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JIROの独断的日記
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2003年11月28日(金) 「サマワは相当安定しているとの印象」と防衛長官」←異議あり。劣化ウラン弾による放射能に関する情報を隠している。

◆記事:「サマワは相当安定しているとの印象」と防衛長官

石破防衛長官は28日午前の記者会見で、自衛隊の専門調査団がイラク南部のサマワなどで情報収集してきた調査内容について、「治安状況は他の地域に比べ、相当安定しているという印象だ。医療とか教育現場、浄水給水など(に対する陸上自衛隊の支援)のニーズも存在している」と述べた。

安全面や現地の需要面からもイラク復興支援特別措置法に基づく、陸自部隊の派遣は可能だとの認識を改めて示したものだ。航空自衛隊の輸送業務については「輸送機はいつも足りない。輸送業務のニーズは常にある。詳細はさらに分析する必要がある」とした。(読売新聞)

◆所感;イラクの地図を見ましたか?サマワの場所を知っていますか?

何故そのようなことを言うかというと、日本国政府の恐ろしさに気がついたのである。自衛隊員は放射能に晒される危険が極めて大きい。危険はテロリストの銃弾や砲撃だけではないのだ。サマワは危険だ。

アメリカは昨年12月25日にも書いたが、湾岸戦争の時に、「劣化ウラン」という、核兵器や核燃料を作った残りかすをミサイルなどの弾頭につけたもの、即ち劣化ウラン弾を用いた。劣化ウランからは放射能がでるから、長期的には原爆を投下しているのと、同じ影響を人体に及ぼす。

大口径の劣化ウラン弾1400発以上が湾岸戦争で消費され、A-10対地攻撃機などからの30ミリ劣化ウラン弾は94万発も発射された。使用総量は800トンに上るという。「広島に落とされた原爆の1万4千倍から3万6千倍の放射能原子」がばらまかれたことになる。

湾岸戦争のときにもっとも大量の劣化ウラン弾がばらまかれたのは、南部の町バスラである。湾岸戦争は1991年に勃発したが、そのときにばらまかれた劣化ウラン弾の影響は今でも残っていて、小児ガンの発生率が異様に高い。

そして、放射能は風に乗って飛んでゆくから、なんとバスラから500kmも離れた首都バグダッドでも奇形児の誕生や小児ガンの発生が顕著に増加していた。

だというのに、アメリカは悪魔のような国で、今年3月に始まったイラク攻撃のときに、再び劣化ウラン弾をそ其処此処にばらまいているのである。

結論を先に言えば、自衛隊が派遣されたら、絶対に被爆する筈だ。バスラとサマワは200kmぐらいしか離れていない。ちょっと分かり難いがこの地図で探せばわかる。サマワはそのままSamawaである。

イラク復興支援特別措置法では、「非戦闘地域」であることを自衛隊派遣の要件にしているが、こうした劣化ウラン弾の放射能被爆については言及していない。知っていて、とぼけているのだ。

人類史上唯一の被爆国である日本の首相が、自衛官を放射能の真っ只中に派遣しようとしている。信じられない。小泉さんは悪魔の手先ですか。

 私は、以上の理由により(他にもあるが)自衛隊のイラクへの派遣には断固として反対する。


2002年11月28日(木) 正義という名の嫉妬

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