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JIROの独断的日記
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2006年05月03日(水) 「トンガ付近でM8の地震 太平洋広域に津波恐れ」←トンガ王国の位置を示す(速報)

◆記事:トンガ付近でM8の地震 太平洋広域に津波恐れ

気象庁に入った連絡によると、4日午前0時26分ごろ、南太平洋のトンガ付近を震源とする地震があった。太平洋の広域に津波が発生する可能性があるという。

震源の深さは約30キロ、マグニチュード(M)は8・1と推定される。気象庁は日本への津波の有無について調べている。

米CNNテレビによると、米地質調査所(USGS)はフィジー、ニュージーランド、米ハワイ州で津波の恐れがあるとして注意を呼び掛けた。

(共同通信) - 5月4日1時51分更新


◆コメントというより、覚え書き:トンガの場所と地理的特徴。

如何に記すことはアンチョコ丸写しである。

自分の勉強の為に書き留めるが、読者諸氏のご参考になれば、幸いである。

外務省の基礎データはここにある



トンガ王国は、4つの群島と172の島からなる。そのうち45島には人が住んでいる。

資料にはトンガの位置は、「サモアの南、フィジーの東に位置する」と書いてあるのだが、そんなことを言われても分からない。

日本から見てどの当たりにあるのか、地図ソフトで探してそれをキャプチャした画像を載せる。ヌクアロファとは、トンガ王国の首都である。





この画像では分からないが、トンガ全体では南北の長さが600km、東西に200kmの幅がある。

東側にトンガ海溝があり、インドプレートに南太平洋プレートが潜り込むことで形成されている。日本とそっくりだ。


◆地震の仕組み

地球の一番外側を地殻といい、その下に深さ670kmのマントルがある。

マントルの上部が地殻と一体となり、巨大な岩盤で出来ていて、それが地表を覆っている。そして地表は幾つかの巨大な「板」に分かれている。

その「板」をプレートと呼ぶ。日本周辺では、太平洋プレートが、東北地方の沖合で、北から延びている北アメリカプレートにぶつかる。

太平洋プレートの方が比重が重いので、北アメリカプレートの下に潜り込んでいる。

これは少しずつ動いていて、たまに弾性で太平洋プレートが跳ね上がると、当然地殻も震動し、地震となる。


◆トンガの場合

トンガが似ていると書いたのは、繰り返すと、トンガ王国のすぐ東でインドプレートに南太平洋プレートが潜り込んでいるからである。

そういう場所に近い国は地震が多いわけである。

記事にあるとおり、米地質調査所(USGS:US Geological Survey)はフィジー、ニュージーランドは、震源に近いので当然として、

何と5,000Km以上も離れたハワイ州にまで津波警報を出している。

一昨年のクリスマスに起きたスマトラ沖地震、津波のような甚大な被害が出ない事を祈る。

私の日記の読者にはハワイ在住の方もいらっしゃるので、心配なのである。


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