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2006年03月08日(水) |
「北朝鮮がミサイル発射、北の領海内に2発着弾」首領様、心臓大丈夫? |
◆記事1:「北朝鮮がミサイル発射、北の領海内に2発着弾」
政府に8日入った情報によると、北朝鮮が同日、中国との国境付近でミサイル2発を発射した。
通常の軍事訓練と見られ、2発とも北朝鮮領海内に着弾しており、「地対艦ミサイルの可能性が高い」(防衛庁筋)という。
防衛庁首脳は同日、1〜2週間前にミサイル発射の兆候を把握していたことを明らかにした。
小泉首相は8日夜、「常に情報収集している。いちいち言うべきことではない」と述べた。(読売新聞) - 3月8日21時48分更新
◆記事2:金正日総書記が特別列車で訪中 1年9カ月ぶり (2006年01月10日 共同通信)
北京の複数の外交筋は10日、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記が特別列車で同日早朝、中国入りしたと明らかにした。
北朝鮮関係者も認めた。金総書記の訪中は2004年4月以来、約1年9カ月ぶり。昨年10月の胡錦濤国家主席の訪朝への答礼とみられる。
滞在先や日程など詳細は不明だが、韓国の聯合ニュースは上海の外交消息筋の話として、01年1月の訪中同様、最初の目的地は上海で、11日午前に到着すると予想されるものの滞在期間は長くならないとの見方を報じた。
経済状況を視察する可能性が高い。北京の外交筋は、主な視察地は深センのもようで、上海にも立ち寄る可能性があるとしている。
胡主席との首脳会談では両国の関係強化や経済協力が中心議題として取り上げられるとみられるが、第5回6カ国協議の再開に向けた調整は実務レベルで行われることが予想される。
中国外務省の孔泉報道局長は10日の定例記者会見で「その問題(金総書記訪中)について答える権限を与えられていない」と述べて確認を避けたが、否定はせず、金総書記訪中を示唆した。
金総書記の訪中は日程終了までは非公開が通例で、これまでも中国から北朝鮮に戻った直後に発表された。今回も事実確認や発表は全日程終了後になるとみられる。
外交筋によると、金総書記を乗せた特別列車は10日早朝、中朝国境の中国・丹東駅を通過、昼ごろ遼寧省瀋陽市に入った。
通常より移動時間がかかっており、一般列車の運行に影響を与えないよう速度調整しているもようだ。
北京やソウルの消息筋は丹東駅の警備が9日深夜から強化されたとし、10日早朝に金総書記の特別列車が中国入りしたなどとしたが、否定的な見方もあり、情報は一時錯綜(さくそう)した。
(共同)深センのセン=土ヘンに川(01/10 20:45)
◆記事3:北朝鮮、心臓専門病院を準備=韓国にノウハウ打診−情報当局が関心(2004年5月25日 時事通信)
【ソウル24日時事】北朝鮮が、不整脈などの心臓疾患や突然の発作に対応する治療体制を備えた初の専門病院の開設を準備していることが24日、明らかになった。
同国事情に詳しい消息筋によると、平壌に10階建て前後の施設を建設し、検査や先端治療用の機器を整備する計画。
食料や電力の不足で厳しい経済苦境に直面する北朝鮮が、あえて高度な治療のできる病院を造ろうとすることに、米韓両国の情報当局は関心を示している。
同筋によると北朝鮮は、医師や看護師の専門技術の習得や病院運営に関するノウハウの提供を、韓国の医療関係者に打診している。
ソウルの心臓疾患専門医が今年3月、北朝鮮に足を運んだことが確認されているが、この専門病院に関する協力が訪朝理由の1つとされる。
◆コメント:煙突男と首領様
本当に、この首領様は困ったお人だ。煙突男と同じですよ。
「煙突男」というのは、今は銭湯が少ないので、若い人は知らないだろうから説明する。
昔はたまに、銭湯の煙突のてっぺんによじ登って、「飛び降りるぞ!死んでやる!」という奴がいたのです。
