JIROの独断的日記
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2002年12月25日(水) |
今更ながら、アメリカの残虐性に開いた口が塞がらない。 |
調べれば、調べるほど、ひどい事をしている。アメリカという国は。 以下は、以前から調べたことをメモしたもの。 ◆湾岸戦争は集団虐殺だった。
湾岸戦争では、軍事的施設のみならず、市民生活に必要な水道、電気などインフラが爆撃によって破壊された。これによって十万人を超える市民が死亡した。
それに加えて、米国は湾岸戦争で劣化ウラン弾を百万個以上も発射した。劣化ウランとは原子力発電や核兵器を作るプロセスでウランを濃縮したあとにできる。残りかす。
劣化ウラン弾は爆撃によって直接的に人を殺傷するだけではない。爆発したあとに、その周囲に放射能を含んだ粒子をばら蒔く。人の肺に吸い込まれた粒子は、人体を放射能で汚染して、白血病や癌を引き起こす。その結果イラクでは湾岸戦争のあとに、様々な先天的奇形(水頭症、無脳症)を持ったこどもが生まれて、幼くして死んでいった。
小児癌はその後も増えつづけ、ある病院の統計だけをとっても、95年から2000年までに、242%も増加した。劣化ウラン弾の後遺症としか説明がつかないという。
◆ブッシュ政権はそれを百も承知で、同じ事を繰り返そうとしている。
ある専門家のグループは、イラク戦争が開始された場合、三か月以内に48,000人から26万人が死に、戦争終結後も病気のまん延などで約20万人が死亡すると予想している。ブッシュがこれを知らないわけが無い。にもかかわらず、「正義のための戦い」だと称する彼の精神は、正常に機能しているといえるだろうか?
もうひとつ、言いたい。 世界には、キリスト教、イスラム教を始めとする大小さまざまな宗教を信仰している人がいて、多くは「神」に祈りを捧げる。私は、そういう人たちは一体、何を考えているのか、いつも、疑問に思う。神がもし、存在するならば、何故、人類の歴史が始まって以来絶え間なく、我が子たちが殺しあうのを黙ってみているの? 神も仏もあるものか。
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