JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:首相、憲法改正に強い決意…施行きょう60年で談話 日本国憲法は3日、施行60周年を迎えた。 ◆コメント:安倍さんね。あんた憲法擁護義務があるんだよ。 こんなバカな首相は日本史上初めてだと思ったら、橋本も言っていたとは、知らなかった。 ◆憲法は国の「あるべき姿」を明記したものである。 それにしても、「首相談話」はあまりにも抽象的である。 「わが国の社会は憲法制定時には想像もつかなかった変化に直面しており、」 って、当たり前だろ? 60年前に今の日本を予言できた人間がいるわけないでしょ? さらに、ここからがバカの一つ覚えなのだが、 「憲法を頂点とした、行政システム、国と地方の関係、外交・安全保障などについての基本的枠組みは、このような大きな変化についていけなくなっており」 異議あり。 憲法が社会に「迎合し」てはいけないのです。 憲法は、国のあるべき姿、理想、目標を掲げているのである。 先日、日記を書き始めて、今日(15日)で満五年になります。 の中で、「あること」(Sein=ザイン)と「あるべきこと」(Sollen=ゾレン)という概念を説明した。 社会の現状が、「あること」Sein(英語なら、be)であるのに対して、 憲法は「あるべきこと」(Sollen=ゾレン)を謳っている。 従って、社会と憲法が乖離したのであれば、 社会(「あること」)を憲法「あるべきこと」に合わせなければいけない。 次のように例えることもできる。 憲法とは次元が違うが、現在の日本では刑法によって、殺人は犯罪とされている。 つまり、「人を殺してはいけない」(数少ない例外:死刑の執行などをのぞく)のが「あるべきこと」(Sollen)である。 現実には、殺人は減らないどころか、増えている。これが、「あること」(Sein)である。 仮に、殺人が更に増え、今の五倍、十倍の件数になったとして、その現実=「あること」に合わせて、 刑法から殺人罪を削除する、と政府が宣言したら、貴方は賛成だろうか? 違うでしょう? 「殺人は犯罪である」、人を殺してはいけない、という「あるべきこと」は変更するべきではない。 殺人を減らすような方策を考えねばならない。 「あること」を「あるべきこと」に近づけなければならない、とは、そういうことだ。 憲法とて、同様である。 憲法を制定した頃よりも、世界で紛争が増えたから、日本も紛争に加わり、海外へ軍隊を派遣して、 海外で日本の軍隊が他国民を殺して良いことにしよう、というのは、 上の例において、殺人罪を刑法から削除することに等しい。 「あるべきこと」を変えてはいけないのである。 だから、安倍首相の思想は、憲法の本質に鑑み、論理的に誤っている。根本的に間違っている。 【読者の皆様にお願い】 駄文をお読みになり、お気に召した場合、エンピツの投票ボタンをクリックしていただけると、幸甚です。 画面の右下にボタンがあります。 よろしく御願いいたします。
2006年05月03日(水) 「トンガ付近でM8の地震 太平洋広域に津波恐れ」←トンガ王国の位置を示す(速報)
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