今日もアリガトウゴザイマシタ。
■メイク・ア・ウィッシュ
2011年06月29日(水)
夜、仕事から帰って来ると例によって娘・R(7才)の書き置きが。
よく見ると手紙だけではなく細長い紙も付いている。
「これは、たなばたです。なりたいものとりゆうをかいてください。Rより」
成程、七夕か。細長い紙は短冊のつもりなのだ。なりたいものを書けと言われてもなあ…。この年でなりたいものとか言われても、もう人生は後戻りできないし、今更イケメンモデルになりたいとか書いても虚しいだけだ。むしろこの年からなろうと思ってなれるものってエロオヤジか枯れたオヤジぐらいの選択肢しかないし、成人病になりたくないとかハゲたくないとか臭くなりたくないとか、「なりたくない」ものの方が多い。
まだ未来がキラキラと輝いている子供達にはそれがわかりますまい…、とRがハサミで切った不格好な短冊を眺めながら悩んでいると、窓際に緑のカタマリを見つけた。
細長く切った緑の折り紙を束ねたもの。おそらくこれもRが作ったのだろう。笹の葉を作りたかったんだなってことが痛いほど分かるが、どう見てもワカメである。
そのワカメ、いや、笹の葉の中に既に括り付けられていた子供達の短冊があった。
「ピアニストになりたい R」
なれるといいけどなあ。音大なんて行かせる金あるんだろうか。一方
「サッカーせんしゅになりたい タク」
息子・タク(5才)はありがちな感じで。おおそうじゃ。タクがサッカー選手でボロ儲けして、Rを音大に行かせればよい、と思った僕は超ダメ親。あと何故か
「だいくさんになりたい タク」
というのもあった。どっちやねん。そして密かに嫁の短冊もあって
「お姫様になりたい。ドレスを着て王子様と暮らせるから」
と厚顔無恥なことが書かれていた。王子って誰やねん。ヒロノミーか。アヤノミーか。ハンケチか。その願い事は僕がすぐ叶えてやることが出来るだろう。パンツからお尻を半分出して、ハンケツ王子。なんちて。
嫁ほど能天気なことを書く気にもなれず、その日は寝てしまったら翌朝Rに催促された。
「パパおてがみ見た?ちゃんとなりたいもの書いてよ!"たなたば"なんだから!」
「Rー!2年生なんだから間違えるなー!」
そんなカワイイ言い間違いをする子供達といつまでも一緒に暮らしていたい、でも子供達の幸せな姿をいつまでも見ていたい、というのが本当の「なりたい」夢なんである。
しかしRの結婚式なんてやられた日にはどうなちゃうんだろうなあ。結婚式というのはよっぽど黒い事情とかがない限り人生で幸せの絶頂であるわけで、幸せの最高潮にあるRの姿を僕はどう受け止めるのか。
式の最後に親へのスピーチとかプレゼントとかあるけど、まともにいられないような気がする。
タナタバ贈呈。なんちて。
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■風雲こども城。
2011年06月27日(月)
青山の「こどもの城」という児童館のでかいバージョンみたいなところに行ってきた。
嫁は買い物などがあるため行かず、僕が娘・R(7才)と息子・タク(5才)を連れて行くことになった。青山などというシャレオツな街に行くのは久しぶりなので
「この子達、こんな服でいいのかしら」
とびびる嫁と僕。僕はシャレオツよりパイオツの方がよい。こどもの城に到着すると、Rとタクはまず3Fの室内アスレチックに飛び込んで行き大暴れ。しばらくしてから屋上に連れて行ってみると、そこではドッチボールが行なわれていた。
「やりたい!」
Rとタクはそれを見て目をキラキラ輝かせていたので仲間に入れてもらう。ほとんどが小学校中学年〜高学年の子供達ばかりだったので、ふたりは基本ミソッカス扱いであるが、楽しそうに走り回っていた。
Rとタクの振る舞いを見ているとふたりの性格がよく分かる。タクはとにかくボールを取りたくて仕方がなく飛び回り、逆に開始1分でボールを当てられて外野に退場。暴動が起きるとすぐさま暴徒化しそうなタイプである。
一方のRは、出来る限りボールから遠い位置や大きい子の後ろに逃げる。とにかく逃げる。ボールを取ろうなんて絶対思ってない。婚活パーティーとかでも壁の花になってそうなタイプだ。
最初は手加減してぬるいボールを投げてくれていた他のお兄ちゃんお姉ちゃん達も、Rがあまりにもチョロチョロと逃げ、結局Rが最後のひとりになって残ってしまっていたものだから、業を煮やした男の子に剛速球を当てられて終わりとなった。
「あっ大丈夫?」
男の子から心配の声をかけられても「うん」と言って戻って来たものの、
「がんばったねー」
と僕が頭なでなでしてやったら
「痛かったの…」
シクシクと泣き出してしまった。大きい子ばかりだからしょうがねいよ、などと慰めつつ、違う遊びしようぜ、としたところ
「工作したい…」
工作教室に行きたいの、と蚊の泣くような声で言うのでレッツラゴー。この日行なわれていた工作は、紙で帽子を作ろう、というもの。
色紙をチョキチョキ切ったり、絵を描いたり、好きなように工作する子供達。Rとタクも一生懸命作っていた。そのうちタクは飽きてきて、隣で行なわれていたウォールペインティングの方をやりたくなって、絵の具の入った缶と筆を持ち出し、
「ハッピーバースデー!後藤くん!」
とか訳の分からないことを叫びながら様々な色を壁に塗りたくっていた。
Rがかぶっているのが作った帽子である。某新興宗教のヘッドギアみたいだと思ったがそれは口には出さないでおいた。
僕達は午後からココで遊んでいたのだが、多分朝からいても遊びきれないほど楽しいところである。午後からなんてもったいなかった。
「また来たいよう」
ふたりとも気に入ったようなので何よりである。ていうか昔1回来たことがあるんだが、サッパリ記憶から抜け落ちているようだ。
子供達は「こどもの城」が楽しかったようなのでよいが、「大人の城」というのもないかな〜、と思って検索したら、大宮に「不夜城」というお城があるという。
ソープランドだった。
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■当時マイケルと言えばジャクソンより富岡。
2011年06月26日(日)
娘・R(7才)と息子・タク(5才)を連れて高級千円床屋に行く。
ただしタクはここでは切らず、後で家に帰ってから僕がボウズにする予定だ。単に嫁が仕事だったので家にひとりにしておけないから連れて来たのだ。いっそのことタクも一緒に刈ってもらってもよいのだが、千円がもったいない。ボトルスティック(ビン・ボウ)な我が家を許しておくれ。
僕らがチョキチョキ切られている間、タクは待合スペースで絵本を読んでいた。BGM代わりに流れているFMが、今日がマイケルジャクソンの命日であることを知らせる。僕が洋楽を聴き始めたのはちょうど「BAD」がリリースされた頃だったので、そんなキングオブポップとか言われるような、楽曲でスゲーとか思ったことはあまりなく、むしろ奇行が目立つネタ的な人の印象が強い。
この子達には尚更過去の人だろうなあ…と横目でチラリとRを見ると、髪を切られながら足をプラプラさせていた。
「こら、動くんじゃありません」
「はーい」
約20分ぐらいで僕らの散髪は終わった。タクは意外と大人しく待っていたので褒めてやった。その反動のせいか、帰り道の携帯電話屋の前でティッシュを配っていたお姉さんやら、寿司屋の前で「いかがですかー」と売り込みしていたオバチャンに
「こんちくわ!」
と挨拶しまくって笑いを買っていた。だからどこで覚えたんだよその言葉…。ともだちんこよりはマシだけど。
家に帰ってからいよいよバリカンでタクの頭を刈る。もう慣れてきたせいかものの10分ぐらいで我ながらキレイに刈り上がった。この頭、マイケルジャクソンならぬセトウチジャクチョーである。刈りたての坊主頭は大変触り心地がよい。
「たっくん、さわってもいい〜?」
