in love with...
沙夜
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「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうな私の12ヶ月」
パチンコでもやりますか?
豆ぞうさんが駐車場に車を停めた。
えっ、まじで?
あ、
映画館あるから、そっちだよね?
違うよ、パチンコだよー。
とか言いながら、パチンコ屋の前を素通り。
(ホッ)
前売り買ってあったんだけど、上映してる所を調べたら、
もうここしかなかったんだよね。
ちょっと古い映画館。客席もガラガラ。
でもって、パチンコ屋と通気孔が繋がっているのか、
異常にタバコ臭い。
話は、前作でめでたく恋人になったブリジット(レニー・ゼルウィガー)と
ダーシー(コリン・ファース)のラブラブ生活から始まる。
職業 弁護士。
真面目で誠実で温厚。
ダーシーって夫にするなら申し分ないタイプなんだろうけど、
女心ってものに対して鈍い。
なんだかつまんない男。
ルックスもパッとしないし、それにちょっと頑固な所もある。
こんなん、結婚したらすぐ冷めちゃいそう。
私から見るとそんな印象だ。
ダーシーのあまりの鈍感さに、
『なんでブリジットの気持ちが分からないかなー。アホ!バカ!』
と心の中で罵りながら、ブリジットが可哀想で一緒に涙してしまった。
それよりも、やっぱ、ダニエル(ヒュー・グラント)よ!
甘いマスク。危険な香り。女性にはとても優しい。
当然、女心も分かってらっしゃる。
堅物ダーシーなんか忘れて、ダニエルとくっついちゃえ!
やっちゃえやっちゃえ!
……って思ったんだけどねえ。
映画のラスト近く、ダーシーの巻き返し?はすごかった。
さすが!と思える彼の本質を見て、感動してしまった。
どうしたら女が喜ぶか、女が求めている物が何か、なんて、
経験から学ぶこと。
ダニエルのように女心が分かる男は、それだけ女遊びしてるってことだ。
となると、
女遊びなどしない誠実なダーシーに、女心が分からなくても
それは仕方のないことなのかもしれない。
一時の遊びならヒュー様もいいけれど。
ちゃんと付き合うのなら、いざという時に頼りになる男、
ダーシーのような男が一番なのだ。きっと。
あー、面白かった。
懐かしいBGMも良し。レニーも最高にキュート!!
でもって、女癖が悪かろうがなんだろうが、ヒュー様は素敵だし(おいっ)
☆☆☆です。
豆ぞうさんはさ、
ブリジットがどうしてあんなにプリプリ怒ったり、落ち込んだりするのか、
分かんなかったでしょ。
う〜ん、そうだねぇ……。
最初から、ダーシーはいいヤツじゃないかって思ってたでしょ。
うん!
やはりダーシー派ですか。
これからは、豆ぞうさんに女心が分からなくても、
仕方がないと思うことにしよう。
2005年04月28日(木)
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探しものはなんですか
豆ぞうさんが、カーナビの画面とにらめっこしながら
“何か”を探していた。
何を探しているの?
映画館?
いや、そんな良い所じゃないんだけどね。
えー、どこどこ?
う〜ん。
どこだろうねえ。
辿り着いたのは、彼の母校であった。
正門が開いていたので、豆ぞうさんは躊躇することなく車で進入。
日曜日の夕方という時間帯の所為か、人影はなかった。
広い校内をゆっくり走りながら
「こっちが中学で、あっちが高校」と案内してくれてたけど、
私は『勝手に入っちゃって(それも車で!)、
誰かに見つかって注意されないかしら』とヒヤヒヤしていた。
恋人を自分の母校に連れて行くなんて、
ちょっとドラマっぽいシチュエーションじゃないの。
ここで僕は青春時代を過ごしたんだよ、みたいな。
わざわざ、というよりは、たまたま近くに来たから、
という感じだったけれど。
小さな頃に泳いだ川。
レトロチックなレストラン。
学生服の豆ぞうさん。
彼の、懐かしき思い出に触れた日。
2005年04月27日(水)
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ロマンティックじゃない旅日記
二日目は、囲炉裏がある田舎風の宿へ。
ここはかなーり気に入った。
岩風呂の部屋露天。そこからの眺めも素晴らしく。
料理もとても美味しかった。
土の温もりのある器に、美しく盛り付けられた田舎料理が
囲炉裏端に所狭しと並ぶ。
“みずのこぶ”という珍しい山菜や、旬の竹の子、小芋の煮付け、
岩魚の塩焼き、川河豚(なまず)のお刺身、などなど。
もちろんここでも飛騨牛が出た。
量は少なめだったけど、大変質の良いもの。
どの料理も素朴だけど、味があか抜けていた。
