妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2012年12月26日(水) 『戦国BASARA3 徳川家康の章』(小)

【タタツシンイチ 講談社BOX】

ゲームノベライズ、と言うかオリジナルストーリーと言うべきか。
まあ、ほぼゲーム通りだった伊達政宗の章に比べて、オリジナル感がある。
戦闘シーンが筆頭のほどないね。
ゲームやってて、3になったらいきなり家康はでかくなるし、秀吉を殺しちゃうしで、一体家康に何があった、と思ったものだけれど、別にこれを読んでもよくわからないです。
家康と、孫市が主に出ているんですが、孫市の性格がこんなんじゃないだろうと。
姐さんもっと男前だよ?
という不満が常に。

あとは官兵衛さんの口調も違ったな、ということは言っておきたい。

でも史実ネタも入れて調べて書いたんだなぁという印象はあった。
資料もらってるのかもしれないけど。


2012年12月25日(火) 『レ・ミゼラブル』(映)

【監督:トム・フーパー イギリス】

アメリカ製作だと思った。
あと、フランスの話しで英語だなーというのが微妙に気になったりもしたけど、それを言い出してもしょうがない。

ミュージカルは嫌いじゃないけど、映画だと入り込める確率はとても低いので、これもどっぷりとはいかなかったです。
でもみんな歌上手かった。
ヒュー・ジャックマン、ウルヴァリンだけじゃないぞ、と。
すごいジャン・バルジャン役あってたな。
ジャベール役のラッセル・クロウもよかったし。ラッセル・クロウ、もともとあまり好きじゃなかったんだけど、よかったと思う。

原作は子どもの頃に読んでいたので、こうだったなーと思いつつ観てました。
幼心にジャベールの死は唐突というか、何も死ななくても!と思ったりもしたんですが、映画だと、許されることによって救われないこともあるんだなぁという思いに。
読んだのが児童書だったのでだいぶ端折られていたんだとは思うけど、コゼットは本当にマリウスでいいのだろうか、と思っていたのは、映画を観ても印象変わらなかった。

原作を知っているからそんな気にならないけど、3時間で詰め込みすぎてるというか、歌ってるからちょっとジャン・バルジャンの心境の描写とか足りない感じはする。
宿屋夫婦にそんな歌わせなくてもいいじゃん、と思うんだけど、舞台だとああいう場面ないと疲れるんだろうなぁ。
でも映画だからちょっと長い、って思う。


2012年12月21日(金) 『戦国BASARA 伊達政宗の章』(小)

【矢野隆 講談社BOX】

BASARAの筆頭にはさして興味がないのでさらーっと読みました。
作者がゲームをどれだけやってるかはわかりませんが、きっと一通りやるなり、資料もらうなりしてるんだろうなぁという感じはしました。セリフとか場面とかがゲームのものそのままだったりしたので。
3の伊達ルート(何色かは忘れた)がだいたい書かれてました。
まあ、しかし、3の筆頭はいまいち精彩を欠く存在なのでそれを小説にするのもなー。
対三成という軸を打ち出したために、幸村とのライバル関係という軸がぶれてる。

それはゲームの欠点で小説のせいではないですが。
小説に関しては筆頭が「すまぬ」と言っていたり、幸村の一人称が「俺」だったりとゲームに馴染みがあると、言わない言わない!!と言いたくなる言い回しがあちこちに。

わざわざ小説で読む意味はあまり感じなかったなー。


2012年12月20日(木) 『ホビット 思いがけない冒険』(映)

【監督:ピーター・ジャクソン アメリカ】

観る前は指輪物語を三部にまとめられたんなら、ホビットは一作にまとめられるのではないかと思ったんですが、観たら別に三部だろうが何部だろうが好きに作ってくれという気持ちに。
また久しぶりに中つ国に来れたという喜びが勝る。

BBCシャーロックは見てたので、マーティンはどんなビルボになるのかなぁと楽しみにしてたら、よいホビットぶりでした。
ドワーフ達もみんな愛嬌あって『ロードオブザリング』よりも、娯楽性は高いです。
ガンダルフに率いられる小さいドワーフ13人+ホビットという一行のシルエットがなんとも可愛らしく。

エルロンドやガラドリエルなんかは前からけっこう経っているのに風貌変わらず、本当にエルフかと。
冒頭ちらりと出るフロドのイライジャも変わりないなーと。

やや長い、とは思いつつやっぱり中つ国楽しいです。



蒼子 |MAILHomePage

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