はじけだす よ、 わたし。 +++++ 織り姫! 輝きなど必要ない、 ただよぞらがせりあがってくる、 わたしは 帳 という音を手でつかむ。 +++++ 粘土に目を作らなくちゃ、 彼は棒のようなものを探しに教室を出ていく、 ドアの閉まる音はしない、 いつのまにか参観日がはじまっている、 僕の父はどこへ行ってしまったのだろう? +++++ なきごえのひとつごとに ことりがころされてゆくのだよ。 あめがあがる、 こまかいはねがまいちる、 めをとじていてもはだをかすめていく。 +++++ ねえ、 空がとても近い。
うみ + home
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