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2006年03月25日(土) |
日本の教育が崩壊していることを理解していない政治家や「知識人」。近くの公立小中学校に行ってみろ |
最近読んだ幾つかの月刊誌で、「日本の現状は悲惨だが、世界に冠たる優秀な『人材』がいる限りは大丈夫。教育に注力すべし」と気持ちよさそうに締めくくっている所謂「有名言論人」の文章を読んだ。
何も分かっていないくせに無責任なことを書くんじゃない、と怒鳴りたかった。
また、国会議員(特に与党)は自分の子女は私立・国立小学校に入れるので、公立小中学校の現状が分からないのだろう。
全然教育問題が国会で真剣に討議されていないが、実際にはものすごいことになっている。
私は東京都の某市に住んでいる。
或るアンケートによると、「全国一、行政サービスの行き届いた市」だそうだ。
公立小学校、中学校は「東京都」の管轄なので、それとこれとは直接関係はないのだが、とにかく、一見問題が無いように見える街においても、学校が学校の体裁を成していない。
何と、生徒が授業中に、廊下などを勝手に歩き回っている。ベテランの先生ですら、どうしようもないようだ。
そのような状況なのにゆとり教育で「総合」という、訳の分からない時間を入れて、算数や国語の時間を減らしたので、子供の学力は「これが日本人か!」というほどのレベルにまで低下している。
高校生になっても九九を覚えていない生徒が珍しくない世の中なのだ。小学校から英語なんてとんでもない。日本語の普通の読み書きが出来ないのだから。
普通、教師は年金のことを考えて、途中では絶対に辞めないものだが、あと数年我慢すれば無事定年というベテランの有能な先生が、耐えきれずに辞めてゆく。
また、若い教師は、全く社会人としての基礎が出来ていない。自分が子供なのだ。
息子が小学校の修学旅行に行ったときに、急病に備えて各生徒の健康保険証のコピーを担任教師(学校を出たての女性教師)に預けた。
その教師は、なんと道中、全てのコピーを紛失してしまった。
云うまでもなく、保険証には詳細な個人情報が含まれている。ただごとでは済まされない筈なのに、新任教師はことの重大さが理解できないのだ。
謝罪もしなければ、とにかく探してみるなど、対策を取らない。
校長もなんだかんだと責任逃れをするばかり。こんなことは民間では許されない。悪夢を見ているかのようだった。
私は、当時うつ病で収入が下がり、本来無茶だったのだが、子供を私立中学校に入れたのは、どんな程度の低い私立でも、東京の公立中学よりはまし、という現実があるからだ。
こうした傾向は最初は東京だけだったが、次第に他道府県でも同様の兆候が現れつつあると云われている。
国会議員の「先生」方や「文化人」「知識人」は、是非抜き打ちで、東京の何処でも良いから小学校か中学校を視察して貰いたいものだ。
それでも、問題だと思わない奴がいたら、そいつは馬鹿に相違ない。このままでは、日本が滅びることは、間違いない。
2005年03月25日(金) 「BSE安全基準を大幅緩和、国際機関が日本に原案提示」 国際基準が正しいという確証はどこにもない。
2004年03月25日(木) 「<小泉首相>「テロあってもイラク撤退せぬ」英紙に答え」こういう人は首相にふさわしくない。
2003年03月25日(火) アメリカの目的は、イラクの大量破壊兵器を除去することだったはずなのに、なかなか見つからないね。