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JIROの独断的日記
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2007年12月15日(土) 「佐世保の銃乱射事件、首相『外国と同じようになったのか』」/ベートーベン交響曲第6番/30年探した曲、音にしてみました。

◆記事:佐世保の銃乱射事件、首相「外国と同じようになったのか」(12月15日23時7分配信 読売新聞)

 福田首相は15日、長崎県佐世保市での散弾銃乱射事件について、

「外国と同じようになったのか、と心配だ。(銃の規制強化で)何かいい方法がないのか、

真剣に考えなければいけない」と述べ、規制の強化策を検討する考えを示した。

東京・有明の東京ビッグサイトで記者団に語った。

政府の銃器対策推進本部の副本部長を務める岸田沖縄相は那覇市内で記者団に

「銃器対策に何か加えるべきものがあるのかどうか、しっかり検討しなければいけない」と述べた。


◆コメント:外国と同じようになりつつあるのですよ。

福田首相は、何だか、事の重大さが分かっていないように見える。

「外国」とは米国のことだろう。内閣総理大臣でなくとも、誰もがそう思う。

佐世保の事件の犯人と見られる男は自殺したが、アメリカでは同様の事件が

何度となく起きている。今回の犯人も海外のニュースから影響を受けていた可能性は高い。

ただ、アメリカでは国中の誰もが銃を持っている。いまさら銃器の所持を禁止することは

不可能に近い。何しろ、米国憲法では、「武器を所持し、携帯する権利」が認められている。

これを盾に、アルツハイマーになった、俳優のチャールトン・ヘストンが会長を務めていた全米ライフル協会が、

政治勢力になっているから、選挙で票を失いたくない政治家達は、公然と銃規制を打ち出せない。


◆日本では、元来銃の不所持が普通なのだから、どうしても必要な者以外から徹底的に取りあげればよい。

これに対して、日本でも銃による犯罪が増加しているものの、多くは暴力団関係者の抗争事件。ただ、一般人が

銃を使用している事件が目立つようになってきた。ネットを通じて不法に横流しされているらしい。そのルートは

いろいろあろうが、まず、暴力団をガサ入れして、全ての銃を取りあげる。

また、趣味のクレー射撃や、素人の猟銃所持を全て違法とする。

素人が銃など持っていてロクなことはない。つい最近も、オヤジの銃を子供がいたずらして自分を撃って死亡する、

という痛ましい事件が起きたばかりなのだ。


◆佐世保の事件では、現場にいた人々のカウンセリングを急げ。

佐世保の事件で撃たれた犠牲者は即死だったそうだ。アルバイトの倉本舞衣さん(26)は子供達に水泳を教えていた

そうで、子供は目の前で先生が撃ち殺される一部始終を見てしまった。放っておけば確実にPTSDになる。

早い段階からのカウンセラー、精神科医などによるケアをしないと、大変な心の傷が残る。

内閣総理大臣はそういうことをいち早く指示しなければダメだ。


◆30年間恋いこがれてきた 音楽をとりあえず機械に演奏させてみました。

前々回の記事、30年間探し求めた楽譜が見つかって・・・、虚脱状態なのです(譜面スキャン追加)

の楽譜を、楽譜作成ソフトFinale NotePadに入力してみました。

勿論、作業を始めたばかりで、リコーダーパートの最初の11小節だけです。30年前のNHKの番組の最初、花岡和生先生はこれをト短調(原曲ニ短調)を、

アルト・リコーダーで吹いていたので、実際の演奏はもっと、落ちついた、深みのある音楽です。

これは、Finale NotePadに入力したものを、このソフト付属のMIDIプレーヤーが「演奏」し、それをMP3で録音したものです。

装飾音も音の強弱も、フレージングもない、「棒読み」みたいな音ですが、私にはたまらなく懐かしい。

聴いていただけますか?


ダウンロード TelemanMethodischeSonatenDmoll.mp3 (1004.2K)

何しろCDが無い曲ですし、楽譜だけでは、読めない方はなんとも感想を抱きようが無いでしょうから、

とりあえず「応急処置」みたいなものですが、お聴きいただいた方、ありがとうございました。。


◆ベートーベン交響曲全曲演奏 交響曲第6番「田園」第二楽章から第五楽章まで。

「田園」まだ2回目です。6番は唯一、五つの楽章から構成されていることと、各楽章に、

第一楽章「田舎に到着した晴れ晴れとした気分」

第二楽章「小川のほとりの情景」

第三楽章「農民達の楽しい集まり」

第四楽章「嵐」

第五楽章「嵐の後の喜ばしい気分」

という名前がついているベートーベンの交響曲です。

こういう風に音楽で音楽以外の情景とか、物語などを想起・想像させようとするのを「標題音楽」とか、いいまして、

後のベルリオーズの「幻想交響曲」など、その最たるものですが、ベートーベン先生はこれしかやってません。

ちょっと、乱暴なんですが、日曜日でもありますので、残りの4つの楽章をまとめて載せます。

第二楽章で一旦、音楽的に区切れるのですが、三楽章から五楽章は続けて演奏されます。

時間が取れる方が多い、日曜日に向いているかと思いました。

そして、全体としてのんびりした(「嵐」なんて所も含めて)のんびりした曲なので、何日にも分けると間延びしてしまうのです。

(けっこう、悩みましたわー)。
但し申し訳ないのですが、私には音声編集技術がないので、第三楽章以降も独立したファイルのまま載せます。

音楽がとぎれてしまうのですが、すかさず、次の楽章を聴いていただけるとありがたい。

五番「運命」のときに書き忘れましたが、ベートーベンは五番「運命」終楽章で初めてトロンボーンを使いました。

六番では、トランペットは1,2楽章は一音も出さず、3,4,5楽章でちょこっと使われています。

トロンボーンは更に忍耐が必要で、4,5楽章にしか使われません。


なお、第四楽章「嵐」では、コントラバスの譜面が、このテンポでは、演奏不能です。

このページですが
(二段組になっていますのでご注意下さい。11のパートが2ページ分書かれているのです。)、

一番下の段がコントラバスです。で16分音符で早い上昇音型を繰り返すように書かれているのですが、

コントラバスの左手は、人差し指から小指までで一音(全音)ですから、こんな早いのは、無理です。

だからといって何もしないわけにも行かないので、実際の演奏をご覧になると分かりますが、

グリッサンドみたいにして、なんとか「それらしい」音を出そうと、コントラバス奏者が奮闘しています。

ここは弾けなくても仕方がないのです。

6番で一番よく書けているのは終楽章ではないかと思います。

「標題音楽」というのがベートーベンには向いていなかったようで、第二楽章で、小鳥(夜鶯(ナイチンゲール)やウズラ)カッコウの鳴き声を、

フルート、クラリネットで表現しようとしている所など、あまりベートーベンらしくありません。

しかし、終楽章にくると、ああ、やはりベートーベンだ、とホッとします。終楽章は大変美しい、と私は感じます。

それではどうぞ。



第二楽章です。

ダウンロード BeethovenNo6Second.mp3 (13489.8K)



第三楽章、第四楽章、第五楽章です。

ダウンロード BeethovenNo6Third.mp3 (5724.5K)ダウンロード BeethovenNo6Forth.mp3 (3948.5K)ダウンロード BeethovenNo6Fifth.mp3 (11108.5K)


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