Rとふたりで頭をなでなでなでなで…。髪の伸びが結構早いので、たぶん8月ごろにもう一度刈ることになるだろう。
「あ、コレやってみるかい?」
そういえば床屋から帰る際、商店街のイベントだということでクジをもらったのであった。特賞はなんと、豪華石川さゆりコンサート招待!…うーん。微妙。しかしタクならクジ自体わくわくすることだろうと思って聞いてみたら
「やりたいやりたい」
ということでクジと10円玉を渡してやった。銀の部分をこすると…
「ハズレってかいてあるよ!」
「うーん、残念だったねー」
石川さゆりはともかく、1等以下の商品券ぐらい当たらないかなーと思ったのに。
頭刈りたてだけど、坊主丸儲けににはならなかったようだ。
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■フレッシュ、フレッシュ、フレーッシュ。
2011年06月25日(土)
「パパ〜、いつとこやさんに行くの〜?」
娘・R(7才)が、いつ僕が髪を切るのかを気にしていた。Rも髪が伸びてきたので僕が床屋に行く時に連れてって欲しい、ということなのであった。
僕もそろそろ切りに行きたいと考えていたところだ。伸びてきたし暑くなってきたし、短めに切って、髪を切った私に「違う人みたいね」と言われたりして、みたいな。
行くところは近所の高級千円床屋なのだが、一緒に行くのは嫌いではない。Rが床屋さんの椅子にちょこんと座り、テルテルボーズみたいに布を被せられているさまはカワイイ。そして千円のわりにはRの髪も丁寧に整えてくれている。
「じゃあ今度の土曜日に行くか」
そういうことになった。ただしRが行くとなると
「たっくんも行きたい!」
息子・タク(5才)も行きたくなるのは当然なのだが
「お前がパパがボウズにしてやる」
千円をケチるため僕がやるのであった。本当はタクをボウズにするのはあまり気が進まない。僕は中学生の時、男は全員ボウズという校則だったため
「中学は刑務所か!」
という恨みと心の傷が未だにあって、ボウズが嫌いなのだ。しかし夏になるとタクの頭は野良犬のような臭いがしてくるし、当のタク本人が
「早くボウズになりたい〜」
海老蔵かと言いたくなるほどボウズ好きなので、夏はボウズにすることにしているのだ。で、自分は床屋に行けないと言われたタクは
「えー。でもたっくんも床屋さんでアメ玉もらいたい…」
と拗ねる。高級千円床屋では「ご自由にどうぞ」とキャンディーボックスがあり、いっこずつアメをもらったことを覚えているのだ。
「そんなんパパがあげるわ」
千円節約できることを考えたらアメ玉などお安い御用である。僕がいくらでも用意したるわ。まさにアメと父。
何事にもめんどくさがりの僕には珍しく、タクの頭をバリカンで刈るのは好きだ。実家の庭を芝刈り機でバリバリ進んでいく爽快感に似ている。庭の芝を刈っているとバッタがピョン、と出て来たりね。頭を刈ってたらシラミが…とかだったらシャレにならないけど。
今は僕と仲良くお手々繋いで千円床屋に行くRも、そのうち美容院に行きたいとか言い出すんだろうなあ…。空きテナントが出ると美容院かラーメン屋か不動産屋のいずれかが入る、と言われているほど美容院が溢れているこの街で、オサレに目覚めた女の子がわざわざ千円床屋に行くわけもなかろう。
僕としてはいつまでも一緒に床屋に行きたいなあ…と、まさに後ろ髪を引かれる思いなのであるが、それを強要したところで
「パパキライ」
と言われ、これもまさに髪の切れ目が縁の切れ目なのであろう。
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■芳賀ゆい
2011年06月24日(金)
「パパ見て〜」
と、大きく口を開ける娘・R(7才)。下の歯が立て続けに2本も抜けたんである。そして早くも抜けた歯茎の下からもう永久歯が生えてきている。
「すごいな〜。待ってましたと言わんばかりに生えてきてるよ」
「うん。おとなの歯、2本目だよ!」
Rは嬉しそうだ。ずーっと口を開けているので
「分かったからもう閉じなよ」
と言ってもしつこく歯を見せてくし、その様子を見て息子・タク(5才)は
「たっくんも早く歯が抜けないかな〜」
なんてことを言い、羨ましがっていた。そんな可愛いふたりに歯が立たない。なんちて。それにしても成長の証というか、生命の力強さというか、久しぶりに子供の成長の躍動感を味わったような気がする。
まだ歯も生えていないRに小指を噛まれた時は、痛いというよりはくすぐったかった。その感触はつい昨日のことのように覚えているのに、
「こうしてガンガン大人になっていくんだろうなあ…」
大人にならないと困るわけだけれども、いつまでもちっこくて僕にひっついてくる子供でいて欲しくもあり、嬉しくもあり寂しくもあり。改めて成長の早さを思い知らされたわけである。そうそう。ウチの子だけじゃない。Rと仲良しの××ちゃんだってもっと歯が生え替わっているし、
「○○ちゃん(近所の小学校高学年の女の子)も胸が出て来たしなあ…」
ぬっふっふ…と考えていたことがついうっかり口に出てしまったら、
「うわっ。何、子供をそーいう目で見るのやめてくれる?」
嫁がまるで秋元康を見るかのような眼差しを向けるので(コレを読んでる人もそういう顔になってそうだ)
「見るっていうか目に付いちゃうんだもんしょうがないだろ!」
慌てて言い訳をしても時既に康。じゃなかった遅し。はいはいどーせロリですよ。ロリは変態ではない。ロリなのは男としてしょうがない。それを我慢するのが常識人であり、犯罪を起こすのが変態なのだ。そこを履き違えてはいけない。
しかし嫁にはそんな僕の主張は寝言以下にしか聞こえてないようであり、Rと共に開いた口が塞がらなくなってしまいましたとさ。
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■帰りたいのに帰れない。
2011年06月23日(木)
仕事を早く終えることが出来たので、とっとと家に帰ることにする。
まだ子供達は起きているだろうから、まだ会えるなあ〜などと楽しみにしていたら、大江戸線に乗り換えるところで
「ただいま人身事故が発生し、運転を見合わせており…」
なんと、こういう時に限って…。後で分かったことなのだが、どうやら自殺らしい。大江戸で、自殺…。死して屍、拾ってる最中…。
仕方がないので振替輸送にて若干遠回りして家に帰って来ると、辛うじて娘・R(7才)と息子・タク(5才)は起きていた。
「パパー!いっしょにねよー!」
ふたりとももう布団の中に入って寝る寸前だったので、僕も着替えてコンタクトレンズを外して…と思ったら保存液がない。
「…あれ、僕の保存液どこかにやった?」
と嫁に聞いてみると
「捨てた。使用期限がとっくに過ぎてたでしょ」
えええええ!そりゃあ昨日嫁がそう言ってチェックしてたのは聞いてたけど
「捨てるのはいいけど、新しいのはないのか?」
「あなた買って来なかったの?」
「捨てるって分かってたら買ってたよ!勝手に捨てるなよ!」
という嫁にしては珍しいトンチンカンなプレイ。このままではコンタクトレンズがガビガビになってしまう…というわけで
「突然だけど、パパ買い物に行ってくるからね」
起きてられるかなあ…と思いながら子供達に声をかけ、閉店直前のドラッグストアに駆け込んだのであった。
帰って来た時には案の定ガーガー寝てしまっていた。ああ、子供達とじゃれ合いたいだけだったのに、どうしてこうも邪魔物があるのだろうか。
ついでに使用期限が切れてるゴム製のアレも捨てといてくれ。買ってくるから。
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■日曜どっと混む。
2011年06月22日(水)
娘・R(7才)との親子パン作り体験教室が終わり、嫁と息子・タク(5才)がいるとしまえんに向かった。
Rとお手々繋いで駅まで歩いて電車に乗って。
