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■ホップスタンプジャンプ
2010年07月31日(土)
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金曜日。昔風に言うと花金。トシちゃんマッチヨッチャンはたのきん。風邪もないのにぶらぶらしているのは玉金。

朝から雨が降っており、夏休みでヒマを持て余している娘・R(6才)と息子・タク(4才)をどう遊ばせるか悩む嫁の姿があった。僕は仕事だし。

「スタンプラリーでも行くかなあ…」

と呟いていたが、夜帰って来たら本当に行ってきたようで

「パパ見て見て〜」

Rもタクもスタンプ帳を僕に見れ見れと迫る。JRも私鉄も都営地下鉄も鉄道会社はこぞってスタンプラリーをやっているが、子供達が選んだのはJRのポケモンスタンプラリーであった。

もうすっかり夏の定番になってる感がある電車のスタンプラリー。電車がいっぱい走ってる都会限定なのだろうけれども。田舎なんざ駅まで行くのに車で何十分だし電車も1時間に1本とか2本だもんなあ。そういえば僕は小学生の頃の夏はオリエンテーリングが楽しかった思い出がある。あれと似たような楽しさがあるな。

やってる子供自体は楽しいのだろうけれども大人は大変である。暑い中電車に乗ったり降りたり。駅構内を歩いて階段を昇ったり降りたり。何年か前、仮面ライダーとプリキュアのスタンプラリーをやった時は、まだタクがベビーカーだったので大変だった。途中疲れて「ダッコ」とか言うし。

今はもうベビーカーは卒業し、自分でちょこまかと動き回れるのでその点は

「楽だった」

と嫁は言う。ただうまくできたもので、どのポケモンのスタンプがどの駅に置いてあるかはあらかじめ決まっているのだが、人気のポケモンほど辺境の駅に行かないとないんである。

ピカチュウは蒲田駅(23区最南端の駅)だし、ディアルガ(八王子)、アルセウス(立川)、ミュウ(千葉)などはもう都区内ですらない。

都区内乗り降り自由のキップで回ったので、都区内を外れるとかかるお金が思いっきり違ってしまうんである。

一応6コのスタンプを回れば景品を貰えるので、それぐらいで終わりにして帰って来たと言うがそれでも本当に嬉しそうなRとタク。もっと大きくなったら全スタンプ集めるとか言い出しそうである。付き合ったら死にそうであるが、そのぐらいの年になるとさすがに自分だけで行けるかな…。

スタンプ帳は何故か3冊あり

「1冊多くない?」

と聞いてみたら

「私もやった。うへへ」

嫁。おまえもか。

「じゃあ嫁。今日はやらせてな」

「え、なんで」

「やらせてやらせてやらせてえええ」

スタンプだけに、押して押して押しまくれー。みたいな。
我が家では、子供ポケモン父勃起モン、みたいな。

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■ウォーク・ザ・ダイナソー
2010年07月30日(金)
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東京ディズニーランドに行った娘・R(6才)と息子・タク(4才)。

「こんな面白いこともあった」

と嫁が言う。ウェスタンリバー鉄道に乗った時のこと…。どうでもいいけど、ウェスタンリバー鉄道って、訳すと西川鉄道である。ツッタカター、ツッタカター。西川といえば「のりお」派の僕はそのように連想する。「きよし」派や「峰子」派、「布団」派だとそうはいかないであろう…ってそれこそどうでもいい。

その鉄道に乗って探検していると、恐竜がいるのだという。

「恐竜だー!ほんものだー!」

本物だと信じて疑わないタク。一方、嫁友達母子のタクと同じ年の子は

「ちがうよ、にせものだよ」

至ってクール。ふたつ上のRも勿論ニセモノだと気が付いていて

「ほんものだよ」

「にせものだよ」

意見が真っ二つに分かれて論争していたという。そこで車掌かなんかが

「今日ここで見たことは誰にもしゃべっちゃいけませんよー」

とか言うもんだからタクはますます「本物だ」と確信してしまったらしく

「えっパパにも言っちゃいけないの?」

興奮して車掌にくってかかり、それを見ていた嫁友達は

「カワイー!1日貸して!」

その純朴さに感激していたのだという。成程、ディズニーに行ってから2日経つがその話はタクから聞いておらん。ちゃんと約束を守っているのだろう、と思いこちらから聞いてみた。

「タク、恐竜見たんだって?」

「えっ誰から聞いたの?」

思いっきりビックリしてるし。

「いや、ママから聞いたんだよ」

と安心させると

「そうだよ!恐竜の本物がいたんだよ!」

興奮が蘇った様子。でもRが

「ちがうよ。にせものだよ」

横からツッコミを入れるので

「ほんものだよ」

「にせものだよ」

また論争が始まってしまったので

「本物と信じている人には本物が見えるのさ…」

いかにも嘘くさいことを言ってしまったらタクは喜んだがRは

「なんだそりゃ」

と呆れていた。うーん。いくら頭の中がお花畑のRでもこの言葉では誤魔化されないか…。

恐竜は絶滅しました。
僕は言ってることが支離絶滅です。

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■デゼニランド
2010年07月29日(木)
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嫁と子供達が、嫁友達の母子と一緒にディズニーランドに行っていた。

朝、僕より早く出掛けていったけれども…いいなあ…扶養家族が夢と魔法の王国に行っている間、僕だけ夢も希望もない現実。フフフ、いいのさ。人(にんべん)の夢と書いて儚いと読む。

それでも子供達は楽しんでいるのだろうか、最近天候が不安定だからなあ…などと心配し、夕方携帯で天気予報をチェックしてみた。すると

「竜巻注意報」

とか出てるんですけど…大丈夫かおい。

僕は夜10時頃家に着いた。家に入ると娘・R(6才)がまだ起きていた。というか嫁達も帰って来たばかりだという。

「惜しい!多分電車1本違いだよきっと」

と言いながら慌ただしくRを風呂に入れる嫁。一方タクはガーガー寝ていた。さすがに電車の中から寝ているらしい。

嫁達は夜のパレードまで観るつもりで遊んでいたが、雨が降り中止になってしまい帰って来たのだという。それでも開園直後から遊べたはずなので充分楽しめたろう。

「あのね、とっても面白かったよ」

もう眠いだろうに、それでもRは目をキラキラさせて土産話を聞かせる。余程楽しかったのだろう。

「行ってよかったねえ…何が一番楽しかった?」

と聞くと

「トイ・ストーリーの、銃をばんばんするやつ」

「へー」

…そんなのあったっけ。しまった。話を合わせられない。まだRもタクも小さいから有名どころの絶叫系アトラクションは乗れないんである。だから僕はあまり子供達を連れて行く気にはなれないんだが…。

「あとね、『かんなおみ』ちゃんがいたよ!」

「えーっ」

昨日の日記に書いたが、現総理大臣とたった1字しか違わないRの同級生女の子。近所の盆踊りに来るかも…とRが言ってて結構ワクワクしてたんである。どんな子かなあって。

でも会えなくて、ディズニーでは会えたのか!そっちのほうが凄い偶然である。僕、その子に会えるだけでもいいから行きたかったなあ…。

翌朝、目覚めたタクも

「ディズニーランド楽しかった」

行く前はピューロランドの方がいいとかほざいていた癖に、もの凄い手のひら返しで絶賛していた。

「なにが一番楽しかった?」

タクにもこの質問をしてみると

「いっつあすもーるわーるど」

「へーーー」

僕からすれば退屈以外の何物でもないアトラクションだが、これぐらいの小さい子にはちょうどよい面白さなのかもしれない。

「じゃあ問題です。たっくんがイッツアスモールワールドを観ている間、パパは何をしていたでしょう」

「パパ、お仕事でしょ?」

「せいかいー」

イッツアスモール会社である。

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■ナオミよーん
2010年07月28日(水)
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栃木から帰ってきた日曜日の夕方、町内では盆踊り大会が行なわれていた。

