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■ちんこすう
2010年06月30日(水)
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職場で、沖縄に行ったという人から「ちんすこう」をもらった。

この日記に「ちんすこう」…タイトルもアレだし大体オチが読めてしまうと思うがその辺はいつものナニだと思ってお付き合いいただきたい。

「ちんすこう」を貰ったはいいが、実は僕は「ちんすこう」が嫌いだった。断るのもなんだか悪い気がしたので貰ってしまった。だから家に帰って嫁にあげようと思った。

家に着いてから

「嫁、ちんすこう食べる?」

「いや、今はいいや…冷蔵庫入れといて」

嫁の食い付きもいまいち悪かった。

「あとで食べるのか…え、なんで冷蔵庫なの?」

「冷たい方がいいの!」

あ、そう…。

「ところでちんすこう食わないならちんこすわない?」

「吸わない!」

「えー吸ってよー!」

「やだよ!ワールドカップ観るんだから!」

ちぇー…というわけでやはりお約束通り、いつもの断られパターンで終わってしまった。

「ふん、いつもサッカーなんか観ないくせにこのニワカが!」

悔し紛れに悪態をついたら

「じゃああなたは観ないの?この非国民!」

非国民て。昭和か。そりゃーやってりゃ観るけど、僕はニッポン代表よりチンポ男根の方が大事なのである!

おおおー、ちんぽーちんぽーちんぽーちんぽー。

「じゃあゴハン食べるから用意してくれ…」

「はい」

やらせてくれないのに今夜のゴハンはうなぎだった。何なの?拷問なの?やり場のない精力をつけさせてどうするの?

ゴハン食べたらパラのグアイが悪くなりました…。

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■じゃがたらお夏
2010年06月29日(火)
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週末、実家に帰っていた嫁と子供達が日曜の夕方戻って来た。

その頃僕は友人と喫茶店で話していたのだが、

「どこにいんの!」

と娘・R(6才)と息子・タク(4才)にぎゃーぎゃー言われ慌てて帰って来た。

「やあ、おかえり」

3日ぶりの再会を果たすとRは

「パパー!パパー!だっこ!だっこ!久しぶりのもにもに!」

すぐさま僕にひっついて腕の肉をもにもにもにもに揉みまくる。

「じゃがいもとったんだよ!」

嫁実家の庭でじゃがいも掘りをしたのだと言い、たくさんジャガイモが玄関に陰干しされていた。中でも「w」みたいな形をしたのもあってびっくり。そのジャガイモの親分みたいなボウズ頭のタクは

「たたかいしよう!」

早速僕と戦いごっこをしたいと言い、ヒャッハーと暴れまくる。すぐさま汗をかきまくり、タクの頭から野良犬のような臭いがし始めてきた。

ふたり共もの凄いテンションでの暴れっぷり。こういう時は大体疲れているのである。

「はいはい、じゃあとっととお風呂に入ってゴハン食べて早く寝ようね」

電池切れになる時間は近い…と見てすぐ風呂に入った。Rもタクもお風呂の中で

「うんちもれぞう君。ぎゃははは」

「おならくさ夫君。げっひゃひゃひゃひゃ」

「おっぱいポヨ子さん。ぶひゃひゃひゃひゃ!」

とか訳分からないことを言っては大爆笑している。相当バグっており相当疲れている証拠だ。早く洗って出ないと行けない。

「おいこら君達、とっとと洗って出るぞ〜」

「パパはちんちんでかぞう君?」

「ちがうわっ」

パパのタネイモは掘らないでくれたまえ。

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■椎名町アンドロケッツ
2010年06月28日(月)
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嫁と子供達が嫁実家に帰っており、家の中がとても静かであった。

よーし散歩でもするかな。ヒマだからな!

ということで池袋で友人に会う用があったので、池袋に行く際いつも電車で通過してしまうひとつ前の駅・椎名町で敢えて降り、そこからひと駅分歩いてみることにした。

椎名町は「まんが道」でおなじみトキワ荘や戦時中まで芸術家が集まった長崎アトリエ村があったことで有名である。そして池袋は東が西武で西東武の不思議なことで有名である。

椎名町の駅を降りると

椎名町
いきなりワケアリな店。

レトロなアーケードなどもあり、そこをくぐったり裏道に回ったりして商店街を堪能してみる。

椎名町
開けポンチッチな店。

椎名町
やってますよね?と聞こうとしたがやってなかった…。

駅前から東に行くとすぐ山手通りの下に出る。くぐると地名はもう西池袋である。西池商店街というあんまり商店が多くない商店街が続く。ダラダラ歩いているとそのうち池三商店街という、イケメンにちょっと語感が似ている商店街に変わる。

西池袋
ちょっと意味が分からなかった店名。

この辺の「BASSO ドリルマン」というこれまたちょっと変わった店名のラーメン屋でつけめんを食う。わりと美味かった。

そこから10分も歩けばもう東京芸術劇場などがある池袋の西口である。

西池袋
多分「小俣」なのだろうが、僕には「お股」にしか脳内変換出来ない。

こうして徒歩の旅は終わった。

西池袋
なにすんのって言われても自分でも何してるのかあんまりわかんなかった。

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■イナヅマシュート決めてそん時彼がスーパーヒーローになった
2010年06月26日(土)
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「朝3時半に起きてワールドカップを観るぞ!」

と意気込んで目覚ましをセッティングして嫁をペッティングして(引っぱたかれた)寝て、起きてみたら4時近かった。

慌ててテレビを点けたら既にスコアが「1-0」になっており日本リード。うをををを見逃したあああと悔しがるも未だ寝惚け頭で、なんかみんなつっ立って何やってんの?って感じで状況が把握できずボーッと眺めていた。

そしたら日本の人がすんごい曲がる球でを蹴って2点目ゲット。

「うおおおおすげー」

寝起きでゴールシーンって凄い。前技無しで挿入みたいな唐突な衝撃感がある。(挿入されたことないけど)

「え、日本勝ってるの!」

嫁が飛び起きた。

「うん、きたろうに似た人がフリーキック決めた!あとその前に誰か分かんないけど1点入ったみたい」

きたろうに似た人は遠藤という選手だということをテロップやアナウンスにより気付かされる。超ニワカなので名前なぞ全然分からない。本田選手だってカメルーンの時、点を取った後に覚えたのだ。

この騒ぎで娘・R(6才)と息子・タク(4才)も当然起きてしまった。Rは僕に

「きょうも本田選手がんばってる?」

と聞いた。

「うん。頑張ってるよー」

すると僕の耳を口に近付けでそっと

「Rちゃんね、本田選手好きなの」

こんなことを言うではありませんか!!うををををお前だってつい最近顔と名前を覚えたくせに!もしかしてうちの娘はもの凄いお尻が軽いのかもしれない。サンアダチ(駅前の金物屋)でオモリを買ってこなければ…。

タクも明け方から起きてテレビという非日常的行動に浮かれていたが、後半途中でいつのまにかまた寝てしまっていた。ほんとこの子はマイペースだなあ。

Rは僕らに付き合わされて最後まで観ていた。本当は良くないけど歴史的瞬間だからいいよね!

「はー勝った勝った。すごいすごい」

「本田選手もいっぱい活躍したね」

おのれ、Rは更に本田選手が好きになってしまったようだ。くそう、僕も含めて抱いてくれ。

寝る前にインターネッツを覗いてみたら、渋谷で浮かれた人達が大騒ぎしているという。この人達は本当のファンではないだろう。

コアなファンなら未だテレビにかじりついてインタビューやハイライトシーンを繰り返し観て感動を反芻しているはずだ。単に浮かれたギャルのおっぱいを揉みたいだけだな。くそう。僕も行きたい。

決勝トーナメントでは日本がパラグアイ、同じアジア代表韓国はウルグアイと対戦するのだという。

ウルグアイとパラグアイか…。南米ってあまり馴染みがなく、こうしてこのふたつの国が並んで書かれてるとお笑いコンビみたいである。

「どーもー、ウルグアイでーす」

「どーもー、パラグアイでーす」

「ふたりあわせて、『いい具合』でーす!」

セブンイレブン、いい気分、みたいな。

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■( )いい
2010年06月25日(金)
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昨日の日記にあった娘・R(6才)のお手紙。

「パパへ

 パパはかいしゃでなにをしてるの?