「パパ、どこいくの?」
とか
「あっ。ここR知ってるよ。来たことあるもん」
など、風景が変わる度に聞いてくるところがカワイイ。ふたりでブラブラするのはデートしてるみたいで楽しい。ああ、デートしてる時ってこんなんだったっけ、とデート時における嬉し恥ずかしテンション高めな感情を久しぶりに思い出してみたり。
としまえんのエントランスに到着し、着いたぞ、と嫁にメールして入って行くと、もの凄い勢いでタクが走って来た。いくら大好きな遊園地とはいえ、Rがいないと寂しいようだ。
「なんでかしらなけど、すごい混んでるのよ!」
僕の顔を見るなり嫁が言った。僕らはとしまえんにはしょっちゅう来ている。土曜日が多いけれども待ち時間はほとんどない。日曜だと若干待たされる時もあるが、30分以上はまずない。
この日は日曜だったから多少は混む乗り物もある…程度に思っていたらとんでもない。めぼしい乗り物の前にはことごとく、今まで見たこともないくらい長い行列が出来ていた。おそらく大口の団体客が入っているのだろう。
「こりゃー1時間は待つなあ」
ディズニーなら1時間待っても乗ろうとも思うが、としまえんである。
「としまえんごときに待ちたくないよ!」
嫁が吐く言葉は直球だ。吉野家はすぐ牛丼が出て来て速攻で食えるから利用しようと思うのであって、待たされるぐらいならわざわざ行かない。そんな感じと似ている。まあたまにはこういう日がないと、僕の故郷にあった小山遊園地のようになくなってしまうし。
それでも出来るだけ並ばなそうなアトラクションを選んで、結局いつもと同じ4時ぐらいまで遊んでしまった。帰り際
「ねえパパ!見て見て!」
Rとタクがもの凄い勢いで指差すので
「なんだ!」
とその辺りを見回すと
「○○さんがいた!」
何故かふたりのお気に入りである男性係員がいた。どんだけ好きなんだお前ら。ミッキーマウスがいた、ぐらいの勢いである。もういっそのこと声をかけてしまえ。失礼ながらそれほど特徴があるルックスではないのだが、ふたりにとっては魅力的に映るのだろう。
としまえんの、男前ん。なんつって。
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■パンはパンでも食べられるパンを。
2011年06月21日(火)
娘・R(7才)と、公民館で行なわれるパン作り体験教室に行く。
嫁が父の日のために、親子で体験できるイベントとして申し込んでくれたんだと。よい嫁である。残念ながら小学生とその親が対象なので、息子・タク(5才)は応募出来なかったのだそうだ。なので僕らがやっている間、嫁とタクはとしまえんに行ってしまった。
ろくに料理も出来ない僕がパンなど作れるのだろうか。新しい顔だよーとか出来るのだろうか。アンパンマン号、発進、とか出来るのだろうか。
「パパどうやるのー?」
とRに聞かれたところで僕も分からなくて、親子でうえーん、みたいなドツボにはまらないだろうか…という不安に怯えながら公民館の調理室に入ったが、中身は手慣れたボランティアさん達がテキパキと教えてくれて全然問題なしであった。ありがたいことである。
最初から強力粉から牛乳、バター、砂糖、塩、イースト、等々パン生地のもとがビニール袋の中に入っていて、僕らはビニールを振ってレンジでチンするだけ。強力粉なんて、使うと攻撃力がUPするドラクエ的なアイテムかと思ってた…。パンの素だったのか…。
生地がほどよくこねられたので好きな形にする。
「Rは何にするんだい?」
「うさぎさん」
Rはうさぎの耳と顔を一生懸命作っていた。ちなみにこの写真を後で嫁に見せたところ
「エプロンが大きいから調整してって言ったでしょ!全く何も聞いちゃいないんだから。チッ!」
舌打ち混じりに激怒された。
できあがり図。好きな形にしたチョコパンとハムロール。僕が作ったのは左の皿。ニワトリにしたつもりが、たまごっちにいそうなツラになってしまった。Rの方はよくできている。
出来上がったところでみんなで食べて、
「おいしーねー」
ほのぼのとした中でパン作り教室終了。これなら僕も作れる気がする、と生まれて初めてクッキングに積極的な姿勢が芽生えた。そして終わってから嫁に
「オーブンの発酵モードでやるんだって!」
と伝えたら
「うちのそんな機能ないよ」
「えー」
もうやる気がなくなってしまった。
「その代わりにボウルを使って…」
と嫁の講義がおっぱじまったが、なんかめんどいので嫁の言うことも右から左になってしまった。もうRに発酵までのプロセスを任せることにする。
発酵の美少女。なんちて。
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■授業参観は撮影禁止だった。
2011年06月20日(月)
娘・R(7才)の土曜参観の続き。
算数と国語の授業を観ていたが、一緒に連れて来ていた息子・タク(5才)が飽き始めた。グダグダして授業の邪魔をさせるわけにはいかないので、
「じゃあ隣のクラスでも見てみるか」
「うん!」
隣のクラスにも近所のお友達がいるので、覗いてみたら
「あっ○○ちゃんがいた…」
とかヒソヒソ話していたら、目が合って軽く手を振り合ったり。それから廊下に出てみると、Rが
「今日の給食はカレーだよ」
と言っていた通り、カレーのうまそうな匂いが漂ってきた。ああ、この感じ、懐かしいなあ…。廊下の壁には写真屋が撮影したと思われる遠足の写真がずらりと貼られていた。しばらくの間、Rが写っているのを探してみたり。でも1枚150円。高ぇ。タクは
「もっと学校たんけんしたい!階段登ろう!」
「ええー!」
もうめんどいからRの教室戻んべよ、と言ったのだが学校がダンジョンのように思えるようで、探検したくてしょうがないらしい。上の階に行くと6年生の教室があった。ちょうどチャイムが鳴って授業が終わり、教室を移動するらしく子供達がドヤドヤと出て来た。すれ違いざま、
「きゃーカワイイ!ねえ誰!誰かの弟?」
タクが何人もの女の子に囲まれてチヤホヤされていた。ぐぬぬ。羨ましい。女子小学生、いわゆるJSにモテモテプレイなんて、どんなキャバクラに行ったって味わえないぞ!ようやく開放された後のタクは
「でへへー。かわいいって言われちゃったー。でへへー」
フィリピンパブ帰りのシャッチョサンみたいな茹で蛸顔になっていた。この後は給食と掃除。そして昼休み。そして午後の授業。僕らは一旦帰ることにした。給食と掃除の時間も見てもいいのだが
「見ちゃダメ」
Rが帰れと言うので…。オヤジに見られたくない恥ずかしいことでもあるのか、とガッカリしたら
「掃除の時間にパパがいたらダメよ。だってパパがいたらずっとパパを見ちゃって雑巾かけられないから」
とか言うのでなんだかデレデレになってしまった。
そんなわけで一旦家に帰り午後の授業が始まる時間に改めて行き、帰りの会まで見てきた。帰りの会では歌を歌っていたのだが、途中から先生が
「はい!後ろ向いて!」
急にみんなぐるっと振り返って、後ろの親らと向かい合って歌う形となった。子供達の大合唱の姿を見るとなんだかこみ上げて来るものがある。僕の隣で立ってたママさんなんて既にハンケチで涙を拭っていた。歌が終わった後
「あっ!誰かのママ泣いてるよ!」
とみんなに突っ込まれたが、
「いいの、ウチのママ涙もろいから」
その娘ちゃんらしき子の声が上がり、そのママさん苦笑い。子供の方がドライであることよ。
家に帰る道もみんなと一緒に歩く。Rと同じ方面に帰る男の子グループはキチッと1列に並んで歩き、大変行儀がよい。しかしRはその列の先頭まで行き、
「ねえ、エグザイルのグルグルやって」
と命令していた。どんな女王様だよ。
そんなわけで、家の中では見られない姿を見ることが出来、有意義な参観であった。昨年同様、相変わらずなかなか手を挙げて答えようとはしないRではあったが…。
授業参観と天ぷらはよく似ている…。
どちらもあげたてがいい!
