外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
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2004年05月28日(金) 「近畿大阪銀で1億数千万円紛失=「ずさん管理」と改善命令−近畿財務局」 甘い。金融相が業務停止命令を出せ。

◆記事:近畿大阪銀で1億数千万円紛失=「ずさん管理」と改善命令−近畿財務局

りそなホールディングス傘下の近畿大阪銀行(本店大阪市)の支店で現金1億数千万円が紛失していたことが28日、分かった。近畿大阪銀が近畿財務局の業務改善命令を受けて発表した。近畿大阪銀によると、内部監査の結果、今年1月下旬に支店内で現金が紛失していることが判明。盗まれた疑いもあるとして、警察に被害届を提出するとともに、告訴した。詳しい状況については、捜査に支障があるとの理由で明らかにしていない。 (時事通信) [5月28日20時0分更新]


◆コメント:だめな銀行は事務からして駄目だ。

杜撰(ずさん)な管理、などというものではない。卑しくも、金融機関の端くれでありながら、現金1億円を「紛失」。銀行というのは、毎日勘定を締めるわけだが、100円でも合わなかったら、いや、昔は一円でも合わなかったら、その支店なり本店営業部の人間は、原因が特定できるまで、家に帰ることが出来なかったものである。

銀行は自らは何も財貨を生産しない。信用が全ての商売である。それぐらいの厳密さが求められて当然なのである。それを、い、い、一億円・・・・。昔の銀行員だったら、きっと気絶していただろう。

それも、りそな傘下だろ?国有化されてるんだろ?公的資金を注入しているんだよ。国民の血税が使われているんだよ。こんな大事件があったら、一刻も早く明らかにしなきゃ、だめじゃないか。やっぱりねえ・・・。こういうだらしのない銀行だから、所詮商売もだめ。国有化される運命だったのだとしか思えない。

金融庁甘いよ。一億円「紛失」する奴なんか、銀行業を営む能力が無いということだ。免許取り消してもかまわない。せめて、業務停止命令を出すべきだ。改善命令とは何事か。


◆コメント2:日本人全体、おかしくなっている。

この事件は、要するに、たるんでいる、緊張感が足りないという類の問題だが、もっとタチが悪いことが、進行しているように思われる。

ここ、10年ぐらい、日本人が少しずつ、狂ってきているような気がするのである。子供をすぐに殺す親、親を殺す子供。

昔はね。親殺しといえば、一柳展也(いちりゅうのぶや)というのが、金属バットで親を殴り殺したのが、日本中を1年間ぐらい震撼させた超大事件だったのだ。それがどうだ。今はだれも、何とも思わなくなってしまった。一般の(他人を殺すという意味)殺人事件なんかもっとそうだ。だんだんアメリカみたいになってきた。

それから、いわゆる「不祥事」の多さ。警察官が児童買春。教師が生徒にわいせつ行為をした。痴漢を取り締まる警官が痴漢をしていた。三菱自動車の欠陥隠蔽。毎日のように、いろいろな業種の企業から顧客情報が漏洩していたことが、明らかになる。国会議員はろくに年金掛け金を支払っていなかった。

イラクで人質にとられた3人には、執拗な嫌がらせが行われた。あれは、集団リンチだ。北朝鮮拉致被害者の家族にも似たようなことが行われた。今ほど、「普通の」日本人が凶暴になっている時代は、かつて、無かった。

そして、これらの現象を観察すると、日本人の、「本能的衝動を制御する理性の力」が弱まっているのではなか、という印象を強く受ける。

それが何故かは分からぬ。非常に短絡的で、素人の想像に過ぎないが、考えやすいのは、環境ホルモンが体内に取り込まれ、蓄積されたことにより、ホルモンと極めて近い性質を持つ、脳内神経伝達物質のバランスを乱している、という可能性である。セロトニンが不足すると、キレ易くなる、という具合である。しかし、これは、専門家に言わせると因果関係の立証が難しいらしい。

環境問題というのは地球温暖化だけではなくて、このような問題も考慮に入れなければならないのだ。

インターネットでもある程度の情報は集められようが、脳に関する本も数多く出版されている。今日、文庫として再発売された脳を知りたいという本が、私が知る限り、最も真面目で、平易ではないかと思う。5月20日の日記で引用した美智子さまのお言葉も、この本で知った。一読を薦めたい。

なお、私とこの本の著者との間には何の利害関係も無い。会ったことも無ければ、話したことも無い。念のため、記す。


2003年05月28日(水) 不良債権を抱えた銀行だけが悪いのか? 債務者(お金を借りた人)には全然責任が無いの?

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