 (         )←ここにかいてね。

 へーそうなんだー。

                Rより」

という内容のもの。これを朝もらったのだが、夜仕事から帰ってきたら更に増えていた。

「パパへ

 パパおしごとたいへん?

 (         )←ここにかいてね。

 ふーんそうなんだー。

                Rより」


なんなんだこの手紙の設定は!テレビでもよくあるけれども

「テレビの前のみんな、こんにちはー!」

(耳に手をあてて聞くフリ)

「声が小さいぞー」

うぜえっ!という「相手が答えてくれる前提で作ってます」みたいな感じである。Rの中で大流行しているんだろうか。しかもワンパターンのようで「へーそうなんだ」「ふーんそうなんだ」と微妙に変えてきているあたりが芸が細かいような。

なんとなくカッコの中に答えを書くのがめんどかったので、放置してそのまま寝たら

「ねえパパ。起きてよ。書いてよ」

翌朝Rに叩き起こされた挙句、寝起きですぐ書かされるという羽目になった。

1枚目の手紙には「いろんなこと」、2枚目の手紙には「たいへん」と書いてみた。

「たいへんなんだねー」

というRの同情を得られるか、と期待したら別にどんなコメントだろうがただカッコが埋まればどうでもよかったらしく、

「はいよくできましたー」

なんかスタンプを押されて手紙を返された。これは宿題をやった時に担任が検印するマネである。これがやりたかっただけか!

Rの「おしごとたいへん?」の手紙の後ろにはこんなことも書かれていた。

「Rちゃんも6ねんちゃい(原文ママ)になったらそうなるよね」

Rは6年生になったら働くつもりなんだろうか。大橋のぞみちゃんとかまいんちゃんとか彼女らと肩を並べる気なのだろうか。

そうなれば僕はRに食わせてもらうことになり、全然お仕事大変じゃなくなっていいんだけどなあ。

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■父の卑
2010年06月24日(木)
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朝、息子・タク(4才)がチラシの裏に何かを書いていた。

そして僕に渡した。読んでみると

「パパへ。ちちのひおわっちゃったけどパパありがとう。たっくんより」

な、なんだこの今更感かつやっつけ感が思いっきり漂う手紙は!

「えー。まあ、ありがとう」

僕は父の日とかそういう「○○の日」は全て滅亡して欲しいと思うほどイベント日嫌いなので、父の日に特に期待するものはなかった。何故か嫁がワイシャツを買ってくれたのだが、ワイシャツよりワイセツな行為をプレゼントしてくれる方がよかった…。

しかしタクの手紙を見て影響を受けたのか、娘・R(6才)も

「Rもかくー!」

と言って持って来た手紙は…

「パパへ。
 
 パパはかいしゃでなにをしているの?

(    )←こたえをここにかいてね。

 へーそーなのかー。
                   Rより」

なんか僕が答えを書かされる前提で会話形式になってるし!えっとー。会社では〜。怒られたり謝ったり頑張ったり死にたくなったり…ああ、なんて書こう。

別に無理矢理イベントごとにしなくていいんである。まだパパパパとしょっちゅう付きまとってくれるので、特に父の日とか定めなくても親子の触れ合いはある。

そんなわけで父の日は別に何もしてくれなくてもよいのだ。

あ、将来Rが成長して

「はい、乳の日」

と揉ませてくれるっていうのなら話は別である。

乳の日バンザイ。

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■鼻に鼻血のたとえもあるぞ(ありません)
2010年06月23日(水)
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真夜中。

嫁はトイレにいて、僕は風呂場でシャワーを浴びていた。

「??」

シャワーの音に混じり、何か今、叫び声が聞こえたような。最近ブブゼラの聞きすぎで時々耳鳴りが聞こえるような錯覚がする。念のため扉を開けてみると

「だれかきてー!」

息子・タク(4才)が叫んでいる。すわ。息子の悲鳴!嫁はうんこ出産中のためかトイレの扉から首を出したまま動けない。

「タク、どうした!」

濡れ濡れのまま風呂場を飛び出すと

「はなぢ!」

ズコー。濡れているだけにリアルにすっ転びそうになった。寝ている時に鼻の穴を引っかいたのだろう、鼻血をポタポタ垂らしながら泣いているではないか。

「おーおー。じっとしてれば止まるから泣くなあ…ちょうどいい、お前も風呂場に来い」

顔とか手とか服とか盛大に血まみれなのでとりあえず風呂場で洗ってやった。その頃嫁がようやくトイレから出て来て(やはりうんこだった疑惑大)、布団の血のシミをトントンし始めた。

「ほれ、しばらくティッシュ鼻に当ててろ」

タクをやや下に向かせ、ティッシュで軽く鼻を押さえる。昔はティッシュを突っ込んで仰向けに寝ていたものだが、それはダメなんだという。僕が子供の頃に当たり前のようにやっていたことが、実は間違いでしたってことが結構あるんだよなあ。

さて、この騒ぎで娘・R(6才)も起きてしまっていた。

「ねーパパー…」

「んー?今たっくん鼻血出ちゃっててな」」

「今日ね、ケーキ作ったの」

寝惚けているのでしょうがないが、全く状況を把握していないところが逆に可愛かった。

15分ぐらいだろうか、ようやくほぼ鼻血が止まった。

「ちょっと苦しいかもしれないが、念のためちょっと鼻に詰めて寝な」

右の鼻穴にティッシュを軽く詰め、やがてすやすやと眠りに付いた。どうやらもう大丈夫のようだ。それにしてもタクは鼻血の回数が若干多い気がする。治りかけのところをまた引っ掻いてしまうのだろうか。

僕は子供の頃アレルギー性の鼻炎持ちだったので、それが遺伝しまくって鼻が詰まってたり違和感を感じてほじりやすいのかもしれない。

よくマンガでは生乳とか見て鼻血ブー、みたいな描写は当たり前のようにあるが、実際の男の鼻血はあまりよくないと聞く。あまり続くと結構怖いよなあ…。我が家ではオヤジ、すなわち僕が全然怖くないので、

地震雷火事鼻血、といったところだろう。

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■水のアワー
2010年06月22日(火)
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日曜日は暑かった。

このまま家にいて汗が出まくったままにしていると、息子・タク(4才)から捨て犬のような臭いが発してくるので汗を引かせるため水遊びができるところに行くことにした。

「光が丘公園行くぞー」

というわけで広大かつ人工水路がある光が丘公園まで出掛けた。

「ねえ、びしょびしょになっていいの?」

「ああいいよー。着替えあるからね」

「きゃっほー!」

早速水にじゃぶじゃぶ浸かって暴れまくる。僕らの他にも水浴びの子供達はたくさんいた。水着の子達もいれば、すっ裸の子供もちらほら。こないだ父親参観の時、練馬区には変質者が多いという話を練馬署の人から聞いたばかりだというのに。