なんとこの日記は続きます。
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■サンカンサンカン土曜参観。
2011年06月19日(日)
娘・R(7才)の学校で土曜参観があった。
嫁が仕事なので息子・タク(5才)も一緒に連れて行く。
「静かにしてろよ。学級文庫の本とか読んでな」
と釘を刺しつつRの教室に入る。Rと目が合うと、まるで初デートの乙女のような初々しい照れ顔を見せる。パパ、もうこの表情だけでお腹一杯である。タクもRのクラスの中ではわりと顔が割れており、
「あっ。たっくんだ!」
「学級文庫読んでな!」
「○○がオススメだ!」
「がっきゅううんこ!」
などと声が掛かる。
授業が始まるにあたり、ちょうどRは日直なので
「よい姿勢になってください」
「××くん」←姿勢の悪い子を注意。
「これから、算数の授業を始めます。よろしくお願いします」
という掛け声を掛けていた。あとでコッソリ
「もうちっと大きい声の方がいいんじゃないか」
と言ってみると
「いいの!」
とキレ気味に言われてしまった。そんなわけで1時間目は算数。Rが苦手な科目である。案の定、問題を出され、シンキングタイムの度に先生が見回るわけだが、その都度必ずRのところで立ち止まり、何やらヒソヒソ教えられているのである。あああ、やっぱりRって分かってないんだなあ…と不安になる。
しかし先生に当てられて答えた時には正解していた。これ以降Rは回答する度に僕に向かってニヤーとドヤ顔をすることになる。
次の時間は国語。
「〜みたいな」もしくは「〜のような」というフレーズを使って「例え」の文章を作りましょう、という問題が出され、僕はすぐさま
「おっぱい見たいな!」
と閃いたが0点であろう。
「君は分かるかい?」
大人しく本を読んでいたタクに聞いてみると
「わかるわけないじゃん」
マツコ・デラックスが思いっきり呆れて罵倒するような顔付きで言われたので、そこまで断言しなくてもいいのに、みたいな。
授業の風景を見ることも勿論楽しいが、教室に貼られた子供達の作文や絵なども興味深いものである。Rが作ったクロスワードパズルなんてのもあった。習った漢字は出来るだけ使うように指導されているようで、名前も
「ふじ本」
や
「山ざき」
といった割烹の店名みたいな書き方になっている子もいたが、
「五十らし」
という名前の子は一瞬なんだか分からないのが面白かった。
さて、小学校の授業は1コマ45分。大人しく学級文庫を読んでなさいとは言ったものの、タクにとっては退屈な時間である。
「ねえパパー。飽きて来ちゃった…」
面白そうな本は全部読んでしまい、遂にタクが飽きた。さて、どうしたもんか…。
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■嫁の旗はスペシャルフラッグ。
2011年06月18日(土)
「タクのことよろしく!」
朝、嫁が叫びながらあわただしく家を出て行った。
緑のおばさん当番らしい。ただでさえ忙しい朝なのに大変なことである。
僕と娘・R(7才)も間もなく会社と学校に出掛けるが、息子・タク(5才)は幼稚園に行くまでまだ時間がある。でもひとりで家に置いておくわけにはいかない…というわけで、タクも一緒に家を出て嫁が立ってる場所まで連れて来い、というわけで「タクのことよろしく」なのであった。
R達小学校登校組と一緒にタクを連れて歩く。
「ねえ見て見て〜。今日ぜんぶピンクなの〜」
「ほんとだーかわいいねー」
Rと一番仲良しの女の子が、ランドセルから服から靴から傘まで全部ピンク系統の色で、Rとキャイキャイじゃれ合っていた。
おっさんおばさんがピンクで統一しても林家ペーパーになるだけだが、子供だとカワイイ。
「ピンクサターンだね。ぎょへへへ」
僕はついオヤジギャグを言ってしまったが、平成フタケタ生まれのこの子達には分からないだろう。
さて、ピンクの女の子ならぬ緑のおばさんである。嫁はどこか…。いつも途中で別れる交差点を過ぎても、嫁が立っている場所がその先なのでまだ一緒に歩く。やがてR達は歩道橋を渡るのでそこで別れる。嫁はその先にいる。
「ママどこぉ〜?」
「もうちょっと先だから」
と先を急ごうとすると
「パパー!ばいばいー!」
歩道橋の上からでかいRの声がして嬉し恥ずかし朝通勤。やがて嫁が立っているという交差点の信号が見えてきた。
「あの辺にいると思うけど…」
と目を凝らすと、嫁の方が先に気付いたようで、旗をぶんぶん振り回していた。
「ママー!」
タクが全速力で走って行くと
「たくー!」
嫁が旗を全力で振り回して迎えていた。F-1かよ。なんであの親子は朝からテンションが高いんだ。
しかし緑のおばさんというのは、ヒマさえあれば一度やってみたいものである。ランドセルをカタカタと鳴らしたチマチマとした小学生が可愛く登校する姿を見ていると、なんだか頭の中がゆるまって癒されそうな気がして…。中には僕より背が高くて
「ういーっす」
みたいはゴツイ小学生もいるんだろうけど。やるとしたら怪しいオヤジに見られないよう、身なりをキチンとすべくピンクのVネックセーターとし、猫背にならずビシッと胸を張り、子供達に向けてきちんと
「とぅーす!」
と挨拶を…って
それは緑のおばさんではなくオドリのおっさんである。
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■A型で新潟。
2011年06月17日(金)
毎年この時期になると柏崎の伯母が笹だんごとちまきを送ってくれる。
柏崎の名物で「えんま市」というお祭り?に合わせて作るらしい。柏崎は父の故郷だが、「えんま市」も知らないし、柏崎自体も小学生の時に祖母の葬儀で行ったっきりで、記憶もほとんどない。この伯母さんとも、
「毎年すいませんねえ」
という電話の他には年賀状のやり取りしかないのに、何故毎年忘れず送ってくれるのだろうか。伯母さんは
「あなたのお父さんが大好きだったのよ〜」
と言った。ああ、きっと父は伯母さんにとても可愛がられていたんだろうなあ…。新潟からひとり栃木に出て来た弟に、故郷の名物を贈る。何十年も続けていてくれたのだろう。父が死んでからは僕にその想いをかけ続けてくれている。
近くの他人に負けると言われている遠くの親戚であるが、ふとした時に血の暖かい繋がりに気付く。 まさに血は水より濃し。英訳するとブラッド・イズ・シッカー・ザン・ウォーター。
また伯母さんは
「でも若い人の口にはあわんかもしれんねぇ」
とも言うがとんでもない。父に似ていると言われた僕にそっくりな息子・タク(4才)がばくばく食べていて、まさに血は争えぬ。英訳するとブラッド・キャント・バトル。なのでそう伝えるとまた
「あらそうお〜?」
キンキンとしたオバチャン特有の金属的な笑いが電話越しに突き刺ささる。耳が痛くなってきたので、改めてお礼を言い、
「でわまた…お元気で」
程よく話を切り上げ電話を切った。故郷から名産品を送り続けてくれる姉か…いいなあ。僕もそんなお姉ちゃんが欲しかったな。
しかし栃木から送られて嬉しいものなんてあるだろうか。「しもつかれ」(見た目ゲロ味もゲロな郷土料理)なんか送られてきた日にはバイオテロかと思うし、レモン牛乳もなんか違う気がする。
贈られて嬉しい地元の銘菓といえば「萩の月」と「赤福」が双璧だろう。ということは宮城県か三重県に生まれた後上京し、萩の月もしくは赤福を贈ってくれる明子姉ちゃんみたいな弟思いの姉がいる、というのが最もハッピーなシチュエイションであるな。
でもこのあんこが入った笹だんごとモチモチしたちまきもとても美味しいのでありがたくいただきまんもす。ちなみに娘・R(6才)はちまきが苦手なんだそうだ。きなこ餅は大好きなのに不思議なものである。そんなRを尻目に彼女の分も笹をばんばん開けて食べるのだ。
いつものように笹が開き♪
ちまきなおみ。
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■走る走る、俺たち。
