人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2003年03月28日(金) 妊娠に気づけなかったことで起こった悲劇

生まれてはじめて物語。

陣痛が来て破水して、はじめて妊娠していたことを知っただなんて、恐ろしい。

なぜ、生理が9ヶ月ないことを不思議に思わないのか。
なぜ、妊娠してもおかしくない行為をしておきながら妊娠疑惑を持たないのか。
なぜ、陣痛を盲腸炎症だと自己判断下すのか。

わからん。

駆け込み出産が増えている昨今、謎は深まるばかり。



人によっては入院沙汰になるつわりも乗り越え、妊娠中毒症もを乗り越え、学生なんか体育もあるような激しさのある普段どおりの生活で、子どもが流れることなく五体満足に生まれる不思議。
でも、赤ちゃんを産む準備を9ヶ月間しないままに生んでしまった場合、母としての自覚を、父は父としての自覚を、まったくないままな状態であることが1番怖い。
赤ちゃんのお風呂の入れ方も分からず、赤ちゃんの生まれたばかりの頃の生活リズムも知らず、なにより生活基盤がまったく用意されないままに地域に帰る。生んだ当人たちはおろか、両親だって寝耳に水。みんなでパニック。
周囲のサポートで育児を始められる人はラッキー。だけど、婚姻前だと籍はどうするのか、生活費は子どもの養育費はだとか、会社や学校はどうするのだとか、そういう諸問題が起き…乳幼児虐待につながりかねないケースも少なくない。

まさに、人生事件。


2003年03月27日(木) パブリックモードの私とプライベートモードの私

まさに、職業意識。

パブリックモードのときは、結構衝撃的な事柄にも耐えられるもの。

ナースやってたときは、苦痛に顔を歪める人の顔だって普通の顔して見ることができたし、血みどろのもげた手足だって平気だった(ある意味、非現実的で恐怖を感じられなかったのかもしれないが)。
白衣を着ていなくても、怪我や病気罹患者を見ると、途端に意識はナースになっていた。

でも、パブリックヘルスナースになった今は、スプラッタ系はちょっとダメ。というか、だいぶダメ。職業名は長くなったけれども、医療処置を直視するのは苦手になってしまった。
その代わりと言っちゃなんだが、どんなごみ屋敷でも入れるし、どんなにすごい骨肉の争いをしている親族の中にいても「ご本人の為に、何をするのが一番だと思います?」と微笑める、そんな性格を手に入れることができた。

だけど、それらすべて、あくまでも、パブリックモードのときだけ。

プライベートだったら全部ダメ。
指先を紙で切っただけの傷でもイヤだし、採血しやすいような血管が浮いているだけでもなんか恐ろしい気分になるし、ごみの臭いにだって耐え切れない。怒鳴り合ったり殴り合ったりする人たちも嫌いだし、死に近づいていく人の前で遺産相続の話をしたりするのにも耐えられない。
しかも、そういうのに対面すると、お尻が、というか、大事なところが、ぎゅっとすぼまるみたいな、ぞぞぞっとなんともいえないかゆみが走るような、そんな不快感が起こる。

だから、プライベートモードだと、逃げちゃうこともある。職より恋だとか家族優先ってこともある。
その職業に就いてるんだから最初から最後まで責任持てと言われても、技術屋だって人なんです。
赦してくだされよ。

でも、これらのモード切替が自然にできなくなったら、なんか、人としてダメなんじゃないかと思ったりする、今日この頃。


2003年03月25日(火) それらすべてを超越したような

マイペースだとか自己中心的だとかGOING(強引グ) MY WAYだとか、それらすべてを超越した感じ。

別に、血液型占いのすべてを信じきっているわけではありませぬが、『マイペースなB型』と言われることに抵抗を感じない我がB型人生。
でも、やはり同じくB型ばっかの家族を見ていると、私はそれほど我が道行ってないんじゃないかと思ってしまうこともあったり。