「タクも全部脱ぐかい?」

「えー。それは恥ずかしいよ」

いっちょ前に恥ずかしく思うらしい。

R
水を得たR。

R
水を得たタク。

すぐお尻が濡れ、

「ねっころがってもいい?」

「ああ、いいよ」

更に寝っ転がるから全身も濡れ、

「わーい、水も飲んでいい?」

「その水は飲むなあ!!!!」

おおおお、なんという怖いもの知らずよ。子供達は飽きもせずひたすらじゃぶじゃぶと遊んでいる。1時間もするとタクなどは唇が藤木になって震えている。

「おいおい、ちょっと休憩しろよ!」

「やだ!」

「ほら、あんドーナツあるよ」

「じゃ、食べる」

この公園の中に焼きたてのパンを売る店があるのだ。子供達のお守りだけしているのもヒマだし、ついつい熱々のパンをいくつも買ってしまう。

もしゃもしゃとパンを食べるRとタク。しかしひとつパンを食べ終わるとすぐまた遊び出すんである。Rなんかも

「あのね、葉っぱとね、ペットボトルのキャップをね、川に流すとね、どっちが早く流れるかな?」

葉っぱとペットボトルのキャップを流しては拾い、流しては拾い、を延々と繰り返してた。楽しいんだろうけどかなり疲れてるっぽい。思考と行動がループしている。

子供って本当に水遊びが好きなんだなあ。

ちなみに僕は火遊びが好きなんである。誰かミーとちょっとお熱い火遊びをするザンス。

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■不況に喘ぐこのご時世に性的に喘ぐご近所
2010年06月21日(月)
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夜、駅から家までの道の途中、僕の前をカッポーが歩いていた。男は黒縁メガネでツンツン頭、20代後半ぐらい、女の方は顔は見えないがなんかエロい感じの足がミニスカートから伸びていた。

ふたりは僕のウチの斜め向かいのアパートの門をくぐって行った。そこは単身用のアパートなので、今日はお泊り会、みたいな雰囲気である。

僕はぴーんと来た。あのカップル、近頃深夜にもんのすごい喘ぎ声を上げる犯人ではなかろうか。

ここ2週間ほど、真夜中めっちゃくちゃでかい喘ぎ声がして目が覚めてしまったことが2回もある。1回は以前の日記にも書いた。家に帰って来て

「多分だけど、あの喘ぎ声カッポー見たぞ!」

と嫁に報告したところ

「でもその人達がそうだとは限らないでしょう。どの部屋に入っていったかまでは見てないんでしょ?」

嫁は冷静な判断をする。喘ぎ声が聞こえて来るのは一番西端の部屋なのだが、アパートの敷地内まで尾行しない限りそこまで分からない。そして僕はそこまで変質者ではない…と思いたい。

「そりゃそうだけどいーや、アレは絶対そうだね!」

「なんで分かるのよ」

「そりゃアレだよ。エロを求めて数十年。磨き抜かれたエロの勘だ!」

「はあ…そう…」

「今夜、また喘ぎ声が聞こえてくるはずだよ!」

嫁はまだ聞いたことがないので、乞うご期待!といったところだったが、やはり男ではないのでどうでもよさげだった。

ところが…。嫁、2時になっても3時になっても寝ようとしないではないか。ネットでなんか見てる。

「フッフフ。喘ぎ声がするの待ってるの?」

「ばかっ。違うよっ。やることいっぱいあんの!」

素直でない嫁であったが、とうとう午前4時になって

「いい加減僕は寝るぞ。エロの勘も外れたみたいだなあ」

と床に就くと嫁も

「はー…寝よ…。楽しみにしてたけど静かだったね」

おいこらやっぱり期待してたんじゃねえかこのムッツリ助平。

「じゃあ僕がちんこ入れるからお前代わりに声出せ」

「バカー!」

「はい声出してこー」

「出さないっての!」

そんなわけで空が白々と明るくなりかけた頃に寝たのであった。

翌朝、さすがにいつもの時間には起きられず9時半ごろ起きた。でもちゃんと早起きしていた嫁が

「ちょちょちょちょ、朝凄かったよ!」

「なにー!」

なんと、朝の8時ごろからイヤアンアハアンとおっぱじまったのだという。

「全く何考えてるんだか!子供も起きてるっていうのに!」

幸い仮面ライダーやプリキュアのテレビで誤魔化すことは出来たというが…。

「向かいの人とか、露骨に雨戸ガラガラ開けたり閉めたりしてたよ!」

「わはははは!」

向かいの人、雨戸開けたり閉めたり。アパートのカップル、ちんこ出したり入れたり。

昨晩、僕があのカップルを見た時、女の子の顔を見なくて良かったと思う。美人…とまでは言わないが、ごく平均的なルックスだったら今度も

「けしからんなあ」

建前上はそう怒りの態度を示しておきながらも興奮して聞き耳とちんこを立てるだろう。しかしハリセンボンクラスの残念な結果だったら、本気で怒りの余りバールのようなものを持って殴りこみに行ってしまうだろう。

聞けなかったのは残念であるが、結果として僕のエロの勘は当たってしまったわけだ。我ながら凄いようなひどいような第六感。

シックスセンスじゃなくてセックスセンスである。

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■サンカンサンカン授業参観
2010年06月20日(日)
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娘・R(6才)の授業参観であった。

1時間目からいつでも来てよい、というシステムであったが娘・R(6才)が

「こくごのじかん見に来て!Rちゃんろーどくするから!」

と猛烈にプッシュするので国語の授業である2時間目から見に行くことにした。学校に着くと2時間目が始まる前の休み時間で、Rは中庭で友達と遊んでいた。

仲良しの友達女の子と中庭の隅っこで楽しそうに遊んでいる。何だろう。女の子らしくお花でも見ているのかな…女の子は可憐でいいなあ…と思ったら僕を見つけてダダダダッと走ってきて

「みてみて!ダンゴムシ!」

「ぬあああああ!」

ハナクソみたいなダンゴムシが手のひらに一杯。可憐じゃなくてワイルドだった。

国語の授業が始まると、まず教科書を全員で朗読。それから先生の質問。

「なんで○○は××なんでしょう。わかるひと〜」

「はーい!」

R、手を挙げず。

先生の次の質問。

「はーい!」

R、また手を挙げず。普通、授業参観ってこれでもかってぐらいに挙手して目立とうとしないのだろうか。いや、Rの性格はよく分かっている。とにかく目立つことが嫌いなんである。多分そうじゃないかなあと薄々は分かっていたことだ!

その後はグループごとに前に出て来て朗読。これはRも堂々としていてよく出来ていた。みんなと同じことをして同じぐらい目立つことには抵抗がないようだ。…分かりやすい子!

あとで

「手、挙げればいいじゃん!答え分からなかったの?」

と聞いてみたら

「今日はそういう気分じゃなかったの」

とかアンニュイな表情で言われてしまった。気まぐれな大女優かお前は。

国語の授業が終わると体育館で保護者向けの「セーフティ講座」なるものがあるという。なんだセーフティって。セーフティ吸水・多い日も安心、みたいなことしか思い浮かばなかったが、校長や警察官・区役所職員による子供の安全・防犯についての講座だった。まとめると

・高学年には万引き・ドラッグについて指導。
・低学年には交通事故・不審者について指導。

ふーん。小学生で既にドラッグて。エロマンガの世界だけかと思った。そして練馬区という地域性については

・練馬区は凶悪犯罪は少ないが露出狂とか幼女を誘おうとする変質者・変態が多い。
・練馬区は「台」のつく地名に犯罪が多い(桜台・氷川台・平和台)

なるほど。練馬変態クラブってわけだな。しかし平和台って名前なのに平和じゃないんだなあ…。

それよりも何よりも一番気になったのは、講座の途中で外から飛び込んで来たでっかいギンヤンマの存在だった。

「うおおおお!おらが田舎の栃木でも滅多に見たことがないのに!」

捕まえたくて仕方がなかった。しかし追い掛け回したら変態だよなあ…と辛うじて良心が邪魔をして我慢せざるを得なかった。

セーフティー講座が終わってRの教室に戻ると給食の時間。

「今日はカレーなんだよ」

とRが言っていたとおり、教室の隣の給食室で大量のカレーを作っていた。僕の小学校は給食センターからの配達だったので給食室はなかった。

なので物珍しくて見ていたら、石川五右衛門を3人ぐらい余裕で釜茹でに出来そうな大釜や大鍋や、志村の頭上に落ちてきそうなでっかいタライがたくさんあって興奮した。ていうかカレーの匂いがとてもうまそうで腹減ってきた。