2011年06月16日(木)
いつものように、朝、娘・R(7才)と一緒に登校グループの子供たちを待つ。
Rと一番の仲良しの子が出て来て、3人で待つ。残りのメンバーがなかなか出て来ない。
「もう行っちゃおうか〜」
遅い子は大体決まっている。あんまり待っているとこっちが遅刻してしまうので、今日も見切り発車してしまおうか…という時に
「あっまゆちゃんだー!」
今年中学生になった、まゆちゃんという女の子が通り過ぎた。6年生の時に1年だったR達の面倒をよく見てくれたらしく、R達も懐いている。Rと仲良しちゃんは猛ダッシュで追い掛けて行き、あっという間に見えなくなってしまった。
はあ。父親より先輩のお姉さんか…。おいてけぼりにされた僕は少し寂しくなってしまった。僕も追い掛けようかなあと思ったが、女子中学生を追い掛けるオヤジの姿を想像したら怖すぎて止めた。どう見ても通報され練馬安全メールで流されるレベル。
その内一緒に行くことすら嫌がられるんだろうな…それはこの第一歩なのだ…とまた溜め息をついて歩こうとしたら、僕よりもっとさびしんぼうがいた。
「うわあああああーん!」
後ろから子供の泣き声が聞こえたので振り返ると、
「お前か!」
息子・タク(5才)だった。いつの間にか家から出て来ていた。
「Rちゃんいっちゃったー!」
タクは僕とRが家を出る時、最初の曲がり角まで一緒に付いて来るのである。曲がり角でバイバイし、タクはひとりUターンダッシュして帰って行く。しかし昨日は出て来たけど今日はやらない、とか不定期なので、今日もいなかったけど別に気にもしていなかったんだよなあ。
「そんなに泣くなら追いかけろ!」
タクは走って追いかけ始めた。危ないので僕も追走。いつもの曲がり角を曲がってもRの姿はない。次の曲がり角までまたダッシュ。
「いいか。女というのは男が追いかければ追いかけるほど逃げる生き物なのだ」
まさに身を以て教え込んでおいた。
「なんできたの!」
みっつめの角を曲がったところでようやくRに追いついた。
「いやー、タクがどうしてもバイバイしたかったんだってさ。あと正直言うとパパもな!」
「えー」
Rは『これだからうちのバカ男共は』という風にも読み取れる苦笑いをしていた。こういう表情がオンナだよなあ。一方タクはまだいじけて半ベソになっていたので
「そんなことでいちいち泣くな!」
と説教したいところであったが、気持ちはよく分かるので、
見送り中なだけにお説教も見送ることにしよう。
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■血とアセトアルデヒド。
2011年06月15日(水)
うららかな日曜日、僕は二日酔いだった。
土曜日の夜、友達と飲んでいたのだ。勿論そのこといついては嫁子供達に了解を取っている。しかし友達と別れ地元の駅まで戻って来た後、ひとりで3時ぐらいまで飲んでいたのは秘密である。
どこで飲んでいたか、どうしても思い出せない…。
ウソである。
駅前のキャバクラ「EKD48」ついに寄ってしまったのだった。キャバクラとはいえ、僕は紳士的な態度で
「スコッチをすこっち」
などと上品に飲んでいたはずだ。いや、はずなんだけども、何を話して何を飲んだかサッパリ覚えていない。これはウソではない。
そんなわけで死んでいたのだが、娘・R(7才)と息子・タク(5才)が近所の友達姉妹と家の前で遊んでおり、やがてそれに飽きて
「公園であそびたーい。公園にいきたーい!」
と大合唱を始めると、嫁が
「うちのパパが空いてるから大丈夫だよー!」
と子供達に叫び、
「じゃよろしく」
とっとと連れて行け、と家を追い出された。まだちょっと動くと辛いかなー…なんて嫁に言えない。近所姉妹も連れて公園に行くのはよくあること。時々姉妹のお父さんも僕に気を遣ってくれてるのか、一緒に来てくれることも多い。しかし今日は出て来なかった。嫁が言うには
「やっぱり土曜の夜に飲みに行って、椎間板ヘルニアになって帰って来たらしいよ」
「ええー。なんでそうなっちゃうの」
「座ってた椅子が悪かったとか」
大変なことだと思うが、本当は変な店で変なことしようとしてたんじゃないのか。男は夜の姿を女房には見せないものなのさ。
さて、公園に着いてから、僕はやっぱり気持ち悪いのでベンチで寝てりゃいいやと思ったが、
「パパ、サッカーしよ」
タクにサッカーボールの蹴り合いを挑まれ寝かせてもらえず、明らかに爽やかな汗でない脂汗をかきまくった。二日酔いにかく汗は、アセトアルデヒド、なんつって。更にタクだけではなく女の子チームからも
「登り棒するから押さえてー」
と要請され、お尻を持ち上げてやらなければならなかった。Rと姉妹のお姉ちゃんはズボンなのでいいのだが、妹ちゃんはスカートであり、登り棒によじ登ろうとする妹ちゃんのお尻を押さえようとすると…うーん。これは…。
「ぎゃはははは!パンツ丸見えだよー!」
僕が敢えてスルーしようとしていたことをお姉ちゃんが大爆笑して叫んだ。押さえてないと危ないし、どうしてもカワイイイチゴパンツ越しに押さえることになっちゃうんだもん。しょうがねーべや。妹ちゃんは「だから何?」みたいな顔で全然気にしてなかったが…。
願わくばお姉ちゃん、このことを
「ねえねえ、今日ねーおもしろかったんだよー」
みたいにお父さんに報告しないで欲しい。僕がその立場だったらヘルニアだろうが這ってでも公園に付いて行くだろう…。
公園の帰り道はそんなことを考えながらちょっとびびっていた僕なのであった。
すなわち、「二日酔い酔い帰りは怖い」、なのである。
と怒られたので押さえられていいんか、
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■ドーナツの向こうに君が見えた。
2011年06月14日(火)
幼稚園での父親参観からの帰り道のことじゃった。
前々から息子・タク(5才)におねだりされていたのである程度覚悟はしていたのだが、
「ミスドに連れてって〜」
と猛烈にせがまれてしまった。タクがドーナツ欲しいと言えば娘・R(7才)も欲しくなるわけで。本当ははじめに嫁におねだりしたらしいのだが
「パパにお願いしてみたら?って言っておいたから夜露死苦」
と思いっきり僕にぶん投げて来たらしい。ドーナツあんまり好きじゃないのに…。そんなわけでドーナツドーナツ言いいながら歩くので
「帰り道に買い食いなんてみっともないこと。君の友達もきっとそんなことしないぞ!」
ともっともらしい説教をして突っぱねようとしたのだが、ミスドの前には同じ幼稚園の子とその親がズラリと並んでいて説得力ナッシング。ドーナツだけに、僕の策略穴だらけ。
ああ、ミスド如きで行列するなんて…僕の後ろも前も同じ幼稚園児とその父兄。Rとタクが
「どれにしよっかなー」
とキャピキャピしながら僕は
「ああ、ここで江古田ちゃんは廃棄ドーナツを袋ごと堂々と持ち帰ったのだなあ…」
江古田ちゃんというマンガに出て来た話をボーッと思い出したりしていた。
「パパは買わないの?」
「うん、いいや」
ドーナツの甘さは苦手だ。カレーパンとかあれば買おうかなとも思ったがそれもなく、Rとタクのだけを買うことにした。前の家族がドッサリ買っているのに比べ、たった2個だけ乗ったトレイのしょぼさといったら。
しかもしっかり者の嫁から持たされた割引券を差し出してお会計。すごい貧乏家族みたいでちょっとやだなあ。一杯のかけそばみたいだ。
家に着くなりバクバクと食べ始めるふたりであったが、タクが買ったゴールデンチョコレートというドーナツは、カリカリのトッピングがたっぷりかかっていて、それがボロボロ床にこぼれるんである。
「こぼしたらちゃんと拾え!」
ドーナツひとつ食わせるのもひと苦労である。
ミスタードーナッツとかけまして、露出狂とときます。
その心は、どちらも出す金(ダスキン)。なんつって。
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■参観王に、おれはなる!