妹が発言し、それに答えぬまま母が発言し、誰か何か返すかしらと見守っていたら父がまた別の発言をして、3人が3人、自分勝手に話題を提供している場面に遭遇したときは、どうしたもんかと思ったけれど、誰も不平不満も言わず、そのことに不可思議さを感じずにお茶を飲んでいたのを見て、やっぱり家族って変よ妙に納得よ、と思ってしまったり。

そんな私に、妹が新語で新たな境地を開拓してくださった。

『マイワールドな人々』

意味的には、マイペースだとか自己中だとかと一緒だけれども、何か印象が異なっているのは気のせいなんだろうか?

     | B型によるB型のためのB型の研究B型度チェック

以上、Google検索『B型』1ページより選択リンク

ちなみにB型度チェックでは私は『B型+α B型の性質を十分に生かせれば世の中は薔薇色』なんだそうだ。


2003年03月23日(日) 恋愛のストレスに

デートのたびにストレスが感じられる。

私たちは月一デートが最低ラインでほぼ最高ラインの遠距離恋愛カップルなので、デートという行事がとてもストレスフル。
会えることはとても楽しみだし、実際楽しい。どこに行こうか考えることも面倒くさいと思うところもあるけれど、結局は楽しい。
だけど、近距離恋愛者には分かりにくいだろう、過度のストレスがかかる時間がある。それは、別れ際。

「ちょっと会いに行く」という距離ではないから、どんなに会えなくて寂しい日があってもわがままなんて言えないし言いたくない。
だからこそ、会っている間はとにかく普段相手にできないことをしてやりたいと、できる限り笑顔を絶やさず肌を触れ合わせて離れずと、もう、非日常生活になる。

非日常行為はとってもとってもストレス。一緒にいることも別れることもストレスだなんて矛盾、絶対におかしいのに。

泣き出しそうな私の顔を見るのがイヤだと、改札口で重ね重ねキスした後は絶対に振り返らない彼。
私はその後姿がホームに向かうエスカレーターに乗って改札口から見えなくなるまで見送る。見送りながら、虚しさと寂しさとイライラ感で、ストレスは最高潮に達する。

そして、そんな状態のまま、私は閉店間際の横浜SOGOに飛び込むのだ。


2003年03月18日(火) 兄弟構成と恋愛の法則

少なくとも自分には当てはまっている。

私が高校時代にはまっていた『こっぱみじんの恋』というまんがの中で、この作者・米沢りかさんが書いていたのだが、本当そうだなあ、と今でも思うことがある。
それは、兄弟構成と恋愛の法則なのだけれど、姉タイプは弟タイプと、兄タイプは妹タイプと付き合いやすいというもの。

確かに、私は弟タイプの相手としか付き合ったことがない。

典型的な『姉』タイプである私は、姉の4人いる弟や、兄の2人いる弟にしか惚れなかったり、付き合わなかったり。今の彼も姉が1人いる。
私は、なんとなくどことなく人に甘えている弟タイプのほうが好きなのだ。もはや、年齢の差など関係ない。兄タイプも兄タイプで頼りがいがありそうだが、なんかなんか、ダメなのだ。

彼氏大募集中の我が妹はと見れば、やはり好みのタイプは兄タイプのようだ。いざとなったらお姉ちゃんが助けてくれる、と幼い頃から思っているところがもう、男のタイプまでもを決めてしまっているようだ。

反対に、女友だちは姉タイプが多い。妹タイプはなんだか疲れるので自然に付き合いが薄くなる傾向にあるのだ。

この法則って、ある種占いみたいだけれども、自分の周りを見回してその法則当てはまっている人口率が高いと、なんだかはまってしまう。

だから、ね、心配しないで。
血液型占いで微妙に相性が悪いからって、全カップル中危険な組み合わせトップクラスだなんて言われたからって、落ち込まないで。

人生、前向きが大事よ、お兄さん?