しかしいくら物欲しげに見ていても親が食べられることはなかった(当たり前だ)。周りの子がカレーおかわりとか、休んだ子のぶんが余っているデザート争奪ジャンケンとかしている間、Rは一番遅くまでもっさらもっさらと食べていたことよ。

ダラダラしている訳じゃないんだけど遅いんだよなあ…。なんでだろう。あまりハングリーじゃないっていうか。だから一番背が小さいんだなあ。

ついでに掃除の時間も見ていくことにした。家じゃ絶対やらないのにRが雑巾がけしたり机を動かしたりしている!まあ僕も家の中じゃ、ちんこより重たいものは絶対持たないけど。

結局最後まで見てしまい、一緒に帰った。学校での子供の姿はなかなか見れないので貴重である。そこで自分の子供がどんな行動を取っているか…。おそらくRは成績は良くもなく悪くもなく、行動も目立つこともなく、教師の目からすれば一番埋もれてしまいがちな子であろう。努力してもなかなか見つけてもらえない、報われないタイプ。

既に1年生にして、かなりひどい授業クラッシャーみたいな子供もいた。帰りの会の時防犯ブザー鳴らしまくったりして。こういう子供は僕らの時代だったらとっくにぶっ飛ばされているけれどもこのご時世、教師も大変だなあ。

とにかくまたあったら見てみたいと思う。

すなわち、参観することに意義がある…!

摘んでいるのだろうか

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■酒とネタに溺れて
2010年06月19日(土)
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若い頃よりだいぶ酒が弱くなった。

子供が出来てからめっきり飲むことが減ってしまった。育児のため家に縛られてしまっている嫁のことを考えると、自分だけ夜飲んだくれて遊んでるのはどうも後ろ髪を引かれる思いになるので…。飲む量が減ったこと、年取ったこと、これが原因だろう。

あと昔はいくら飲んでも吐いてもゲロまみれになって酩酊しても、記憶だけは絶対ハッキリしていたのに、今はあっという間に記憶がすっ飛んでしまう。下手すりゃ帰り道に

「何話してたっけ?どうやってみんなと別れたっけ?

家に帰るまでに記憶がポロポロと落ちていくのである。

とはいっても全く飲んでないというわけではない。たまには飲みに行かせてもらっている。

もう1週間も前になるが、以前「かなまら祭り」というちんこ神輿を担ぐお祭りを一緒に見に行った女の子・ミキさんとナイトウさんと、結構細く長い付き合いの友達・白井君と飲みに行った。

けっこう色んな話をして楽しかった…はずなのだが、こうして日記に書こうと思ったら何も覚えてない!なんかすっごい下らないことばっかり言っていたような気がする、と思い、恐る恐るミキさんに

「何を喋ったか覚えてねー!」

と聞いてみたら

「なんかヘレニズムギャグとか言ってましたよ。俺のフィリッポス2世をササン朝ペルシア〜、とか。いざアケメネス朝〜、とか」

…。

…。

ゴメン。何言ってんだか我ながら分からない。そう返信するしかなかった。やばい。きっと僕と君の肉体的文化的融合〜とか言っていたに違いない。

酒を飲む弊害…すぐ酔う。猛烈に記憶をなくす。そしてもうひとつあった。それは携帯電話に隠されていた。自分でも覚えていないんだが結構携帯カメラでパシャパシャ撮っているんである。

オフ
これは飲んでいる店の中を撮影。これは覚えている。でもブレまくり。

オフ
帰る時、反対ホームの白井君とナイトウさんを撮る。これも覚えている。

オフ
これは…電車を降りて地元に着いた駅前の風景。どっかのビルに登って写してるようなのだが…このへんから記憶が怪しげである。確かおぼろげな記憶を辿ると

「はやぶさまだかな〜」

と空を見上げていたような気がする。あほか。

オフ
さらに地元の街をフラフラさ迷い、入った飲み屋の中。ここで飲んだのは覚えているが写真撮ったのは全然覚えてない。ウザかっただろうなあ…店に入るなりピロリンピロリンとか。

そう、もうひとつの弊害は、酔うと写真を撮りまくる。これも若い頃はなかった癖である。写真にはそれぞれ日時も記録されているので、ご丁寧に時系列でそのまんまこの夜の足取りが残っているのである。

便利ではあるが恐ろしくもある。もし僕が嫁には言えないようなことをしていて、その記録がバッチリ残っていてそれを嫁に見られたら…。

僕の携帯に最後に記録される写真は、返り血を浴びた嫁の顔なのかもしれない。そうならないように誡めの言葉をここに記しておくことにしよう。

酒は飲んでも飲まれるな。
酒は飲め飲めわかめ酒。

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■発熱少年
2010年06月18日(金)
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昼間仕事してたら嫁からメールが。

「タク(4才の息子)が熱を出して…」

ひええ。先週娘・R(6才)の発熱に続いてタクまでも。というより絶対Rから伝染ったのだ。症状も同じでとにかく熱だけが出る。咳や鼻水、喉の痛みなどは全くないという。

朝は全然平気だったのになあ。幼稚園に行ってから発熱したらしい。どうもグズグズ泣くので先生がおかしいと思って頭を触ったら熱い!熱を測ったら38度!ということでRが発熱してから潜伏期間きっかり一週間。

家に帰るとタクが苦しそうな顔をして寝ていた。触ってみるととても熱い。

「39.5度まで上がったよ。びっくりしたよ…」

と嫁。おおかわいそうに。

翌朝はあまりご飯が進まず

「パンとアイスなら食べる〜」

と言うのでコンビニに行って買ってくる。ついでにポカリとチョコも。するとモリモリ食べて、薬が苦いのでアイスと一緒に食べていた。

「おしっこいく〜」

「うん、いっといで。ひとりで行けるか?」

フラフラとトイレに行くタクであったが

「たいへんだ!ちんちんがしぼんでる!」

と股間丸出しで戻って来た。

「あほか!いつもといっしょだ」

「そうかなー」

ちんちんをいじくった手をくんくん匂いをかいでいる。

「くさっ」

「かぐなっ!」

熱のせいでちょっと暴走気味なんですけど…。ちょっと心配である。タクは水枕とか氷嚢が嫌いで、寝る時も全然しないんである。冷たくて嫌いだ、という。Rと症状が一緒ならば、2〜3日で治るはずなんだけど。

「今日は幼稚園お休みだね」

と言うと

「皆勤賞もらえなくなっちゃった…」

ちょっとしょぼーんとしていた。うーん。しかたあるまい。

さっきのちんちん解禁賞で我慢するしかないなあ。

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■水着に変身!!みたいな
2010年06月17日(木)
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子供達が見ている番組の中で、

「天装戦隊ゴセイジャー」

という5人組戦隊特撮ものがある。内容は僕らの世代から延々と続くゴレンジャーシリーズとほとんど変わらない。5人組のヒーローと敵。敵は1回やられると巨大化してリベンジするお約束ストーリー。子供達の購買欲をそそるギミックたっぷりの変身グッズや変身合体戦闘ロボット。

呆れるほど変わっていない話の作りだが、僕がリアルタイムで見ていた頃と明らかに違うものがある。それは、出演者の女の子が可愛いのだああ。昔は女の子と言えばピンクのみ。5人組の中の紅一点だった。でも今はイエローとピンクが女の子である。

女性の社会進出を反映したものなのだろうか。それとも大きなエロお友達をもゲットしようつする顧客拡大戦略なのだろうか。それは分からない。

分からないが、いつも買っている「漫画アクション」今週号のグラビアアイドルが

「あっ」

イエローの女の子だったので妙に興奮した。

漫画アクションのサイト。ここで一部見れます。

いつも子供向けに変身!とかやってる子が水着姿でハアハア。なんでこんなにときめいてメモリアルなのか。観葉植物だと思ってたのに「え、食べられるんですか?」と分かった時のような…ってちょっと違う気がする。

