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2004年10月28日(木) ■ |
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ギブ ミー |
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のたうちまわってる間は のたうちまわってるとは思わない
吐いてるときには 吐いているのだと気付かない
もしかしたら こわれてしまったのではないだろうかと
ひとに訊いてもおそらく 笑われてしまうから訊いたりはしない
訊いたところで甘えだとか なまけものだと言われるだけで
ぼく自身でさえそう思うのです 甘えていてなまけているだけだと
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2004年10月22日(金) ■ |
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その一端 |
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オセロぽつぽつ遊んでいる午後 ここは世の中から置いてきぼりの部屋です 横でおしゃべりの上手な猫が まるくなってニュースを見て訊いてきます
ストレスってなにゃ? あーおもいなーってことみたいだよ ツミもないひとを、ってどういうことゃ? ひがいしゃのことみたいだよ
よくわからないゃってトコトコあっち行っちゃった おいらにだってわかるもんですかい
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2004年10月14日(木) ■ |
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某日 |
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目が覚めるともう夕暮れ 起き上がったらまず甘いタバコでもいかが 煙をぼんやりと仰いで 昨日しようとしてたことをかんがえる
しばらくしたら買い物にでかける ヒゲをざらざらさわる 買い物をしてるときは 買い物のことだけをかんがえる
ひとりでいる部屋には 灯りよりもテレビがいる 誰かが何かを喋っているほうがいいですよ かんがえなくてもいい事はかんがえないほうが
なにか書こうとするんだけど なにも浮かばないほうがずっと多い かんがえなくてもいい事なんか いくらでも繰り返してかんがえつくくせ
つけっぱなしのテレビ かぶりっぱなしのヘッドホン 顔をざらざらさわる 昨日でも今日でもないような某日にいて
テレビが挨拶をはじめて今日がきたら かんがえることにも疲れていて横になれる きっと夢なんて見ませんように 眠ることだけかんがえられますように
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2004年10月06日(水) ■ |
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一度しか言ってはいけない |
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電話の終りに いつもさよならをつけるひとがいたので それはやめて欲しいと言ったことがある
さよならは 普段でもあまり言わない じゃまた、で充分だし 例えそれがもう会うことのないひとでも
はじめましてと もう一度言ってみたいひともいる でもホントに言ったら怪訝そうにされるだろう 例えそれが冗談だったとしても
一度しか言えないのだから 次はもうちょっと気持ちを込めてみようか 言い直しはできないから 勿体ないかもしれないし
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