2003年03月17日(月) 佐々木(仮)家の人々 〜 お年頃になった末娘

めっちゃおどろいた。

先週金曜日、東北地方に住む妹がうちに遊びに来た。ちょうど春休みで東京の実家帰省中だったんで、神奈川のうちにくるのもそれほど手間ではなかったようだ。
金曜日はちょっと値段の高めの居酒屋で夕飯をし、土曜日はいちご狩りと高級寿司と横浜SOGO美術館で開催開始の『THEドラえもん展』に行った。

で、そんな中、妹の大学の話だとか私の仕事の話だとか、うちのバカップル両親の話だとか、そういうのを中心に会話をしていたのだが、突然、妹が言い出した。

「私、彼氏ほしいんだよね」

私、我が耳を疑った。
ずっと、少なくとも高校時代までは、男嫌いだった我が妹。男嫌いというより、油っぽいのとか暑苦しいのが嫌いで、さらりとした美少年しか、しかも観賞用にしか受け付けないような女だった。なのに、それがまた、付き合いたいなどと、どんな心境の変化でいきなり言うかな。

「学校にいるでしょ、男?」「いるけど、実験以外はほとんど口きかないし。共学だからって男と仲良くなれるかって言ったら別だよ」(妹は理系大学)
「そりゃまあね。実験の班にちょっとはいいなと思うのいないの?」「ひとりいるんだけど・・・なんか、神経質っぽくて、それが気になってだめ」(うちの家系はみなおおざっぱ)
「合気道部はどうよ?」「女ばっか。男いるけどみんな彼女持ち」(妹は合気道サークル所属)
「天文部は?」「・・・変な他学部の男が3人いるけど、いけてない」(妹が友人たちと作った有志の天文部)

姉の私が言うのも何なんだが、うちの妹は最近きれいになったと思う。恋でもしているのかと思ったが、そうじゃなかったようだ。私よりもすらりと背も高く、胸もあり、化粧もし、ムダ毛も処理する、女らしい妹。
付き合う相手は年上でも遠距離でもいいとのことで、妹は私に彼氏紹介依頼をかけてきたが、同期でおすすめっていうのもいないし、そもそも最初から遠距離恋愛に耐えられる人がいるかどうかが分からない。
まさか、かわいい顔しているのに26年間彼氏のいない、私の友人Tのことをいつまでも心の支えにしているわけにもいかないであろう。
お姉ちゃんも少し、物色してみるけど、あんまり期待しないでね。

いやはや、しかし、人は成長するんだね。


2003年03月13日(木) 春はストーカーの季節 〜 お引越しは計画的に

桜の開花予想も開花中継も始まって、とっても春な感じです。

この3〜4月は、入学したり、卒業したり、就職したり、転勤したり、結婚したり、離婚したりと、何かと人が移動する時期ですな。
だから、色々まいっちんぐ☆

私、行政で働いていますので、市民様のために日々市民様の保健・福祉向上を目指して活動しているわけなんですが、中でも経過観察の必要な市民様もいらっしゃいまして、そういう方に対しては非常に厚くフォローもしています。

たとえば、育児も家事もままならない若年の産婦さんや、DVに合っているのに逃げずに耐えてる奥さん、虐待されているお子さん、服薬のうまくいっていない精神疾患の人(保健所では把握していない人も地区保健師は抱えている)、介護保険に引っかからない高齢者(元気なお年よりは介護保険の対象外)、など。

だけど、そういう人の中で、保健師の存在に頼っている人はいいのです。ちゃんとフォローしてって、連絡してくるから。だけど、それ以外の人が、困るのです。お引越しするのはいいけど、引越し先を教えていってもらわないと、フォローしようがないのです。

訪問行ったら、いきなり雨戸が全部しまってて、表にあった自転車や植木鉢がなくなっていて、ガスや電気メーターが止まっていた、なんてこと、最近ザラ。どこへ行ったんじゃ、われー!と、郵便受けに転居先が記されていないか、子どもの保育園・幼稚園は転園していないかなど、あまり大きな声では言えないような、ありとあらゆる手段を使って調べて、またコンタクトを取っていく。
そうしないと、不幸な事件につながる人たち、実は地域にたくさんいる。

市外に転居していても、最低限の生活の危機・生命の危険があれば本人たちの承諾を得ずに、転居先の保健所や保健センターに情報提供・フォロー継続願いをすることもある。市内だと、越した先の地区担当センターに連絡する。同じ職場で申し送りすることもある。