野暮ったい子だと思っていたらメガネを外したら美人だったとかTシャツになったら巨乳だったとかそんな感じだろうか。

最初から「可愛いなあ」と思う女の子より、最初はメスとして見ていなかったが、ふとしたきっかけからエロスを感じてしまう方が、そのギャップに燃えてより評価が高くなり興奮する。

僕はエロス王なので、水着写真1枚からでも頭の中ではものすごいハードコアAVが製作されてしまうが、写真自体はそんなお色気はなかったのでRとタクにも見せてみた。

「コレ誰か分かるかい〜」

「あ!モネだ(役の名前)!」

さすがにふたりはすぐ分かったようでタクは

「おなか出てるよ〜おなか出てるよ〜」

妙にそこにこだわってずーっと言っていた。しまった。ちょっと刺激が強すぎたか。

結局何が言いたいかというと、いつも「変身」って言っている女の子に

「へっへっへ。いつものように変身って言って脱いでみろよ」

というプレイをして「変態」と言われたいんである。

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■泳がすつもりが泳がされ
2010年06月15日(火)
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娘・R(6才)と息子・タク(4才)はスポーツクラブの水泳教室に通っている。

いつもは平日なのだが、ちょっとイレギュラー的に土曜日タクの教室だけあるというので、久しぶりに僕が連れて行くことにした。

「泣くから気をつけてね」

と嫁。「泣く」とは…。親はプールに入れない。更衣室で着替えさせた後

「がんばってこいよー」

とコーチに引き渡すんである。その時にタクは泣いてしまうんだとか。こないだの授業参観でも泣かれたが、親と別れる時に切なくなってしまうようである。

この時も着替えさせるまでは調子がよかったのだが、

「プールの前にトイレ行こうぜ」

一緒にトイレに入ろうとしたら

「いつもはこっちなの!」

タクは女子トイレに入ろうとする。なるほどいつも嫁と一緒だからねえ。

「でもパパは入れないんだよ。男の子なら男の子のトイレ行こうぜー」

「やだ!こっちでおしっこするー」

「ダメだ!男は黙って立ちションだ!」

あくまでも男の放尿にこだわったら「うわあああああん」と泣いてしまった。

しかしもう授業は始まってしまう。泣きながらトイレを済ませていたら

「おやおやたっくんどうしたのー」

コーチが手を引っ張って行ってくれた。幼稚園の登園時もそうなのだけれども、タクは親と離れる瞬間だけナーバスになるので、別に授業自体がいやなわけではない。なので逃げ出したりはせず、ベソかきながら授業を受ける。で、そのうち

「ひゃっほー!」

とかケロッと元気になっているので3歩歩くとなんとやらの頭である。

久しぶりに見るタクの泳ぐ姿は、結構うまくなっていた。水にもぐってジャンプ。あと補助付きではあるがバタ足と背泳ぎ。もう水をほとんど怖がっていない。僕なんか顔を水につけるのもイヤだったのになあ。授業は1時間で終わり、

「よく頑張ったなあ。うまくなったなあ」

単純に感激してしまった僕は、おりしも外は真夏のような暑さだったので

「アイス買ってやろう。ママとR(6才の娘)には内緒ね」

とセブンティーンアイスを買ってしまった。嫁にバレると何勝手に食わせてんのとか怒られそうだし、Rにバレると「たっくんだけずるい」とこれまた怒られそうなので、男と男の秘密である。

「うん。わかった。内緒内緒ね〜」

と言いながらチョコアイスをベロベロなめまくるタクは、既に口の周りがチョコでベッタベタであった。口の周りにまあるいヒゲ。古きよきドロボースタイル。

「うわあ。それじゃバレバレだよ」

とタクの口を拭こうとしたまさにその時。ぴろりーんと嫁からメールが。携帯を開くと

「暑いし、アイスでも食べてくれば?」

ぬおおおおおお!何故ドンピシャなメッセージを!

「どっかで見てるんじゃないだろうなあ…」

僕はタクが泳ぐ姿を見学に来ただけなのに、目だけ泳いでしまったとさ。

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■参観王に、おれはなる!
2010年06月14日(月)
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息子・タク(4才)の幼稚園で父親参観があったので見に行った。

タク
坊主頭ですっかり昭和の子供みたいな感じになっているタク。一緒に幼稚園まで歩いて、教室まで付いて行く。

「荷物を置いたら帽子をかぶって園庭で朝の体操ですよー」

とのことなので一旦教室に入ってもすぐ園庭に出る。

「タクは自分のとこに並ぶんだぞ」

と言い残して僕はビデオがよく撮れる場所をゲットするために猛ダッシュ。タクのクラスの前に陣取った。しかしタクがなかなか来ない…。しばらくすると

「ぶわあああああああ!」

号泣しまくって先生に手を引かれてきた。

「どーしたんだ」

「パパ探してたのにいいいい!」

「えー。並べって言ったじゃん」

「いっしょに並ぶとこまで行きたかったのにいいいい!」

えー。なんかごめん。

タクはメソメソ顔で朝の運動をしていたが鳥頭なので回復は早く、教室に戻る頃にはケロッとしていた。

そして授業開始。仕方がないことなのだが、ほとんど後ろからしか見えないので子供達の後頭部しか見れないのが残念である。それでも歌を1曲歌い終わるごとにこちらを見てニヤリとするタク。

「それではお父さん達も一緒に、歌に合わせて踊ってもらいまーす」

4曲歌い終わると先生の指示により父親も参加。タクと組んでミュージックスタートを待つ。なんか親子のジャガイモがうんたらかんたらという歌で

「お父さんおイモ〜」

とかいう歌詞なので、思い切った歌詞だなあと素で焦る。昨日父ちゃんと寝た時に〜♪変なところにイモがある〜♪坊やよく聞けそのイモは〜♪坊やを作ったタネイモだ〜♪。

お遊戯をしているうちにあっという間に授業は終わってしまった。そして締めくくりにはプレゼント贈呈。紙粘土で作った写真用の額縁である。

「ありがとね〜タク」

「パパの絵も描いたんだよ!」

教室の壁には園児達が描いた父親の絵が掲示されており

「どれどれ」

とタクが描いた僕は、2代目裸の大将そっくりだった。うおおおおおおお!

「よ…よく描けたね…」

納得いかなくても褒めなければならぬ。

そんな感じであっという間の1時間、授業参観を終えタクと帰って来た。来週は娘・R(6才)の父親参観もあるのでわりと忙しい。でも必ず出なければならない。

参観することに意義がある。なんつって。

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■発熱少女
2010年06月12日(土)
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朝はいつもどおり学校に行った娘・R(6才)だったが、昼間仕事中に

「熱が出ちゃった。38.9度」

嫁からメールが入ってビックラゲーション(死語)、いや、ビックリマンコ(死語ですらない)いや、とにかくビックリしたのである。

家に帰ると冷えピタをおでこに貼り、すやすやと眠るRがいた。

「熱だけなのよ。咳とかはなくて…」

と嫁が言うとおり、特に苦しそうではない。学校から帰って来て

「疲れた〜」

とか

「だるい〜」

とかグダグダしていて様子がおかしかったので体温を測ったら大フィーバーだったという。Rの隣の席の男の子が最近熱を出して休んだり出て来たりしていたので伝染されたんではないか、とのこと。

