JIROの独断的日記
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2003年02月17日(月) |
栄養素の偏りが抑うつ状態をまねくことがある。 |
◆うつ病や慢性的な抑うつ状態は脳内神経伝達物質のセロトニン、ノルアドレナリンなどのバランスが崩れる事により、引き起こされると考えられていて、抗うつ薬はこれらの脳内神経伝達物質の量を増やすことにより、治療効果を上げることを期待して作られている。
◆さらに、臨床栄養学者たちは一部の栄養素の不足が抑うつ状態を招くと考えており、これらの栄養素をサプリメントで補う事により、気分の改善が認められる、という。
◆葉酸:ビタミンBの一種である。英国の精神医学雑誌、British Journal of Medicineに掲載されたある学者の論文によると、精神疾患の59人の患者のうち48人(約81%)が葉酸を不足させていた。
◆ビタミンB群とC:別の研究者によれば、精神障害または気分障害の患者の大多数がビタミンB群の中の1種類以上、または、ビタミンCを不足させている。
◆健康な人でも、葉酸とナイアシン(ビタミンB3)を不足させると、気分が落ち込んだり、不安定になる事が分かっている。
◆うつ病、不安、ストレスとたたかう栄養素 ◇ビタミンB1。平均よりも多くの量を摂ることにより、抑うつ状態と不安発作を軽減する。 ◇ビタミンB6。天然の抗うつ薬である、ドーパミン、ノルアドレナリンの生成を促進する。 ◇パントテン酸。天然の緊張緩和剤として作用する。 ◇ビタミンC。ストレスに晒されると、ビタミンCの消費量が急増する。1日60mgが所要量とされているが、その100倍ぐらい飲んで、ちょうどよい(注:飽くまで私の個人的な経験値である。初めての人は1日2000mg、つまり、2gぐらいまでにしておいて、様子を見る。軟便になる事があるから)。 ◇ビタミンB12。イライラを鎮める。集中力を高める。神経系の健康を維持する。 ◇葉酸。不足すると、様々な精神疾患を引き起こす原因の一つになる。 ◇亜鉛。脳の正常な機能を助ける。不足すると抑うつ状態になる。 ◇マグネシウム。抗ストレスミネラルとして知られる。神経系の正常な活動に不可欠。 ◇ナイアシン。中枢神経系の正常な機能に不可欠。 ◇カルシウム。緊張を和らげ、リラックスしやすい体の状態を作る。
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