受け継いだり、申し送ったり、行方不明になられたり、見つかったり、私たちも季節の出来事に振り回されながら、一喜一憂。
昨日も今日も、もうずっと継続して保健センター・児童相談所・病院でフォローしているのにケース家族の受け入れが悪くて状態がよくならない、素敵なケースをいただきました。

さっそく、明日は緊急訪問デーです。


2003年03月12日(水) いやんばかんぼかん☆

さすが、人生の先輩たち。

私は、『ダーツの旅』『ご長寿早押しクイズ!!』等々、高齢者の侮れないユーモアセンスが光り、溢るる番組が好きだ。
うちは、私の物心着いたときにはすでに祖父母はいなかった。妹も、当たり前のことだが祖父母のぬくもりを知らない。しかも、幼いときは安い団地住まいだったもんで、収入面から言って近所にはお年寄りがいなかった。
だから、佐々木(仮)家姉妹の、姉はお年寄りに興味津々、妹はお年寄り敬遠傾向と、両極端なことになってしまった。

仕事柄、お年寄りとふれあい、自分の3倍生きてる人たちを捕まえて「ヒサさん」「フジオさん」と名前で呼んだり、小娘なのに「先生」と呼ばれたり、自分の4倍生きている人たちと手をつないだりマッサージし合ったりと、日々お年寄りと仲を深め合う私たち。

今日も、90歳過ぎた妙齢の女性に、挙手でハキハキ言われました。

「保健師さん、私、最近50肩みたいなんですが」

そうですね、ハイ。


2003年03月10日(月) 性教育と性生活

語るのに恥ずかしさがない時点で、何か終わっているのかもしれない。

私、両親学級の講師もしている。『両親学級?』なんて思う方がいたら、昔で言う『母親学級』のこと。妊婦さんがお母さんになる準備をするための教室のことですわな。今は、お父さんも「お父さん」になるわけなのだから積極的に参加しろ、ということで、『両親学級』というのだが。

まあ、その内容といえば、妊娠中の心身の変化、胎児の発達、つわりや腰痛などのマイナートラブルの対処法、健診の受け方、異常の発見、出産方法、沐浴方法(赤ちゃんのお風呂)等々。で、その中に、『妊娠中・産後の性生活』という項目がある。

『日常茶話』読んでいる人はよく知っているだろうけれど、私は大の『性的話題好き』な人間だ。何で好きかと問われるとちょっと困るのだけれど、人生の興味の大半は性に関するもの、『性行為』(『結婚』『出産』『育児』)なわけで、『性生活』なんて項目を任されたら、目はランラン、声は生き生きになってしまう。

両親学級のテキストには、『妊娠前の性生活』は1/3ページ、『産後の性生活』は1ページと、大変簡潔に載っていらっしゃる。至極簡単すぎて、はっきり言って分かりにくい。
なので、具体的な例を教えなくちゃいかんだろうと、私はお腹に負担をかけない、且つ、深く挿入しにくい体位を図で書き表し、所のサンプルバックになかったピルと女性用コンドームは、私有物を持参して講義。

・・・きっと、私の教えた方々は、「あの人、若いのによく知っているわ。さすが専門家ね」と思ったことであろう。
いえ、あんなに熱心にこの項目に携わる者は、あまりいないと思います。諸先輩方の数々の講義を見学させてもらい、そういう結論に達しました。

でも、子ども作ったってことは性生活があったってことなのに、妙齢の皆さん、性生活について話し始めると恥ずかしがるんですな。10代の若年妊婦のほうが、目をこちらに向けて熱心に聴いてくださる。
もしかしたら、20〜30代の方が中高生時代に受けた保健の授業と、今の10代の子が受けた保健の授業は、内容と形態が異なっているのかもしれませんな。

