JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆「アメリカ独立宣言」を読んでみる。 本日は、アメリカが1776年、英国に対して、「アメリカ独立宣言」を採択した日である。 ◆白人は如何にして、アメリカ・インディアンの土地を奪ったか。 アメリカ人は自分達の国を「自由と民主主義」の象徴だと思っているようだが、歴史的事実は正確に知るべきだ。 ◆独立宣言で「すべての人間は平等につくられている」といいながら、その後100年も奴隷貿易を続けていた国。 「アメリカ独立宣言」というと聞こえが良い。そして、最も有名な部分は、次の一節である。 我らは以下の諸事実を自明なものと見なす.すべての人間は平等につくられている.創造主によって,生存,自由そして幸福の追求を含むある侵すべからざる権利を与えられている.これらの権利を確実なものとするために,人は政府という機関をもつ. 誠に、ご立派。ごもっとも。しかし、良くもいけしゃあしゃあと、こういうことを言えたね?アメさんよ。 まったく、開いた口がふさがらない、とはこのことだ。 どうしてかといえば、アメリカ人はこの後もずっと奴隷貿易を続けたのである。「全ての人間は平等」と言いながら。 つまり、「黒人は人間ではない」から、構わないという理屈である。 それは、おかしい、と至極(しごく)尤もな主張を掲げたリンカーンが大統領になったのは、100年近く後、1860年である。 しかも、すぐに黒人が解放されたわけではない。正式の奴隷解放宣言が発せられたのは1863年1月である。 更に、実質的に総ての奴隷が解放されたのは、南北戦争が、南部の敗北と共に終わった、1965年である。 リンカーンは、立派だと思う。 ゲディスバーグの演説(人民の、人民による、って奴ですよ)は、偽善的な独立宣言とは訳が違う。 南北に分かれて戦ってしまったが、互いに憎んではならん、と、説いたわけであるが、立派な思想はいつの世でも理解されづらい。 リンカーンは1865年4月14日、観劇中、南部(サウス・カロライナをはじめミシシッピ,フロリダ,アラバマ,ジョージア,ルイジアナ,テキサスは、リンカーンが大統領になったら反発し、連邦を脱退したのだ。これらを南部連合という)出身の男に、暗殺された。 ◆たかだか三百数十年の歴史しかないのだから、アメリカ人は祖先の蛮行をよく知りなさい。 日本では、例えば大学受験で日本史を選んだら、二千数百年にわたる事柄を学ばなければならない。
2004年07月04日(日) 「領域外での集団的自衛権行使を視野 日本侵略時の対米協力」 いい加減にしろよ、この野郎。
JIRO
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