JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆在阪楽団への運営補助金を大幅削減 橋下行革 (4月9日13時44分配信 産経新聞) 国内オーケストラの草分け大阪フィルハーモニー交響楽団(大阪市西成区)と、 ◆コメント:東京も大阪も知事になる野郎は芸術を愛さない無教養な馬鹿野郎だ。 大阪府が財政難だから、オーケストラに対する補助金を減らす、という。 とかくに棲みにくい人の世を、棲み易くするため に存在している。 東京都でも同じ事があった。石原慎太郎のバカの号令で、2005年、東京都交響楽団に能力給を採用する事になった。 私はそのとき、これが如何にバカなことか、オーケストラにもリストラ。都響が能力主義導入 逆です。人心が荒んでいるときこそ、「永遠なる美」のために資金を投じるべきだ。に書いた (ココログはこちら)。 今年の2月にも、東京マラソンも結構ですけどね---音楽にまつわる国辱。(ココログ)を書いた。 3年の時を隔てているが、私の云わんとするところは同じである。 日本の首都と第二の都市の行政最高責任者が、音楽・芸術の価値を理解していない。これは大変に恥ずかしいことだ。 都道府県だけではない。私のブログ、JIROの独断的日記ココログ版からリンクさせて頂いている、 プロのクラリネット奏者、Nべさんは以前、大阪市消防局音楽隊に所属しておられたが、 同音楽隊は「大阪市の財政難」を理由に、多くの市民の反対署名をも顧みず、昨年3月末、解散させられた (この話に関しても書いた記事がある(ココログ)。 ◆大阪府は、年間6億5千8百万円の「政務調査費」を使っている。 昨年、大阪市消防局音楽隊廃止反対の理由にも書いたが、財政難といいながら、議員の「政務調査費」を削ろうとしない。 第四条 議員に対する政務調査費の額は、月額四十九万円とする。 大阪府議会の定数は、112名。したがって、定数を満たしているとすれば、 毎月議員全員に支払われる政務調査費は49万円×112=54,880,000円。 年間では54,880,000円×12=6億5千8百万円になる。 しかも、市民オンブズマン事務局日誌によると、 ◆大阪府議 政務調査費 3億4100万円 返還勧告 とのこと。 ふーん。 これを放っておいて、オーケストラへの補助金を減らすのかい。 大体、今までだって、大阪フィルに対する補助金が(それも府と市と財界合わせて)1億1000万円だったのだ。 これを減らすだと?この野郎。減らすどころか増やせってんだよ。 大阪センチュリーは都響と同じ、府のオーケストラだろう。 世界第二の経済大国の第二の大都市の文化的資産だろう。十分な補助をするのが当然だ。 こういうのをおろそかにすることが、恥ずかしい、と言う感覚が分からない連中ばかりなのだろう。 そもそも、政務調査費という勘定は原理的におかしいのである。 都道府県議会でも市町村議会でも、「全ての議員が」「毎月一定額の『政務調査費』」を必要とする訳がなく、 百歩譲って、幾ばくかの調査費を必要としたとしても、予め支給されるべきものではない。 本人が歳費(給料)で立て替えた後、領収書を添付して、地方自治体に還付を請求するのが筋道である。 実際には都道府県議会議員、市町村議会議員は「政務調査費」で「ゴルフをし」たり「オネーチャンのいる店で高い酒を飲ん」だり、 挙げ句に「私用のクルマの購入代金に充て」ているのが現実だ。納税者をバカにするにもほどがある。 「政務調査費」は我々が額に汗して働いて収めたカネをドブに捨てているようなものである。全廃しても良いぐらいだ。 結論的に繰り返す。政務調査費を放っておいて、タダでさえ経済的に苦しい、芸術家の集団に対する補助金を減らすとは、言語道断。 大阪の政治家ってのは、大阪市も大阪府も、どいつもこいつも、「芸術」などという言葉とは一生無縁な、 無教養で野蛮な馬鹿野郎なのだろう、と、私は心から軽蔑する。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2007年04月09日(月) 最近、騒がれたニュースのその後。「イージス艦情報」「米国産牛」
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