外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
DiaryINDEXpastwill


2005年12月25日(日) 「特急が脱線転覆2人死亡 33人負傷、車内になお3人」事故の原因はまだ分からないのだ。

◆記事1:特急が脱線転覆2人死亡 33人負傷、車内になお3人

 

 25日午後7時15分ごろ、山形県庄内町のJR羽越線砂越−北余目間で、

秋田発新潟行きの特急いなほ14号=鈴木高司運転士(29)、6両編成=が最上川の鉄橋を通過後、前寄り5両が脱線、うち3両が転覆した。

 山形県警は26日未明、男女2人が死亡したと発表した。

現場で他に1人の死亡を医師が確認しており、県警が確認を急いでいる。

 乗客と鈴木運転士の計33人が重軽傷を負い、病院で手当てを受けた。

 同県警によると、死亡したのは転覆した先頭車両に閉じ込められた計6人のうち2人。

 消防がほかに女性1人を救出、残る性別不明の3人の救出を急いでいる。

 庄内署の調べに、鈴木運転士は「突風で車体がふわっと浮いた」と話しており、

 同署は死傷者の身元の確認を急ぐとともに、事故の詳しい状況や原因などを調べている。

 同署によると、電車には乗客44人と鈴木運転士、車掌の計46人が乗っていたとみられる。(共同通信) - 12月26日2時43分更新


◆記事2:<特急脱線転覆>JR東日本社長らが謝罪

 

JR東日本は東京都渋谷区の本社で25日午後10時から記者会見を開き、

 小縣方樹常務取締役らが「けがをされた方が多くいる。深くおわび申し上げます」と頭を下げた。

 しかし、現場の状況については「実際にどれだけの乗客がいたのかはわからない。

 運転士もけがをしているようだが、直接連絡が取れていない」と話した。(毎日新聞) - 12月26日1時52分更新


◆コメント:今、確認出来る事実は、羽越線の列車が脱線転覆して、死傷者が出たと言うことだけだ。

 

 12月25日に列車事故が起きた。

 奇しくも、福知山線の脱線転覆事故から丁度8か月目である。



 当時、事故原因が不明なのに、マスコミ各社があまりにも横柄な態度で、

 JRを取材すると云うよりも「吊し上げ」、遺族は関係の無いJRの社員に暴力を振るった。

 私は、「事故原因が分からないのだから、責任の所在は特定出来ない」、と書き、

 短絡的に事故をJRの責任と決めつけ、国民に錯覚を起こさせたマスコミ報道を批判した。



 今回も、現時点で確かな事実は、JR東日本羽越線の列車が脱線転覆して死者、負傷者が出た、と言うことだけである。

 何故、脱線したのかは分からない。

 従って、責任の所在も不明である。

 だから、論理的には、今、JRが東日本は謝罪する必要はないのだ。

 しかし、とにかく、何でも良いから謝らなければ済まされない、という精神的風土が日本にはある。

 犠牲者が出たのは誠に気の毒だが、

 もう一度繰り返すと、「事故の原因が分かるまでは、誰の責任かは分からない」という当たり前のことを、

 いい加減、日本人は理解するべきである。



 去年も今年も皮肉なことにクリスマス前後に悲劇が起きる。

 昨年、12月26日にはスマトラ島沖大地震による津波で、数十万人の犠牲者が出て、

 いまだに特定できない死体があるという。今年はこれ以上、何も起きないことを祈る。


2004年12月25日(土) 豪雪の山古志、自力で守る…村民有志が「雪下ろし隊」内閣はイラクへの自衛隊派遣には熱心だが新潟はどうするのか。
2003年12月25日(木) 「日本の安全保障の第一に来るのは国連ではなく日米安保関係だ」(アーミテージ国務副長官)←原爆を投下した国が言うべきではない。
2002年12月25日(水) 今更ながら、アメリカの残虐性に開いた口が塞がらない。

JIRO |HomePage

My追加