2011年06月13日(月)
息子・タク(5才)の父親参観日。
嫁が仕事なので娘・R(7才)をひとり家に残して行けないのでRも一緒に連れて行く。
幼稚園の教室に入るなりタクは水を得た魚状態。友達とドンケツしたりしてじゃれ合っていた。その様子が面白くてビデオに撮っていると、ある女の子がやたらタクに絡んでくることに気が付いた。
これってひょっとして…と思いタクに聞いてみたら
「うん。あの子たっくんのこと好きなんだよ」
とサラッと言うし。かっこいいじゃないかこの色男め。一方Rは制服を着せて園児に紛れ込ませておけば分からないぐらいのちっこい。そんな幼稚園児と違和感ないルックスでもさすがに心は小学生なので、
アウェー感が漂っていた。婚活パーティーの壁の花みたい。ちょっと所在なさげで可愛そうかなあ…と思っていたが、中盤ぐらいから「あること」をやり始めたことにより活き活きとしてくることになる。
授業が始まるとみんな元気に歌を立て続けに6曲も歌う。タクは「他のパパ達が気になっていた」とのことでしょっちゅう顔をキョロキョロしており落ち着きがない。
その後は父と子で楽しむゲームである。風船をウチワであおいでゴールに運ぶというもの。
「パパ撮れないからRちゃん撮っててくれるかい?」
とRにビデオカメラ撮影を頼むと、これまでつまんなそうにしていたRが一気にパアっと顔が明るくなり、戦場カメラマンばりに熱心に撮影をしていた。ゲームが終わってからもカメラを離さず、最後までRの手による映像となった。
「うん。上手に撮れてるね」
僕は褒めてやったのだが。
「うー。手ぶれがひどいから目が回るー」
後で見た嫁は気分が悪くなってしまったようだ。
タクとゲームを楽しんで、似顔絵のプレゼントをもらう。一生懸命描いたであろう力作なので
「どうもありがとう。よく描けたね」
と褒めてやった。正直なところタクには非常に申し訳ないのだが、全然似てないのでかなりショックを受けてしまったのだが…。すごい頬がこけてて老けてて、まるでシャブでやつれて逮捕された田代まさしのよう。
「ここまで似てないっていうのも、ちょっと…」
後でこっそり嫁に話すと、嫁はニヤリとして
「本当の父親を描いてるんじゃない?」
とてもハレンチなことを言う。
「お前、冗談でもそういうこと言うのやめろよなああ!」
もしかしたらあの授業参観にいたオヤジ達の中に、こっそり本当のタクの父親がいたとしたら…。授業参観しただけなのに、ものすごく怖くなってしまった。
参観ガクガク。
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■参観することに意義がある。
2011年06月11日(土)
「土曜日は土曜参観だからパパ来てね」
と息子・タク(5才)に言われるまで忘れていた。土曜参観とは幼稚園の参観日で、実質上父親のためにある参観日である。それぞれのオヤジの似顔絵が壁に貼られていたりして、ゲームをして遊んで、最後にこの日のために紙粘土とかで作ったプレゼントをもらったりして帰って来る。大体がこんな流れだ。
この日の教室はキャピキャピとした園児達の新緑のような若い熱気と、ヨレヨレとしたオヤジ達の腐った柿のような加齢的廃熱がぶつかり合い、その狭間から魔界の異形の者かなんかが召喚されそうなぐらい、すなわちとても熱い。参観日ツウとしてはタオルを持参するところである。
「帰りにミスドでパパに買ってもらいたいってうるさいんですけど」
と嫁情報。
「え、そうなの?タク」
「うん。ドーナツたべたあい」
おのれ、最早メインは参観日よりミスドになってるだろ。
娘・R(7才)の時から数えて5年、
「これが最後の幼稚園参観日なんだなあ…」
もうひとり子供を作成する以外、幼稚園の授業を見られることは二度とないんだなあ…と感慨深げに嫁に言ったら
「私はまだあるけどね。ふふっ」
と得意気に言われたのでなんかむかついた。子供作成したろか。
更に今年は嫁が仕事を始めたので土曜日は嫁が家にいないんである。だから嫁が頼むのは
「Rも一緒に連れてってくれない?」
このことである。勿論原則はダメである。しかし幼稚園に事情を話して頼み込んでOKをもらったんだそうだ。
「まだまだRに留守番させられないからさあ」
と嫁は言うがはたしてそうだろうか。ここが僕と嫁の意見が分かれるところである。僕は5才ぐらいから留守番していた記憶があるからそろそろやらせてもいいとは思うのだが…。
僕が育った昔の栃木の田舎でのほほんとした環境と、そこは田舎の栃木で育った僕の環境とと、練馬とはいえ東京であり
「男が路上で女子児童に下半身を露出する事件が発生しました」
などというリアル練馬変態クラブが出現する今のそれでは比較にならないのかもしれない。
「いっそのことRにも幼稚園の制服着させて子供達の中に紛れ込ませておけば分からないぞ」
「それいいねえ」
Rは学年1ちっこいし、タクと双子かってぐらい背が同じなので嫁とそんなことを言い合ったが。多分ばれないだろうと。少なくとも他の父兄には…。
Rを連れて行っても
「何余計なガキ連れてきてんだよ!!」
みたいな攻撃的な目で見ないで
「ああ、家には誰もいなくてお留守番させるわけにはいかないから連れて来たんだなあ」
と優しく察していただくことを手と手を合わせてお願いする次第である。
お留守番の長谷川〜。
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■遠足の原則。
2011年06月10日(金)
「今日、遠足なんだよ〜」
朝から娘・R(7才)がウキウキしていた。震災の影響とかで、行き先がわざわざ遠足で行くまでもないような超近場のタダの公園に変更となり、全然「遠」足ではなくなってしまっていた。いわば近足。それは禁則事項です、みたいな。
Rもブーブー不満を垂れていたが、やはりみんなとどこかに行くことが楽しいので、直前になるとワクワクしていた。ランドセルの代わりにリュックを背負い、手提げバッグの代わりに水筒を肩からたすき掛けにぶら下げたRと一緒に家を出た。
すると一緒に行くお友達に
「水筒はリュックに入れないといけないんだよ!」
という掟を言い渡される。別にいいじゃんと思ったが遠足の掟は鉄の掟である。オヤツはいくらまで。バナナはオヤツに入るか否か。家に帰ってお母さんに「ただいま」と言うまでが遠足である。
この21世紀でも「バナナはおやつに入りますか?」という質問は定番なのだろうか。僕が高校の時には
「松坂希美子(巨乳AV女優)はオカズに入りますか?」
と質問したバカがいたものだが。そのバカは風の噂では現在インターネッツ上で家族の日記を細々と書いているという。
「パパ!水筒リュックに入れて!」
慌てて僕に背中を向けてリュックをふりふりするR。はいはいと水筒を突っ込む僕。他の子供達も遠足なので皆浮き足立っていた。昨日、朝っぱらからケンカしていて最悪の険悪ムードだった姉妹も今日はご機嫌である。
「そういえば昨日のケンカの原因はなんだったん?」
長女が号泣し、次女がしらばっくれ、父親もなんだか激怒してたっぽい、ややこしそうな家族模様は何が発端だったのか、一番なんかやらかしたっぽい次女ちゃんに聞いてみたら
「あ、あれはね、誰がゴミ捨てるかでケンカになったの」
超くっだらない理由(と言ったら失礼になるのか)でありズコー。それだけであんな修羅場になるとは。みんな見てる前だったし、もうちょっとやりようがあったような。
ゴミ出しだけに、もっと分別を。なんつって。
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■モーニングケンカ娘。
2011年06月09日(木)
朝、子供達と家を出る時に、娘・R(7才)と一緒に学校に行く近所の3姉妹がケンカをしていた。
どういう揉め事か知らんが、家の前で長女ちゃんの方がしくしく泣いていて、
「ちょっとー!お父さんが来いって言ってるよー!」
と、もう学校に行こうとしている次女ちゃんに叫んでいた。
「やーだよ、お父さんが来ればいいじゃん!」
次女ちゃんは明らかにびびっており、家の中に戻ろうとしない。どうやら次女ちゃんが何かやらかしてしまって、長女ちゃんがひどい目にあったように思える。
うーん、こっちはもう出掛ける準備が出来ているのでとっとと出発したい。でも父親が間に入るほど揉めてるので「どうしたの?」とは声をかけづらい。
そういえば、嫁が言っていたあることを思い出した。Rと同じクラスの女の子の話で、何か悪いことをした時にお母さんが
「お父さんに言うからね!」
と叱ると
「お父さんには言わないで〜!ごめんなさ〜い!」
マジ泣きして詫びを入れるんだそうだ。すなわちこのことから嫁が言いたいのは
「あそこの家って、お父さんが厳しいから恐れられてるんだよね」
ということであり
「それに引き替えウチは…」
ということなのであった。僕はダメである。叱ろうとしても面と向かってしまうとRや息子・タク(5才)が可愛くってしょうがないので
「だーめーじゃーなーいーかーもー」
という、お前がダメだろ、みたいなユルユルの叱り方になってしまうのである。Rもタクも、未だ真剣に叱るほど悪いこともしてないし。いや、その判断基準もユルユルなのかもしれない…。
