫁が見ていたところ、
「びよびよびよびよびよびよびよびよ」
どこのバカが防犯ブザー鳴らしてんだと思ったら、うちのバカだったという。必ずいるよなあ…こういうお約束的なドジっ子…。
さて今週からはタクは娘・R(8才)を含む小学生みんなと登校することになった。僕も途中まで一緒である。
「いってきまーす。パパいくよー」
タクはウキウキしながら外に出て行った。そしてみんなを待ちながらキャアキャア騒いでいたのだが、ふとランドセルを見てみると
「あっ!ねり丸じゃないか!」
練馬区の公式キャラクター、ねり丸がランドセルカバーにあるではないか!
ねり丸は、練馬区民なら区内のどこかで必ずみたことがあるはずのお馴染みキャラ。
着ぐるみはこんな感じである。とうとう新1年生の背中にまで進出してきたとは…。
「そうだよ〜ねり丸だよォ」
タクは嬉しそうに言う。Rを初めとする上級生は
「いいな〜。わたしたちのときもやってほしかったよ」
と羨ましがっていた。ねり丸はカワイイのでわりと人気がある。そんなわけで練馬区の公立小学生のランドセルにはねり丸がいる。
他にもちらほらと配布物にいるねり丸。どうやら練馬区はねり丸を本気で使い倒す気らしい。住民票にメーテルのイラストを入れたり、変なところに力を入れる区である。
いろんなところに出てくるねり丸であるから、もうねり丸をうしろの百太郎的な、タクを守ってくれる存在として、「どうか事故病気がありませんように」とランドセルに祈ってしまったのであった。ねり丸、頼んます。
あ、テストは花丸でよろしくお願いします。
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■アタック25。とちおとめ25。
2012年04月10日(火)
日曜日の夕方、栃木の実家にお泊りしていた娘・R(8才)と息子・タク(6才)を迎えに行った。
池袋まで母が連れて来てくれるので、駅で待ち合わせることにした。僕を発見したタクが
「パパー!」
と走り出したので
「ほらほら、また走る!」
昨日栃木に行く時に母とここで待ち合わせた時も、母めがけて走り出して通行人とぶつかって怒られたくせに、
「もう忘れたのか!」
と言ったらビクッと止まった。だるまさんが転んだ状態。でもじわじわとにじり寄って来て
「ママ、会いたかったよう」
嫁に抱き付いてゴロゴロと甘える。
「やっぱりママに会えなくて寂しいって言ってたもんね」
と母が笑う。一方Rは僕の顔を見てニヤリと笑い、手を繋いできた。あんまり「寂しかった!」とか言わないところがちょっとお姉さんになったのだろうか。
駅を出てゴハンのお店に入り、食べながら「おばあちゃんにどこ連れてってもらったの?」と聞いてみた。僕が実家に帰った時は、近くにある大好きな佐野ラーメンの店に真っ先に行くのだけれども、
「ラーメンは食べなかったよ!」
とタクが得意気に言う。
「なんで?」
「だってパパが食べられないのはかわいそうだからボクも食べなかった」
父への思いやりからラーメンは自粛したんだという。
「そうかー。気を遣ってくれたんだね。ありがとう」
「そのかわり、おすし食べた」
「なんだとー!」
ラーメン食っとけっつの。
「あ、あとねえ、桜祭り行ったよ」
「ああ、あの桜並木と運動公園の…」
毎年この季節になると、名物である桜並木と隣接した運動公園で桜祭りが開催される。屋台などの出店がたくさん並び、Rもタクもいっぱい買ってもらったようだ。そして、屋台の食い物を食っただけでなく
「とちおとめ25見たよ!」
「なにー!」
とちおとめ25とは、栃木のローカルアイドルグループである。たまたまこの桜祭りの特設ステージでライブが始まったので観ていたのだという。
「とっちっおとめー♪、にじゅうごっ!」
すっかり歌を覚えて合唱するRとタク。僕が新潟のアイドル・Negiccoのライブを観ていた一方で子供達が栃木のとちおとめ25とは、血は争えぬものである。しかも子供達はNegiccoも観たことがあり、ローカルアイドル観戦経験値としては僕を追い抜いてしまったではないか。
「観てる人いっぱいいた?」
