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JIROの独断的日記
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2003年04月04日(金) 厚生労働相、陰圧病室整備要請へ←のんきすぎる。全国で22床しかないんだよ!

◆記事:「重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染が拡大している問題で、坂口力厚生労働相は4日の閣議後会見で、病原体の拡散を防止する陰圧の病室を整備するよう、都道府県などに要請する考えを明らかにした。 

 陰圧の病室は、室外より気圧を低くし、病室外への空気の流出を防止できる。この病室がある「第1種感染症指定医療機関」は、国の補助を受けて都道府県が整備している。だが現在、全国の9都府県12医療機関(山形1、千葉1、東京2、新潟1、滋賀1、大阪3、兵庫1、福岡1、熊本1)、22床分しか整備されていない。

 坂口厚労相は『対応がこれでいいのかなと思う。関西に偏りがあって、北海道や中国・四国地方にはこの病室がないので、もう少し急いで確保するよう都道府県に要請したい』と述べた。」


◆所感:最後の厚生労働相の発言があまりに暢気なので、あきれた。「対応がこれでいいのかなと思う」って、いい訳ねえだろう!

◇これだけ世界各地に拡散している伝染病である。日本でもいずれ発症例が出るだろう。そのときに、なんと、陰圧治療室は全国に22床しかない、という。顔面蒼白となるべきところだ。
 
◇こういう緊急事態を前にして、相変わらず小泉はのんびりした顔をしている。「各方面に万全を期すように指示した」といっているらしいが、彼は、それで自分の責任は果たした、と考えているに違いない。

◇そうではなくて、緊急時においては最高責任者が、直接、指示を出すべきである。「すべてに優先して大至急、陰圧病室を全ての都道府県に設置せよ」と、号令をかけなくてはいけないのだ。小泉という人は「自分が」安全であるうちは、何事も真剣に考えない人物なのだろう。


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