量的にもちょうど良かったし。
これは私的に、今までの宿の食事の中で1、2を争うかもしれない。
宿の人の、押し付けがましくないサービス加減も良かったな。
豆ぞうさんが言うには、
「最初はここに連泊しようと思ったんだけど、予約が取れなかった」そうで。
そりゃ残念。
連泊したかったよー。
帰り支度しながら「またここに来たいな〜」って言ったら、
「誰と?今度はご家族で?」と笑いながら返されてしまった。
ちぇーっ。
でもチェックアウトの時、フロントの人に
「9月の土曜って空いてます?」って訊ねていたのを
しっかり聞いちゃった。
そっか〜、
次は9月か〜(ぽわわん)
奥飛騨、最高〜。
+++
この頃「食事日記」になってるよね。
なんか、もっとこう、ロマンティックな話とかは……
えー、ロマンティックな話ねえ。
今回の旅行中、私はおっきな口内炎を二つもこさえていて。
「痛いからキスもダメよー」ってな状態で。
それなのに、
ご飯だけはしっかり食べていたっていうことからしても、
もう全然ロマンティックじゃないですな。
山が神々しい。
2005年04月26日(火)
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真冬ゾーンふたたび。平湯大滝
高山から本日の宿泊先に向かう途中、平湯大滝に立ち寄った。
車を駐車場に停め、降りると……
ひーっ。さ、寒いー。
半端じゃなく寒い。
さっきまでいた高山での、ぽかぽか陽気のぽの字もない。
吹きすさぶ寒風。
あーんど雪。
とてもじゃないけど、コートなしでは無理。
豆ぞうさんは着なくても大丈夫というので、ジャケットを貸してもらった。
途中まではシャトルバス(有料)で行けるが、
その後は足下の悪い道を歩いて行かなくてはならない。
何度もすっころびそうになりつつ、必死の思いで辿り着いた平湯大滝は
積雪の所為なのかこじんまりして見えた。
毎年2月には、凍った滝を青白くライトアップする
「平湯大滝結氷祭り」があるそうだ。
さぞ幻想的で美しいだろうなぁ。
そんな雪深いシーズンには行けそうにないけど。
日本海の荒波を見た時もそうだったけれど、
こうした大自然に触れると、妙に興奮し、
感動してしまう。
2005年04月25日(月)
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二日目のお昼は高山へ
翌朝。
チェックアウトして、高山へ。
豆ぞうさんと訪れるのはこれで二度目。
高山の桜は今まさに満開。
高山市合併記念ということで、今年は23、24日にもお祭りがあり、
運良く屋台のからくり奉納を見ることが出来た。
雅びだなぁ。
朝もしっかり食べたし、夜に備えてお昼は抜くつもりだったけど
どうやら豆ぞうさんは高山ラーメンを食したいご様子。
やっぱり3食食べないと、なんかね〜。
ラーメンぐらいなら入るでしょ?
こんなふうに言われちゃうと断れないわね。
どこのお店が美味しいのか下調べをしていなかったので、
ちょうど通りかかった「甚五郎ラーメン」というお店に入った。
濃い目のしょうゆ味で、ありがちな和風ラーメンかなと思ったけど、
固めの極細ちぢれ麺がいい感じ。
厚みがあってトロトロのチャーシューが美味しい。
私達はかけなかったけど、高山ラーメンって、ツウは酢をかけて食べるそう。
(テーブルにもドンと置いてあった)
次回食べる時はかけてみよう。
お買い物編。
朝市で、豆ぞうさんが七味唐辛子を購入。
その場でブレンドしてくれるらしく、おばちゃんが「お好みは?」と訊いてきた。
え、好み?
豆ぞうさんは咄嗟に「辛めで」と返事していた。
こだわりのある人は、ゴマ多めの山椒少なめとか細かいオーダーするのかな。
おばちゃんは、七味をギュウギュウ容器に詰め込みながら
「味噌汁に入れてなー」と言った。
オリジナル?七味をゲットした豆ぞうさんは、
「マイ七味だ〜」と嬉しそうにしていた。
そしておばちゃんに言われた通り、翌朝の味噌汁にフリフリするのだった。
あはは。なんかかわいー。
私は“一味”派なので買わず。
その他。
お土産に飛騨路キティの根付と、
朴葉みそせんべい(パリパリしてて、赤味噌の上品な風味がgood)を
買ってもらい、念願の子鯛焼き(チーズ味とウインナー入りのが美味しかった)も
食べることが出来た。満足満足。
2005年04月24日(日)
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一泊目のお宿で飛騨牛三昧
「かなり量が多いので、お腹を空かせてお越し下さい」という話だったが。
これほどとは。
飛騨牛のサラダから始まって。
タタキにユッケ。
焼肉にしゃぶしゃぶ。
ステーキに飛騨牛の握り寿司。etc...