この日は朝から午後2時ごろまでプールで遊び、更に栃木から東京までの長旅、という娘・R(6才)と息子・タク(4才)は、長旅で疲れていても

「お祭り行きたい〜」

そりゃそうだろうねえ…というわけで一旦家に帰って荷物を置いて速攻で祭り会場にゴー。

「マヤちゃんとか来てるよきっと」

近所の友達もいるに違いない、と嫁が言ったところ

「なおみちゃんも来てるかもしれないよ!」

Rが付け足した。

「なおみちゃん…って誰だい?学校の友達?」

聞いたことがない名前だったのでRに尋ねると

「うん。かんなおみちゃんっていうんだよ」

「もしかしてお父さん総理大臣?」

「かんなお」まで一緒なのですげー!と思った。

会場に着くとRとタクは

「やきそばたべたーい」

「チョコバナナたべたーい」

「わたあめたべたーい」

早速屋台の食べ物を欲しがる。ちょうど腹減る時間だし、帰って来たばっかで何の夕飯の支度もしてないのでホイホイ買い与える。

「いそべやきたべたーい」

ドサクサに紛れて嫁。分かったよ買ってやるよ。テキヤではなく町内会の屋台なので良心的価格なんである。近所の友達とも会えて一緒に食べるRとタク。

でも肝心の「かんなおみ」ちゃんはいなかったようであり、首相も来ていなかったが(当たり前だ)区長は来ていて挨拶していた。お祭りとかって必ずローカル政治家が来るね…。

去年はRもタクも盆踊りの輪に加わって踊っていたものだがさすがに疲れていたらしく、食べるだけ食べたら

「もうおうちかえりたい〜」

と弱弱な発言をし、更に雨もポツポツと落ちてきたので帰ることにした。僕ら以外の人々もゾロゾロと帰り仕度を始め、もう雨で中止かな、と思われた。しかし

「雨が降ってきましたが今年の雨対策は万全です!太鼓は濡れないのでこのまま続行します!」

祭り運営本部はまだまだ続きます!とやる気満々。

「いやいくら太鼓が大丈夫でもねえ…」

太鼓だけに防水は太鼓判ってか。

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■オサレ30・30
2010年07月27日(火)
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栃木に帰省中、たらちねの母が娘・R(6才)と息子・タク(4才)に服を買ってやると言うので、ありがたくお言葉に甘える。

買う場所は佐野市というところにあるジャスコである。中に入るとド派手なキャバクラ嬢みたいな化粧とラーメン二郎のヤサイマシマシみたいに盛り上がった頭の女の子3人が歩いてきた。しかも3人ともベビーカーを転がしている。すげー。あれで子持ちか…。

そうか、僕はたかがジャスコ、スーパーじゃんと侮っていたが、栃木では「精一杯オシャレしてくるべき所」なのだ、と気付いた。そうだよなー。僕も高校生ぐらいまでイトーヨーカドーをデパートだと思ってたもんなあ。

さて、そんな中で子供服売り場に入った僕ら。まずRの服を決める。決めるとなると、母と嫁とRが三者三様の好みを主張し合い、激突する。

女が服の買い物にかける時間は、オヤジの朝のうんこタイムより長い。下手すりゃ日が暮れるので僕は隣の本屋に逃げて時間を潰すことにした。

で、戻って来ても案の定買い物は終わっておらず、まだタクの洋服を決めかねていた。

「これがいいんじゃない?」

と嫁が言うと

「やだ!こっちがいい!」

とタクも自分の好みを主張する。

「えー!」

嫁はマユをひそめるが

「タクのセンスを尊重しようぜ」

親が押し付けてしまっては子供のセンスが伸びぬと考えた僕はタクの味方をした。

「わかったよう」

嫁は渋々承諾する。

「じゃあこれお願いしますってお店の人に言え」

とタクに服を持って行かせようとすると

「やーだ!着てみたいの!」

いっちょまえに試着してみたいのだと言う。どうやらRが試着したのを見て自分もやってみたくなったようだ。

試着室に連れて行き、

「ここで脱いで、着るんだぞ」

とカーテンを閉める。30秒後

「パパー。ちんちんー」

フリチンで飛び出して来た。多分やるだろうなとは思っていたので速やかに全力で押し返した。

「あほかお前はー!ちゃんと着ろ!」

改めて着替えて出て来たタクを見た嫁は

「あら素敵」

さっきこの服を全否定した癖にまんざらでもない様子だった。タクもいつの間にかオシャレになったものである。

そういえば僕なんか最近まともに服買ってないなあ…。弟がポロシャツを着ているのを見て

「あなたもこういう年相応のカッコすりゃいいのに」

と嫁に言われてしまったぐらい30代相応の服を持っておらん。ふざけたTシャツとか20代のセンスのままの服しか持っていない。こないだも「月火水木金正日」と書かれたTシャツを着ていたが、電車の中で女子中学生に大爆笑されてしまった。

そんなわけで年相応とか言われても、逆に分からないのである。この日記やくだんのTシャツの通り、

オシャレよりダジャレなんである。

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■夏の忘れ物
2010年07月26日(月)
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栃木の実家に帰っていた。

クソ重い一眼レフのデジカメを首から下げていたのだが、ふと子供達を撮ろうと思い電源を入れたら

「カードを入れて下さい」

ギャアアアアア、SDカード、家のパソコンに挿しっぱだったアアアアア。これで週末の子供達の風景がパアになった…プール行ってたくさん写真撮ろうと思っていたのに。

「あなた何やってんの…」

嫁にも呆れられ、そんなわけで全くやる気が無くなり、実家で日記を書こうとわざわざ重いノートパソコンも持って来たにもかかわらず、全く開くことがなかったサンデーモーニング。

子供達の朝は早い。

ゴセイジャー・仮面ライダー・プリキュアといった娘・R(6才)と息子・タク(4才)が大好きなテレビが満載なんである。

僕もゴセイジャーを一緒に見ていたが、なんか眠くなってしまったので冒頭部分だけを見て二度寝してしまった。確かピンクとイエローの女の子ふたりが、海に行って泳ぐのよキャー、みたいな話だったような。

さては水着になるのか、さすがふたりともグラビアアイドルなだけはある、最近の子供向け番組はお父さん向けのサービスも多いのかな…なんて考えながら見ていたのに、そんなワクワクした展開で寝落ちするとはなんという不覚。

気付いた時には仮面ライダーダブルになっていて…悔しかったのでタクに聞いてみた。

「エリとモネは泳いでいたのかい?」

「うん。およいでたよ」

おお、やはり水着シーンはあったのだ。

「それでどうなった?」

「おっぱい水着がとれちゃったの」

「なにー!ポロリかー!」

まさか朝っぱらの、しかも子供向け番組でそんなお色気サービスがあるとは…。

そんな悔しい朝を過ごした後、プールに出かけた。子供向けのプールなのでポロリしてほしいような若いギャルは皆無。しかし東京と比べ栃木のママさんは若い。Rやタクぐらいの子供を持つママさんの水着姿と、うちの嫁やRの友達のママさん等を思い浮かべ比べてみると、見た目で10才は違うんではなかろうか。

東京版だと既にすっぴんに毛玉もっさりジャージ、といった「女終了しました」感が漂いまくりなのであるが、栃木は違う。年齢の若さもあるのだろうが、プロポーションも保ってるし顔や髪型の造りも隙がなく、「まだまだ現役」といった気合いの入り方が伝わってくる。

そんなことを嫁に言ってみると

「それは認めるけど、パパも若いってことだよ」

はいすいませんでした。

で、Rやタクとプールで遊んだのだが、ふたりとも去年より格段に上手くなっている。去年までは浮き輪を離せなかったが、今年は自由自在に泳ぐわ潜るわ、スイミングスクールで上達したスキルを見せまくりである。

海に連れてった時はくるぶしから上は絶対濡れようとしなかった癖に…。

「だって海はしょっぱいからきらい」

もうお前ら海連れてってやらん。

午後2時過ぎ、プールで力の限り遊んで

「つかれた〜もう帰りたい〜」

ようやく体力の限界を感じたRとタクが帰りたいと言い出したので引き上げることにした。更衣室で水着を脱ぎ、Gパンをはこう…って思ったら、ない!

