JIROの独断的日記
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2003年05月18日(日) |
悪い事は続けて起きるのか。 月と人体 |
数学の確率論の専門家に言わせると、なにか説明がつくらしいのだが、あまりにも難解で私には理解できそうにない。しかし、私の経験でも、重大な事件が続けて起きるという傾向は確かにあるように思う。
今回は、りそなホールディングスへの資本注入と、SARSに感染していた医師が解熱剤を飲みながら日本に来ていたという2つの厄介な事が同時に起きた。
しかし、私が一番鮮明に記憶しているのは、1982年2月8日に東京赤坂のホテル・ニュージャパンで火災が発生して、多数の死傷者を出し、その騒ぎがまだおさまらない、翌、2月9日に羽田沖で、日航機が機長の異常な操作(飛行中に逆噴射した!)により、墜落したという歴史的事実である。あのときは、本当に驚いた。こんな事があるのかと思った。
また、これほど時間的に接近してはいないが、1995年には1月に阪神・淡路大震災があり、3月には地下鉄サリン事件が起きた(当時の首相が、間の悪い事に、危機管理能力など、全然無い、社会党の村山だったのだ)。
今、天文ソフトを用いて確かめて、驚いたのだが、1982年2月8日(羽田沖日航機墜落事故)も、1995年1月17日(阪神大震災)も、昨日も満月なのである。昔から満月の日には事故が起き易いといわれているのは、迷信だけではなさそうである。
3月20日の日記にも記したが、月が人間の精神や行動に影響を及ぼす事を科学的、統計的に研究したアメリカの精神医学者がいる。「月の魔力」という本で、日本語にも翻訳されている。
日本でも月を非常に詳しく、しかし、易しく解説しているThe Moon Age Calendarというサイトがあり、ここでは、過去の交通事故と月のデータとの相関関係を調べた結果が説明されている。
それによると、かならずしも、満月・新月に事故が多いというよりも、月と太陽の距離・月と太陽の角度差(水平・垂直の両方)4つの要素の合成された変化に最も高い相関関係が得られたとのことである。
月の人体への影響が完全に立証されたわけではないが、人間のメンタルな面に影響を及ぼしていることは、どうも間違いがなさそうで、満月や新月にはついキレ易くなることが多く、そうした原因による事故が増えるという。
人間の身体の80%は水分で出来ているのだから、月の引力により人体の水分に潮汐が生じて、それが人間のメンタルな部分に影響を及ぼすという考え方は、さほど、無理が無いように思える。
ただし、上で述べた事件の中で、阪神・淡路大震災は天災、すなわち自然現象であって、人体への影響とは無関係であるが、月と地球と太陽の位置関係により、地球にかかる引力は絶えず変化しており、それが、地殻変動等に影響を与えて、地震にも関係するとする説がある。これはより純粋に天文物理的な現象だから、十分ありうることだ。
意識しすぎてもいけないが、「今日は危険日だ」と自覚する事により、人間の起こす失敗のうち、いくらかは減らす事が出来るかもしれない。そのサイトでは、毎月危険日はいつなのか。もっとも危険な日の危険度を10として、ある特定の日の危険度がどの程度であるのか、知ることができる。
運命と諦める前に、できることがあるのだ。
2002年05月18日(土) セカンドスクール
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