とちおとめ25のファンはどんな感じなんだろうと思い聞いてみたら
「おっさんが光る棒持って踊ってた」
おお、栃木の地にも熱いアイドルヲタがいるようである。僕もその場にいたらやってしまいそうだが、考えてみたら超地元であり、僕が知らなくても僕のことを知ってるおじやんおばやんがわんさかいるため、
「あそこで光るの持って踊ってんの、梶林さんちのかじりん君じゃねんけ」
「あんれま。頭だいじけ?」
「やっこちゃん(母のアダ名)もかわいそうに」
と即座にヒソヒソされることは間違いない。Negiccoを応援する地元新潟の人もそういう悩みがあるのかしらん。
そんな話しをしている間、Rはいつからか静かになって、テーブルにメモ帳とエンピツを出し、何やら一生懸命書いていた。
「はい、おばあちゃんとやっちゃん(弟)へのお手紙。あとで読んでね」
Rは相変わらずお手紙好きである。Negiccoにも書いて渡してたよなあ。
ゴハンを食べ終わり、母を送るために駅に向かう。別れ際に母の好物の鳩サブレーを渡し
「ばいばーい」
Rとタクは手をぶんぶん振って見送っていた。タクの顔を見ると、シクシク泣いてるし。
「さびしいよう…」
「うんうん。また会いに行こうね」
お調子者だけど涙もろい6才児。しばらくシュンとした顔をしていたけれども、家に着く頃には
「とっちっおとっめー!」
またいつもの調子に戻り、いつものように熱唱していた。こうしてあっという間に土日の休みは終わり、明日からまた…
とちおとめ、じゃなくて、かいしゃづとめ、なのであった。
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■おサクラ全開。
2012年04月09日(月)
土曜日、子供達が母と共に栃木の実家に泊まりに行ったのを見送り、僕は仕事に行った。
夕方のわりと早めに終わったので電車に乗り、いくつか手前の駅で降りてウォーキングをして帰ることにした。長い桜並木があるので、花見をしながら歩けるしね、と考えたからであった。
中野通りの桜並木はほぼ満開で、桜のトンネルが出来ていた。通り沿いにある新井薬師の公園は桜祭りの会場になっていて、たくさんの屋台や花見客で賑わっていた。紅白垂れ幕がかかったステージもあり、そこではムード歌謡歌手のリサイタルが行なわれており、池田貴族に似た男性歌手が熱唱していた。
僕は最近新潟の地方アイドル「Negicco」のファンになってから、こういう会場を見ると彼女らも数え切れない程こういう営業を積んできてるんだよなあ…とか考えるようになってしまった。男性歌手は
「ポケットティッシュの狂い投げしますよ〜」
とステージから降りて客に向かってティッシュをばらまく。Negiccoも客席に降りて行ったりネギを投げたりするよなあ…とかまた重なってしまったり。
痩せるためのウォーキングだったはずなのに、今日は花見も出来ると考えてしまったばっかりに、イカ焼きと三色ダンゴと焼きそばを食ってしまった。もう何のために何ををしているのかまるで分からなくなってしまった。
家に着いた頃はすっかり暗くなってしまっていたが、嫁も帰っていたので桜の話しをすると
「私も行きたいなあ」
ということで嫁と再び桜祭り会場に足を運んだ。
すっかり暗くなって夜桜鑑賞となってしまったが、会場にはまだまだ人がおり、屋台のお店はそろそろ店じまいに入っていたので、嫁が慌ててお好み焼きを買って食べた。先程のステージには真っ白なドレスの女性歌手が立っていて、演歌のイントロが流れ、今にも歌い出そうという時に、
「あ、この曲ちょっとキー下げてもらえますか」
カラオケボックスかよ!自分の持ち歌なのにそんなのありなんか、と笑ってしまった。
1時間ほど屋台の食べ物をつまみつつ、夜桜鑑賞をして帰った。子供達がいないので久しぶりのおデート気分になったような。
しかし真夜中の嫁もまん開、というわけにないかなかったのであった。
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■クルクル母来る。