ギャアアアア。着替え家に忘れて来ちゃったアアアア。実家で水着に着替えて、車で来たもんだから…。

このびしょ濡れの海パンで帰るしかない…また嫁と母に思いっきりバカにされるんだろうなあ…。更衣室で呆然とする僕。現実逃避の意味でものすごい下らないことを考ていた。

更衣室と一緒に「行為室」というのもあれば、みんな水着プレイとかしてものすごい使用率になるんだろうなあ…。

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■ハッピーマンデー
2010年07月24日(土)
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夏休みに入って伸び伸びとしている娘・R(6才)と息子・タク(4才)。

「ねえパパ、げつようびは会社おやすみ?」

Rがこんなことを言った。

「いや、休みじゃないけど…」

「えー。つまんなーい」

と言われましても君達と違って夏休みなんかないのだ!何故月曜日にこだわるのかというと

「月曜日、晴れたらディズニーランドに行くの。○○ちゃん(嫁友達の子)と」

「ええっ。そうなの?」

聞いてねーよ嫁。

「雨が降ったらピューロランドなの」

「へええ…」

晴れたらディズニーランド、雨ならピューロランドか…。別世界のような話である。僕はこのところ忙しくてテンパっていおり、全然夏って感じがしない。連日午前様でなかなか休みを取れない。

先週の3連休では1日だけ休めて江ノ島に行ったが、なんか子供達を遊ばせる義務感だけで連れて行き、そのわりにはRもタクも全然泳ごうとしないので、これも全然「夏☆しちゃってるBOY」って感じがしない。

ただし暑さだけは実感できている。休日や残業中のオフィスは空調が止まっているからね!サウナ並である。

そんなわけでみんな夏を満喫しているのに、僕だけ置いてけぼり…みたいな孤独感を覚えた。

「ホントに行くんか。ディズニー。このクソ暑いのに…」

ミッキーの中の人もぶっ倒れるんじゃないかってぐらい(建前上は「中の人などいない!」なんだろうけど)暑いのに、Rとタクは大丈夫なんだろうか、と嫁に聞いてみたら

「いやー。○○ちゃんが行きたいって言うからさあ」

あくまでウチは誘われてるのよアピール。いやそういうことじゃなくて…。するとRが心配そうに言った。

「Rちゃんディズニーに行きたいの。でも天気予報は雨のマークなの」

「ありゃ、天気悪いのか」

確かに今のところは「晴れ時々雨」になっている。夕立でも来るんだろうか。一方タクは

「たっくんはピューロランドの方がいい!だってミッキー好きじゃないんだもん」

なんとディズニーのトップスターを嫌いだと言う。僕もメリケンの大味なキャラは総じて好みではないのだが

「他にもプーさんとかいるよ」

と教えると

「えっ。プーさんは好き…。やっぱりディズニー行きたい…」

あっさり心変わりするタク。どうやら彼は熊キャラが好きなようだ。ポケモンのヒメグマや、昔宇多田ヒカルがみんなのうたで歌ってた「ぼくはくま」等、今でもそれらのぬいぐるみが大好きなんである。

「じゃあパパも月曜日は会社行きながら晴れますように、ってお祈りしておくよ」

ふたりは今からとても楽しみにしているようであった。何せ晴れならディズニーランド、雨でもピューロランドである。もし僕が子供でも夢のような選択に思えるであろう。

そんな夢のような1日を僕だけ一緒に過ごせない。どっちのランドにも行けないという寂しさを紛らわすためには、やはり僕もランドに行かなければならない。

となるとソープランドしかない、という結論に達しても…無理はないな!

フェラルドダックでヌッキーマウスだウヒョ〜。

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■アンハッピーセット
2010年07月23日(金)
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このところ忙しかったので、いつもより早く仕事に出かけていた。

普段なら子供達と一緒に家を出て、僕は駅まで、子供達は学校までの道を一緒に歩いて行くのだがそれが出来なかった。

ようやく落ち着いたので今日は一緒に行ける…そして子供達よりも遅くまで寝ていられる…と出かける直前まで爆睡ぶっこいているつもりだった。でもそういう時に限ってうるさいのが子供である。

じゃかじゃんじゃかじゃんじゃん♪

なんだかけたたましいサウンドにより叩き起こされた。マックのハッピーセットのオマケでついてくる楽器のオモチャだ。しつこく流れるCMで見ていたが、チープなおもちゃで飽きやすいしうるさいだけだし、というのは一目瞭然だったので絶対買い与えるものかと思っていたのに、

「つい昼ごはん作るのに疲れて…」

嫁が連れて行って与えてしまったらしい。

「頼む…パパが寝てる間だけはそれで遊ぶの勘弁してくれ…」

とにかく寝不足なので辛すぎる。娘・R(6才)と息子・タク(4才)にそう頼んで寝直した。これで安らかに眠れる…と思っのだが大間違いだった。暑かったので僕がTシャツにトランクスいっちょうで寝ていることに注目し、

「ぎゃはははは!、ぱぱ、ちんちん見えてる〜!」

ふたりして僕のちんちんをトランクスの横から引っ張り出そうとしているではないか!

「やめろおお!」

しまった。あまりの暑さでパジャマのズボン履くのかったるかったから脱いでしまったのは軽率であった…。これにはたまらずもう起きるしかなかった。着替えて、出勤の準備をもっさりと進める。一方、Rとタクは妙にいつもよりちんたらちんたら朝飯食ってるなーと感じたので

「ほら、早くしないと遅れるぞ」

とケツを引っぱたこうとしたら

「昨日から夏休みよ」

ガビーン。ああ…せっかく久しぶりに一緒に家を出ようと思っていたのに…。

「ぎゃははは!」

じゃんじゃかじゃんじゃん♪

僕が起きたことにより再び楽器のおもちゃで遊び始めるRとタク。

楽器が2つ。そうか。2楽器までおあずけってことなのね!

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■イッヒリーベ語りー部
2010年07月22日(木)
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「ねえお話してー」

娘・R(6才)と息子・タク(4才)と一緒に寝る時は、必ず物語を読むことをせがまれる。

はじめのうちは桃太郎とかメジャーどころの昔話をしていたが、ネタも尽きたので昔話がいっぱい載っているサイトを携帯で開いて、その中からチョイスして話すことにしている。

ある夜、いつもと違い

「カエルになったぼたもち、のお話して〜」

逆にタクが昔話を指定してきた。その見ているサイトは検索機能がないので、めんどいから「かえるになったぼたもち」とググってみた。すると、「まんが日本昔話」で放送されたそのまんまの動画がYOUTUBEにあるではないか。

「これみたーい」

動画で見れるRとタクは大喜びである。うーん、著作権的には思いっきりアウトなんだろうけど、見れちゃうんだからしょうがないじゃん…。スカートがめくれて見れちゃうんだからしょうがないじゃん…、みたいなJKのパンチラ目撃の口実みたいなことを呟きつつレッツ動画鑑賞。

うーん、携帯でこんなに綺麗に、スムーズに見れてしまうなんてインターネッツ恐るべし。別の日にまた検索してみたら誰がUPしたのか知らないけど、かなりの「まんが日本昔話」があることが分かった。

「これみたい!」

「やだ、こっちがいい!」

Rとタクがケンカしながらどのお話を見るかを決め、結局

「三枚のお札」

という話を見ることになった。このお話の大体のあらすじは、山姥(やまんば)に追われる小坊主が三枚の不思議なお札を使って逃げ回る、というお話である。素朴な絵柄のアニメなので全然おどろおどろしくないんだけれども、

「こわい!やまんばこわい!もうやめて!」

それでもRとタクにとっては追いかけてくる山姥はとても怖い存在であったようだ。

「大丈夫だよ、今時山姥なんてセンター街にもいないから」

そう慰めても眠りに付くまで結構ビクビクしていたのがわりとかわいかったりして。さて携帯を畳んで…と思った矢先にメールが着信。区が発行する防犯メールであった。

『7月××日14時20分頃、ムカデが丘六丁目で、自転車に乗って下半身を露出した男が、下校途中の女子児童に声をかける事件が発生しました。児童は走って逃げ、無事でした』

現代社会には山姥より恐ろしいモンスターがいるようである。そして現在、山姥は日本にはいないがハワイにいる。

ヤマンバーパールハーバー。なんつって。

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■海水欲情
2010年07月20日(火)
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モンサンミッシェル
モンサンミッシェル…。まるでファンタジーの世界から抜け出たような幻想的な風景。一度写真を見た時からいつか必ず行きたいと思っていた。

