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JIROの独断的日記
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2004年03月25日(木) 「<小泉首相>「テロあってもイラク撤退せぬ」英紙に答え」こういう人は首相にふさわしくない。

◆記事1:<小泉首相>「テロあってもイラク撤退せぬ」英紙に答え

小泉首相は25日付の英タイムズ紙のインタビューで、スペインの列車同時爆破テロに続き日本国内でもテロが起きる可能性について「起きないとは言えない」との見方を示した。同時に「テロによってイラクの復興支援から退くことはない」と述べ、テロが起きてもイラクから自衛隊を撤退させるつもりのないことを明言した。(毎日新聞)[3月25日15時6分更新]


◆記事2:「自衛隊は軍隊」と小泉首相=英紙

25日付の英紙タイムズによると、小泉純一郎首相は24日、同紙との単独会見で、憲法の改正を支持するとともに、自衛隊を実態通りに軍隊と呼べるようにすべきだと強調した。

同紙は「平和憲法は時代遅れと首相言明」との見出しを取り、憲法改正の動きが今後1年間に強まると小泉首相が予想したと伝えた。(時事通信)[3月25日11時1分更新]


◆コメント:小泉首相は、日本国民の生命や憲法遵守よりも、アメリカに見捨てられないことが、何より大事なのだ。

記事2に関して先に述べる。
小泉首相は昨年5月21日にも国会答弁で、「自衛隊は軍隊だ」といっていた。その後、イラク復興支援特別措置法が制定され、自衛隊のイラク派遣が決まった。そういう小泉内閣が、11月9日の衆議院選挙で、勝ったということは、日本国民は、日本が憲法を改正して、明確な「軍隊」を持ち、戦争に関与することを選んだことになってしまうのである。小泉首相はそのように解釈しているに違いない。

それで、みなさん、本当に良いのですか?よく考えましたか?

記事1もひどい。小泉首相は日頃から「テロに屈しない」といっているが、それは、やはり、「日本国内でテロが起きることもありうる。しかし、それでもアメリカの言うことはきかなければならない」という意味であることが、はっきりした。

自衛隊をイラクに派遣して、その結果、日本でテロが起きて人が死んだら、全責任は、小泉純一郎内閣総理大臣にある。その時点で辞めるべきなのに、この人は、たとえテロが起きても、責任をとらずに、ただひたすら、アメリカの命令に従って、自衛隊をイラクに派遣しつづけるつもりなのだ。他の国(イラク)の人道復興支援活動の方が、自国民の命よりも大切だ、と述べているのに等しい。

そして、再び記事2に戻るが、「平和憲法が時代遅れ」とは何事であるか。平和を希求することに時代は関係がない。何時の世の中でも平和が至上課題であることに変わりは無い。他国に侵略されたときには自国を防衛せねばならぬ。その意味で、武力を全く持たない訳にはいかない。しかし、小泉首相の云っている意味は違う。集団的自衛権の行使を含め、日本が、積極的に戦争に参加できる国にしよう、といっているのだ。恐ろしい奴なのだ。

こういう人物が首相を務めているのに、支持率が半数にも及ぶ、という現実が、私には、悪夢のように思われる。


2003年03月25日(火) アメリカの目的は、イラクの大量破壊兵器を除去することだったはずなのに、なかなか見つからないね。

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