早いピッチでどんどん料理が運ばれてくる。
ゆっくり食べているとお腹が膨れてしまうので、どんどん平らげていく。
なかなか好調な滑り出しで、『これは楽勝か』と思った。
がしかし相手は肉だ。
ある時を境に胃がどーーーんと重くなる。
そんな時にあんかけの桜餅(飛騨牛入り)なんてのを出されて。
こんなん今食べたらお腹がふくれてしまうではないの!
後回し、後回し。
豆ぞうさんはいいペースで食べ進み、そして完食!!
私の方は豆ぞうさんにちょこっと手伝ってもらったりもしたけど、
結局、桜餅とユッケを残してしまった。
昼食のうどんをエビ天なしにしたのは、これを完食する為の計算だったんだ。
って、まじすか(笑)
そりゃ確かに私はエビ天食べちゃったけどさ。
むー。不覚だ。
悔しい。
負けたよー。
(豆ぞうさんと板長にー)
残しちゃったユッケと桜餅。
2005年04月23日(土)
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トンネルを抜けるとそこは……
高山から奥飛騨に向かって走る。
遠くには雪が残る白い山。
山深くなっていくにつれ、気温表示計の数値が、
12度、9度、7度、5度と下がっていく。
いつしか雪もチラチラ舞っている。
右手にスキー場。
地肌がかなり露出しているが、一本のシュプールを描く人影あり。
平湯トンネルに入ろうとする時、
2,430mという数字が目に飛び込んだ。
長いわね。
トンネルを抜けると、そこは雪国だった、りしたらどうする?
ちょっぴり期待してはしゃいでしまう。
暗い場所から飛び出て、目の前に広がる景色は……
白ーい!
思いっきり吹雪いてるっ!
ほんの1時間前には満開の桜を眺めていたというのに、ここは真冬なのだ。
どうしよう、コート持ってきてない。
こんなシチュエーションって本当にあるんだ。
あはは。冗談みたい。
でも楽しい。
しばらく笑いが止まらなかった。
しかし、楽しい(?)真冬ゾーンはそれほど続かず、
しばらく走るとまたトンネル以前の景色に戻ってしまった。
宿の周辺には積雪もなく、雪も小降りに。
ちと残念。
2005年04月22日(金)
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お花見2005
豆ぞうさんとの3度目のお花見。
公園の桜は満開の頃を過ぎ、若葉が芽吹き始めていた。
お花見出来て良かったね。
そうね。
万博会場では、歩きながら見ただけだもんね。
今年は出来ないと思ってたわ。
私達の近くに、10人くらいのおばちゃん(というよりおばあちゃん)の
グループがやって来た。
咄嗟に嫌な顔をする豆ぞうさん。
どうしてそういう顔をするの。私だって片足どっぷりつっこんでるようなもんよ。
だって、おばさんって声大きいでしょ。
確かに。
そうか〜、豆ぞうさんは声の大きい人、苦手なんだぁ。
……って私も声でかいじゃん(汗)
おばちゃんズは、お酒も飲まずにゴシップやら他愛のない話で盛り上がっていて、
見ようによっては中学生みたいで可愛いと思った。
「ゆうべ旦那とケンカしたのよ。もぅ離婚したくなったわっ」
と、おばちゃんAが言えば、まわりがキャキャキャと笑う。
「そういえば、森進一んところも(ひそひそ)」
「あ〜〜〜〜〜」
「女がいたんでしょ」
「あらー、そーなのー?」
「それが原因らしいわヨ」
(へー、ホント?)
お弁当を食べ終わると、今度は田楽を買ってきて食べ始めたおばちゃんズ。
ねーねー、田楽だって。
沙夜ちゃんも食べたい?
田楽はいらないけどぉ……。みたらしだんごが食べたい!
ねー、ちょろっと見てきたらぁ?
(注:酔っぱらっている)
じゃあ、ちょっと見てくるよ。
うへへ。やさしいな。
そんなんで、
おばちゃん観察したり、
おばちゃん観察したり、
おばちゃん観察したりしながら1時間くらいまったり過ごし、
おばちゃん達が帰った後に、私達も公園を後にした。
どんな花見やねん!!
2005年04月13日(水)
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サツキとメイの家
あー、こういうの、田舎のおじさん家にあったあった!