今回、休みを利用して遂に行くことが出来た。

江ノ島
どどーん。若干違うような気がするがまあよい。

「じゃあ海で遊ぼうぜー」

娘・R(6才)と息子・タク(4才)を水着に着替えさせて、モンサン片瀬江ノ島海岸でさあ泳ぐぞーと気合いを入れたところ

「やだ。海入らない」

「なんで!」

「水がしょっぱいから」

そうなのだ。Rとタクはプールは大好きなのだが海に入るのは嫌い。理由は水が塩辛いから。と鍛える意味で敢えて連れて来たのだが…

「砂遊びする」

「貝殻探す」

ふたりとも絶対海に入らない遊びしかしない。

Rとタク
なのでこんな地味ーな写真しか撮れない。タクに至ってはモンサンミッシェル名物モンサンヤキソバやモンサンフランクフルトと食べたら爆睡してるし。タクが寝てしまったので嫁と交代でRとタクに付き添いする。

寝ているタクの横でゴザに座っていると、周囲のいくつかのギャル集団にナンパ男達が群がる群がる。回転寿司並の速さで次々と来る。すごいなあ…。

で、できるだけ海に入るよう誘おうとし、午後になってやっとRがやる気になり、浮き輪を持って海に入ろうとするのだが、波が来ると逃げる。三歩進んで五歩下がる状態。

結局ふたりともふくらはぎぐらいまでしか濡れてない、という結果になってしまった。去年も海に入るのはイヤイヤ言っていたけれども、それでもちょっとは泳いだんだけどなあ…。

たっち
関係ないが海岸でネタをやっていたザたっち。

「じゃあそろそろ帰りますかねえ…」

遠出したわりにはあまりテンションが上がらなかったな…と若干しょんぼりしながら帰りの電車・モンサン小田急線に乗る僕と嫁であった。

Rとタク
帰る直前が一番イキイキしてるってどういうことだ!

休み明けからまだ怒濤の仕事が始まる…。海の水より社会の荒波の方がよっぽどしょっぱいんだぜ…。

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■朝顔の花一時
2010年07月19日(月)
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数日前よりウチに朝顔の鉢植えがある。

父親参観の時に娘・R(6才)のクラスで見たヤツだと思った。

「これ、Rが学校から持って来たのか?」

と嫁に聞いてみると

「Rがそんな重いの持ってこれるわけないでしょ!呼び出されたのよ!私が!」

「はいはいお疲れっす」

「夏休みになったら観察絵日記付けなきゃならないのよね。Rのことだから書かずに溜め込んじゃいそうで…」

「毎日デジカメで撮っておけばいいじゃん」

「それいいねえ」

たまに息子・タク(4才)のちんこ写真も混ぜといたりしてな。まだつぼみですーとか言って。

この3連休のうち土日は休めず仕事。子供達と遊ぶことも出来ず、朝Rと一緒に朝顔を観察することだけが楽しみとなった。

早く起きて確認すると、いくつもの花が咲いていた。花の色はピンクだ。青よりもRらしい色である。なんとなくRの可憐な雰囲気にも似ている…と感じるとますますこの朝顔がRに似ているように思えてくる。朝顔と一緒で、寝る時は僕に巻き付いてくるし。朝顔の君ってか。

「R〜今朝もいっぱい咲いてるよ〜」

とRを呼ぶ。ここで千利休だったら満開の朝顔を全て切り落とし、一輪だけ部屋に飾っておく、というイヤらしいことをするのだが、そんなことをしたらRに嫌われるのでそんなエセ教養人みたいなことはしない。

「わーきれいだねえ」

Rとしばし眺める。

「お水くんでくる」

Rはコップに水を汲んで、鉢植えにダバダバと注ぐ。なんか水が溢れそうなんですけど。

「あんま水やり過ぎても枯れちゃうぞ」

「だいじょぶなの!」

「そうか?」

若干心配になりつつもそろそろ仕事に行かなければならぬ。Rは枯れた花を摘んだりしてメンテに余念がない。今、朝顔の世話に夢中なんだなあという熱意が伝わってくる。

「じゃ、パパは会社行ってくるね」

「うん」

「じゃあね!」

「うん」

2、3度呼んでもRは生返事しただけで、朝顔を眺めたままこっちを見やしない。

「R〜こっち見てよ〜」

朝顔に 娘取られて オラ行けず 

なんつって。

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■髪を切った私に「違う人みたい」と言って欲しいんか
2010年07月18日(日)
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朝は近所のちびっ子達が集団登校のために集まっている。

僕も娘・R(6才)や息子・タク(4才)と途中まで一緒に行くのでみんなと待ち合わせである。

「Rちゃんパパ7ばーん」

いつも出てくるのが早い子に順番付けをされ、ビリになると

「ぎゃはは!ビリー!ビリー!」

バンバンでもアイドルでもブートキャンプでもないのにビリー呼ばわりされ、更に

「遅れてごめんなさい」

と謝罪しなければならないという辱めを受けるので注意が必要だ。

ある日、向かいの家の三姉妹のひとり、まみかちゃんと目が合った。

「あれ、髪切ったの?」

「うん」

「そーかそーか、かわいいね」

彼女はわりとアイドル顔なので短い髪型でもとてもかわいかった。かわいい子はどんな髪型でも似合うなあ…と思いつつ、会社に向かった。

で、帰ってからの夜、嫁は起きていたので

「メシ」

「はい」

「風呂」

「はい」

「やる」

「やだ」

「寝る」

「はい」

とても事務的な会話のみを交わし、体は交わらず、寝た。

翌朝、また集団登校&僕会社。僕が家から出た時は既に嫁も出ていた。嫁は子供達や他の子のママさんなどと話している。うーん、なんか、嫁の顔がいつもと違うような…。

「あっ。お前髪切った?」

「昨日の晩気付よ!」

嫁は昨日髪を切ったらしいので、僕は昨晩思いっきりスルーしていたことになる。

「まみかちゃんの髪型はすぐ気付いた癖に!」

と嫁に怒られたがちょっと待って欲しい。まみかちゃんに気付いて嫁に気が付かないのは当たり前である。男というものは常に若くてかわいい女の子を最優先して見る生き物だからである。

だからまみかちゃんの変化にはすぐ気が付くし、「髪切ったね」みたいな話の掴みが出来てオッケーである。それに対して若さもかわいさも求めてない女の人の外見はどうでもいい。髪型も長かろうが短かろうが文金高島田だろうが昇天ペガサスMIX盛りだろうが何だっていいんである。

それなのに何故いちいち女が髪を切ったことに対しリアクションを取らなければいけないのだろうか。逆に女性だって僕のようなオヤジがたかが散髪したぐらいでいちいち突っ込まないだろう。

髪を切ることがそんなに一大イベントなのだろうか?それとも心底どうでもいいと思っていても、少しでも気付いたならば

「髪切りましたネ」

と声をかけるのがイケメンの気配りってやつなのだろうか。

また、長年見慣れている嫁は特に難しいんである。長年の付き合いで嫁は「嫁」と記号化されているのであんま細かいところまで見ないのである。だから

「髪切ったぞ。ほれ見れ。ほれ気付け」

みたいな気付いて当たり前、気付かなきゃ愚鈍、みたいなツッコミ待ちはやめてもらいたいものである。

ちんこのツッコミ待ちなら大歓迎なのだが…。昨晩断られてるし。

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■小悪夢ageha
2010年07月16日(金)
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夜中、インターネッツで人には言えないようなサイトを徘徊していたら

「しくしくしくしく…」

隣の部屋からさめざめと泣く声がしたので、なんかおばけっぽくてやだなあ…と思いつつそろーっと隣を覗くと布団の上に正座する息子・タク(4才)の姿が。そして彼の心のよりどころ、タオルを鼻と口に当てふんふんしながらシクシク泣いていた。