2012年04月08日(日)
土曜日の朝。栃木の母と池袋駅で待ち合わせをした。
「会いたくて会いたくて」
と西野なんたらなみに震える勢いだったので、今週末は娘・R(8才)と息子・タク(6才)に栃木の実家で遊んでもらうことにしたのだ。
勿論僕も嫁も付いて行きたかったが仕事のために断念。僕が仕事に行く途中にRとタクを池袋まで連れて行き、そこで母と待ち合わせ、母は子供達を連れて栃木にトンボ帰りする、ということになっていた。
「早くおばあちゃんにあいたいな〜」
ふたりともウキウキしていたが、特にタクが浮かれ過ぎていてフラフラしたり走り出したりでまるで地に足が付いていない。ただでさえ広くて人がたくさんいる池袋駅。過去としまえんで迷子になったという、マイゴラーとして立派な実績を持つタクであるので
「タク!走るな!ちゃんとパパのそばにいろ!」
と釘を刺しておいた。
「大丈夫よ。Rがちゃんと手をつかまえておくから」
3年生になってちょっとお姉さんぶるところが出て来たようなRがナイスアシストを見せた。しかし1分後、みどりの窓口で待ち合わせしていた母を見つけた途端
「あばあちゃーん!」
思いっきり走り出すではないか。
「おいこら待て!」
この鳥頭がああああ!と叫んだものの止めることは出来ず、
「おばあちゃ…ふごお!」
案の定、反対側から歩いて来たおっさんにすれ違いざまぶつかってコロンと転がった。
「だから行ったろ!」
実はRもタクを捕まえておくどころか一緒に走り出そうとしていたが、出遅れたのが幸いし、タクがすっ転んでいるのを見てビクッと止まっていた。
「いやいやいや、大丈夫かい?」
Rとタクに抱き付かれて母は嬉しそうだった。
「では土日頼みます」
とふたりを引き渡そうとした時、
「嫁さんにちゃんと言ってあるのかい?」
母が不安そうな顔で僕に聞く。
「もちろん言ってあるよ」
「いや、メールで『子供達がお世話になるそうで』って書かれてて、あんまり聞いてない風な感じだったから…」
「まあ、あいつはそういう書き方をするのだ」
「そうなんけ」
なんとなく嫁に対してビクビクする母の姿が垣間見えた。
「明日は何時ごろ連れて来たらいい?」
月曜は学校があるので栃木には一泊二日しかいられない。明日も池袋駅で待ち合わせて母にRとタクを連れて来てもらうのだが、その時間は何時頃がいいか、と母が聞く。
「夕方5時ぐらいでいいよ」
と僕が言うと
「え!あんま遅いと嫁さんに怒られるから2時ぐらいがいいかと思ってた!」
「だいじだよ(栃木弁で"だいじょうぶ"の意)。昼間は僕も用があるから夕方の方が都合がいいんだよ」
「じゃあ嫁さんにちゃんと言っておいて!怒られるから!」
「だいじだっての!」
母、嫁を恐れ過ぎだろう。僕チンの知らないところで嫁姑の争いが勃発してるんだろうか。まじで知らないんですけど。
ふたりの孫に挟まれて、まさにマゴマゴしている母なのであった。
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■ピカピカの1年生。ガビガビは僕の鼻。
2012年04月07日(土)
金曜日は小学校の入学式であった。
息子・タク(6才)がピカピカの1年生になる日の朝、僕も入学式に行きたかったが年度の初めなので超忙しく無理。娘・R(8才)の時もそうだったなあ。
「今日から1年生だなあ」
と朝ごはんをモサモサ食べていたタクに声をかけると、
「パパ見て!、ボクのランドセルだよ!」
傍らに置かれたランドセルを得意気に指差した。うむ、昨晩嫁が一生懸命支度をしていたぞ。ランドセルを買ったのはもう半年も前で、もうだいぶ見慣れてしまっているけれども今日から背負っていくのか…と思うと、タクも成長したんだなあ…という実感が湧いてくる。
ランドセルと一緒に黄色い通学帽が置かれていたので
「ちょっとかぶってみてくれよ」
と頼んでかぶらせてみると
「どう?かわいい?」
超笑顔でカワイイアピール。
「う、うん。とてもかわいいよ」
本当は青果市場でセリやってるオヤジみたいだなあ…と思ってしまったが、人生の新たなステップとなる初日にわざわざそんなことは言わぬがフラワーである。タクが本当に嬉しそうなので