「かわいそうになあ…」

Rの枕元を見ると、なんだか折り紙が散らかっている。お見舞いの折り紙といえば「鶴」が定番だが、何故か「かぶと」ばかりが散らかる。

「タク(4才の息子)が作ったのよ」

「えー」

折り紙の他に手紙もあるのだというのでそれも見てみた。

『Rちゃんへ。つらいけど、おくすりのんでね。タクより』

「…いい弟だなあ」

「でしょ。彼なりの思いやりなのよ」

翌朝も38度前後だったので学校はお休み。嫁がいつも一緒に行く子達に「Rは今日休みだから〜」と伝えるとみんな心配して

「Rちゃーん!」

ドドドドと玄関まで押し寄せてドアを開けて覗き込む。しかしRはお絵描きなどして全然見向きもしない。

「みんな心配して見に来てくれたぞ。顔出しなさい」

「カギしめて」

「なんでだよ!」

自分だけパジャマで家にいるというシチュエイションが恥ずかしいらしい。

これをどこ吹く風邪といいますってオイ。

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■あん!あん!あん!
2010年06月11日(金)
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「はーい、お絵かきの時間でーす」

朝の忙しい時に、娘・R(6才)はチラシの裏に何かを描こうとしていた。

「ちゃんと学校の準備はできたの?」

「パパはRちゃんに何かいてほしいですかー?」

「忙しいんだけど」

「何かいてほしいですか!」

「えー。何その執念。うーん、じゃあ、

園咲流兵衛
園咲流兵衛!(仮面ライダーWの悪役:寺田農)」

「かけないよ!」

「じゃあドラえもん」

「わかりましたー」

「ていうか準備しろー!」

朝の時間はあっという間に過ぎる。僕自身も支度しなければならない。ドタバタとして絵を描くとかどうとうという話ではなかった。なので家を出る時には絵のことなんて頭から飛んでいた。

で、夜、仕事から帰って来ると僕の机の上に

ニセドラえもん
こんなものが…。うっわ微妙ー…。一生懸命ドラえもんを描いたのだろうが、

ニセドラえもん
メイドインチャイナのニセモノみてえ…。

それでも「変だよコレ」とか言ってしまうと純真な乙女心を傷付けてしまう。褒めなければいけないのだ。でも明日起きたらどうやって…。

とにかく褒めて褒めて褒めまくれ、褒めるところがなくてもオーラがキレイだとか無理矢理褒めろ、みたいな愛咲ルイな気持ちになってしまった。

こんなことだったらしっかりサポートして、きちんとしたドラえもんを描かせればよかった。しかし朝の忙しい時間帯なんかにお絵描きなんてやってらんないんだよっ。せいぜいケツをかくのがいいところだ。

ドラえもんがパチモンになってしまったというお話でしたとさ。

とっぺんぱらりのぷう。

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■アイスる人よ、そばにいて
2010年06月09日(水)
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あれは嫁の誕生日当日のことじゃった。

お祝いは翌日の土日に行なうのでこの日は特に何もイベント的なものはなかったのだが、手ぶらで帰るのもなあ…ということでコンビニに吸い込まれた。

「アイスでも買って行こうかしらん」

そういえばこないだ光が丘に行った時、ハーゲンダッツの店が潰れてしまっていて

「ぬおおおお、なんでええええ」

嫁が思いっきりショックを受けていたのを思い出した。おおそうじゃ。ハーゲンダッツのアイスを買って行ってやろう。

コンビニの冷蔵庫を開けると、ストロベリーだとか抹茶だとかのスタンダード商品のほかに、「ドルチェ」とか書いてある見慣れぬ商品があった。これを買うことにしよう。3種類あったので3つとも買うのだ。

レジに持ってったら1180円ぐらいしてちょっと驚いた。高っ。ひとつ300円以上?値段とか全然見てなかったよ…。多少後悔しながら家に帰って嫁に見せたら

「うわっ。すごーい。おいしそー。ありがとー」

なんかもの凄い喜んでるんだけど。やはり高価なだけある。

「あなたも食べなよ」

「いや僕はいいよ…」

この年になると甘ったるいものはねえ…と遠慮したのだが、嫁があまりにも味見しろ食ってみろというので一口食べてみたら

「うめー!なんだこりゃ!」

アイスのようなケーキのような。両方のおいしいとこいいとこどりみたいな。すげえええハーゲンダッツのドルチェ。

「明日子供達にも食べさせてやろうよ」

そのためにみっつも買ってきたんである。しかし嫁は

「人生の序盤からこんなの与えて舌肥えさせてどうすんのよ!」

…ごもっともで。今のうちからこんないいアイスを食べさせてたら海原雄山みたいな子供が出来上がってしまう。

とにかく嫁はおいしいおいしいと超ご機嫌。これが栃木名物

レモン牛乳アイス
レモン牛乳アイスだったらどうなっていただろうか。これも美味しいんだけれども、嫁はりブランドとかネームバリューに左右される生き物であり、栃木ブランドではハーゲンダッツも足元にも及ばないだろう。この勢いで今夜ご開帳してくれそうな勢いである。さあ、ドルチェがくれたこのチャンス。逃すものかあああああ

「まだ出血中だっつの」

あああああああ…。

ドルチェ…アンド…

…そんなバッカーナ。

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■ありをりはべり今カンケリ
2010年06月08日(火)
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家の前で娘・R(6才)と息子・タク(4才)にカンケリの遊び方を教えていたら

「車も来るのに、危ないでしょー!」

嫁に怒られたので公園でやることにした。公園に行く途中、ぴのちゃんがひとり自分ちの前で遊んでいた。Rの同級生で、一緒に小学校に行くようになってから僕もこの子の顔と名前を覚えた。

「ぴのちゃーん」

Rとタクが手を振ると、一緒に遊びたそうな顔をして僕らを見送っていた。

「パパー、こっちから行くー。探検ー」

公園までの道をわざと遠回りしながら歩き、到着すると、

「あれ、ぴのちゃん」

既にぴのちゃんがそこにいてニコニコしていた。やはり一緒に遊びたかったようだ。

「ちゃんと公園で遊ぶってお家の人には言ったのかい?」

「え?うん」

なんか言ってない気もするがまあいいか。

「じゃあ缶蹴りするぞー」

ひととおりルールを教えながら

「Rちゃんみっけポコペン!」

とかやりながら一緒に遊んだ。ところでカンケリの掛け声って何種類あるんだろう。僕が知っているのは

「○○ちゃんみっけ缶切った!」(栃木ver.)

「○○ちゃんみっけポコペン!」(こち亀ver.)

の2種類である。

で、散々遊び倒して夕方。よそのウチの娘さんを預かってる手前、あまり遅くなってもまずかろうと引き上げた。帰り道、ぴのちゃんが

「みんな、パパがいていいなあ」

ポツリと呟いた。

「今日はお仕事でいないのかい?」

「ううん、さいしょからいないの」

「…そうか。おじちゃんならまたカンケリするぞ」

ぴのちゃんは最近知ったばかりの子なのでそういうことは全然知らず。自営業の家だからてっきり父親中心で切り盛りしているんだと思っていた。でもぴのちゃんは

「でもおじいちゃんがいるから」

また笑顔に戻った。

「おお、そうか。よかったね」

ぴのちゃんの家に着く。庭に何故か木彫りの狸の像があって結構目立つ。

「あれはおじいちゃんが作ったんだよ」

「えっあれを?すごいなあ。ほらR達も見てみ」

素でスゲーと言ってしまった。

「たぬきたぬきー!」

と騒ぐRとタクとぴのちゃん。…君達が何を言わんとしているか父は分かったぞ。

ズバリたぬきんトリオでしょう!