「ぶっ。なんで正座。どしたん」

悪さして和尚さんから説教喰らった小坊主みたいで思わず笑ってしまったが

「あのね、変な夢見て怖くなったの…」

なるほど、それは怖かったろう。真っ暗な部屋に起きているのはただひとり。嫁は

「むうん…」

物音に気付いてはいるけれども頼むから寝かせてくれ、といった感じで眠さに負けて起きられない感じ。とても心細い心境であるに違いなかった。

「そかそか。じゃ、一緒に寝ようね」

「うん」

隣に寝ると正座を崩し、パタンと横になるタク。

「どんな夢だったの?」

「わすれた…」

安心したのかすぐさま眠りの世界に戻って行き、再び寝息を立て始めた。と思ったら嫁のシャツの袖を一生懸命引っ張っていた。

「タオルならここだぞ」

心の安定剤のはずであるタオルは、タク自身が枕元の向こうまでぶん投げてしまっていたのだ。

「間違えちゃった。でへへへへへ」

タクは照れ臭そうに笑ってコロンと寝た。今度こそ朝まで起きなかった。

「あのね、昨日見た夢はねえ」

起きてから朝イチに僕に報告するタク。

「んー。思い出した?」

「うん。ドーパントになっちゃった夢だったの!」

「へええええ。そりゃやな夢だなあ」

ドーパントとは、仮面ライダーに出てくる怪人のこと。タクらしい夢ではある。

「でもパパと寝たらもう見なくなった!」

「よかったな」

悪夢を引き摺ることなくよく眠れたようである。僕なんか覚えてる夢なんて殆どないなあ…。いつも寝不足だからかなあ…。はっ。整いましたっ。

夢とかけまして、恋愛と解きます。

その心は、どちらもさめたら終わりでしょう。

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■痴漢あかん
2010年07月14日(水)
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娘・R(6才)のピアノの発表会の時のこと。

Rの演奏を見ていたのは僕ら家族の他に、Rの小さい頃からの友達も来てくれていた。

「おめでとー」

とか言って花束やプレゼントを持って来てくれたりして、ありがたいものである。みんなお行儀良くRの演奏を観てくれていたが、時間が経つにつれやはり飽きる。僕もRの演奏が終わった後は速攻で寝ていたので同類である。

休憩時間になってロビーに出ると、ずっとじっと座って我慢していた子供達がキャアキャア騒ぎまくっていた。うちの子達も例外ではなく、息子・タク(4才)がRの友達モナちゃんとじゃれ合っていて、

「おしりぺろーん」

なんと、タクがモナちゃんに痴漢するではないか!タクは最近

「おっぱいぼよーん」

と言いながら乳を揉みまくるという破廉恥行為を繰り返しているおり、こっぴどく叱ったばかりである。なのになのになのになのに…。

「おらタク!やめろ!」

「たっくん、だめ!」

僕とモナちゃんが同時に頭を引っぱたいた。その瞬間だけ見たモナちゃんママがタクをいじめてると勘違いし、

「モナ、やめなさい!」

逆にモナちゃんを叱ってしまったが

「いやあのこれはですね…」

「たっくんがおしりさわったんだもん!」

モナちゃんもきっぱりと言い返す。

「あらあ…」

そして向けられる軽蔑の眼差し。

「…すいません」

本当に申し訳ありません。嫁入り前の女の子に…。

「お前はつい昨日『おっぱいぼよーん』はダメ!って言ったばっかりなのに、ひとつひとつ言わないとわからんのかー!」

再びタクを叱る。ビンタ付きである。もう口で言っても分からない。いや、逆に分かっているから言葉だけじゃ効かない。本当はやっちゃいけないことだけど、子供のウチの今ならゴメンで許される。おそらくこれぐらい確信してやっているに違いない。

僕だって嫁だけで我慢しているのだ。しかも嫁にすら「さわんな」とか怒られるし。はあ…いつの間にこいつは野原しんのすけキャラになってしまったのだ…。

僕は自分がドエロだと自覚しているが故に子供の前では一切下ネタを封じていた。それなのに…やっぱ血は争えないのかのう…。

ああそうさ。僕も同じことをやってたよ。おっぱいぺろーんとかおしりぽよーんとか。小学3年生の時ぐらいに。そのことを思い出す度に激しい罪悪感と後悔が…あ、別に湧いてこない…相手の女の子はいつも決まっていて…向こうもちんこ揉んできたりして…今となってはいい思い出…ってうおおおい。

痴漢アカン。

おとんもアカン。

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■君は、ピアノに登って、音楽
2010年07月13日(火)
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娘・R(6才)のピアノの発表会があった。

とは言っても僕が関われることは殆どない。ピアノ教室に付き添ったこともないし家で練習するRに指導したこともない。ていうか出来ない。全てピアノ経験者の嫁でないとダメである。

僕もはるか昔、幼稚園の時エレクトーンをやっていて、確かに楽譜を見ながら結構な数の曲を弾いていたはずなのだが面白いくらい全く何も覚えていない。へ長調とか何それレベル。こんなんではRに何も教えることは出来ない。

ただ僕に出来ることは遊んでいるRに

「練習やんなさい」

と言うことだけである。ついでにウサギ小屋かつデラシネの我が家は、当然ピアノを置ける広さなんかなく、キーボードで練習しているというしょぼい環境。

発表会の前日も練習していたのだが「ピン」とか「キョン」とか、明らかな不協和音が混ざる。

「大丈夫なんかおい」

と嫁にヒソヒソ話すが、もう逃げも隠れも出来ないし。翌朝朝イチで更に練習をさせたけれどもノーミスで完走できるかどうか危うい感じ。

「Rちゃん、上手に弾けそうかい?」

なんか心配になって聞いてしまったら

「Rちゃんねえ、音楽好きだから自信があるんだよ!」

おおっ。なんという根拠のない自信!まあビビリまくりよりは何倍もマシであろう。そんなわけで後は野となれ山となれ、Rはドレスに着替えて会場に向かった。

会場はわりと大きめのホール。客席に座りながらステージを見下ろす。あんなところでRは出来るのだろうか。

「Rちゃん緊張してるかい?」

「きんちょうってなに?」

「ドキドキすることだよ」

「んー。あんまりしてない」

「おおっ頼もしい」

一見度胸があるように思えるが、Rはいつも頭の中がお花畑なので、何も考えてないだけなような気がした。

そうこうしている内に嫁がRを楽屋に連れて行ったりしてスタンバイ。そして開演。プログラムを見るとRは4番目である。まず1番目の子の演奏が始まった。

…超うまい!うわー、R、大丈夫なんか…とかなり焦った。しかし次の子はRと一緒に習っている男の子。彼が間違えまくり。焦って更に同じミスをして曲がループ…といったテンパった内容になってしまい、彼には悪いけれどもハードルが下がった気がして安心してしまった。

その子の演奏が終わり、次が3番目だからRはその次だな…と思っていたら

「3番目の子はお休みです。次はRさん」

「えええーっ!」

聞いてねーYO!慌ててカメラの準備をする僕と嫁をよそにRがスタスタと舞台の袖から現われた。

R
ぺこんとお辞儀をし、

R
早速座って演奏を始める。本当に緊張してないようだ。Rが本気でダメな時は指を舐めまくる癖がある。それが出ていないということは大丈夫のようである。

これはノーミスでクリア(ビートマニアかよ)いけるか…と思ったが、さすがにそこまではムリで、ま、何度かとちってはいたけれども終わりまで弾いてまたぺこりと挨拶して退場して行った。

僕はもうこれだけで大満足である。普段

「パパとトイレ行く〜」

なんて言っている甘えん坊が、ひとりでステージに立ち、おじぎして、間違えつつとはいえ曲を最後まで弾き、終わったら拍手を浴びながらお辞儀をしてスッと退場していく…。

こんな大舞台の立ち回りが出来るなんて…あまりに感激してなんかおしっこもれそうであった。

「よく頑張ったな。よく緊張しなかったな。堂々としてたよ。あと可愛かったよ」

戻って来てからいくら褒めても褒め足りなかった。しかし嫁は悔しそうに言う。

「最初の子上手かったでしょ。あの子、Rと一緒に習ってる子なのよ」

「あ、そうなの」

1番目から3番目のRまで同じ教室だったんである。

「あの子だけが家にピアノあるのよね!キーボードだとどうしてもキーボードに合わせた弾き方になっちゃうのよ…」

「ピアノが置ける家かあ…いや無理っしょ」

僕の安月給ではあと4回ぐらい人生繰り返さないと都内に、しかもピアノが置ける家なんて買えない。でもそれぐらいの甲斐性がないとダメなんかねえ…男として。

ピアノだけに、男の黒鍵(沽券)にかかわる、なんつって。

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■初プール
2010年07月12日(月)
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以前の日記(→こちら)で書いた、「TSM48(トシマフォーティーエイト)」の広告でおなじみのとしまえんプールに早速行って来た。