「小学校、早く行きたいでしょう。ワクワクしてるよね?」
全身にワクワク感が溢れていて本当に羨ましかったので聞いてみたら、タクの表情が急に硬くなって
「きんちょーしてるんだ…」
いきなりシビアな語り口調になった。
「ははは、全員と友達になるぐらいの勢いで行け!」
と励ましてもケツを引っぱたいても
「ぼ、ボクは、きんちょーすると、たくさんいオナラが出てしまうんだな…」
何故か裸の大将的な口調になって意味不明な緊張感を醸し出していた。そういえば普段はお調子者キャラなので忘れていたが、タクはわりと繊細なのである。幼稚園や水泳教室に送って行った時に、
「じゃあ頑張ってね。バイバイ」
と先生に引き渡すタイミングでよく泣いていたものである。始まる直前に色々考えてしまって不安になったり緊張したりするようだ。始まったら始まったでもうそんなことを忘れて全力で楽しんでいるが、今もちょうどそういう一番不安と緊張が高まっている時なのだろう。
これがRだと何も考えてないお花畑脳なのでそういうことは全くないのだが…。
今日からランドセルを背負うことになるタク。小学校ではランドセルだが、大人になると扶養家族を背負うことになる。頑張って欲しい。
すなわち僕も老いたら背負っていただきたい所存であるが、背負って進む先は姥捨て山にならないことを祈るばかりである。
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■梅え話には裏がある。
2012年04月06日(金)
栃木の実家には、娘・R(8才)が生まれた記念に植えた梅の木がある。
なぜ梅にしたかというと、当時「ガラスの仮面」というマンガにはまっていたからである。今もはまってるけど。
その物語の中に出て来る「紅天女」(くれないてんにょ)という幻の名作と言われる演劇があり、演劇を復活させるにあたり主役である紅天女役を獲得すべく、主人公・北島マヤとライバル・姫川亜弓という二人の天才女優が演技力を競い合う、という話しなのだけれども…。その紅天女は紅梅の精、という設定なのである。
で、栃木の母から
「庭のR梅が満開だよ」
とケータイに画像が送られてきた。ちなみに栃木の母は紅天女というよりも紅の豚に近い。
「母さんから梅の画像が来てたよ…」
嫁に伝えると言うと
「あら、私のケータイにも来てたよ」
とのことで。ちなみに嫁も紅というよりも「やらせて紅」である。僕と嫁、両方に送ってくるのはどういうことかというと、
「枯れないうちに見に来い」
と誘っているのだ。もうこの人の息子を何十年もやっているのでよく分かる。前回栃木の実家に帰ったのがひな祭りの頃。約1ヶ月立っている。父に先立たれてさびしんぼうの母は、僕ら家族と会うのが何よりも楽しみなのだ。
「顔を見せろって催促だよこれは」
嫁もよく理解している。メールにはひとことも「会いたい」とは書いてないが、そろそろ会いたいという気持ちが電波に乗ってものっすごい漂ってくるのだ。ピチカートファイブ風に言えば「早くあなたに会いたい」であり、AKB風に言えば「会いたかった、君に」であり、西野なんたら風に言えば「会いたくて震える」なのである。
ただ時期的に悪い。年度初めなのですごい勢いでバタバタしており、とても実家に帰れる状況ではない。嫁もパートの仕事がビッチリだ。そうなると
「R(8才の娘)とタク(6才の息子)だけ泊まりに行かせるかい?母さんに迎えに来てもらって…」
と母に提案してみようということになった。以前もこのようなことはしたことがある。早速子供達に
「また君達だけでおばあちゃんちに行くかい?」
と聞いてみると
「いきたいいきたい!」
ばあちゃん大好きなふたりがヤダと言うはずもなく。で、母には
「僕と嫁は忙しくて行けなくて悪いんだけど、Rとタクふたりが泊まりに行きたいってさ。僕が途中まで送って行くから、そこまで来てくれるかい」
と頼むと
「もちろん、いいですわよ〜」
紅の豚なのにすぐさま飛んで迎えに来そうな軽い感じの返事が来た。やっぱり会いたいメールだったんだなあ…。
