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JIROの独断的日記
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2004年05月13日(木) 「厳しく油断できず」サマワの治安、陸幕長  自衛隊の長が危ないといっているのに、撤収させない総理大臣。

◆記事1:「厳しく油断できず」 サマワの治安、陸幕長

防衛庁の先崎一陸上幕僚長は13日の定例記者会見で、陸上自衛隊部隊が展開し、治安維持を担当するオランダ軍の兵士が殺傷されたイラク南部サマワの治安について「厳しい状況が続いており、油断できない」と述べた。

 陸自の宿営地近くで起きた迫撃砲攻撃には「身近なところで起こりつつあり、細心の注意をしたい」とし、派遣部隊が交代時期を迎え、組織が不安定になることに関して「弱点を最小限にし、任務の引き継ぎを円滑にしたい」と語った。

 米軍のイラク人虐待問題については「事実なら残念。陸自の存在をありがたく思わない人たちが勢いづくかもしれない」と懸念を示した。

(共同通信)[5月13日18時25分更新]


◆記事2:イラク虐待「想像絶する」写真、米議会に公表

【ワシントン=伊藤俊行】米兵らによるイラク人虐待問題で、米国防総省は12日、虐待の様子を撮影した新たな写真やビデオ計約1600点を上下両院議員に開示した。

イラク人男性が同性愛や自慰行為を強制されているシーンや、イラク人女性が胸をはだけさせられたシーン、さらに遺体の前でポーズを取る米兵や、米兵同士の性行為などが撮影されていたとされ、議員たちは一斉に「想像を絶する忌まわしい行為」などと非難した。


◆コメント:自分は危険ではないからといって、無関心でいるのは無責任だ。

世論調査をして、「自衛隊のイラク派遣に賛成」に票を投じる人は、いかなる理由で、賛成なのか、ちゃんと説明できるのだろうか?単なる、無関心なのではないかという気がしてならない。

記事1の陸幕長(陸上幕僚長)っていうのは、要するに陸上自衛隊のトップである。その立場の人がサマワの治安について、厳しく油断できない、といっている。これは、たとえに使っては失礼だが、先日の皇太子殿下の「雅子様の人格を否定するような動き」と同様、最大級の警告だと、見なすべきである。

要するに自衛官がもう、危ないです、といっているのに、小泉首相と石破防衛庁長官をはじめとする閣僚連中、そして、小泉政権を成立させた有権者は、全然意に介していない。自分が弾に当たる心配がないからである。無責任すぎる。

自衛隊を派遣することが国際協調だという。小泉首相は将来的には、自衛隊を軍隊にして、積極的に戦争に参加することを考えているようである。強大な軍事力を保有して、世界各国に出てゆくことが国際協調に結びつくだろうか?

アメリカを見たらわかるでしょ?軍隊が如何に国際社会の秩序を乱しているか。軍事力は平和をもたらさない。

そして、記事2;を読むと、アメリカ人の遺伝子に組み込まれている残虐性をあらためて想起せざるを得ない。アメリカという国は、もともと、平和に暮らしていた原住民を裏切り、虐殺して誕生した野蛮な国なのだ。それについては以前、書いた

日米同盟よりも大切なことは、世界中の人間が有する、「平和的生存権」である。これは、もっとも基本的な人権であって、近代民主主義の礎である、フランス人権宣言においてすでに保障されている。

アメリカはそれを侵している。だから、私は、日本はアメリカを支持するべきではない、と何度も書いているのだ。


2003年05月13日(火) 人間は覚える事は意識してコントロールできるが、忘れる事はコントロールできない。

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