あの広告を子供達が見てからというもの、息子・タク(4才)

「これとしまえんのプールでしょ?としまえんのおばさん?プール行きたい!」

連れてけ連れてけとうるさかったんである。

土曜日の午後、暑かったし天気も良かったのでじゃあ行くべか、ということで行ってみると夏休み前の土曜日ということもあってかガッラガラ。

「としまふぉーてぃーえいとのおばさんいるかなー?」

とRが探そうとするので

「いないと思う。ていうかいても気付かない」

僕としてはおばさんを探すより女子高生の水着姿等の若いおっぱいを探したい…と思っていたのだが、プールに入って10分程度でセイウチみたいな人のポロリを見てしまい死にたくなった。ちゃんとしまっとけよっ!

Rとタク
波のプールで雄叫びをあげるRとタク。

「パパ〜流れるプール行きたい〜」

「ほいほい」

Rは波のプールより流れるプールの方が好きなのでそちらに移動。浮き輪に捕まりたゆたいながら思う。

去年は朝青龍扮するファン太郎というファンタの広告流れるプール周辺に貼られ、しょっちゅうドルジと目が合ってイヤンな感じだった。しかし今や角界追放…1年の流れって早いんだな…。

そしてふたりとも水泳教室に行っているだけあって去年と比べると格段に泳ぎが上手くなってる。

今年も何回となくこのプールに連れてけと言われることだろう。多分5〜6回来ることになるだろう。これだけで年間パス買った元を取ったとも言えるが…。

1回ぐらいはポロリ見えるかなあ。

はっ。どっかのイメクラでおっぱいポロリデーとかしたら流行るかもしれない。少なくとも僕は行く。

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■盆ToBeWild
2010年07月11日(日)
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息子・タク(4才)の幼稚園で盆踊り大会があった。

タクは踊りが得意な方で、過去おかあさんといっしょでまゆおねえさんとサシで踊ったこともあり、

「たっくん、担任の先生が『期待してるよ!』って言ってたよ」

嫁がそんなことを言われたらしく。それを聞いたタクも俄然やる気を出して

「私、踊る!」

でおなじみの武富士ダンサーズの如く、異常なテンションで

「盆踊りの練習する!」

当日の朝イチから熱心にひとりでシャドウ盆踊りをしていた。略してシャド盆。

そんなタクの自主練と準備を終え幼稚園に向かう。狭い園庭は既に人で一杯。日差しと人の熱で坩堝のように暑いので大きな桜の木の下の、日影に場所取り。

「お前はビデオで、僕はデジカメで、それぞれタクを反対方向から撮ろう」

嫁と連携を取ることにした。タクが踊る位置によっては、全然こっちを向かないまま終わってしまう可能性がある。

「わかった。あなたはどこで撮る?」

「え、僕この日影に決まってんじゃん」

「ずるい!」

嫁は反対方向のかんかん照り方面に向かっていった。

さて、いよいよタクの学年の盆踊りスタート。影練の甲斐あって、本番ではものすごいキビキビとした踊りを見せていた。

タク
タク
普段はおちゃらけているキャラなのに、盆踊りの時だけキリッとするタク。

「なんで盆踊りの時だけあんな真剣な顔なんだろ…」

と産みの親も不思議がる。タクの学年は2曲踊って終わり。タクは完璧だった。ただちょっと僕が見ている位置からは見にくいポジションに立っていたのがちょっと残念であった。

タク
続いてはR。Rは既に卒園している。でも保護者や卒園生達が踊る炭坑節や東京音頭などがあり、Rはそれに参加した。引っ込み思案のRが珍しく自主的に「やりたい」と言うのでRも浴衣姿であった。

「上手だったね〜」

会が終わり、家に帰ってから子供達を褒め、

「たっくん、パパあんまりよく見えなかったからもっかいやってくれないかな?」

とタクにお願いすると

「え〜」

多少恥ずかしながら踊り始めた。左手を股間に当て、右手は頭の後ろ。そして股間を振りながら

「ポーッ!」

いやそれ故・マイケルさんだから。

This is'nt it.

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■オイニープンプン
2010年07月10日(土)
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仕事から帰って来ると、娘・R(6才)と息子・タク(4才)がいつもと違うポジションで寝ていた。

寝る時に敷く2組の布団。向かって右に嫁とタク、左に僕とR、と決まっているんである。それが今夜に限ってRとタクの左右が逆。チンポジが逆なくらい気になる。

「Rがね、今日はこっちがいいって言ったのよ」

嫁が言うには、何故か知らんがRが今日に限って『逆がいい!』と言い張り、『えーやだよォ』と嫌がるタクを無理矢理説き伏せてこうなったのだという。

いつもはタクのわがままにに振り回されることが多いRだが、まれにこういう我を通すことがあり、その時だけは強い。

「じゃー今日は僕も寝る場所逆ってこと?」

と枕を取り寄せて寝ようとしたら

「枕ももう取り替えてあるんだからそっち取っちゃダメ!」

嫁に怒鳴られた。

「どっち使おうがいいじゃないかよう」

「ダメ!あなたの枕は臭い!」

ガーン。

「タクがね、あなたの枕をくんくんして臭い!これやだ!って言ってたのよ」

ひどすぎる。その点Rはパパのにおい好きだよって言って甘えてくるのでそれだけが救いである。

「でもそれ聞いたRがね…」

「なんだよ」

「そういうこと言っちゃダメ!ってヒソヒソ注意してたよ」

ガガーン。本当はRも僕を臭いと思っていたのか…。僕は…娘に…気を遣われていたのか…。加齢臭はタバコをやめたぐらいでは止まらないらしい。

僕は年を重ねるごとに臭くなっていき、やがてRとタクの思春期と反抗期にタイミングがバッチリ合った段階で

「オヤジ、くさいし。死ねし」

と便所のガガンボ並に忌み嫌われるのだろう。いかなる術をもってしても消え去ることがない加齢臭。ならば僕が消え去るしかないのだろうか…。

加齢と共に去りぬ。

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■なでなで坊主、なで坊主
2010年07月09日(金)
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息子・タク(4才)は坊主頭である。

春までは坊ちゃん刈りで、暑くなってくると頭が汗で野良犬のような臭いになるので、僕がバリカンでがーっと短くするのが恒例となっている。

「うん、坊主頭はさわり心地がよい」

刈りたての坊主頭はナデナデすると気持ちがいいのでタクの頭を撫でながら自画自賛する。ナデナデするのは僕だけではなく、嫁とかもやるのだけれども、特にお気に入りなのは近所の5年生の女の子・モエちゃんなんである。

朝いつも学校に行くときに、タクは幼稚園児だけれどもついて行くので一緒になる。その時よくタクの頭をナデナデしている。モエちゃんは坊主頭マニアだな…と思っていたらこないだ祖母の法事の時、やはりモエちゃんと同じぐらいの年の女の子がいた。

叔父の内縁の後妻の孫という、最近繋がりが出来た微妙な親戚なのだが、その子も何かというとタクの頭をナデナデしたりしていたのだ!