平成フタケタ生まれには絶対分からないだろうが…。

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■パールプレゼント
2010年06月07日(月)
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真珠のネックレスが欲しいと嫁が言うので、池袋某百貨店に赴いた。

真珠売り場がおもちゃ売り場と同じフロアだったため、まず娘・R(6才)と息子・タク(4才)がおもちゃに捕まりしばらくおもちゃ売り場を動けず。

「てんそうせんたいっごせいじゃーっ♪」

戦隊モノのアニメが流れているテレビの前で、知らない子達と大合唱するRとタク。

「ほら、行くぞー」

連れ出すのに結構時間がかかってしまった。で、真珠売り場に行くと

「ネックレスをお求めですか?」

と店員が声をかけてくれる。いえ、ちんこに入れる用なんです、とか言ったらそれもちゃんと用意してくれるんだろうか。

「こちらなどがオススメでございますが」

店員が色々勧めてくれる。真珠って大きさも色も値段もピンキリなんだなあ。嫁の好みに任せて僕は子供達と待つことにする。

Rとタクは目をキョトーンとさせながら用意されたイスに座っている。時間が経つにつれて段々飽きてきて、ウィンドウの中の宝石を見て

「わーきれー」

などと言っている。将来Rも誰かから貰うのだろうか。そしてタクは僕と同じように誰かにせがまれるのだろうか。

「ほら、あんまりベタベタ触るんじゃないよ」

ウィンドウに手形をつけまくりそうな勢いだったのでRとタクに注意すると

「あらぁ、すみませんオホホホホ」

同じくウィンドウに手をベタベタしまくって何か作業をしていた店のオーナーらしきご婦人に笑われた。なにこの店。

「それではお会計よろしいでしょうか…」

ようやく品物を受け取ってお金を払う。真珠は嫁の誕生石でもある。誕生石を身につけることで幸運が与えられるという。「給料の三ヶ月ぶん」みたいな、単に宝石を買わせるためのデビアス社の流言飛語かもしれないけど。嫁に幸運が与えられますよう。

「はい、行くよーお待たせー」

Rとタクの手を取って帰る。エスカレーターを登る時に

「ほらほらタク、走ると危ない…」

先に行くタクを見上げようとしたら、その先にいるセーラー服女子中学生の…パンツが…見えた…。真珠のような白で…神様…ありがとう…。

やはり誕生石は幸運をもたらすようである。何故か僕に。

真珠る者は救われる。

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■今夜はイート・イット
2010年06月06日(日)
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嫁の誕生日を祝ってバイキングへ。

昼間っから娘・R(6才)と息子・タク(4才)は、近所の友達と遊んでいる時でも

「今日、バイキングなのよ!」

と言いまくっているのだが、友達も負けずに

「うちは焼き肉たべほーだい!」

とか言って競っていた。で、時間になってバイバイし、じゃあ行くべかと出て来た嫁の服が何故か真っ黒。

「お葬式?」

子供達に総ツッコミを受ける。

「いやー。お上品なコーディネイトをしようと思ったら何故かこんなことに」

「月影先生かお前は」

みんな、バイキングが楽しみ過ぎてテンションがおかしかった。

Rとタク
盛り上がり過ぎなふたり。

お店に着くともう大変。嫁は「メニュー全種類コンプリートする」と豪語したわりにはチェックが甘く、

「エビチリゲット〜タイムサービスだって」

と僕が山盛りにして持ってくると

「えっエビチリあったの?」

そしてまた違う時間にいくら丼を持ってくると

「あなたそのいくら丼どっから持って来たのよっ」

「今タイムサービスだって店の人が叫んでんじゃん」

「くやしい…また逃した…」

わりと目玉メニューチックなタイムサービスメニューを逃しまくっていた。

Rは色んな物が食べられること以上に、自分でお皿に料理を盛りつけることが楽しいようだ。よくままごとで没頭してるもんなあ…。でも料理を取ろうとするRはどうも危なっかしくて今にもこぼしそうなので

「ほら、取ってやるよ」

と手を貸そうとすると

「自分でできるの!給食当番もやったんだから!」

と怒られてしまった。いつまでもおこちゃま扱いしないでってか…。

とにかくガツガツと食いまくっているうちに腹が出て来た。タクはイスの上に立ち上がり、シャツをぺろんとたくし上げて腹をボロローンと出して

「ほらみてみてー。おなかパンパン〜」

殆ど分福茶釜状態でポンポコ叩いているではありませんか。

「こらっ。よしなさい!」

ああっ。こういうところでしつけの悪さが露呈してしまう。隣の席にいた老婦人が

「あっはっはっ。オバチャンの方がおなかすごいよー」

とタクを笑う。よそさまで恥かかせるんじゃないよっ。

そんなこんなでもうこれ以上食べたらなんか産まれるってぐらい食べて店を後にした。

「子供達をトイレに行かせる」

と嫁が子供達をトイレに連れて行った。うん。電車に乗る前に行かせた方がいいね…と待っていたら、子供達が戻って来ても嫁が戻って来ない。

「ママはどうしたの?」

「ママはうんちしてる!」

「そうか…。でもそういうことはちょっと小さい声で言おうか…」

しばらくしたら嫁は戻って来、じゃあ電車に乗ろうと思ったら嫁、途中でもう一回トイレ。

「大丈夫か?何か食べ物当たった?」

「いえ、単なる食べ過ぎ」

まじっすか…と思いながら家に着いたら今度は嫁、ケロケロ吐いているではありませんか。

「もしかして、つわり?」

「生理中だし!」

ちっ。

「いえ、ほんとにタダの食べ過ぎ。お恥ずかしい」

ガッつき過ぎだろ…。古代ローマ貴族は世界中から集められたごちそうを食べては吐き、吐いては食べ、という退廃的な贅沢をしていたというが、僕は吐くまで食ったことはないなあ…。

食べ放題で食べ過ぎた嫁。

その食欲をすこしでも性欲に回して貰えればちょうどいいのだが…。

食べ放題の次はやり放題の店に行きたい。

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■ジューンブライドじゃなくてジューン誕生日
2010年06月05日(土)
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6月4日は嫁の誕生日なんである。

虫歯予防デーという微妙な星の下に生まれた嫁。

どっちかっていうと虫の64よりエロス勧誘無視の64の意味合いに近い気がする。どうせだったら69の日である6月9日とか、尺八の日である10月8日とか、オナニーの日である07月21日であるとか、しこしこの日である45月45日とかイクイクの日である19月19日に生まれて来ればよかったのに。

「R(6才の娘)はもう誕生日を楽しみにしてるのよ」

と嫁が言う。

「え。Rが?なんで?」

「バイキングたのしみだなーって」

「えーっ。まだ行くと決めたわけじゃないのに」

まだ当日は何をしようかな〜と全然固まってない段階だったが、Rの頭の中ではバイキングに行くものだと思っているらしい。それもそのはずで僕が

「ママの誕生日はおすしとバイキングどっちがいい?」

Rと息子・タク(4才)に聞いてしまったのが悪い。

「バイキング!」

ふたりとも即答だったので、これじゃバイキング行くもんだと思われても仕方がない。慌てて某店の予約を取った。そんな高い店ではないが

「鳩山首相も来たことがあるみたいよ」

と嫁に言うと

「えっ鳩のエサ?」

そのひとことでなんか段取りが全て崩れ落ちていく感じ。

そして、昨日、すなわち嫁の誕生日当日はRの授業参観だったのだが、嫁はいろんなママさんから

「誕生日なんですって?」

「バイキング行くんですって?」

と言われたのだという。R、どんだけ言い触らしてるんだ…お前は花沢さんか。更にはRの同級生の男の子にも

「ねえRちゃんのママ〜、何才になったの?」

ものすごい直球の質問をされ、ガン無視したという。

やっぱり6月4日は無視の日!