そしてこの三姉妹のお父さんも何か厳しく叱ろうとしている…端から見ていた僕らにも緊張感が漂ってきたのだが、
「お父さんが家に戻って来いって言ってる!」
「やだ!」
長女ちゃんと次女ちゃんの押し問答は繰り返されており、結局次女ちゃんは戻ることなくとっとと行ってしまった。すると長女ちゃんは
「お父さん、もう二度とお前と喋らないって言ってるよー!」
と次女ちゃんに叫んでおり、なんなんだお父さん、その捨てセリフは…と思わず苦笑いしてしまった。父親がビシッと叱るのかと思ったら一気に子供のケンカレベルに下がってしまった。ここのお父さんもユルユルなのかもしれない。
しかしこの次女ちゃん、こないだも三女ちゃんを突き飛ばして鼻血を出させており、なかなかオテンバのようである。
鼻血とケンカは江戸の華、なんちて。
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■江古田在住の江古田ちゃんファン。
2011年06月08日(水)
「臨死!江古田ちゃん」というマンガがある。
東京練馬区・江古田駅近辺に住む、家の中ではいつも全裸で過ごす24才フリーターの江古田ちゃん。本命の男を狙いつつも、すぐやらせてしまうので男からはサセ子扱い止まり。一方で計算高く男受けの良い行動を取る女を「猛禽」と呼び天敵とする、そんな女の子の自虐ギャグ混じりの物語である。
マンガ「江古田ちゃん」のサイト(講談社)ドラマ「江古田ちゃん」のサイト(日テレ)アニメ「江古田ちゃん」のサイト(日テレ「ユルアニ?」ちなみに「江古田」の読み方は「えごた」「えこた」「えこだ」等、人と地域によって若干ブレがある。僕も江古田に住んでいるので、物語の中で「あ、ここは…」と思わせる地元ネタが出て来るのもいとをかし。そして娘・R(7才)と息子・タク(5才)も江古田ちゃんはおなじみのキャラになってしまった。
マンガの中身は主人公が全裸設定なので裸シーンが満載だし、やっちゃったりやられちゃったりの情事関係もわんさかあるのでとても子供達には見せられない。僕もさすがにマンガの中身は見せていないのだが、単行本のタイトルにある「江古田」の文字を見て
「あっえごたちゃんだって」
自分の住んでいる街だけにこれがきっかけで食らいついてしまったのである。更に鳥居みゆきが主演のドラマが放送されたり、アニメ化にもなっている。
ドラマやアニメではエロネタは緩和されているので見せてもいいか、と僕が見ている横でRとタクも見て覚えてしまったというわけである。
ただストーリーは全然分からないのですぐ飽きてしまってテレビを離れてしまうことが多い。だからそんなに思い入れのあるキャラではないと思っていたのだが…。
ある日、Rとタクを連れて江古田駅近辺を歩いていたら、
「ねえパパー。江古田ちゃんってどこに住んでるのかなあ。会ってみたいなあ」
なんてことをRがじみじみと呟くではないか。するとタクが
「江古田ちゃーん!どこー!」
道のど真ん中で叫ぶものだから全くもって恥ずかしいったらありゃしない。
「ていうか、君達そんなに好きだったのかよ!」
冷や汗を流す父には全く構うことなくタクはスキップし、ティッシュを配っている兄ちゃんに
「ちょうだ〜い」
と手を差し出しゲット。ついでにRももらっていた。僕は何故かスルーされた。なんと逞しい…。
江古田ちゃんのマンガの中でこんな話があった。夜中のミスド前に待機する江古田ちゃんと友人。店員が廃棄する商品を袋詰めにして外に出した瞬間それを掴んで去って行く。作者が本当にやったことなのか知らないが、子供達もこの街で逞しく育って欲しい。江古田は住みやすくてよい街なのだ。
「江古田はエコだ やめようポイ捨て」
という看板が街中に貼られているのでダジャレが趣味の僕にもポイントが高いしー。
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■皮膚科でひっ皮っ膚ー。
2011年06月07日(火)
娘・R(7才)を医者に連れて行く。
右腕の肘の内側っていうか肘窩っていうか、そこがかぶれているんである。以前嫁が医者に連れて行ったらしいのだが治っていない。アトピーではないし、あせもにしては長すぎる。
あと足の親指にトゲが刺さったとかでウオノメ化しているところがあるので、ついでにそこも診てもらうことにする。
「○○皮膚科がいいんじゃないか?」
僕が知っている皮膚科の名前を挙げると
「あそこヤバイ。すんごいおじいちゃんで薬の名前間違えたりするらしいよ」
「まじ?おっかねえ…」
多少誇張があるのだろうが、そこは避けて嫁がオススメする病院に行くことにした。整形外科がメインの先生なんだけれども皮膚科もやってるらしい。
「じゃあ行くかんねー」
歩いて出発。Rはてくてくついてくる。病院と聞いてびびったりしないでいい子になったものだな…と感心していたらケーキ屋の前で動かなくなった。窓から厨房が見え、ケーキを作ってる様子を覗いていたのである。
「パパ見て!ケーキ!ハッピーバースデー!」
「あんま覗くもんじゃないよ!」
すぐさま横道に逸れるRを制御しつつ病院に到着。まず受付で足の指にトゲが刺さってるかもしれない件を伝えたらレントゲンを撮られてしまった。
そして問診。
「ここのかぶれが結構長いこと続いてるんですが…」
と先生に説明すると
「以前はどんな薬塗ってたんですか?」
と聞かれたので、おおそうじゃ、Rの「おくすり帳」を持って来たのだった、と思い出し見せると
「ありゃ。ウチであげてたんだ。わはは」
「あはは」
嫁が連れて行った時のだったので僕も気付かなかったわー。先生は照れ笑いした後、
「今回はその薬の濃度を調整したものをお渡しします。それでも治らない場合はネリソー(練馬総合病院)で行って診てもらって下さい」
整形外科メインの先生だけに、皮膚科の治療はここまでらしい。そしてウオノメについてはスピール膏を貼られただけで、正直ドラッグストアとあんまり変わらない応対だったような…。ていうかレントゲンについては全然ノーコメントだった。被爆損かよ!
帰りに薬局に寄って薬をもらい、家に帰ってから
「これでよくなるといいねえ」
大事な大事なRの肌を労るように薬を塗ってやったが、なんかこう、物足りなかったような。やはり皮膚科メインの先生に診てもらった方がハッキリとした診断結果が聞けたのではないだろうか、と不満が残った。寝ている時でもポリポリ掻いていて痒そうな姿を見ると、かわいそうなんである。
ま、上記の通り、皮膚科より整形外科の先生だからしょうがない。
整形外科なのに、しかた内科とはこれいかに。なんつって。
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■世界で一番歌われている歌を、今日、あなたに。
2011年06月04日(土)
嫁が誕生日を迎えた。
かつて嫁が彼女だった時代、よく誕生日を忘れて絶望のズンドコに叩き落としたものだったがそういうことはなくなった。それは僕がきちんとそれを愛のメモリーにしたわけではなく、
「もうすぐ誕生日だね!」
娘・R(7才)や息子・タク(5才)がしっかり覚えているお陰による。ケーキを食べられるという理由で、誕生日が近付くとテンションが高まるんである。ただ、まだケーキもプレゼントも買っていない…。ケーキを買おうとしたら
「私に選ばせろ」
と止められるしプレゼントに至ってはまだ何するか決まっていない。
「欲しいものはいくつかあって…」
候補があって絞り切れてないようだ。
「帽子が欲しいんだよね。こないだなくしたから」
「なくした?」
嫁はよく紫外線防止帽子と称しノッポさんみたいな帽子をかぶっていたのだが、それを近所のスーパーで買い物をした時あたりになくしてしまったという。いちいち脱いだりした記憶はないという。だったらなくす方が難しいだろうに。よく赤白帽なくす幼稚園児か。
また嫁は定期入れが欲しい、とも言う。じゃあ僕が買ってやろうとすると
「いえ、私にはこだわりがあるから自分で選びたい」
などと言って僕のチョイスを拒む。電車なんて週イチも乗らないクセに、えっらそーに(小松政夫調)。
「私、今使ってるのがポケモンスタンプラリーでもらったやつだからさー」
「えっ。まだアレ使ってるのかよ!」
こんなの。小学生か。
そして嫁はバッグが欲しい、とも言う。
「また働き始めたから欲しくなったわ。A4の書類が入るのが欲しいのよね。私、今までブランドもんのバッグ持ってなかったから、ここに来て欲しいかも」
嫁とは長い付き合いになるが、ヴィトンだのプラダだのありがちなブランドもんのバッグを持っているのを見たことがない。海外旅行した時も見向きもしなかった。何回かプレゼントしてやろうかと言ったこともあるのだが、全然興味ないということで買ったこともなかった。それがこの年になって遅過ぎるブランドデビュー欲望が出て来たのであろうか。
「で、どれが一番欲しい?」
と聞いてみると
「うーん。まだわかんないけど、一番高いのになるのかなあ…?」
一番高いのっつったらA4が入るおブランドおバッグに決まってしまうではないか。一体いくらふっかけられるか夜も眠れなくなってしまう。おおそうじゃ。嫁の実家は八王子なので、片倉高校のスクールバッグとかどうだ。ってJCか。
