JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆北朝鮮:日本がミサイル迎撃図れば「雷鳴のごとき復讐」-朝鮮中央通信(ブルームバーグ)(2009/04/02 14:46) 4月2日(ブルームバーグ):朝鮮中央通信が2日伝えたところによると、北朝鮮が打ち上げを予定しているミサイルに対し、 ◆コメント:「雷鳴のごとき復讐」ってどういう復讐なんでしょうね。 全く、首領様もはた迷惑なお方ですな。 「撃つの?あ、そう。どうぞ。」 と。 考えてもご覧なさい。記事に有るとおり、日本が北朝鮮のミサイルを迎撃しようとしたら、 「雷鳴の如き復讐」(これ、笑ったね。誰が考えるのかね)をするそうだ。 日本の「迎撃能力」がどの程度なのか、軍事マニアではないので兵力・武力分析は出来ない。 しかし、この発表は、逆に北朝鮮が、少なくとも故意に日本に落ちるようなミサイルの打ち上げをしない、 ということをものがったっている。 日本が、(仮に迎撃可能だとして)北朝鮮のミサイルを迎撃したら復讐するという。 日本を攻撃するということは、北朝鮮が本当に怖いのは在日米軍基地だから、その近辺を狙うだろう。 もし、本当にそんなことをしたら、アメリカに反撃の口実を与える。米軍に本気で攻撃されたら、 北朝鮮など木っ端微塵になる。それは金正日が一番よく分かっているだろう。 ということは、「日本が北朝鮮のミサイルを迎撃したら復讐する」と発表しているのは、 日本が迎撃する必要がないような打ち上げ方をするつもりであることを明らかにしてしまったようなものだ。 また、これが本当に武器としてのミサイルで、日本を狙っていたら、迎撃は不可能だろう。 ミサイルは弾頭と、弾頭を運ぶためのロケットからできている。 謂わば、荷物を運ぶトラックであり、重要なのは荷物=弾頭である。これが核ならば核弾頭。 核兵器ではなく、生物兵器、化学兵器を搭載している可能性がもある。 いずれにせよ、長さ20メートルのロケットがそのまま落ちてくるのではなく、本当に落ちてきた場合に 迎撃しなければならないのは、弾頭だが、超高々度に打ち上げたロケットから弾頭は自然落下してくるのであり、 それは重力加速度でどんどん加速するから、地表に接近する頃には、落ちてくる速さは音速を超える。 しかも弾頭の大きさは段ボールぐらいのものだ。「マッハ」で落下してくる段ボール大の物体を迎撃することなど 至難の業であることは、素人でも想像に難くない。日本を狙ったら、本当に当たってしまうのである。 北朝鮮も、勿論それを認識しており、弾頭が着弾したら、戦争になる。 金正日は、ミサイルに関して何かステートメントを発表する度に世界が大騒ぎするのを見て、 ニヤニヤしているのであろう。やな奴だ。 だから、前述したとおり、北朝鮮が何を言っても黙殺すれば良いのである。 本当に武器としてのミサイルを日本に落下させたら、(迎撃出来ようが、出来まいが) 殆ど世界を敵にまわすことになり、北朝鮮は完全に孤立するだろう。 金正日は頭が結構いいから、そんな危険を冒す筈がない。 ただ、本気になれば、日本全土はもとより、米国本土にまで達する弾道ミサイルを 発射できるんだぞ、とアピールし、世界を攪乱し、様々な要求を受け入れさせようというのだろう。 とにかく、何度も書くけれども、日本政府もメディアも騒がない方がいいですよ。 勿論、自衛隊はちゃんと見張っていて貰わなくては困るが、いちいち向こうが何か言う度に、 首相や官房長官がコメントを発してはいけない。 それこそ相手の「思うつぼ」なのである。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2008年04月03日(木) 人間の印象と事実--私のブログは決して冷静ではありません。
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