5年生ぐらいの女の子は総じて幼稚園男児の坊主頭が好きなのだろうか。ナデるだけではなくダッコしてもらったりして、結構可愛がってもらっている。

「やめて!さわらないで!」

タクは時々嫌がって彼女らの手を振り解くが、小学生女子にダッコしてもらったり撫でてもらったりなんて、どんな風俗店に行ってもプレイできない。なんという贅沢なのでしょう。

年上のお姉さんに可愛がってもらえる内は思いっきり甘えるがよい、というのが中1の頃中3のお姉さん方に何故かとても可愛がられた経験を持つ僕の持論である。だってそうした方が何かとおいしい思いが…ぐえへへへへ。

「坊主はもてるな!よかったな!」

とタクに言うと

「ぼうずって言わないで!」

ぷんすかと怒る。坊主頭は好きだけれども坊主と呼ばれるのはイヤなのだ。でも本当に可愛いんである。だからお姉様にもモテる。そのまんまマルコメ味噌か一休さんのようである。

「ねえタク、お願いだからママのことを『母上さま」って呼んで〜」

「やだ!」

「1回でいいから!そしたらママが『一休!』って答えるから!」

「やだ!」

うーん。そんな怒らなくてもいいのに。意外と短気なんだな。

坊主頭と短気な人は似ている…。

どちらも気(毛)が短い!

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■あの世にも 粋な年増が いるかしら
2010年07月08日(木)
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僕は練馬区の江古田というところに住んでいる。

読み方は「えこだ」だったり「えごた」だったり「えこた」だったりわりとアバウトであるが、こないだの日記で

EKD48とゆうAKB48のパクリキャバクラの写真を載せた。どうでもいいが僕はこういう系統の店はススキノのおっパブしか行ったことがないので、キャバクラとガールズバーの違いが分からない。

さて、今日、僕は帰りの電車で江古田で降りるべきところを寝過ごしてしまい、終点の豊島園まで行ってしまった。豊島園は、その名前の通り遊園地の「としまえん」があるところ。

「そういえばそろそろプールってうるさいなあ」

娘・R(6才)と息子・タク(4才)はここのプールが大好きである。

次の電車が出発するまでちょっとうろうろする。

豊島園駅
うーん。オタクっぽい。アニメ発祥の地て。宣言しちゃってるよ練馬区。これからアニメと大根の街として生きていくのだろう。そして駅の中にはこんな広告があった。

TSM48
ばばーん。TSM48(トシマフォーティーエイト)!

これはとしまえんプールの宣伝である。としまえんだから年増が48人ということなのだろう。数えてないけど。江古田といい豊島園といいどんだけAKB好きなんだ西武池袋線沿線。

としまえんは昔からイカれた広告を打つことで有名。4月1日に「史上最低の遊園地」という広告を出したり、Jリーグが人気だった頃は「うらやましいぞ!Jリーグ」というのもあった。

また真夏にストーブをガンガン焚いてるだけ、とか、大量のセミの声だけ、というCMを打ったり。、最近はプールで泳ぐ温水洋一で「冷やし温水」、ビーチに佇むやくみつるで「プールで、やく」という広告が記憶に新しい。

おじさんの広告が終わったと思ったら今度はオバサン。プールなんだから水着ギャルを出せよっ!という王道をあえて外しているところがイカス。

TSM48
しかし年増とはいえ…よく見てみるとその辺のオバサンよりはレベルが高いことが分かる。スタイルもいい。そして見てくれのよいのを前に配置しているような感じがする。

その辺は「広告なのだから」という判断で、一定の見てくれを保つような配慮があったのだろうか。トウは立ってても「粋な年増」であり、「女捨てました」みたいなオバチャンはこの中にはいなかった。

右上には「AKB48とは、いっさい関係ありません」と書いてあるが、ここまではるならなんかコラボでもすればよかったのに。つかAもKもBも全然入ってないじゃん…。

あんまりまじまじと眺めていて「何あの人熟女好き?」と思われるのも心外なので(僕はロリコンなのである)、電車に乗って発車するのを待った。やがて豊島園駅を後にし江古田駅に戻ったら、ここにもTSM48ポスターが貼ってあった。

江古田駅
「これすごくね?」「これひどくね?」と眺めている学生風男ふたり。きっとモテないんだろうなあ…。TSM、大人気。そんな品定めするヒマあるんならEKD48でも行けよっ。

そんな感じでようやく我が街に戻ってきた僕。今日は七夕か…。あっ。結婚記念日ではないかっ。こんなことしている場合ではなかった。早く家に帰ってみだらな行為をしなければ。

KKT48(結婚記念日体位48手)じゃー!

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■書きます書きます
2010年07月06日(火)
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娘・R(6才)と息子・タク(4才)がよくチラシの裏に書いているエッセイやら日記やら手紙やらが面白い。

まずRが書いたのを見てみると、イラスト付きである。バラだろうか、お花畑に囲まれた女の子がひとり。これがRのようである。

わたしは、おはなばたけがすきです。
そこでわたしはきがえました。
おはなばたけにはバラがありました。
わたしはバラを1ことりようふくにつけました。
ししてバラをいくつもいくつもつけました。

Rの幻想絵日記のようであった。なんかメルヘンでいいなあ。実際は、こないだ授業参観で見た時はお花畑で花を愛でるよりはダンゴムシ捕まえてキャアキャア言ってたし、バラをそんないっぱい付けたら高島屋になっちゃうだろ、とか無粋なツッコミは無しである。

「上手に書けたね〜。素晴らしい絵と文だ」

Rを褒めてやったら自分が描いたイラストを指差し

「これ、バラに見える?」

「うん見えるよー」

どうやらバラを描くのに苦労したようだった。

一方タクのものとしては、こないだウチに遊びに来た嫁父宛の手紙が書かれていた。

おじいちゃんへ
500えん、ほんもののおかねありがとう。
だいすきなじゃがいももありがとう。
たくより

…この手紙を見ると、いかに僕らが子供達にニセモノのお金しかあげたことがないことがわかる。本物のお金なぞまだお年玉でしか与えてないし。

「おじいちゃん、おこずかいくれたのか。よかったなあ」

とタクに言ってみると

「おじいちゃんお手紙もってってくれないんだもん!」

嫁父は持って行くのを忘れて帰ってしまったのだ。だからウチにあるんである。タクはプリプリしていた。

「パパも日記書いたら?」

Rが急にそんなことを言った。

「え、うん。まあ。時間があれば書こうかなあ。あはは」

どうかココの日記が見付かりませんように。

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■法事・息切れ・めまいに
2010年07月04日(日)
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風邪を引いて超ダルくてダルくてダルビッシュであったが、栃木に行かなければならなかった。祖母の四十九日の法事だったのである。

その日の朝も相変わらず具合が悪く、熱を測ってみると

「35.8度」

何故か思いっきり平熱で

「しょぼっ!」

「ひくっ!」

家族全員にバカにされた。ダルさと苦しさは39度レベルなのに数字に表れないのは非常に悔しい。努力しても報われず数字を作れない営業マンみたいである。

電車でのたこーんのたこーんと栃木まで。駅で一緒に降りた他の親戚と共に母と弟に車で拾ってもらってお寺へ。喪主は叔父、すなわち母の弟なのだが、何故か一番遅く来てしまい初っ端から母がぶち切れ寸前になっていた。

お坊さんを見た息子・タク(4才)が

「あっボウズだ!」

と大声で言うので

「ボウズはお前じゃー!」

慌てて口を塞いだ。お堂での法事が済んだ後は納骨である。お墓自体は祖父の場所があったのだが、ずっと墓石がなかったのでこの度ようやく建立。お坊さんがお米とお酒で四方を清めたり、団子を食べたり。

とにかく蒸し暑く更に風邪の脂汗がダラダラであったが祖母に手を合わせる。ほぼ40年ぶりに祖父と再び一緒の場所に…等と考えると人生の深みを改めて感じさせられる。

お寺を後にしてからは中華料理店にて精進落とし。Rは終始よい子に立ち振る舞い

「Rちゃんは美人だね。おしとやかだね」

などと親戚一同に対してポイントを上げていたが、タクはいつものお調子者なので、

「たっくんなんか歌って〜」

「え〜どうしよっかな〜」

とか言いながら歌を披露したりしていた。そして叔父の内縁の後妻の孫娘という微妙な親戚関係の小学生の女の子と仲良く遊んでいる…と思ったら

「おっぱいさわらせろォ〜」

いつの間にそんなお下品なことを覚えてるのだ!

