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■ 猟奇的な彼女
映画の日。
観たいのがあるんだよね。
うん。なに?
「猟奇的な彼女」。
あー。それ評判良いよね。 私も観たいなって思ってたの。 暴力的な女の子と、情けない男の子の話なんだよね?
彼は意味深な笑みを浮かべる。
あはは。誰かさんみたいだって? 私はそんなに暴力的じゃないでしょ。 酔った時に、ほっぺむぎゅとか、ぺちぺちとか、蹴るマネするだけでしょ(笑)
いや。 沙夜が暴力的だなんて…そんなこと…、言わないよ。
ふふ。思っても言えないってやつ?
映画は予想以上に面白くって、笑いドコロ満載。そしてちょっぴり涙。 (オススメです)
2人が付き合い出して100日目のお祝いをするシーンがある。 実際に韓国ではそういった風習があるそうだ。
(私達も100日くらいじゃないのかな…) 映画を観ながら、ぼんやり考えた。
後で彼にそのことを話すと 「じゃ、お祝いしなくちゃね」と言ってはくれたものの 彼は初めてデートした日を(月さえも)覚えていなかった。 よって、猟奇的お仕置きをビシバシと…。 ってのは冗談。
翌日。 彼と別れ、家に帰ってから独り、手帳のカレンダーで 100日目がいつになるかを数えてみた。
なんと。 今日がまさにその日だと分かり、慌てて携帯メール。
少ししてコールが鳴った。 電話の向こうで彼は「あはははは」と笑ってる。 私もつられて笑う。 別れてから今日だったって分かるなんてね、っていう笑い。
でも、良かった。 今日のうちに気がついたんだもん。
そうだね。 (お祝いに)何して欲しい?
ううん。何も。 もう充分よくして貰ってるから。
そして2人で「おめでとう」と言い合った。
2003年03月02日(日)
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