でもね、みんな恥ずかしがってもいいから、ちゃんと聞いていってね。


2003年03月09日(日) 好きな人との歩み方

愛しき者の不在。

この土日、短大時代の友だちと3人、山梨県の石和温泉に行っていた。政府登録国際観光旅館の看板を掲げているだけあって、部屋も庭も広かった。食事も値段に比例して、とっても素敵だった。露天風呂も広くていい熱さで、1泊2日の間に3回、楽しく入ってきた。

ところで、私と彼とが付き合い始めてから、丸1日連絡を取らなかった日はほとんどない。
連絡を取れなかった日というのは、私が海外旅行に行っていたときくらいだ。国内だったら、日ごろよりもぐっと数は少なくなるが携帯電話でメールをぽちぽち送っている。
ちなみに、昨日は5通、今日は4通。

実は私たちはずっと、毎晩、メッセンジャーで会話をしている。私の旅行時、あとはお互いよほどの体調不良・寝不足時以外は、飽きることなくPCの前にいる。
最近は、マイクを買って音声でやりとりしているから、相手をより身近に感じてしまっている。だから、連絡の取りにくい日が、とてもとても、寂しいものになる。

いつも、彼は私の旅行時、PCアドレスにメールを送ってくる。
『今日は奎佐はいないんだなあ』『寂しさに慣れないといけないかも』と、文面いっぱいに寂しさを表出している。
だから、旅行から自宅に戻るたび、少しだけ溜め息をついてしまう。

寂しいという気持ちは、相手が愛しいから生まれ来る気持ちで。だけど、それに慣れるというのも、とても悲しいことに感じられる。
すべての時間を相手にささげるのではなくて、自分の時間を持てるようにしなければ、恋愛は行き詰ってしまうのではないだろうか。

もう少し、ゆっくりと深呼吸してから、また手をつなごう。


2003年03月07日(金) それは、誰のせいでもなく

みぞれ交じりの雨にけぶる、沈丁花の香りの中で。

同期の女性の、実父が63歳の若さで亡くなられた。昨年末に検査入院と名目で病院に入り、以来一時退院以外は外に出られぬ闘病の末の死だったようだ。彼の最期は限界がすでに見えており、彼女は仕事帰りに毎日、決して近くはない病院に会いに行っていたという。

彼女は自分の弱さを身内にしか見せたくないというタイプであったのか、職場では彼の状態が危ないということはまったく匂わせなかったようだ。彼女と同じ職場にいる同期が、毎日面会に行くなんて状態は普通でないということを気づけなかった…とうな垂れる横で、医療職者やそういう状態を味わった人でないと分からないよ、と私は静かに思っていた。

あいにくの天候で、彼の見送りは冷たい雨の中になってしまった。存在を失ったことを確認する意味もある、死者と別れる儀式が、皮膚を刺すような寒さの中、とても物悲しかった。親の死を、間近で感じ、わけもなく不安を感じたりして。
涙をこらえきれずに感情を表出している妹さんよりも、表情なくお辞儀を繰り返す喪主である彼女に自分の姿を重ね、私はことばがかけられなかった。

生を受けたものは、いつかは朽ちて喪われていくと知ってはいるけれど。「まだ若いのにね」と言われる年齢で生命を失われるということは、喪失感が深くて。
人を看取るのがいやで看護師の路を閉ざしたというのに、結局、私は今の職でも人生の中でも避けきれずにぶつかり、訳もなく傷つき。

そして、生きていることで慰めを受け癒されているのだ。


2003年03月05日(水) パラサイトシングルとその愉快な仲間たち

ぜんぜん愉快じゃありませんが。

収入のいい職についていても実家を離れることのできない人たち。子どもがずっと家にいるという状態がうれしい親もいる反面、家にまったくお金を入れなかったりたかったりする子どももいて、親の責任は子どもがいくつになっても背負わされるという勢い。
その世間的呼び名も『パラサイトシングル』だなんて響きのいい、カタカナマジックが使われているから困ってしまう。

最近、『パラサイトシングル』に仲間ができたらしい。その名も『出戻りパラサイト』『不況で身を寄せるパラサイト』。そのまんまです。

看護師以外の友人は、ひとり暮らしが少ないことを再確認したりして。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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