こういう輩は、野次馬があつまり、警官がやってきて「早まるな」、と説得すると思うつぼ。「構って欲しい」のですから。
誰もが完全に無視して、煙突男が「飛び降りるぞ!」と叫んだら、「どーぞ、どーぞ」といって誰も寄りつかない。
そうすれば、煙突男は絶対に「済みません、降ろしてください」とベソをかく。
北朝鮮民主主義人民共和国(民主主義なんだって(笑))の首領様は、もっと頭が良いが、基本的にはそういうことですね。
とにかく北朝鮮は、今更経済を立て直すとか何とか不可能である。何百万人という餓死者を出している。とりあえず、カネが欲しい。食い物が欲しい。
中国の歴史などを読むと良く分かるが、民を食わせることが出来なくなった王は、かならず、クーデターで殺されてしまうのです。
北朝鮮は射程1,300kmの「ノドン」ミサイルを90年代に開発し、93年には日本海に発射実験して、実戦配備済であると言われる。
但し、撃ったら北朝鮮も終わりだからね。日本も終わりだが。
相手に先制攻撃をさせておいて、反撃するのが大好きな米軍の集中砲火を浴びることは自明の理。なによりも、日本という最高の金づるをつぶしたらもう、どうしようもない。
それぐらいの計算は金正日は、当然、している。国力が弱い国は「外交」(というか駆け引き)に長けているのだ。
今日、どうしてミサイルを撃ったのか知りませんが、ミサイル?地対艦ミサイルでしょ?北朝鮮の領域内に落ちたのでしょ?
日本がオタオタしてはいけませんね。そうやって、ビクビクするから、あちらの態度がでかくなる。煙突男と、その点で似ている。
◆今年1月上海に長逗留したのは、医師の診察を受けたのだ(という説がある)。
記事2をご参照下さい。今年1月。金正日は突如5日間も中国に滞在した。
それも北京だけではなく、上海にまで足を伸ばしている。動けば動くほど暗殺の危険が増す。それにもかかわらず、上海などという遠いところまで行った。
「経済状況を視察するため」だったと言うが、考えられない。上で述べた通り、今更、北朝鮮で産業を振興することなど、不可能。
そもそも、メシが無いのだから、国民は皆、目が回って働けない。
それでは、真の動機は何かというと、首領様が医者の診察、診察だけではなく何かの治療を施して貰った可能性が高い。
無論5日間では大手術など無理だろうから、何をしたか分からないが。
はっきりそう書いていたのは週刊ポストか週刊現代だった。
週刊誌と言えどもあなどれない。大新聞やテレビの記者が、書きたくても上に押さえられてかけない(つまり国家の圧力による)ことをバラしていることがある。
そしてそれは、記事3を読むと、ますます、現実味を帯びてくる。
この記事は、一昨年の6月、私が見つけた時事通信のものである。北朝鮮で、「心臓専門病院」???あの国の体制を考えれば、「心臓専門病院」が「国民」の為である訳がない。
「首領様専門病院」だろう。ひどい話だ。
国民が200万人(CIAは「500万人」と云うが、それはやや大げさかと思われる)「餓死」している国なのだ(北朝鮮という国家は憎たらしいがそこに「生まれてしまった」国民に「責任」は無い)。
首領様だけは美味いものを食い過ぎて、生活習慣病になり、それが昂じて循環器障害が起きつつあるのであろう。
但し、記事3から2年近く経っている。
逆に言うと「心臓専門病院」を言い出したころ(しかも、世界中に知れ渡る形で)の実際の健康状態は、さほど悪くなかったのが、ついに、ヤバくなった、という想像が可能である。
ベルリンの壁が無くなったとき。ソ連が崩壊したとき。
直前まで世界中の人々は自分たちが生きている間に、そのような光景を目の当たりにするとは、夢にも思わなかった(本当にそれぐらい信じがたい出来事だったのだ)。
北朝鮮だって何が起きても全然不思議ではないことは、世界の歴史が何よりも雄弁に物語っている。
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