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JIROの独断的日記
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2004年05月24日(月) 「米憲兵ら、虐待コンテスト 米紙が軍調査報告入手」←こういう国を支援するために、我々の税金で自衛隊を派遣するいわれはない。

◆記事1:米憲兵ら、虐待コンテスト 米紙が軍調査報告入手

 ロサンゼルス23日共同】イラク人虐待問題で23日付の米紙ロサンゼルス・タイムズは、軍の調査報告書に基づいて、バグダッド郊外の旧アブグレイブ刑務所内で憲兵による「虐待コンテスト」が行われていたと報じた。


 同紙が入手した報告書は今年に入って軍が実施した調査をまとめたもので約100ページ。それによると、同刑務所の憲兵らはどれだけ多くの拘束者を泣かせたりできるかなどを競っていた。

 また、ある被拘束者は柄の壊れた歯ブラシで憲兵を襲う計画を立てていたとの嫌疑を掛けられ、独房で5人以上の兵士に囲まれ冷水を掛けられたり、ためてあった他人の尿の中に顔を突っ込まされるなどの虐待を受けた、と申告した。

 調査報告書によると、刑務所の情報担当者の中には、軍調査チームに対し虐待の現場は見ていないと答える者もいた。虐待の模様を記録した写真やビデオ数千点があり、その一部は刑務所内に設置されたインターネットカフェのパソコンで閲覧可能だったのに、これを実際に見たと認めたのは1人だけだった。(共同通信)[5月24日9時27分更新]


◆記事2:イラク支援の陸自第1次部隊、第2陣が旭川に帰国

陸上自衛隊第1次イラク復興支援群の帰国第2波となる隊員約230人が24日、民間チャーター機で北海道の旭川空港に帰国した。

 第1次部隊の残りの隊員約120人も、第2次部隊にサマワでの業務を引き継ぎ、今月末までに帰国する。

帰国したのは、部隊を統率する群本部隊員約120人、警備担当の第26普通科連隊(留萌市)隊員約40人ら。女性隊員10人も含まれる。旭川駐屯地で同僚らによる出迎えを受け、健康診断を済ませた後、家族が待つ我が家へ戻る。

第1次復興支援群は、第2師団(司令部・旭川市)を中心に編成され、主にサマワ宿営地の建設を担当した。(読売新聞) [5月24日12時17分更新]


◆コメント:自衛官が無事に帰国できたのは本当に良かった。しかし、それでも、自衛隊のイラク派遣は誤っている。

兵隊は、命令が下ればそれに従わざるを得ない。厳密に言うと自衛官になるときの宣誓には、「日本国憲法を遵守する」旨が明記されているので、今回のイラク派遣のように、憲法に反する任務は拒否してよいのだが、実際はなかなか、むずかしいだろう。だから、本当にご苦労様といいたい。

しかし、陸自の話ばかりが伝わるが、空自は米英の武器を携帯する兵士の輸送任務にあたっており、これは、戦争の当事国に対する純然たる後方支援活動であり、集団的自衛権を禁じている日本国憲法第9条に違反していることは、客観的事実であり、この一事だけでも、小泉政権は糾弾されるべきである。

そして、記事1を見よ。アメリカ人の何たる野蛮さ。これは、正に、ナチスドイツのユダヤ人収容所で繰り広げられた光景とかわらないではないか。日本政府はこれほどまでに野蛮な国を支持している。私はそれは、絶対に間違っていると思うのだが、世論調査によれば、小泉政権の支持率は50パーセントを超えている。


日本人は、もう少し物事を良く考えることと、新聞が取り上げることに振り回されて、以前から存在している問題を忘れてしまう、という自らの特性を自覚すべきだ。北朝鮮から、拉致被害者の家族の帰国を実現させたことと、アメリカの蛮行を黙認していることと、年金問題をうやむやにしていることは、全く別個の問題である。

時間的にもっとも現在に近いことだけに注目して、その前のことを忘れてしまう、という日本人の性癖が、政治をいい加減にする。


2003年05月24日(土) 「集団自殺」と「通り魔」は報道しない方がよいのではないか。

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