DiaryINDEX|past|will
2006年08月22日(火) |
「漁船銃撃・死亡の盛田さん、告別式」この事件が起きてから首相・官房長官ともに全く声明・談話無しはいくら何でもひどいだろう。 |
◆記事:漁船銃撃・死亡の盛田さん、悲しみ新たに告別式
北方領土周辺海域で北海道根室市のカニかご漁船がロシア国境警備隊に銃撃、拿捕(だほ)された事件で、死亡した乗組員の盛田光広さん(35)の告別式が22日、同市の温根沼会館で行われた。
同市の慣例で出棺が先に行われ、午前8時、遺族らに見送られて、ひつぎが運び出された。午前11時からの式では、約100人の参列者が悲しみを新たにした。
元根室湾中部漁協参事、山内栄一さん(80)(横浜市)は「平和な海を早く取り戻してほしい」と言葉少なに話した。(読売新聞) - 8月22日14時52分更新
◆コメント:ロシアは「密漁」というが、未だに国境(領海)は確定していないのだ。
北方領土の歴史は古くて遡るとキリがないが、要するに、日露戦争の後は、千島列島は日本の領土だったのである。
ところが第二次大戦で無条件降伏をした日本は、1951年のサンフランシスコ講和条約に署名、批准し、「千島列島を放棄」したのだ。
問題は「千島列島」を明確に定義しておかなかったことである。
ロシアが主張する謂わば広義の千島列島はこの通りである。
もめているのは、北方四島のうち、本土に近い、色丹、歯舞で、日本は日本領だといい、ロシアはロシア領だという。
日本の掲示板を見ると、この漁船はたびたび密漁を繰り返していたらしいから、自業自得だという意見がある。
ロシア人(白人)が相手だと急に弱腰になるのが日本人の特徴である。
漁船が拿捕された、水晶島の位置を地図で確認したのだろうか。
国境を「感覚」で決めるわけにはいかないが、ロシアは、これほど北海道までギリギリのところまでロシア領だと断定しているのである。
日本は合意していない。
そして丸腰の乗組員に対して、明らかに故意に、弾丸が頭部を貫通するような至近距離から発砲している。
過剰防衛はおろか、正当防衛にも当たらない。こんなひどい事件だというのに、首相官邸からは何も声明・談話が発表されない。
◆首相と官房長官が同時に夏休みとは何事だ。
首相官邸ホームページの官房長官発表のページを見て、大変驚いた。
「第31吉進丸」がロシア側警備艇の銃撃を受けて拿捕されたのは、8月16日午前だが、
周知の通り、小泉純一郎氏は前日に「終戦記念日の靖国参拝」を済ませて、16日から夏休み。
この事件の報告を受けていることは間違いないが、官邸に戻る気配もないし、何の抗議声明も談話も発表しない。
この人にとって国民の生命はこの程度のものなのだ。
一層驚くべきは、安倍官房長官である。
首相が夏休みの時には、官房長官は休まないのが常識であるが、安倍晋三は首相と「同時に」16日から20日まで夏休みを取った。
軽井沢に滞在していたのだが、次期総裁選後の構想しか頭にないのであろう。今日になっても記者会見が行われていない。
ロシアに抗議したのは、麻生外相、外務省、中川農水相、アホの武部ぐらいで(他にもいるかも知れぬが、雑魚はどうでもいい)。
そもそも、死亡した盛田光広さんの遺体を引き取りに赴いた、外務省の山中政務官ってのは、何なんだよ。
首相官邸から何の抗議声明も出さず、おとなしく、山中政務官に遺体引き取りを任せたわけだ。
今に始まったことではないが、小泉首相の薄情さが良く分かる。
安倍「次期総理」は著書「美しい国へ」において外交・国防に関して威勢の良い言葉を並べているが、
相手がロシアとなると、随分おとなしいね。
「ガイジン」を相手にする時は、黙ってはいけないのだ。
こちらが黙って何もステートメントを発表しないと、相手は、こちらが彼らの言い分を受け入れたと考えるのである。
これは、少なくとも白人(アングロサクソン、アーリア人、スラブ人等々)に共通している。
そんなことも分からずに、総理が務まるのですか?
2005年08月22日(月) 堀江などニュースにするな。バカマスコミ。
2003年08月22日(金) 「<自殺>薬物使用が11年前の5倍 多い処方薬使用」 そんなの医者にはどうしようもないよ。