「やめなさい!!」

あああ親の顔が見たいよ。…いや、僕は決してタクの前ではエロネタは言っていない…はず…。思いっきり野原しんのすけキャラだな…。

精進落としも終わり、親戚一同も帰り、これで四十九日の法事がすべて滞りなく執り行われた。

「まったくあいつ(弟)だけじゃ百年経っても墓石なんか立たなかったよ!今日だって喪主の癖に遅刻してんだからもー」

誰もいなくなったことをいいことに母が愚痴を垂れる垂れる。昔から人は良いがどこか抜けている叔父は僕が子どもの頃から何かとドタバタを起こしていた。あまり深くまでは聞いていないが…。僕が死んだ後もRとタクがこんな感じになってたりして。

ただ母は肩の荷が降りたようでホッとしていた。さぞかし今夜は気も軽くなっただろう。菩提寺は天台宗なので、

今夜は最澄ってか。

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■変な風邪になって
2010年07月03日(土)
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風邪を引いてしまった。

一昨日の夕方、突然鼻水が堰を切ったように流れ出し、仕事中なのにもうまいっちんぐ。

僕はアレルギー性鼻炎持ちなのでこういうことは時々ある。やたら鼻水だけ出るんである。今回もそれかと思ったら頭が痛い。喉が痛い。体がだるい。軽い目眩がする。どうも風邪のようだ。家に帰ってとっとと寝た。

しかし翌朝、具合は更に悪くなっていた。ダルさが尋常じゃない。昨日のダルさがちょいダルだとすると今朝のはダルビッシュである。

「ダメだよ超ダルビッシュだよ」

頭もバグりながら嫁に泣きつき体温を測ると…36.7度。

「あれ、普通に平熱なんだけど」

おかしい…具合の悪さなら39度台なのに…とりあえず体を引き摺るようにして会社に行った。朦朧としながら

「やっぱ熱あるよ、今」

具合は良くなるどころか悪くなる一方で、6時ダッシュでとっとと帰った。で、家に着いてから

「たぶん今すごい熱あるよ〜驚くなよ〜」

再び体温を測ったら

「あれ、37.1度」

「しょぼっ!」

嫁には笑われ、娘・R(6才)と息子・タク(4才)には

「ひくっ!Rちゃん39度になったことあるよ」

「たっくんも!」

体温最高記録を自慢され散々であった。それでも苦しいことには変わりないので嫁に水枕と冷えピタを用意させると

「弱ってる人を見るとワクワクする。自分の健康の有り難みが分かるわ」

僕がいくつか入っている保険…僕が死んだら全部受け取る人ならではのセリフである。おのれ犯したろか。

幸か不幸か疲れている時や風邪を引いた時に限って逆にちんこは元気という現象がある。これは生命の危険を感じ、本能的にDNAを残すことを優先させていると考えられており、「バテマラ現象」と呼ばれている。

今の僕も体温こそ37度であるが、苦しさは39度レベルである。勃起角度も39度ほどであろう。いける。充分やれる。すなわち、

風邪はまん○の元ー!

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■パンツは履くものであって見るものではない。でも見たい。
2010年07月02日(金)
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朝、僕は会社に、子供達は学校に行く。

みんな一緒に出掛けるので家の前で待っていると、近所の娘・R(6才)の同級生・マヤちゃんがすんごい短いスカートを履いていた。

かわいいんだけれども、ワカメちゃんレベルでパンツが見えまくるではないか。いくら小さい子でもこれはあまりよくないのではないか…何せ変態はどこにでもいるのだ。この子の姿を見て「パンツ丸見え幼女だぜヒャッハー」とブログに書いているかもしれない。あ、僕か。

とにかく変態はNHKの集金人並にそこらじゅうにうろついている。何せNHKは日本変態協会の略だという説もあるぐらいだ(ありません)

でも僕がママさんに言うのも何だなア…ますます僕がそういう目で観てるんだねって思われてしまうよなあ…と悩んでたら

「あっらーマヤちゃんパンツ見えまくり」

嫁がストレートに言い放った。

「あはは、今日は大サービス」

マヤちゃんママもあっけらかんとしたものである。母親のガードがそんなに甘くていいのか!夜這いする夫にだけガード固くしても意味はない!

とはいえよそのお子様のコーディネイトにどうこう口出しするものでもないので、この話はここまででで終わった。

しかし次の日、今度はRがとんでもない短いスカート履いてるじゃないかあああああああ。ピノコレベルである。そういえば2才の頃ピノコのコスプレ服作ったなあ…。

「R、短すぎるからブルマ履きなさい」

と言ったのだが待て。変態は変態を知る。スカートの中がパンツであるよりブルマの方が余計エレクチオンする変態がいることを僕は知っている。ていうか僕。

うーん。こんな短いスカート捨てちまえ、と考えたら

「レギンス履きなさい」

と嫁。おお、それはナイスアイデアである。レギンスは全てのエロ幻想を打ち砕く。なんでスカート履いてるのに足見せないの?そこまで徹底的に見せたくないの?足見せたら死ぬの?肌見せたら死ぬの?ムスリムなの?モモヒキみたいだけどいいの?江頭2:50みたいだけどいいの?

普段はレギンスを見ただけで殺意を覚える。田舎に帰るとスカートにだっさいジャージを履いている女子高生をよく見かける。

「生足見せない女子高生なんて地デジうつんないテレビぐらい意味ないだろがああああ」

その都度こうイライラするのだがこの感覚によく似ている。更にはウェストポーチやセカンドバッグ・バンダナ着用の男を見た時の女の反応、もこんな感じなのだろうか。

いつもは敵意むき出しのレギンスであるが、Rを守るレギンスほど頼もしく思えたことはなかった。変態から守る道は、変態が嫌うところにあったのだ。我が娘を守るため、一家に一着、レギンス。

「レギンスレギンス言いますけれども、栃木じゃずっと前から使ってますからね!」

「うわあ。昨日の『ロケット団ネタ』か」

「昨日NHK見たけ?」

「いや、見なかったけど…何の番組?」

「その時れぎんすが動いた」

「歴史じゃねーかよ!」

それでも僕は生足が好きである。

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■きっと4年後はもっとレス
2010年07月01日(木)
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ワールドカップにおいてよく出て来た単語を使い、お笑いの「ロケット団」風に書いてみる。

例えば「カンザスシティ」という横文字を持ち出して来て

「そんなの山形じゃずいぶん前から使ってますからね」

と山形は進んでるアッピールをするのだが、実際は

「頭にかんざすして」

単に山形訛りがそう聞こえるだけ、というネタである。

「ブブゼラブブゼラいいますけど、ブブゼラなんて栃木じゃずいぶん前から使ってますからね」

「ほんとかよ!」

「こないだブブゼラショップで栃商(栃木商業)のセーラー服買ってきたべ」

「ブルセラじゃねえかよ!」

「栃商と栃女(栃木女子)って同じセーラーなんだけど、敢えて栃商選ぶところが通なんだよ」

「知るかよ!」

「京都じゃ『ブブゼラどうどす?』って言われたら『帰れ』って意味なんだよ」

「うそつけ!」

…しまった。前書いたネタだった。

そんなわけで嫁と日本パラグアイ戦を最後まで観ていた。ピンチの時はご近所さんからも「ギャー」という悲鳴が聞こえてきたので、かなりの人が夜更かししていたと思う。

途中で娘・R(6才)も起きてしまった。

「あははゴメン。一緒に観るかい?」

慌てて添い寝するとやはりサッカーより眠気のようで、再び眠りに付こうとする。しかし真夜中に僕と嫁がテレビにかじりつくという非日常的ビジョンが気になるようで完全には眠れていなかった。

結果はここに書くまでもなくスコアレスドロー。そしてPK戦敗退…。

「はー…残念でございました」

「寝よ寝よ」

ガッカリしながら寝る嫁であったが、いっちょ景気づけようと思い、

「寝る前にやろう!」

と言ってみたら

「Rが起きてんでしょ!」

まるで相手にされなかった。ああそうだった。まだRがウトウトしていたんだね…。

「眠れなくしてゴメンね〜」

布団で横になるRの背中をポンポンと叩くと、僕にぎゅうと抱き付いてくる。ああ、この積極性が嫁にあったら…。

スコアレスドローとか言ってますけど、ウチじゃもう何年も前から使ってますからね!

セックスレスバーロー!

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