帽子。定期入れ。A4バッグ。
この中で僕だったらどれが欲しいか。うーん。
家族計画用帽子。定期的に挿れれられる券。バックから攻めてえーよーん。
また下ネタになってしまった。
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■パン焼けるより「いじやける」(※)。
2011年06月03日(金)
※「いじやける」→栃木弁で「じれったい」とかそんな感じの意味。
「パンを作る体験教室に行かない?Rと」
パン作り体験教室なるイベントに嫁が応募したところ、当たったのだという。当選のハガキをちらつかせながら僕に言ってきた。
「僕、パンなんて作ったことないけど」
それを教えてくれるための教室なんだろうけど、本当にうろ覚えの知識しかない。
1.材料としてなんかの粉を使うような気がする。
2.粉をどうにかして伸びたり縮んだりするカタマリにする。
3.カタマリで顔を作る。
4.焼く。
5.「新しい顔よー」と叫びながら投げる。
6.「元気百倍」とか言いだしたら成功。
確かそんな感じだったような。
「ていうか君達は行かないのかい」
僕と娘・R(7才)だけでは息子・タク(5才)が可哀想である。しかし
「小学生がやれる応募枠と幼稚園児の枠が違うのよ。両方申し込んだんだけど、小学生枠しか当たらなかったの。だからあなた行かない?Rと」
パン教室がなければケーキ教室にすればいいじゃない。おーっほっほ。じゃなくて。それでタクが納得してくれるか心配になった。
ところでやたらと語尾の「Rと」を強調しながら話す嫁。Rとデート出来るんだぞ、ありがたく思え、という思いがビシバシ伝わってくる。ふん、そんな嬉しくなんか…。
「え、パパとRちゃんが行くの?やったああ」
話を横で聞いていたRがこれ以上ないくらいのニコニコ顔で僕に甘えて来た。うーん。やっぱ嬉しい。悔しいッでもビクンビクン。そしてRと僕が盛り上がっているので当然タクもそれに気付く。
「なんの話?」
うーん。タクの分は外れたってことはいいづらいなあ…と思いながらも
「あのね、パパとRがパン作る教室に行くって話」
恐る恐る説明すると
「パンツ食べるの?」
どうやら「パン作る」→「パンツ食う」という空耳アワーになってしまったらしい。パンツ食う教室ってどんな変態レッスンだよ。
「いや、パンを作るってこと」
「たっくんもやりたい!」
「それが…」
嫁が応募したんだがタクの分は外れてしまったことを説明すると
「う…う…」
やっぱり半ベソになってしまった。
「すまん。僕らが行ってる間、ママに楽しいところに連れてってもらってくれ。埋め合わせは必ずするから」
とか、
「たっくんは前『わんぱく教室』(という幼稚園のイベント)でお弁当作りしたでしょう。それ、Rちゃんがすごく羨ましがってたからパン教室応募したんだよ」
嫁とふたりがかりでなだめすかしてようやく我慢してくれたようだ。パンをこねないだけに、ダダもこねない。なんつって。いや、ダジャレじゃなくてタクは良い子だなあ。
ところで僕とRが参加となると…おそらく僕らが一番出来ない親子なのではないだろうか。僕は料理ビタイチダメだし、Rもまだ2年生だし。他に参加してくる親御さんどころか、よく親の手伝いをしている小学生とかにすら負けると思う。ミソッカスにされてもおかしくないレベルかもしれない。
他の参加者さまの足を引っ張らないように練習しておいた方がいいのだろうか…。いや、体験教室の前に自分で体験しちゃったら参加する意味がないっていうか本末転倒っていうか。そういうズブの素人のために体験教室はあるのだ、とも思いたいし…。
Rの前で恥をかきたくないっていうのもあるし、なんかどうしていいのか分からないのでとりあえずパンツ食う練習を…って違う。
パンと新聞はよく似ている。
どちらもキジが大切!
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■CMネタはすぐ風化するぞ。
2011年06月02日(木)
子供達の清らかな歌声で目を覚ますというのは爽やかなものである。たとえそれが
「ぐるぐるぐるぐる、グルコサミン」
というCMソングであっても。あのCM、初めて見た時から何故か知らんが耳について離れなくて、中毒性があるなあ…と思ってたら子供達にもただちに影響があった、というわけだ。つい僕もつられて
「世田谷生まれのグルコサミン」
後に続いて歌ってしまったら
「ちがうよ!世田谷育ちだよ!」
と息子・タク(5才)にダメ出しされてしまった。
「うそ!世田谷生まれだよ!」
「世田谷育ちだよ!」
こんなことで不毛な言い争いをしてもしょうがないのでインターネッツでしらべてみたら
CMが見れるサイト→
ココ(中田喜子さんも、ぐるぐる体操編)「世田谷育ちだった!」
「でしょ!」
子供達の方が正しかった。悔しい。しかし本当に悔しいのはそんなことではない。このCM、どうして熟女の胸元と分かっていてもついそっちに目線が行ってしまうのであろう。初めて見た時なら仕方がない。風が強い日に前を歩いている人のスカートがめくれて
「すわ生パンツ!」
と喜び勇んでも、よく見たらおばさんだったとか、そのような不幸な事故みたいなもんである。しかし2回目以降は違う!それは罠だと分かっているのだ!なのに情けないことに分かっていながら目線が胸元に行ってしまうのだ!これは男の性なのか。
男の性なら、そんなチープでプリミティブな欲望を理性で抑えきれなかったことが悔しい。中学生じゃないんだから…。そして目線が行ってしまう度に
「アホがみーるーブタのケーツー」
と、どこかで誰かにバカにされているような気がするのだ。だからテレビからあの歌が聞こえたら極力逃げるようにすることにした。
で、グルコサミンって結局何よ、という肝心なことは分からないままなのであった。
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■血は水より濃かったりそうでもなかったり。
2011年06月01日(水)
娘・R(7才)を含む、近所の子供達の登校パターン。
まず4年生3人組が一足先に家を出て、その5分遅れぐらいでR達2年生3人組が出発する、というのがいつもの流れだ。そして2年生トリオには僕と息子・タク(5才)のオマケが一緒に歩いて付いてくる。
今朝も4年生が先に出発し、2年生はトリオのうちふたり、RとAちゃんは外に出ていて、最後のBちゃんが出てくるのを待っていた。すると
「まってー!」
急に家から出て来たBちゃんが4年生を追いかけて行ってしまった。4年生トリオのうちひとりがBちゃんのお姉ちゃんなので、同級生より姉にくっついて行ってしまったわけだ。
「えー?なんで先に行っちゃうわけー?」
Bちゃんを待っていたRとAちゃんはブーブー文句を垂れる。いくら頭の中がお花畑のRもさすがに「せっかく待ってたのに!」とプンスカしている。すると
「うわああああああん!」
声はすれども既に姿は見えず。Bちゃんと思われる泣き声が聞こえてきた。これはわりとよくあることで、おそらくお姉ちゃんに泣かされたのだろう。BちゃんはR達を置いて行ったように、空気を読まない不思議ちゃん的なところがあるので、お姉ちゃんもムカついてケンカしてしまうのでは…と推測する。
「またケンカしてるのかな」
などとR達と言いながら僕らも出発したところ、
「びゃあああああ!」
Bちゃんは泣きながら戻って来た。なんと鼻血が出まくりで、泣きながらティッシュで拭いている。それを心配そうな顔をした通りすがりのおじいさんが荷物を持って付き添ってくれていた。
「Bちゃんどーしたの!」
「どうもありがとうございます!」
Bちゃんに聞きつつおじいさんにお礼を言う。
「○○に押されたあああああ!」
○○とはBちゃんのお姉ちゃんだ。押されて顔面から転んだのか?あっぶねえなあ…ということで
「とりあえずいったんおうち帰ろう、ね」
とUターンしたらちょうどBちゃんのお父さんが出勤のため出てきたので
「いやーすいません」
お父さんに引渡し、僕らは再び学校への道に戻った。途中、道端に少量の血溜まりがあり
「うわー。ここで転んだんだなあ」
見ているこっちの鼻がツーンと来てしまった。それにしても…4年生トリオの姿がどこにもないではないか。ケンカはいくらでもしてよい。しかしここまでケガしたら「ちょっとタンマ」ではないか。
「もしお友達がケガしてもほったらかしにしちゃダメだよ。どうしていいか分からなくてもとりあえずパパとかママとか、学校だったら先生とか大人を呼びなさい、ね?」
RとAちゃんとタクにはそう教えておいた。Rとタクにはそんな仲になって欲しくない。
4年生3人もいながら、真っ赤な血溜まり作って号泣する子を放って行ってしまうとは。しかもその血溜まりと同じ血を分けた姉もいたというのに。てめえらの血は何色だああ!みたいな憤りを感じた。一体どんな育て方してんだ!親の顔が見てみたい!
あ、さっき見たっけ。
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