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2004年11月13日(土) |
<イラク派遣>陸自第4次隊の第1陣200人が出発←国家非常事態宣言が出ている、大規模戦闘中の国にね。 |
◆記事1:自衛隊法第3条(自衛隊の任務)
(自衛隊の任務)
第三条 自衛隊は、わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対しわが国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当るものとする。
2 陸上自衛隊は主として陸において、海上自衛隊は主として海において、航空自衛隊は主として空においてそれぞれ行動することを任務とする。
◆記事2:自衛隊法施行規則第39条(服務の宣誓)
第三十九条 隊員(学生、予備自衛官等及び非常勤の隊員(法第四十四条の五第一項 に規定する短時間勤務の官職を占める隊員を除く。第四十六条において同じ。)を除く。以下この条において同じ。)となつた者は、次の宣誓文を記載した宣誓書に署名押印して服務の宣誓を行わなければならない。学生、予備自衛官等又は非常勤の隊員が隊員となつたとき(法第七十条第三項 又は第七十五条の四第三項 の規定により予備自衛官又は即応予備自衛官が自衛官になつたときを除く。)も同様とする。
宣 誓
私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法 及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。
◆記事3:<イラク派遣>陸自第4次隊の第1陣200人が出発
イラク南部サマワで復興支援活動をする陸上自衛隊の第4次隊の隊旗授与式が13日午後、山形県東根市の陸自神町駐屯地で行われ、第1陣約200人が同夜、仙台空港から出国した。
隊旗授与式では大野功統・防衛庁長官が4次隊の群長、福田築(きづく)1等陸佐(48)に隊旗を手渡し、「大いに日本の平和の心を世界に広げてほしい」と訓示、家族にも「サマワは治安がいい所で、安心してほしい」と述べた。
福田群長は会見で「イラク全土は予断を許さないが、サマワは比較的安定し、昨日今日も外で活動したという。イラク人の目線で活動したい」と述べた。第1陣は仙台空港で家族が作る花道を抜け、民間航空機に乗り込んだ。
第4次隊は山形、宮城、福島3県に駐屯する第6師団を中心に約500人で編成。第2陣、第3陣も11月中に仙台空港から出発する予定。(毎日新聞) - 11月13日21時52分更新
◆記事4:「自衛隊は出て行け」=サドル派がデモ−部隊交代前に治安悪化の恐れ・サマワ
【サマワ13日時事】陸上自衛隊が活動するイラク南部サマワで12日、イスラム教シーア派の反米指導者サドル師の支持者約200人が金曜礼拝の後「占領軍の自衛隊は出て行け」と叫び、デモを行った。サマワで自衛隊駐留に反対するデモは、サドル派が今年4月に行って以来2回目。
デモ隊の先頭にはサドル師のサマワでの代理人を務めるガジ・ザルガニ師が立ち、市内商店街から州知事庁舎近くの広場まで行進した。サドル師の写真を掲げ、横断幕には「イラクを占領する自衛隊は出て行け」などと書かれていた。ザルガニ師はデモ後、「もし自衛隊がサマワから去らないなら、われわれは行動を起こす」と宣言した。(時事通信) - 11月13日7時1分更新
◆コメント:自衛隊を撤収させるべきである。
法的根拠を申し述べる。
イラク復興支援特別措置法は違憲である。
特措法で定められている、イラクにおける自衛隊の任務は、「人道支援活動」のみならず、「安全確保活動」があり、これは、航空自衛隊が米英軍の後方支援活動に携わることを意味している。
米国は、日本の同盟国であるが、現在、実質的に戦闘状態にある。 戦争をしている同盟国の後方支援をすることは、集団的自衛権の行使に該当し、日本国憲法第9条に違反している。
さらに、記事1に掲げたとおり、自衛隊の任務は「わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対しわが国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当る」ことである。
つまり、他国の侵略に対しては対抗するし、公共の秩序の維持とは、災害支援や治安維持活動を意味しているが、外国に行くとは、どこにも記されていない。
また、自衛官になる者は、記事2にあるとおり、自衛隊法施行規則に従い、「服務の宣誓」をしなければならないが、そこでは、「我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法 及び法令を遵守」せよ、と規定している。
◆どこから見ても、自衛隊は戦乱の地に派遣されることを想定していない。
以上により、自衛隊は、憲法、その他の法律から、海外に派遣されることを想定した組織ではないことは、明らかである。
また、自衛官は、憲法で保障された、職業選択の自由の下で、自らの自由意思により、「自衛官」という職業を選択したわけである。従って、各自衛官は、我が国が他国に侵略され、我が国を防衛するとき、或いは災害救援の任務に就くときには、危険を伴うことを承諾していると認められる。
しかしながら、海外に派遣することには承諾もしていない。
自衛隊が同盟国の支援の為に海外へ派遣されるのは、彼らの職業選択の際には提示されていない職務である。ましてや、戦乱状態にある現在のイラクのような危険な場所に彼らを派遣する日本政府の決定は、憲法前文で述べられている、国民(自衛官は日本国民である)の平和的生存権を侵害するものである。
◆つまり、国の契約違反なのである。
民間会社に就職するとき、人は、その会社と雇用契約を締結するわけだが、自衛官や他の国家公務員にとって、雇用契約の相手方は日本政府である。自衛官は、雇用契約に従う、という意思を「服務の宣誓」で示しているわけであるが、その宣誓の文言には、他国へ派遣されることは含まれていない。
つまり、日本政府が自衛官をイラクへ送る為に、イラク復興支援特別措置法を制定したことは、それよりも前に、日本国が各自衛官と交わした雇用契約の内容を一方的に変更する、契約違反である。
◆ゴタクは要らない、という人のために。
ファルージャで、どれぐらい激しい戦闘が繰り広げられているか、ご覧になることをお薦めする。
百聞は一見にしかず。こういう国に自衛隊を送り込むのが許されるだろうか?
ロイターのサイトで戦闘の様子を動画でみることが、できる。
また、サマワは安全だ、と日本政府はしきりに強調するが、記事4にあるように、自衛隊を占領軍である米国と同一視する意識が、一般市民の間に広がっている。
そして、つい先日、鉄製のコンテナを貫通するような(信管が外してあり、爆発はしなかったが)強力な破壊力を持つロケット砲弾が、宿営地の敷地内に撃ちこまれたことを併せて考えると、サマワが安全という主張にはどうしても賛成できず、日本政府は、今後、自衛官に死傷者が出るかも知れないということを百も承知で、あらたに、陸自の第4次隊に派遣命令を出したことになり、それは、本当に、取り返しが付かない結果につながる可能性が高い。
2003年11月13日(木) <イラク>イタリア軍警察の駐屯地前で爆発 20人死亡 ビンラディンが名指しした国が次々と狙われている。日本も含まれている。
2002年11月13日(水) 本日の、テレビドラマ「サイコ・ドクター」における情報は概ね正しい。