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■エロ声ネクストドア
2010年06月04日(金)
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夜中、ふとした物音で目が覚めた。時計を見たら3時半。

どこからか女性の悲鳴が聞こえるんである。すわ殺人事件かと窓を開けたら

「あああん!いやああん!ああああああ!」

…僕が殺人犯になりそうなぐらいの喘ぎ声だった。昨晩嫁のおけつをひとなでしただけで

「うざいし!」

と引っぱたかれた僕とは天と地ほどの差。これが格差社会か。まったく、どこのどいつだ!けしからん!うらやましい!街灯に誘われる蛾の如く喘ぎ声に誘われるがまま外に出てみると、斜め向かいのアパートの角部屋から聞こえてくる。

「あああん!あああん!」

ウチの中では分からなかったが、パンパンパンというみだならピストン音も聞こえてきてマジむかつくんですけど。こんなデカイ声じゃ僕以外でも起きてるのいるんじゃないかしらん…。

あまりに分かりやすすぎるボイス&サウンドなのでもしかしたら寂しい男が大音量でAVを見ているだけなのかもしれないが…でもなんか生声生音生ライブ感たっぷりなんだよなあ。

思わず外に出てしまったものの、ただ聞くだけとはこれほど絵に描いた餅はない。ひとこと文句を言ってやろうか…とも思ったがこんなことでご近所さんとギスギスしたくないし…。言うとしたら朝まで待って、

ドラクエ
「ゆうべはおたのしみでしたね」

コレ言ってみてええええ。

家に戻り悶々としていたら5時頃になって嫁が起きた。

「…というわけで喘ぎ声がうるさくて目を覚ましちゃってね」

と説明したら

「あなたが外に出たってのは気が付いたけど、わざわざ聞きに行ったの?」

案の定思いっきり笑われた。お前がちゃんとやらせてくれりゃそこまでがっつかないわい。

「どーしたのー?」

僕らの話し声で娘・R(6才)と息子・タク(4才)も起きてしまった。

「えーと、外の声がうるさかったからパパ起きちゃったって話だよ」

うむ、嘘は言ってない。

「えー。オバケじゃない?」

とR。

「ははは、そうかもしれないね」

よし、なんとか誤魔化せたぞ。しかしタクは

「マイケルジャクソンじゃない?」

「なんでだよっ!」

ある意味、どっちも昇天しているので合ってるっちゃあ合ってるような。

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■キュアミントな日
2010年06月03日(木)
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意外や意外、禁煙まだ継続中。

口の寂しさを紛らわそうと、タバコの代わりにミントの粒「ミンティア」を食べまくって3週間。タバコ代とほぼ同額がミンティア代になった。

http://www.asahi-fh.com/mintia/index.html

どうでもいいがミンティアは5月いっぱいまで、47都道府県の名産物をプレゼント、というキャンペーンをやっていた。50口ほど応募したがことごとく外れた。さらにどうでもいいことだが47都道府県にひとりずつ「ミンティアガール」というキャンペーンガールがいて、千葉県の女の子が一番可愛いと思う!

で、ミンティアには色んな味があり、ある日僕は「ドライハード」という、スーパードライよりドライっぽい、すなわち「やらせて」と頼んだ時の嫁の反応ぐらいドライな名前の味のものを食べていた。

これはミンティアの中でも一番辛(から)い。5粒ほど口に放り込むとミントが効きまくって舌がヒリヒリするんである。でもそれぐらい刺激がないとタバコの替わりにならないんである。ある日の朝、タバコ吸いてー…とぼーっとしながら、つい登校準備の近所の子達の前でザラザラっと食べるところを見せてしまった。

「ちょーだい」

お向かいの三姉妹が当然の如くおねだりしてきた。

「すんごいスースーするよ?辛いよ?大丈夫?」

こう言うとウチの娘・R(6才)や息子・タク(4才)は小心者なのでびびって引っ込むが

「大丈夫!ちょーだい!」

この三姉妹はイケイケドンドンだった。

「うん、大丈夫」

上のふたりは特に問題なく平気のようだったが、1年生の末っ子ちゃんは

「からいーーーー!おみずー!」

水を貰って流し込んでいて、やっぱダメなようであった。

で、次の日の朝、僕は「ワイルド&クール」という味を食べていた。

「あいつはハイスクールで、一番タフでクール、そしてワイルド」

という、ルー大柴のセリフかと思いきや実は浜田省吾の歌詞を思い浮かべる名前である。この味はドライハードほどではないがやっぱり辛い。

「ちょーだい」

懲りない末っ子ちゃんは今日もおねだり。

「これもからいぞー」

「だいじょうぶ!」

絶対ダメだと思うけど…と思ってあげると

「からいーーーー!おみずーーー!」

思いっきりデジャブにてヒデブ。この喉元過ぎれば辛さ忘れるっていうか、3歩歩けば忘れる鳥頭っぷりはタクといい勝負である。

結局この末っ子ちゃんは、更にその次の日に全然ミントの味がしないコーラ味をあげてみたところ

「うん。だいじょうぶ」

ようやく食べられるフレイバーに辿り着いたのであった。…ってよその子で何を試してるんだ僕。

「ははは、ミントが強すぎると辛いんだよねー」

という僕の説明を聞いてタクがひとこと。

「はとやま?」

いや、それはミンシュト。

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■東京五厘
2010年06月02日(水)
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息子・タク(4才)がボウズ頭になると「もう夏だなあ」と思う。

既に夏の風物詩である。夏の季語である。髪を切った私に違う人みたいねと。夏の扉である。

とりあえず良かったことはお風呂で髪を洗ってもすぐ乾くことである。あと触り心地がよい。つい頭をグリグリ撫でてしまう。

ボウズ頭になった翌朝、娘・R(6才)達と学校に行く時、近所の子達に初めて披露することになったのだけれども、

「みてみてー」

タク、自分から髪を切った私アピール。

「わーカワイイー」

結構ウケはよく、女の子、特に年上の5年生3年生のお姉様にモッテモテとなった。

「頭なでなでー」

しょっちゅう頭をぐりぐりされ、5年生の子なんてタクをお姫様ダッコして可愛がっている。いいなあ。小学生にダッコされるプレイなんて、どこの風俗行っても出来ないよ。しかしタクは

「ちょっと、おろしてー」

お姉さまの抱擁から逃れて

「パパだっこ」

なんと僕にダッコを求めて来るではないか。おいおいそりゃ違うだろ。女の子によるダッコとオヤジのそれは、抱擁と放尿ぐらいの違いがあるだろう…。10年後後悔するぞ!

しかしボウズ頭にしただけでこのモテッぷり。海老蔵みたいなヤツである。あとふたりぐらい揃ったら出発しましょう…というタイミングでタク、

「うんち、でる…」

「ぬおおお、早く行ってこい!」

タクは慌てて家の中にUターンして行った。あわただしいヤツだ…。

うんちが出る出るボウズ!

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■ウィンボウズXP
2010年06月01日(火)
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息子・タク(4才)が

「パパ〜、髪切って〜!いっぱい短くして欲しい!」

と言い出した。

「バリカンでガーッってやるけどいいのか」

「うん!」

どうやらボウズにして欲しいらしい。毎年夏になると暑いのでタクはボウズ頭にしているのだ。今年も自分からして欲しいと言うとは思わなかった。

僕はボウズが嫌いだ。中学の時、校則により強制ボウズ頭にさせられたからである。僕にとってボウズ頭とは強制・屈服・屈辱・支配の象徴でしかない。でもタクは暑いからボウズの方がいいという。

昔はボウズといえば本職ボウズ以外だと田舎の中学生か高校球児か囚人しかいなかったけれども、今はオサレなボウズもいるのでネガティブっぽさは薄れたのかなあ。

「じゃ、パパがやってあげるよ。来週な」

と言うと

「とこやさんがいいの!」

生意気なことを言う。

「えーなんで」

「アメひとつもらえるから」

「じゃあパパはアメ3つやるぞ」

「パパやって」

ふ。ちょろいぜ4才児。これぞまさにアメと父。そんなわけで来週になったのでバリカンでガーッと刈ってみた。いつもながら、芝刈り機で芝を刈るみたいな面白さがある。今回は虎刈りになることもなく、わりとうまく出来た。

「はい、出来たよー。うん、可愛いボウズだ」

首から下はタオルを巻いていたのでそのまんまテルテルボウズである。自画自賛でタクの頭をグリグリ撫でると

「ぼうずって言わないで!ぼうずって言わないで!」

と半泣きで訴えられた。どうやらボウズ頭は好きだがボウズと言われることは屈辱のようだ。なかなか複雑である。じゃあなんと呼べばいいのか…。

とりあえずボウズ少年よ、大志を抱け。

ボウズビーアンビシャスである。

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