そんなわけで週末のRとタクは栃木で母と過ごすことになった。その頃には梅は散っているだろうし、かといって桜はまだ早いという一番谷間のタイミングになりそうな気がするけれども、子供達は花より団子である。ばあちゃんにいっぱいおねだりする気だろう。
Rとタクよ、行けない僕らの分もにぎやかにして、おばあちゃんの寂しさを忘れさせてくれたまえ。
梅の画像メールから始まっただけに、親の分を梅合わせ。なんちて。
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■君ベジタボーことなかれ。
2012年04月05日(木)
「パパ知ってる?イチゴって果物じゃなくて野菜なんだよ!」
と娘・R(8才)が超得意顔で言うので
「うっそーん」
思いっきり驚いてしまった。慌ててインターネッツで調べてみると、果物とは樹木に成るもののみを指し、それ以外のイチゴやスイカやメロンなどは野菜にあたるのだという。
「イチゴ生産量日本一の栃木出身だけど知らなかったわ…」
と僕が頭を抱えている横で、
「農家の娘の私も知らなかったわ…」
嫁も悔しそうな顔をしていた。農家と言ってもほぼ庭レベルのネコの額畑の兼業だけど。
イチゴ=野菜というギャップに初めは驚いたが、その理由を飲み込んだ後はわりともうどうでもよくなった。野菜とか果物とかは人が勝手に決めている定義であり、その考え方でどうにでもなるし別にどうでもいいのであり、イチゴは初めからイチゴなのである。
「品川駅は品川になくて目黒駅は目黒区にないんだぜー」
みたいなわりとどうてもいい知識もホントにどうでもいい。っていうか品川って名前だから品川区になくてはならないという考えがナンセンスである。栃木県庁だってわが地元栃木市にはない。初めはあったが宇都宮に強奪されたのである。ウチの近所には渋谷さんという人が住んでいるが、渋谷区に引っ越さなければならないのか。
なんか話がズレまくってしまった。
まったくRはどこで覚えてきたんだか知らないが、そういうスミ・オブ・ジュウバコ的知識をドヤ顔で言う子供はあまり好きではない。山手線の駅全部言えるけど友達いないとか、円周率100ケタぐらい言えるけど成績悪い、とか、あまりいい感じはしない。
でもRのイチゴパンツ姿がカワイイので許す。イチゴパンツもかぽちゃパンツと同様、野菜パンツということになるのだろうか。野菜パンツだけに時々うんこく菜になるんだねってやかましいわ。
女の子のパンツといえばやはりイチゴパンツが定番のようであり、Rも好きだと言っていた。現在のパンツローテーションには2枚もイチゴがある。何故そんな枚数まで分かるかというと、今調べたからである。
現在午前1時。家族が寝静まった真夜中に、娘のパンツのガラを調べるオヤジ。なかなかハイレベルの変態と自負する次第。
そう、僕は野菜でも果物でもなく、けだものなんである。
それではみなさんおやすみ野菜。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。
■アンタッチャブルな甘えん坊。
2012年04月04日(水)
イスに座ってインターネッツ(みだらなサイトでない)をしていると、娘・R(8才)が膝の上に乗って甘え始めた。
「Rはパパのペットなの〜。だから離れないの〜」
「えー。ペット〜?き、君が?」
純粋無垢なRと違い僕は穢れているので、ペットはペットでもエロソロ活動時に使用するいやらしいペットを連想してしまったので、ちょっと動揺してしまった。
「そうなの〜。だからかわいがって」
Rは悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「ふーん。ペットということは犬かな?ネコかな?」
「えっとね、コアラ!」
「コアラ飼ってたらパパ捕まっちゃうな〜」
Rはしばらく僕にひっついていた。こういうことはよくあって、またある時は
「くっつき人間!」
と叫びながら急に僕に抱き付いてくる時がある。その身も蓋もないネーミングのセンスをどうにかしろと言いたいのだが、
