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ごっちゃ箱
双葉ふたば
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2004年03月29日(月)
オンザムーン










君はいま月の上で
酸素がなくなるのを待ってるところ
崖の途中で宙吊りになって
仲間にも発見されず
頭のはるか上をロケットは地球へ飛び立つところ

電車にのって仕事へでかけ
友達とメールをやり取りし
休日には遊びにかけまわっては
日常のいざこざや頭をかかえたり
日記サイトにあれこれ書き込んだりしてるけど

ほんとの君はいま月の上で
もうろうと酸素がなくなるのを待ってるところ













2004年03月23日(火)
3月みたび










春になろうとしてる時季は
毎年いつもたまらんよ

まず三寒四温で
体調悪くなりそーで

あといろんなところから
いろんな匂いがして
感傷的になる薬を飲まされたみたいだし
夜に雨なんか降ったら
ひざっこぞ抱えて泣いちゃうっつの


今年もはじめちゃったことあります
何かはじめたくなってしまうのは
感傷的になることと関係があるかも
はじめずにはいられないのかも

ごっちゃ箱は3年目だってさ
がんばってるね。うん。
馴れていくは
書いても半年寝かせたりすることとかよくあるから
ごっちゃ箱は楽〜にやってます
取ってだしってやつで

ただ
ふたばさんは男ですか?女ですか?
って聞かれることがなくなってしまったののが
非常に残念です。

読んでくれてありがとう



















2004年03月14日(日)
「キャラバンに恋唄」










「深い霧の朝に 産声だけ響く
 夕陽を追いかける 新たな旅の道

 荷馬車に旗ひとつ くちびるに恋唄
 古ぼけた写真と 交わされた約束

 キャラバンは進むよ 行き先の違う
 男や女を乗せて
 キャラバンは進むよ あふれる光と
 君のくぐもりを乗せて」

             
             SOUL FLOWER UNION 「キャラバンに恋唄」
                   アルバム「SCREWBALL COMEDY」から




東京は晴れ
エビスの街は
ミニチュアだけども
妙にリアルで
君のよく知っている
下北沢とは
まるで正反対の光の中

東京は晴れ
エビスの街は
ミニチュアだけども
妙にそこにいる人にはリアルで
彼が汗をながし働く
福島の農村とは
まるで正反対の光の中

広島から来た友達に
昨日新宿の地下で会う
口と鼻にピアスなんてあけて
いまは歌舞伎町の
風俗店にいるという

JRのホームに立って
見下ろしている
この線路が
人間達をつなぐ骨組みであると思いたい
君のいる街
彼のいる街














2004年03月04日(木)
あれは落しもの









腕くみ
悩みたがり
悩むことがほしくなって
悩むことがないかと悩む

私のほうが悲しいわよ
だけど
あんたの声は小さすぎるよ

悩んでるうちは
まだなんでもないけど

うずくまってるひとたちはまるで
そこにあるただの
落としものみたいじゃないか