手紙を出したその後 |
手紙を読んだ彼から電話があった。親に読まれて家を追い出され、後輩の家に身を寄せているという。『借金の返済が確認できない場合は法的措置をとる事がある』と書いており、それで怒られたんだとか。普通の親じゃないみたいだから、「借用書書くなってあれだけ言ったやろ!」とか、そういう意味で怒られたのだろうか。
「とりあえず今夜会おうか」と彼が言った。彼の家の近くの大きな公園で待ち合わせた。彼はまた何か悪い事をやったらしく、逃げている。真夜中に会った。家にこればいいと言ったが、あたしの家に行くには大きな道を何本か通らなければならず、それが恐いのだとか…。まぁ金がないので、彼を養うのは無理な話だ。後、かくまうとあたしも捕まるからとも言っていた。
別れ話は全くしなかった。会った最初、彼の様子がおかしかったのでそれどころではなかった。なんだか弱々しくて、泣きそうだった。怯えた感じもあった。あたしのせいで家を追い出されたからかなと思ったけど、あたしは一切責められなかった。「もう変な手紙書いたらいかんよ?」と優しく言われただけだった。
なので、まだ続いている。
所で、前の仕事の後遺症か、男に対して無意識に恐複テ心を抱いており、バイトでレジ等の接客をしていても、男が相手だと恐くて恐くて仕方なく、目が合うと、言いようの無い吐き気とムカつきに襲われたり涙が出そうになったりする。アダルトビデオを借りに来ていようものなら尚更だ。頭の中が警戒信号でいっぱいになって、パニックになり今にも叫びそうな。 無論そうじゃない人も少しはいる。今の所、彼氏は平気だ。バイト仲間のうち信頼している(あたしに色目を使わない)人も店長も社員も平気だ。子供や青少年も平気だ。仕事相手に多かったからか、30代〜爺さんは確実に心臓に悪い。キツさも並じゃない。意識しだしたせいか、日に日に恐複テ心が増している。今の彼と別れたらもう一生男とは付き合えないんじゃないかと、深刻になる。 。 思春期の頃父親を嫌っていた時と、なんとなく似ている気もしないこともない。側に寄られると鳥肌が立つとか、存在自体がストレスとか、そんな所が何となく。…こうやって書くと…娘ってひでぇな。
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2003年08月31日(日)
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