「あのねー。パパ大好きだからずっとくっついてたいのー。だからくっつき人間なのー」
などと上目遣いで甘い言葉を吐くものだから、パパ、何でも買ってあげたくなっちゃうのである。ただ、パパにベッタリだなんていつまでたってもお子ちゃまだなー、などと鼻の下を伸ばすのは早計であろう。
親友のナオちゃんとの会話に聞き耳を立ててみたりすると、
「○○ちゃんが一緒に遊びたいっていってるんだけどどうするー?」
「えー。やだよね」
「そのうち遊ぼうって言っておけば忘れるんじゃない?」
なかなか女のドロドロ面が見ててくるダークなトークが聞こえてくるのである。8才にして酸いも甘いも噛み分けたような。
僕の前では甘えん坊の子猫ちゃんになるのは、きっと僕がいつも
「君はカワイイねえ」
と猫可愛がりしているため、僕にウケがいい、無邪気でパパが大好きな娘を演じているのではないだろうか。そのうちそのギャップが広がり
「アタイはそんないい子ちゃんじゃねえのさ」
と爆発しちゃうと積木崩しになっちゃうのかもしれん。違うかもしれん。
さ、僕も「くっつき人間」になってみようかな。嫁に…。
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■俺たちはバカじゃない。
2012年04月03日(火)
風邪のため熱っぽくて、頭がガンガンしてきたので布団で寝ていた日曜日の昼下がり。
嫁は近所に新しく出来たショッピングセンターを探検すべく出掛けていったので静かである。目をつぶってしばし昼寝しよう…と思ったら、外から
「俺たちはバカじゃない!」
と繰り返し大勢で叫ぶ声が聞こえてきた。そういうことを言ってる時点で私はバカですって言ってるようなものなのに、どこのバカだと思って窓を開けてみると、
「俺たちはバカじゃない!」
「俺たちはバカじゃない!」
息子・タク(6才)を筆頭に、娘・R(8才)と近所のお友達が一斉に叫んでいるのであった。すなわちウチのバカだった。子供達はウチの周りで遊んでいたのである。
「何を叫んでるんだ」
と聞いてみたら
「たっくんの叫び声に合わせてみんなで叫んでるのー」
多分聞くだけ無駄で、特に叫ぶことはどんなことでもいいんだろう。再び僕が寝床に入ると、
「俺たちはバカじゃない!」
「ハナクソなんでほじらない!」
若干フレーズのレパートリーを増やしつつ叫び声がしばらく続く。ハナクソほじらないどころか、ほじりまくってその上食べてるクセに…。
そしてオモチャを取りに来たとか片付けに来たとか、何度も家と外を繰り返しドドドドと出たり入ったりで、僕はあんまり眠れなかった。
「ウチの周りだけにしとくんだぞ。遠くに行っちゃダメだよ」
Rが家の中に入ってきた時、一応注意しておくと
「大丈夫だよ〜。R達ね〜、あそこでよく遊んでる子供、って有名なんだよ!」
と得意気に言う。
「有名?」
「うん、○○ちゃんのママ(近くのマンションに住んでいるRの友達)が管理人さんと話してたらね、よくあそこで遊んでますよねーってR達のこと言ってたんだよ!」
Rはドヤ顔で僕に説明しつつ、また外にすっ飛んでいった。そんな嬉しいことなんだろうか。
しばらくすると嫁が帰って来た。
「すごい混んでてねー!レジなんかすごい並んじゃってて買えなかったよ!」
その新しいショッピングセンターには某大手スーパーがキーテナントとして入っているのだが、混みすぎて買う気が失せたのだという。で、どうしたかというと、3キロほど離れたとこにある同じスーパーで買ったのだそうだ。超二度手間。僕はこんなポカポカした日に病に伏せってるし、
俺たちはなんかしらバカなんだろう。
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■サウザンド床屋。
2012年04月02日(月)
入学式を控えた息子・タク(6才)を床屋に連れて行った。もちろん1000円カットである。
客が多いので早く行かないとすごく待たされる羽目になるので
「早く行こうぜ」
朝ごはんをダラダラ食べているタクを急かしてみてもイマイチ笛吹けど踊らず。
