I think・・・(かくれ対人恐怖症にっき)



 ことば

対人恐怖のくせに
接客の仕事をしてるのです。

今日、若い男性のグループの人が来て
ケーキを注文されたのですが
お店が混んでいたので
持っていく人が遅れてしまったのです。
なのでそのグループの人が
もう一度催促注文して、伝票がだぶってしまい
ご注文のお品を2つ持っていくことになりました。

伝票を打った人も、持っていった人も
全然別の人ですが
最後に対応したのが私だったので
その方は帰り際、わたしに
「おこられませんでした?勝手なコトしてごめんなさい」
と言って去っていきました。

私だったら、完全に客という立場に
あぐらをかいて
これも店の人の仕事だから・・・
なんて思って
何も言わずに去ったかもしれない。
でも、この一言で
疲れがふっとびました。


もう1人初老の女性が1人で
お食事に来た帰りに
「本当は娘と孫と来る予定だったの。
だけど娘が体調を崩してこれなくなっちゃったのよ。
おみやげにケーキを買っていきたいんだけど
おすすめってどれかしら?」
と。

ケーキを選んで、少し世間話をし
「今度はぜひ、娘さんとお孫さんといらしてくださいね」
と言うと
「そうね、ありがとう。あなたのことは覚えておくわ」と
言ってくださったのです。

わたしは人への言葉がけが苦手ですが
口はなにも災いのもとばかりでもない。
人を癒せる言葉があるのですね。

わたしもそんな言葉を
いつか発する事ができるのかな。。。

2003年04月30日(水)



 

ときどき「あっ、いけない」と
自分のあり方について思うことがあります。


子どもの参観日の日、
「帰りの会」の最中に
子どもに渡し忘れたものがあって
教室の周りをうろうろしていると
1人のクラスメイトが
「ぼく渡してあげるよ」といってくれたんです。
と同時に先生が教室に入ってこられました。
なのであわててちゃんとお礼も言わないまま
お願いしてしまいました。

その子にせめて
「ありがとう、助かったわ」と
言いたかったな。。。


道でばったり知っている人にあったとき
相手の人は小さな子を連れていて
しばらく話し込んでいると
相手のお子さんがたいくつそうに
しているのを
目の端に入れながらも
それを気遣って
話しかけてあげられなかったり
大人には別れ際にさようならをいっても
その小さな子に
バイバイ!ってあいさつするのを
わすれてしまったり・・・ね。

こんなとき
道ばたのたんぽぽを
踏みつけてしまったような
きもちになる。


ほかにもいっぱい・・・

親しみの心がどうしてか
欠けていたり
相手の親しみの心を
ちゃんとうけとめてあげられなかったり

わたしはこうして
こんな自分を見つけるとき
何度も何度も手を加えて
修正していくのだけれど
自然体で何にも考えずに
後悔することなく
人とふれあえる人って
きっといるのでしょうね。

私は相変わらず
不自然体なんだけどね。


2003年04月22日(火)



 ちょっと

ちょっと待って・・・。

そのことがどんなに
いま言わなくてはならないように思えても
表に出したい感情だったとしても
どんなに結論を急ぎたかったとしても


その混乱した気持ちでは
きっと混乱した答えしかでない。


一呼吸おいて
本来の自分をとりもどせるまで
ちょっと待って。


2003年04月12日(土)



 不安なココロ

わたしは人の敵意よりも好意がこわい。

敵意、苦言、批判、悪意には
わりとスタンスをとりやすい。
相手のスタンスがはっきりしている分
こちらも悠然と
態度がきめられる。

でも好意に対しては
不安で仕方がなくなる。
人に好かれている状態は
うれしいけれども
はがゆく恥ずかしく
どうしてか逃げたくなる。
好意を持ってくれている人が
いつか私に幻滅するまえに
その好意をなかったことに
してほしい。。。と。


人が好意をもってくれたり
親しくなろうとしてくれているときは
いったいどんな気持ちでいればいいのだろう。
表面は笑顔でも
内面はとっても不安。


2003年04月09日(水)



 大人

50歳は大人、って思ってました。
もっともっと前は
30歳は大人、って思ってました。
さらにもっと前には
20歳ってすご〜く大人だと思ってました。

ゆえに
それ以下の年齢だった私が
大人なひとたちの
良さを褒めてみたり
素直な感想をいってみたところで

「若い子は若い子なりに
気を使っているんでしょうけれど
的はずれで浅はかなご機嫌とりね」
と思われるんじゃないかと
裏の裏をかいて
恐縮してばかりで
「大人」な人たちに
素直な気持ちを見せられなかった。



だけど・・・
何歳になったって
「おとな」な歳なんてないんだね。


この間、仕事先に
残りご飯でつくったおにぎりを持っていった。
仕事が終わったときに
わたしより一回り若い子がたまたま一緒だったので
「食べる?」と聞いてみた。

ヒトに勧めるにはあまりにも
素朴すぎる単なるおにぎりだったけど。。。
そしたらその若い子が
「おいしい〜〜!お母さんがつくったのよりも
おいしいですぅ!」って言ってくれた。


まあ、気を使っちゃって。。。
と、思ったけれど
その言葉がうれしかった。


私が若い頃はこんなにストレートに
「おとな」なヒトに
のびのびした言葉を言えなかったな。
この子がうらやましい。


私は今でも「おとな」な人に
いえ、年若い人にも
浅はかさを見抜かれるのをおそれてしまうけれど
ときには、人に見抜かれたって
いいのかもしれない。
そこに、その時点での「わたし」が
ちゃんと在れば。

私自身に断言しよう。
相手を大切に思う気持ちが根底に在れば
気遣いでもおせじでも多少の脚色でも
それはいいんだよ・・・って。

2003年04月05日(土)



 

桜の花びらが風に乗って
舞い散る姿を見ました。

何故か私には
花びら一枚一枚が
涙に見えてきました。

ときには
あんな涙があってもよいのにね。。。


2003年04月04日(金)



 


優柔不断ではない柔和さ
頑なではない意志の強さ


2003年04月03日(木)
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