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JIROの独断的日記
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2004年05月18日(火) 「国民年金保険料、衆院議員に天引き制導入決定」そんな簡単に決められるのなら、一体、今まで何をしていたのだ。

◆記事:国民年金保険料、衆院議員に天引き制導入決定

衆院議院運営委員会は18日午前の理事会で、国会議員の国民年金保険料の未納を防ぐため、議員歳費から保険料を天引きする制度の導入を決めた。10月から希望者を対象に実施する。

 衆院事務局は近く議員の国民年金手帳に記載している住所、氏名、生年月日を取りまとめ、社会保険庁に通知。閣僚就任時などに勘違いで国民年金から脱退しないよう注意喚起する措置もとる。 (14:02)


◆コメント:国会議員のセンセー達さあ、仕事してくださいよ。

今日、上の記事を読んだときには、驚きましたねえ。国会議員の保険料未納がこれだけ多いということは、自動的に天引きされる手続きが為されていないからだろう、ということは、当然予想できた。

しかし、それは、天引き制を導入するためには、国民年金法だか何かを改訂する、面倒くさい作業があるからだろう、と思っていたら、全然、面倒じゃないではないか。国会の審議も全く不要。「衆院議院運営委員会が午前の理事会で決めた」だって。

そんなに簡単に導入できるなら、参議院議員もやるべきだろう。衆議院だけというのはおかしい。とにかく「年金未納暴露大会」はやめろ。


◆国会議員には、1人あたり1日40万円ものコストがかかっている。


国会は、国権の最高機関であり、国の唯一の立法機関である。(日本国憲法第41条)


そして、今は国会の会期中である。国会議員には、サラリーマンの給料に相当する歳費だけでも年間、約2400万円が支払われている。

歳費以外にも、文書通信交通滞在費・立法事務所費・特別交通費・公設秘書の給与を含めると、全国会議員にかかる年間経費総額は約500億円になる。

国会の会期が大体150日だから、全体で1日3億円。1人当たりに換算すると、1日で約40万円のコストがかかっている。これは、我々が汗水流して働いて納めた税金でまかなわれている。

民主党の代表を誰にするか、ということは、国会議員としての仕事ではない。政党というのは、政治資金規正法などの適用を受けるから、完全に私的な団体とはいえないが、本来は私的な任意団体である。サークルである。

したがって、政党の代表を誰にするか、ですったもんだすることは、どこかの大学の学生がテニス同好会の会長を誰にするかでもめている、ということと、社会的影響は異なるが、私的である面においては、同一である。つまり、仕事は全然していないのに、彼らひとりひとりに、我々が納めた血税40万円がかかっているのである。こんなことは許されない。

「年金未納ドミノ大会」は、どうしても演りたければ、秋の臨時国会ででもやればよいだろう。今は、対北朝鮮、イラクという大問題がペンディングになっている。今日の田中宇さんの国際ニュース解説を読んだところでは、アメリカ中枢部のネオコンですら、ようやく、イラク統治は失敗だと悟りつつあるというではないか。

アメリカはずるいからね。自分はさっと引き上げて、後は、国連とEUと日本で頼むね?などと言い出しかねない。日本の外交はドンクサイ。もたもたしてると、バカをみるぞ。

国会議員のセンセーたちは、早く、そういうことを審議してくださいよ。それが仕事でしょう。貴方たちの。


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