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■捨て台詞モーニング。
2001年10月29日(月)
出勤前の朝。

「しばらく遊びに行ってないでしょ?」

妻が言う。確かにその通りだ。

なんだかんだ忙しくて、良く行くゲーセンにも行ってない。
そこには女友達のRちゃんがいるわけだが
Rちゃんにもしばらく会ってない。

「Rちゃんに会いにでも行ってくれば?」

僕の頭の中を覗いたかのように妻が言う。
ていうか僕の考えることがワンパターンなのであろう。

「ん…でも、今、Rちゃんは風邪で寝込んでいるんだよ」

僕はこの時、いらんことを言ってしまったような気がした。
悲しいことにその予感は当たることになる。

「ふ〜ん、良く知ってるんだね」

妻はニッコリと笑ったが笑顔の奥に凄まじい
嫉妬が読み取れた。

そしてその作り物の笑顔のまま

「大っ嫌い」

と吐き捨て、妻はスタスタと出勤して行ってしまった。

ある時は言葉が足らず、
ある時は一言多い。

またやってしまった。

で、何故会ってもいないのに「Rちゃん風邪寝込み情報」を
仕入れてたのかと言うと…。

風邪だけに風の便りということに
しておいてくれよ。


今日もアリガトウゴザイマシタ。


■あなたのお名前なんてえの?
2001年10月28日(日)
例えば学校のクラスで鈴木さんが三人いるとしよう。
そうすると、クラスの名簿などには

鈴木(注)
鈴木(笑)
鈴木(仮)

などと表されることがある。
(カッコ内デタラメ)

それを踏まえたお話…。

近所のコンビニに行った。

半濁音の多い、どこかの異国の言葉が聞こえてきた。
店員が電話で何か話している。
ここの店員はオーナー除き、
ほとんど外国人である。

僕が品物をレジに持っていくと、
その店員がのそーっとやってきた。
ふと、名札に目が行った。

イル(タ)

…イルっていう姓の人は多いんだなあ…

ていうか、

国どこ?

そして…

「タ」の後に続く名前は?

むしょーに聞きたくてしょうがなかったが、
そんな勇気もなく

ただ品物とお釣りを受け取って店を出た。

「アリガト、ゴザーマシタ」

ドイ(タ)シマシテ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■寝言は寝て言え。ただしよく考えてから。
2001年10月27日(土)
数日前、酔っ払って帰ってきた。
誰と飲んだのか、とヨメに聞かれたのだが
酔っ払った上に、とっとと眠りたかったので
「会社の人と…」と言ってすぐ寝てしまった。

数日後、ヨメがいきなり尋ねてきた。

「こないだ飲んでたのは、女とでしょ。○○ちゃんて娘」

げ。ばれてら。

「ウソついちゃだめでしょおおおお!!!」

ていうか別にやましいコトは全くしてないのに。
素直に言っておけばよかった、が後の祭りは
アフターカーニバル。

ひたすら謝るしかなかった。

何でバレたんだろ。
謝り倒した後に聞いてみた。

「…何で分かったの?」

「寝言でね、その娘の名前言ってたよ」

「なんですとおおおお??」

…全く知らなかった事実。自分が寝言を言う人間だったとは。

「よくRちゃんの名前も言ってるよ」

ヨメの駄目押し。
…不眠症になりそうだ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■夢でKISS KISS KISS。
2001年10月23日(火)
かなり惚気た内容なので
引き返すなら今のうちである。

書くかどうか迷ったのが今更隠し事しても
手遅れな感じがしないでもないので
冒頭でこう断っておけばいいや。

という訳で書く。

ウチの嫁は寝る前にちゅーをせがむ。

(ほら、引き返せと言ったはずである)

僕はそういう絵に描いたようなラブラブは虫唾が走る、
というか苦手なので聞かなかったことにしたいのだが、

放っておくとダダっ子のようにうるさいので
断れない。

そうすると嫁は二パーと満足げに眠りにつく。
今日はこんなことを言った。

「私が寝ている時にはちゅーしちゃだめよん」

「何で…?」

ていうか、別に言われなくてもしないけど。

「だって、お姫様は王子様のちゅーで
眠りから覚めちゃうんだもおおん!
だから朝まで起こさないで〜!」

六畳一間に住む王子と姫なんているか。

僕はふと思った。

「じゃ、お前は僕が寝ている間にそういうこと
 してるわけ?」

「してるよおおおおん」

…そのうち顔に「肉」とか「B-T」とか書かれたり
寝ている間に包丁で…という危険もあるということだ。

さて、自称眠り姫が寝てから数時間後の
午前4時…。僕は未だに起きていた。

確かめたかったからだ。
本当に起きるかどうか。

かーかー寝息を立てている顔を引き寄せ、

ぶちゅー。

…。
…。
…。

全く起きね。

こんなもんか。
王子様と言われるにはトウが立ち過ぎたよ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■日頃の行いが悪すぎる…のかも。
2001年10月22日(月)
忙しい最中、お気に入りの女の子Rちゃんに
しばらく会ってないことに気付いた。

思い出すに、おそらく会ってない期間最長記録な感じ。
会いたくても会えない多忙な日々。

そんなことを考えていると急にイトオシくなってみたり。
メールでも打つか。

「元気〜?愛してます!」

告ってどうする。まあいいや。そのまま送ってしまえ。

程なくして返事が来た。いつもはめっちゃくちゃ
遅いのに。(僕もだけど)

さては「愛」のヒトコトが効いたか…。ぷぷぷぷぷ。

…我ながら馬鹿。早速読んでみる。

「どうせ飲んでるんでしょ!!この酔っ払い!!」

…怒られてしまった。
まともに聞いてくれないようだ。

シラフなのに…。
本当に愛してるのに…あ…もちろん「嫁の次」に。
とりあえずそう書いておかないと。んが。

そして会えない日はまだまだ続く…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■それでも好きだったり。
2001年10月21日(日)
干支が一回り以上も昔。
僕はある女の子を好きになった。

告った。

フラれた。

女の子は僕のことを「苗字にさん付け」で
呼んでいた。告るまでは。

でも次の日からは

「かじりん」

と呼ぶようになった。

いわば格下げ。

この時、「惚れた者の弱み」及び「足元を見る」
という2つのジョートークなカンヨークを

初めて体を張って実感したのであった。

…女って怖いなあ、ということも。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ぴぴるまぴぴるまぷりりんぱ。
2001年10月07日(日)
[農水省は4日、狂牛病の感染源とされる
肉骨粉の家畜への使用について、
法律で全面禁止にする方針を決めた]

毎日新聞(10/5)


肉骨紛。

にくこっぷん。

最近この響きがかわいくて仕方が無い。


ぱんぷる ぴんぷる にくこっぷん

…。

あああ、
何のアニメの呪文だったっけ、コレ…。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■Smoke To Heaven.
2001年10月06日(土)
煙草を求めて
新宿を、

さ迷い漂い 
歩いてた。

僕が吸ってる 
タバコじゃない。

死んだ親父が
好きだった、

銘柄じゃないと
ダメなのだ。

今日は親父の 
命日だ。

墓に行けない
詫びとして、

遺影に添える
ことにする。

そうは思って
みたものの、

全然全く
見つからない。

既に廃版
なのだろう。

死者は過去から
動けない。

申し訳ない 
親父殿、

あなたは遠く
なりました。

僕の煙草で
よかったら

ひと箱やるよ
さあドウゾ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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