「行けないようだったら床屋さんじゃなくてパパがバリカンで丸坊主にするぞ!」
と脅してみたら
「やだー」
ようやくチャカチャカ動き出した。
「かっこいく髪切ってもらおうね」
と歩きながら話していたら
「やだ、カワイイほうがいい!」
タクはかっこいいよりかわいい男の子になりたいようだ。店に入ると幸いあまり待たされることなく、
「こちらにどうぞー」
と店員さんに言われたので席までトコトコと歩き出すタク。
「こんちくわ!」
とまたふざけた挨拶を元気いっぱいにかますので頭を抱えたくなったが
「…、じゃ、ここに座ってね」
CCB似の店員さんは軽くスルー。ロマンチックが止まらないし開いた口が塞がらなかったのだろう。タクがチョキチョキと髪の毛を切ってもらっている時間は15分ぐらいだったろうか、
「お父さん、どうですか〜」
と呼ばれたので見てみると、、
「カワイイ?カワイイ?」
程よく坊ちゃん刈りになり、超嬉しそうにニコニコしているタクいた。
「カワイイよ〜。いいですね。どうもありがとうございました」
店員さんにお礼を言って、
「早くママに見せたい!」
とウキウキするタクの手を引いて床屋を後にした。ちゃんと挨拶するのはいいのだけれども、「こんちくわ」だけはどうしてもやめさせたいのだが…。先週も今週も耳鼻科に行った時も
言ってたしなあ…どうしたもんか。そのうち飽きるだろうから放っておけばいいのだろうか。
床屋だけにほっとこーや、ってまたベタなダジャレになってしまった…。
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■GB科。
2012年04月01日(日)
花粉症の息子・タク(6才)と、ここ数日鼻水が止まらない僕は一緒に耳鼻科に行った。
「Rも行きたい」
ところが花粉症でも風邪でもない娘・R(8才)も行きたいという。
「なんで?」
「耳掃除して欲しいの〜」
ああそうか。この子の耳の穴は深くてとても見えにくい。僕も嫁もびびってなかなか掃除できないのだ。
そんなわけで親子三人、ジェットストリームアタックのように耳鼻科に押し掛けた。まずタクが診てもらい、
「お薬は効いてますか?眠くなったりしてませんか?」
前回処方してもらった薬について聞かれた。
「効いてるみたいですね。鼻水もあまり出てませんし。副作用も出てないようです」
「ではスギ花粉はあと1ヶ月は続きますので1ヶ月ぶんお薬を出しましょう」
タクが花粉症か…可愛そうに…。大量のスギ花粉ってそんなに続くのか…。スギ花粉は及ばざるが如し。
続いてRが耳掃除をしてもらったところ、バキュームまでしてもらってごっそり出て来た。耳掃除はそう頻繁にやることはない、と言われているので、そんなに神経質にならなくてもいいのだろうか。
最後に僕。
「鼻から喉が腫れてます。風邪ですね」
あっさり言われた。今年こそ花粉症かなーと思ったのだが違うようだ。そうなると、我が家で花粉症なのは嫁とタク。花粉症じゃないのは僕とR。
そして先程Rが耳掃除をしてもらったが、耳垢がウェットタイプなのも嫁とタクで、ドライなのは僕とRなのである。ここに何か遺伝的な関連性があるのでは…耳と鼻は繋がっているだけにそういうことも考えてみたり。
「ではスチームを吸入してください」
診察が終わるとネブライザー(霧状の薬を鼻から吸入する機械)をやるように言われ、使い方を説明しようとしたナースが来た。結構美形だなー、とウハウハしていたら、一足先に座って吸入していたタクが
「これ口に付けてね、このランプが消えるまでやるんだよォ」
とドヤ顔で説明するではないか。んなこた分かってるんだよ!分かってるけど美人ナースに説明して欲しかったんだよ!
ナースは「おりこうね」と笑って去って行った。ああ、説明して欲しかったのに…。僕がナースのいろんなとこを吸入したい…。こんなキレイな人が耳鼻科にいるなんて。また風邪を引いたら来よう。
耳鼻科だけに高嶺の鼻。なんちて。
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