いやぁ懐かしいね〜。
家の中にいられるのは、正味10分程度しかなく、
あまりじっくりは見ていられない。
二人で、次々とタンスを開けては覗く。
まるでそれは、金目のモノを探すドロボーのようで(笑)
ちょっと変な気分になったが、古いもの特有のキッチュな可愛らしさが
あちこちに溢れていて、とても楽しかった。
それにしても、あの家にある古いモノはすべて本物なんだろうか。
レプリカもあったりするのかな。
唯一違和感があったのは、子供達の下着(パンツ)。
よく見たわけではないけど、(多分)新品で真っ白だった。
お古を置くわけにいかないにしても、洗い晒してみるとか……。
あれだけが浮いてる感じがした。
一日歩き回ってパビリオンめぐり。
くたくたになって、夜の7時過ぎにゲートを出た。
今日は何が一番良かった?
そうねえ。長久手日本館の球体映像もすごかったし、
他のパビリオンもそれぞれ良さがあったけれども……
やっぱり「サツキとメイの家」かな〜。
え、そうなんだ?
すごい先端技術の中で、逆にあの懐かしさが新鮮に感じたから、かな。
じゃあ豆ぞうさんは?
うーん、僕は……「サツキとメイの家」かな。
ははは。なーんだ同じじゃない。
次は外国館めぐりかな?
2005年04月12日(火)
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クイーンアリス アクア@愛・地球博
クイーンアリス アクアにて。
「ひと皿のごちそう」
ライ麦パン。(ふわふわもっちり)
そら豆の冷製スープ。
(そら豆の上に金箔。お茶みたいに持って飲む)
豆ぞうさんはチキン(でかい)。
私はオマール海老のグラタン
(ちいさめ)。
メレンゲとアイスのデザート。
&コナコーヒー。(ストレートで)
街中の感覚だと、これで\3,500はちょっと高い。
でもしょぼいフードコートのなんちゃらセットみたいなものでも
\2,000していたから、それと比べるとお得かも。味も良かったし。
オマール海老の濃厚なソースがめちゃうま。
そして、
「おいしー!これ、おいしー!」と喜んでしまったのがデザート。
焼きメレンゲ、キャラメリゼされたナッツ、バニラアイス、アングレーズソースの
ハーモニー。セ・ボーン!
どこもかしこも混雑するだろうと、わざわざ予約してくれたのだろうけど、
予想に反してどこも空いていたっぽい。
(入場者が6万人ちょいだったのと、お弁当持込みOKになった後だから?)
昼間からワイン飲んで、真っ赤な顔した私達。
全然万博チックじゃなーい。
(ちなみにこの日のディナーは古奈屋のカレーうどん。
これもどーなの。いや、とーってもおいしかったから無問題。
豆ぞうさん、今度はライスも頼みなよ!)
2005年04月11日(月)
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愛・地球博
愛・地球博に行ってきた。
いつ行こうねー?
いつがいい?
うーん、いつがいいかなぁ。
のらりくらりとしたやりとりが幾度となく繰り返された。
「10日に行くよ」と聞かされたのは、2週間ほど前だったろうか。
急に決めたことかと思ったらそうではなく、
どうやら前々から行く日を決めていたようだ。
東ゲートに並び、9時半の開場を待つ。
事前予約、何時だったかな〜。時間の確認してくるの忘れちゃったんだよね。
時間が分からないと、他のパビリオンに並んだり
整理券貰ったり出来ないんじゃない?
会場内でも確認出来ると思う。
レストランの予約時間は覚えてるけどね。
あ、それとこれの時間も。
と、ポッケからヒラヒラと出して見せられたのは
今なにかと問題になっている「サツキとメイの家」の入館引換券だった。
えっ。ヤフオクで買っちゃったのっ!?
いやいやいや。買ってませんよー。
5千とか1万とかでっ!?
いや、だからこれは本当に買ったんじゃないよ。ホラ。
引換券には、彼の会社近くのローソンの店名が。
つーことは……3月1日に、予約を取ってたということ?
そういうことですなぁ。
ははーっ。おみそれいたしやした。
確かに2月頃から、
「サツキとメイの家」はロッピーで予約するらしいんだよねーとか
なんとか言ってたけれどさ。
行く日が決まってない(と思っていた)から、密かに取っていたなんて
これっぽっちも考えていなかった。
ヤフオクで落札するんじゃないかっていうのはチラッと考えたけど。
いやはや。
ぬかりないですね。
キャーッって喜ぶよりは、うーむと唸る私なのだった。
2005年04月10日(日)
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