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2005年03月20日(日) |
「イラク戦争への抗議デモ、欧州と米国で数万人が参加」 自衛隊がイラクで何をしているのかわからないのですが。 |
◆記事:イラク戦争への抗議デモ、欧州と米国で数万人が参加
[ロンドン/ニューヨーク 19日 ロイター] 欧州諸国と米国で19日、数万人の人々がイラク戦争に反対する抗議デモを行った。
英国のロンドン中心部では、4万5000人がブッシュ米大統領を非難するスローガンを唱えながら行進し、米大使館前で黒のダンボールで作った棺を下ろした。棺のふたには「死者10万人」と書かれていた。
イタリア・ローマの中心部でも、イラク戦争とイタリア軍のイラク駐留に反対する横断幕を掲げた約1万人がデモ行進。
スペインやトルコでも抗議デモが行なわれた。
一方、米国・ニューヨークのセントラルパークには数千人が集結。同市一帯で反イラク戦争の集会が開かれ、警察によると36人が逮捕された。
サンフランシスコでは雨の中、数千人が市役所まで、イラク戦争やイラク占領などに抗議するスローガンを唱えながら行進した。(ロイター) - 3月20日16時58分更新
◆コメント:既成事実化
昨日の日記にも書いたが、昨日でイラク戦争が始まって、2年が経過した。
欧米では、市民はちゃんと覚えているようだ。それは死者を出しているのだから、深刻さが日本とは違う。
だが、日本人は忘れて良い訳ではなかろう。
日本も市民団体っての?平和運動の団体は集会などを開いたらしいけれども(私はああいうのには、参加いたしません)、極めて例外的な人だろう。
殆どの国民は、イラク戦争から2年が経過したこと。イラクの内部はまだ、混沌としていることなど、全然意識に上って来なかったのではないだろうか?
そして、イラク復興支援特別措置法に基づき、陸上自衛隊は今もなお、サマワに駐留しているが、一体、何人、イラクにいるのか。
どのような活動をしているのか。今までに使った費用はいくらなのか、全く分からない。派遣された自衛官には1日あたり2万5千円の特別手当が支払われているという記事を読んだことがある。陸自は500人ぐらい駐留しているから、少なくともそれだけで、1日、1250万円の税金が使われている、ということになる。
先頃、オランダ軍が帰国して、変わりに英国軍が自衛隊を守ってくれるそうだが、オランダの司令官はサマワは安全だから、自衛隊を守るための人数はさほど多くなくて良い、と述べていた。
ちょっとまて。そんなに安全な場所ならば、自衛隊がいる必要はないのではないか?
そもそも、小泉首相は、危険な場所だから、それに対応できる装備を持った自衛隊が出向いて、現地の復興支援に従事するのだ、と云っていたではないか。
サマワが安全な場所なら、イラク人が自分たちで、「給水活動」や「道路の補修」を行えばよいのではないか?
何故、いまだに自衛隊がイラクにいなければならないのだ?
説明しない内閣が一番悪いが、これは、説明しなくても国民から何の不満の声が上がらないからであり、その意味では、この問題に全く無関心である国民にも責任がある。
◆時間が経てば違憲が合憲になるのか。
2003年12月9日、小泉純一郎内閣総理大臣は、記者会見の席上、「航空自衛隊は、武器・弾薬の輸送を行わない」とはっきり述べたのだが、実は昨年3月から11月までに、のべ1200名の、武装した米英軍兵士を、C130輸送機でクウェートからイラク各地へ運んでいたことが明らかになったことを、私は、昨年12月8日の日記に書いた。
本来、大問題なのに、誰も内閣を追求しない。
戦闘行為を行っている同盟国アメリカにたいする後方支援は、武力行使と一体化しており、集団的自衛権の行使を認めていない、日本国憲法に違反している。
最近、自民党はおろか、なんと民主党まで、集団的自衛権の行使を認めるべきだと言い出した。
もう、わたしゃ、どうでもよくなってきたが、現時点では日本国憲法は全く改正されていないのである。
そして、現行法の下では、空自の任務は違憲である。
違憲であることは、最初であろうが、100回目であろうが、1000回目であろうが違憲なのであり、時間の経過とともに、違憲が合憲になる訳がない。
そういう大事なことを忘れてはいけません。有権者も野党も、マスコミも、忘れている。小泉首相ははじめから、考えていない。問題外。
2004年03月20日(土) 【平成15年3月20日】小泉総理、米国などの武力行使の支持を表明(デイリー自民) 小泉、何とかいえよ。
2003年03月20日(木) 3月20日には嫌な事が起きるのか。8年前の今日は地下鉄サリン事件